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初代トヨタ MIRAI(ミライ)は全長4,890×全幅1,815×全高1,535mm。現行型より85mm短く70mm細い一方、65mm高いボディです。
「初代ミライはどれくらい大きい?」「自宅の駐車場に入る?」「現行MIRAIとは何が違う?」という疑問を、トヨタの公式諸元と実際の駐車スペースに置き換えた計算から解説します。
初代トヨタ ミライのサイズはどれくらい?
初代MIRAI(JPD10型)のボディサイズは、全長4,890mm、全幅1,815mm、全高1,535mmです。
トヨタは2014年11月18日に初代MIRAIを発表し、同年12月15日に発売しました。水素と空気中の酸素を反応させて発電する燃料電池自動車(FCV)として登場したモデルです。
公式資料で確認できる主な寸法は次の通りです。
| 項目 | 初代MIRAI(JPD10) | 現行MIRAI(JPD20・2020年発売時) | 差 |
| 全長 | 4,890mm | 4,975mm | +85mm |
| 全幅 | 1,815mm | 1,885mm | +70mm |
| 全高 | 1,535mm | 1,470mm | -65mm |
| ホイールベース | 2,780mm | 2,920mm | +140mm |
| 乗車定員 | 4人 | 5人 | +1人 |
| 駆動方式 | FF | FR | 変更 |
初代の車両重量は1,850kg。室内寸法は長さ2,040mm、幅1,465mm、高さ1,185mmとなっています。
ここで重要なのは、初代MIRAIを「コンパクトな旧型」と考えないことです。
全長は4,890mmありますから、全長約4.9mのセダンです。全幅も1,815mmあるため、日本の狭い住宅地や駐車場では事前にサイズを確認しておきたい車格といえます。
一方、現行型との比較では初代のほうが70mm細くなっています。約4.9mの長さがありながら、現行MIRAIほど横方向へワイドではないというのが初代のサイズをつかむポイントです。
また、初代のホイールベースは2,780mmです。
ホイールベースとは前輪と後輪の中心間の距離のこと。ボディ全長だけでは分からない、車両の基本的なパッケージを読み取る数字の一つです。
僕がこの記事を書こうと思った理由も、まさにここにあります。
「全幅1,815mm」とカタログに書かれていても、クルマに慣れていない方には、それが自宅の駐車場でどの程度の余裕になるのか分かりにくいですよね。
そこで今回は数字を並べるだけではなく、駐車スペースに置いたら左右に何cm残るのかまで計算して、生活の中でイメージできるサイズへ置き換えていきます。
【出典:トヨタ自動車 『TOYOTA、セダンタイプの新型燃料電池自動車「MIRAI」を発売』 https://global.toyota/jp/detail/4197769】
初代ミライと現行MIRAIのサイズはどう違う?
現行の2代目MIRAIは2020年12月に発売され、2020年発売時の公式資料では全長4,975×全幅1,885×全高1,470mm、ホイールベース2,920mmとなっています。
つまり初代から現行へ変わった際、全長は85mm、全幅は70mm、ホイールベースは140mm拡大。その一方で全高は65mm低くなりました。
単純に「新型になって大きくなった」と表現すると、少し実態が見えにくくなります。
ポイントは、長く・広くなった一方で低くなったことです。
トヨタも2代目MIRAIについて、全長・全幅を拡大しながら全高を低くした「ワイド&ロー」のプロポーションを特徴として説明しています。

しかも変更されたのは外側の寸法だけではありません。
2代目ではGA-Lプラットフォームを採用し、駆動方式は初代のFF(前輪駆動)からFR(後輪駆動)へ変更されました。
FCスタックは初代の前席下付近からフード下へ移され、モーターや駆動用バッテリーなどを含めた主要ユニットの配置も大きく見直されています。
ホイールベースについても、初代2,780mmから2代目2,920mmへ140mm延長されました。
つまり、85mmの全長差や70mmの全幅差だけを見て「少し大型化した」と考えるより、2代目ではプラットフォーム、駆動方式、FCシステムの配置を含めて車両全体のパッケージが再設計されたと捉えるほうが実態に近いでしょう。
整備や車両構造を考えるうえでも、ここは面白いポイントです。
ボディサイズは独立した数字ではありません。どこにモーターやバッテリー、燃料電池システムを置くのか、どれだけホイールベースを取るのか、どんな姿勢のセダンを目指すのかといった設計の結果が、最終的な全長・全幅・全高として現れます。
その意味では、初代と2代目MIRAIは「旧型と新型」という以上に、同じMIRAIでもパッケージングの考え方がかなり変わった2台として見ると理解しやすいと僕は考えます。
なお、ここで比較している現行型の寸法は2020年発売時のトヨタ公式資料を基準にしています。年式や仕様を限定して中古車を検討する場合は、その車両の諸元を個別に確認してください。
【出典:トヨタ自動車 『NEW MIRAI PRESS INFORMATION 2020』 https://global.toyota/pages/news/images/2020/12/09/1200/20201209_01_02_jp.pdf】
【出典:トヨタ自動車 『新型MIRAIを発売』 https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/33558116.html】
初代トヨタ ミライは自宅の駐車場に入る?
初代MIRAIが駐車場に入るかどうかは、全幅1,815mmだけでなく、駐車スペースの実寸と周囲の障害物まで確認する必要があります。
ここでは分かりやすく、幅2,500mmの駐車スペースを例にしてみましょう。
初代MIRAIを枠の中央へまっすぐ止めたと仮定すると、
2,500-1,815=685mm
となります。
左右へ均等に余裕が残るとすれば、
685÷2=342.5mm
です。
つまり、ボディ寸法だけを使った単純計算では、左右それぞれ約34.3cmの空間が残ります。
同じ2,500mm幅の場所へ、全幅1,885mmの2代目MIRAIを置くと、
2,500-1,885=615mm
となり、左右均等なら片側307.5mm、約30.8cmです。
したがって初代MIRAIは、同じ駐車スペースなら2代目より片側35mmずつボディ側面の余裕が増える計算になります。
3.5cmと聞けば、小さな差に感じるかもしれません。
ところが実際の駐車場では、白線の中へ車体が収まれば終わりではありません。壁、柱、隣のクルマがあり、人が乗り降りするためにはドアを開ける空間も必要です。
さらに、この計算で使っている1,815mmは車体の全幅です。
ドアミラーを含めた実際の最大幅をそのまま示しているわけではないため、壁や狭い通路とのクリアランスを判断するときは注意してください。
全長についても同様です。
初代MIRAIは4,890mmあります。仮に奥行き5,000mmのスペースなら、数字上で残るのは110mm、つまり11cmだけです。
車止めの位置や壁との距離、前側が通路へ出ないかといった条件を考えると、「駐車場の奥行きが5mだから4.89mのMIRAIは大丈夫」とは言い切れません。
自宅で確認するなら、駐車枠そのものだけではなく、入口の幅や柱の位置、前面道路から入る角度まで測っておくと判断しやすくなります。
これはカタログの数字を、実際の生活環境へ変換する作業です。
初代MIRAIの「1,815mm」という全幅そのものより、自宅では左右に何mm残るのかを計算したほうが、購入判断にはずっと役立つと僕は考えます。
【出典:トヨタ自動車 『TOYOTA、セダンタイプの新型燃料電池自動車「MIRAI」を発売』 https://global.toyota/jp/detail/4197769】
初代ミライの取り回しは?最小回転半径5.7mをどう見る?
初代MIRAIの取り回しを考えるなら、全長や全幅と一緒に最小回転半径5.7mも確認しておきたいところです。
ただし、最小回転半径は「その数字と同じ幅があれば必ずUターンできる」という意味ではありません。
最小回転半径はタイヤが描く旋回の目安であり、実際には車体の前端や後端がタイヤより外側へ張り出しています。
ここで関係してくるのが、ホイールベースやオーバーハングです。
オーバーハングとは、前輪より前、あるいは後輪より後ろへ車体が張り出している部分のこと。ハンドルを切って曲がるときには、タイヤの軌跡だけでなく車体そのものがどこを通るかを見る必要があります。

初代MIRAIは全長4,890mm、ホイールベース2,780mmです。
そのため、現行型より車幅が狭いという一点だけから「初代なら狭い道でも扱いやすい」と決めつけるのは避けたいところです。
特に住宅地の駐車では、道路から駐車場へ90度近く曲がって入れる場面があります。
この場合、駐車枠の幅だけでなく、前面道路の幅、門柱や壁の位置、車体前方の振り出し、何回切り返せるかといった条件が関係します。
僕なら中古車をサイズ面から検討するとき、「枠に収まるか」と「そこまで入っていけるか」を別々に考えます。
これは全幅だけを見るより実用的な確認方法です。
販売店で試乗できる場合も、交通ルールや販売店の指示を守った安全な範囲で、低速時の曲がり方や駐車時の感覚を確認できると、自分にとって扱いやすいか判断しやすくなります。
また、初代MIRAIの車両重量は1,850kg、全高は1,535mmです。
機械式駐車場では全長・全幅・全高だけでなく、車両重量、タイヤ位置など設備独自の制限が設けられていることがあります。
そのため、カタログ寸法だけを見て自己判断するのではなく、利用する駐車設備の管理会社や仕様書で適合条件を確認してください。
機械式駐車場では「車体が物理的に入りそう」と「設備の利用条件を満たす」は別の話です。
【出典:トヨタ自動車 『TOYOTA、セダンタイプの新型燃料電池自動車「MIRAI」を発売』 https://global.toyota/jp/detail/4197769】
初代と現行MIRAIのサイズ差から見える設計思想とは?
ここからは公式資料の数字を踏まえた僕なりの考察です。
初代と現行MIRAIを比較して興味深いのは、新型になるほどすべての方向へ大きくなるわけではないことです。
2代目は全長と全幅、ホイールベースを拡大しながら全高を下げています。
さらにGA-Lプラットフォームの採用、FFからFRへの変更、FCスタックなど主要ユニットの配置変更も行われました。
これらを合わせて見ると、2代目MIRAIでは単純な室内拡大だけを狙ったというより、ワイド&ローのスタイルや低重心化、前後重量配分を含めて車両全体を組み直したことが寸法にも表れていると考えられます。
一方、中古の初代MIRAIを日常で使いたい人にとって重要なのは、設計思想そのものより自分の生活環境との相性でしょう。
初代の全幅1,815mmは2代目より抑えられていますが、全長は4,890mmあります。
つまり「幅は比較的有利だけれど、長さまで小さいわけではない」という見方が必要です。
この特徴は、駐車場選びにもそのまま影響します。
たとえば壁と壁に挟まれた駐車場では70mmの全幅差が気になる一方、狭い道路から直角に近い角度で入る駐車場なら、全長やホイールベース、車体の振り出しも無視できません。
だからこそ、僕は車の大きさを「全幅○mmだから大丈夫」という1つの数字だけで判断しないことが大切だと考えます。
整備の基礎を学んでいる立場から見ても、クルマは全長・全幅・ホイールベース・タイヤ位置などが組み合わさって動くものです。
中古の初代MIRAIを検討するなら、まず自宅駐車場の幅・奥行き・高さを測り、車体寸法を引いて残る余裕を確認する。そのうえで、駐車場へ入るまでの道路幅や曲がり角も見る。
この順番なら、カタログの数字を「自分にとって使えるサイズか」という判断材料へ変えられます。
MIRAIは水素を燃料とする燃料電池自動車なので、実際の購入では生活圏の水素ステーションなど、サイズ以外の条件も重要になります。
ただ、駐車できなければ日常のクルマとして使うこと自体が難しくなります。
そのため中古車選びでは、まず保管場所と道路環境に適合するかを確認し、その条件を満たしたあとで燃料補給環境や装備、個体の状態を調べていくと整理しやすいでしょう。
【出典:トヨタ自動車 『NEW MIRAI PRESS INFORMATION 2020』 https://global.toyota/pages/news/images/2020/12/09/1200/20201209_01_02_jp.pdf】
【出典:トヨタ自動車 『新型MIRAIを発売』 https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/33558116.html】
まとめ:初代ミライは現行より細いが約4.9mの全長に注意
初代トヨタ MIRAI(JPD10型)は、全長4,890×全幅1,815×全高1,535mm。ホイールベース2,780mm、車両重量1,850kg、乗車定員4人の燃料電池セダンです。
2020年発売時の2代目MIRAIは4,975×1,885×1,470mmとなり、初代から長さと幅を拡大しながら全高を抑えたワイド&ローの車体へ変化しました。
初代を中古車として検討するとき、とくに覚えておきたいのは「現行より細い=小さなクルマ」ではないという点です。
全幅1,815mmは現行より抑えられていますが、全長は4,890mmあります。駐車場では横方向の余裕だけでなく、奥行きや進入経路まで確認しましょう。
たとえば幅2,500mmの駐車スペースなら、初代MIRAIを中央に置いた単純計算で車体左右に約342.5mmずつ残ります。
ただし実際にはドアミラー、壁、柱、乗降スペースなども関係するため、この数字だけで駐車可能と判断することはできません。
駐車枠を実測し、車体を置いたときの残り寸法を計算する。さらに、そこへ安全に入って出られるかも確認する。
初代MIRAIのサイズを検討するときは、この2段階で考えると「自分の生活環境で扱えるクルマなのか」がぐっと判断しやすくなります。
よくある質問
初代トヨタ ミライのサイズは?
初代MIRAI(JPD10型)は全長4,890mm、全幅1,815mm、全高1,535mmです。
ホイールベースは2,780mm、室内寸法は長さ2,040×幅1,465×高さ1,185mm、車両重量は1,850kgです。
初代ミライと現行ミライではどれくらいサイズが違う?
2020年発売時の2代目MIRAIは全長4,975mm、全幅1,885mm、全高1,470mm、ホイールベース2,920mmです。
初代と比べると、2代目は85mm長く、70mm広く、65mm低い車体となっています。
初代ミライは機械式駐車場に入る?
設備によって制限が違うため、車種名だけでは判断できません。
初代MIRAIの全長4,890mm、全幅1,815mm、全高1,535mm、車両重量1,850kgなどを確認したうえで、利用する機械式駐車場の全長・全幅・全高・重量などの制限と照合してください。
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