レンジローバーの燃費情報！実燃費はどれぐらい？

「4駆のロールロイス」や「一流ホテルに乗り付ける唯一の4WD」などと言われるレンジローバーは、英国王室も使用することで有名なRAND ROVERが発売する洗練された高性能なハイクラスSUVです。

レンジローバーは本格SUVらしい迫力のあるエクステリアを持ちながらも、インテリアはSUVを感じさせない洗練されたラグジュアリー志向で仕上がっており所有欲を満たすクルマとして不動の人気を誇ります。

レンジローバーは大排気量のエンジンを搭載することで有名ですが、それだけに気になるのが燃費ではないでしょうか、そこでレンジローバーの燃費を詳しく調べてみました。

レンジローバーのカタログ燃費は？

引用：https://www.landrover.co.jp/vehicles/range-rover-evoque/index.html

2018年4月にマイナーチェンジが行われた現行レンジローバーは、SUVとして世界で初めてオールアルミ製の軽量モノコックフレームを採用しており、車体重量の大幅な軽量化に成功しています。

本格SUVとしての性能も高いレンジローバーですが、そのラグジュアリーなインテリアはシティー派SUVとしても人気が高く、オン/オフを問わない走行性能の高さは既にご承知の通りで、近年では燃費を含めて地球環境に配慮した環境性能の高さにも注目されています。

レンジローバーは大排気量のエンジンを搭載し、その豊かなトルクでオンオフを関係なく卓越した走行性能を有していることで有名ですが、最近はハイブリッドモデルもラインナップに加え、ガソリンエンジンモデルとディーゼルエンジンモデルの3種類か選択できるようになっています。

カタログ記載の燃費データ

大排気量のエンジンを搭載してきたレンジローバーですが、新型のモデルでは大排気量だけでなくハイブリッドを含めて小排気量も用意され幅広く選択ができるようになっているのが特徴です。

・TDV6ターボチャージド3.0Lディーゼルエンジン：12.4㎞/L
・Ⅴ6スーパーチャージド3.0Lガソリンエンジン：8.5㎞/L
・V8スーパーチャージド5.0Lガソリンエンジン：7.4㎞/L
・Si4 2.0Lガソリンエンジン：未公表
※JC-08モード数値

このようなラインナップになっています、2.0Lガソリンエンジンの燃費が未公表なのが気になりますが、レンジローバーの基本はやはり大排気量が中心となっていますね。

レンジローバーの実燃費は？

レンジローバーのカタログ燃費は解りましたが、実燃費はどの程度のものになるのか興味深いところですね、実際にレンジローバーを日常で使用しているオーナーさんが発する口コミから実燃費を調べてみましょう。

ただし、実燃費は運転の仕方やクルマの使用環境によって大きく変わって来ますので、可能な限り多くのオーナーボイスを集めて平均化させた数値が限りなく実燃費に近い物になります。

各エンジン別の実燃費は・・・

・TDV6ターボチャージド3.0Lディーゼルエンジン：7㎞/L
・Ⅴ6スーパーチャージド3.0Lガソリンエンジン：6㎞/L
・V8スーパーチャージド5.0Lガソリンエンジン： 5㎞/L
・Si4 2.0Lガソリンエンジン：口コミ無し

やはり全て10㎞/Lを超えることは無く一桁での燃費となっているようで、このレンジローバーが本格SUVとしての車重などを見ると仕方が無いと言うべきか、思ったよりも良いのでは？と思うべきか微妙な感じでした。

筆者的には、想像よりも良かったのでは？と思っていますが、基本的に多くのユーザーは街乗りで使用しており高速道路での走行時には燃費がもう少し向上しています。

驚いたことはカタログ記載の数値とかけ離れた実燃費では無いことで、この背景には大排気量エンジンなので、余り高回転までエンジンの回転数を上げる必要なく街乗りが可能である点が大きく影響をしていると思います。

特に新型レンジローバーのエンジンはBMW製のエンジンを搭載しているので、電子制御による燃費向上のテクニカル操作が行われていますので、エンジンコントロールの良さも手伝っているのでしょう。

Si4 2.0Lガソリンエンジンに関しては、アチコチと調べてみたのですが残念ながら実際の口コミを見つけることは出来ませんでしたね。

以上から、やはり燃費は運転の仕方や使用環境などで大きく変わりますが、これは大排気量エンジンでも同じで多くのオーナーの平均値から実燃費を今回は割り出していますが、中にはもっと良い燃費を口コミをしているオーナーも居ます。

実際にレンジローバーを購入して走行した場合、この燃費データよりも良くなる場合や逆に悪くなる場合もありますので、あくまで参考として認識頂ければと思います。

レンジローバーの燃費向上の方法は？

レンジローバーの燃費は決して昨今のハイブリッドモデルやエコカーと比較すると、良い数値は言えませんが新型モデルを投入するごとに燃費の改善は行われ来ています。

それでも5000㏄V8エンジンなどの大排気量になると、やはり燃費は厳しくなるのはある意味仕方が無いことなのかもしれません。

それではレンジローバーの燃費を向上させるには何か方法は無いのでしょうか、いろいろ調べてみますとそれなりに効果のある方法はありそうです。

空気圧の点検

タイヤの空気圧は自然に減って来ることが知られていますが、空気圧が減ってくるとタイヤの転がり抵抗が増え燃費が悪化して行きますので、1か月に一度は空気圧を点検し適正量を補充することで燃費の悪化は防ぐことができます。

余分な荷物を降ろす

レンジローバーのように趣味性の強いクルマは、荷物の積載スペースも広く何かと余計な物を積みっぱなしなっているものですが、これは車体重量の増加で燃費が悪化する原因の１つです。

必要な時に必要な荷物を積み、普段は降ろしてスッキリさせておくと燃費にも効果的で安全運転にも繋がりますので習慣付けると良いでしょう。

クルマの点検整備で常に良い状態を

幾ら省燃費を考えてもクルマの状態に不具合が生じいると燃費は悪化するものです、点検整備や日常点検で常にクルマの状態を最良の状態にキープするのは安全運転の面からも必須ですね。

エコ運転を心掛ける

ご存知の通りエコ運転とは昔から言われる「急な操作をしない」運転になります、例えば急加速や急ブレーキに急ハンドルなどを意味しており、優しい運転を心掛けることで燃費の向上を目指すものです。

クルマが燃料を一番消費するタイミングは加速時で、特に停止状態からの発進時が一番消費するのはご存知の通りですが、その理由はクルマの重い車体を加速させる際に掛かるエンジンの負担が燃料を消費します。

エンジンはアクセルを踏み込むことで燃料がエンジンに送られますから、燃費を考えた場合、アクセルを踏む量を減らすことで燃費の向上に繋がり、またエンジンの負担が少ないほど燃料を消費しない特性があるのでアクセルはゆっくりと踏み込みことでエンジンへの負担が薄くなり燃費が向上します。

このエコ運転テクニックは、一度見に付けるとかなり燃費面で差が出るので、マスターして欲しいテクニックですね。

レンジローバーの燃費情報！実燃費のまとめ

レンジローバー燃費に付いていろいろと調べて来ましたが、このレンジローバーは本格派SUVとしての4WDに加えてスーパーチャージャーによる加給、ハイオクガソリン指定、そして大排気量エンジンと、現在のエコカーと言われる省燃費性から、全てがかけ離れた反比例要素を持つ豪快なエンジンを搭載しています。

今のエコカーブームに相反しているレンジローバーですが、それでも長きに渡って愛され続けているのは、そのクルマが持つ「本物」であると言うことに他なりません。

誤解を恐れずに言えば、国産のSUVをどれだけ並べても、決して勝つことができないクルマ、それが本物のSUVであるレンジローバであり、オーナーになれることを許された人のみが味わうことの出来る優越感なのかもしれませんね。

この記事を書いた人

キューエム
自称、車のマニアです。レンジローバー2007年モデルに実際に乗ってました。街乗りで燃費はリッター3キロくらいのエコカーとは全く正反対の車でした。手放しましたが、本当にいい車でした。

車の情報を実際のディーラーで集めたり、雑誌やインターネット、ネットでの海外のモーターショーでも情報を集めて楽しんだり各種ブログで記事を書いて情報発信もしています。役立つ情報をじっくり楽しんでくださいね。