ムーヴカスタムを改造したい！車高調やローダウンサスを使用するには？

ムーブカスタムは、メーカーでスポーツらしさを演出した軽自動車ですが、もっと改造をしたいという人も多くいるでしょう。

そこで、ムーブカスタムをもっとかっこよく改造するためのローダウンの方法をご紹介します。

ムーブカスタムをローダウンする改造方法

引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/index.htm

ムーブカスタムには、純正のエアロパーツが取り付けられています。

そのため車高が低く見えますが、タイヤとフェンダーの隙間が気になる人も多いでしょう。

そこで、タイヤとフェンダーの隙間を少なくする改造は、車高を落とすことになります。

ローダウンを行うには、車高調と呼ばれる車高調整式のサスペンションを取り付ける。

または、既存のコイルスプリングをローダウン用の全長の短いコイルスプリングに交換します。

車高調は、好きな車高に調整できるメリットはありますが、金額が高いデメリットがあります。

その反面、ダウンサスは購入しやすい金額ですが、車高の高さは決まっているので調整ができません。

ムーブカスタムをローダウンに改造するには、自分がどのような足回りにするのか、そして予算はどれぐらいなのかを考えて行うようにします。

車高調を使用する

ムーブカスタムの改造で、ローダウンさせる方法の一つとして、車高調が挙げられます。

ムーブカスタムの場合、フロントにはストラット式、リアにはトーションビーム式を採用しています。

なので、フロントとリアのサスペンション構造が異なるので車高調の取付方法が異なります。

車高調には、4輪全て車高調整ができるモノと、リアの車高調整ができないタイプがあるので、4輪すべて車高調整できる製品を購入すると良いでしょう。

また車高調にはフルタップ式（全長調整式）とネジ式の2種類が多く出回っており、特徴がそれぞれ異なります。

フルタップ式は、ショックアブソーバーのブラケットの位置を上下に動かし、車の高さを変えるので、スプリングレートの変化がなくショックの底ツキがありません。

しかし、ネジ式はスプリングのストローク量を可変させ車高を上下させるので、ショックの底ツキが起きる危険があります。

金額はフルタップ式が高くネジ式が安いので、予算を考えて選ぶと良いでしょう。

車高調を使用すれば、車高の高さが自由に変えられるので、かなり車高を低くできます。

ただし、注意する点は、保安基準で定められた最低地上高9cmを確保する必要があります。

また、車高を下げることでハンドルを切った時に、ボディーにタイヤが干渉しないように調整が必要です。

ローダウンサスを使用する

ダウンサスは、車高を下げられますが車高に自由度がない固定式のサスペンションとなります。

ダウンサスを使用する場合は、1台分購入して既存のスプリングと全て交換することになります。

車検対応品であれば、最低地上高は守られていますから、公道を走る場合は車検対応品を購入しましょう。

ダウンサスは、取り換えた直後はサスペンションがなじまないので、車高が思ったより下がっていないことが多くあります。

しかし、しばらく車を走らせれば、スプリングがなじんできて、車高が下がってきます。

ダウンサスは、乗り心地が固めになる製品が多いので、販売店と相談しながら決めるのがベストといえます。

ムーブカスタムに車高調を取付る方法

ムーブカスタムに車高調を取り付ける場合、カー用品店などで購入しその店舗で購入する方法と、ネット通販で購入して持ち込みで取り付けてもらったり、自分で取り付ける方法があります。

ここでは、自分で取り付ける方法についてご説明します。

フロント

フロントに車高調を取り付ける方法は、今ついているショックアブソーバーを取り外す必要があるので、多くの工具が必要になります。

1. 車のフロント部分をジャッキアップします。
2. ジャッキスタンドを左右のロアアーム取り付け部分または、サイドシルのジャッキアップポイントにジャッキスタンドをかけます。
3. タイヤを外し、ショックアブソーバーに取り付けてあるABSセンサーやブレーキホース、そしてトレーリングアームを取り外します。
4. エンジンルーム内のストラット取り付けナット2本を外します。
5. ショックの下側にあるナックルに止まっているボルトを2本外します。このボルトは17mmですが非常に硬いことが多く、長めのレンチを使うかインパクトレンチで取り外します。
6. ボルトを引き抜きますが、うまく引き抜けない場合はジャッキをサスペンションロアアームにかけて高さを調整しながら引き抜くとスムーズにボルトが抜けます。
7. ボルトが抜けると、ショックアブソーバーは下に落ちますかボルトを引き抜く際は、しっかり片方の手でショックアブソーバーを押さえて脱落しないよう注意しましょう。間違って脱落させると、ドライブシャフトブーツに傷をつける恐れがあります。
8. ショックアブソーバーが外れたら、逆の手順で車高調を取り付けますが、車高調に純正のアッパーマウントを使用する場合もあるので、その場合はスプリングコンプレッサーが必要となります。
9. 取り付け前にメーカー推奨の車高調整の値があればそれに合わせてから取り付けると良いでしょう。

リア

リアの車高調の取付方法は、フロントと作業方法が異なります。

スプリングとショックアブソーバーが分かれているので、スプリングを外す順番を間違えないようにします。

1. 車をジャッキアップし、ジャッキスタンドをサイドシルのジャッキアップポイントか、フロア下の左右に前後に取り付けられた四角い骨格にかけます。
2. タイヤを外してからショックアブソーバー下側のボルトを外します。この時に、外しやすい位置までショックアブソーバーをジャッキで上げて取り外しますが、かなり固く締まっているので、長いレンチかインパクトレンチで外します。
3. ショックアブソーバーの下のボルトが外れると、トーションバーが下がりスプリングが外れます。
4. ラゲッジルームの左右の内張を外すと、ショックアブソーバーの頭の取付ナットがあるので、それを取り外しショックアブソーバーを抜き取ります。
5. 車高調に純正部品のパーツを取り付ける商品もあるので、その場合は純正ショックから移植して取り付けます。
6. 車高調の調整を行い、取り外しと逆の手順で取り付けていきます。

ムーブカスタムにダウンサス取付方法

リアサスペンションのダウンサス交換方法は、車高調の取付手順で行うことができます。

フロントサスペンションは、ショックアブソーバーを車体から取り外したら、スプリングを外す必要があります。

スプリングを外すには、専用のスプリングコンプレッサーが必要となり、作業に危険が伴いますから、技術と知識のある方と一緒に交換をしましょう。

車高調の取付にかかる金額

車高調の取付にかかる料金は、車高調のパーツ代とそれを取り付ける取付工賃に分かれます。

また、車高調を購入する場合、新品と中古品から選ぶことができますが、基本的に車高調は新品を購入することをおすすめします。

車高調は、純正品と違いライフサイクルが短い製品が多く、モノにもよりますが数千kmから30,000kmでオーバーホールが必要となる製品が多いからです。

車高調の新品価格は約50,000円～200,000円を超えるモノまで様々です。

かなり値幅が広いですが、平均的にムーブカスタムの場合100,000円前後の車高調であれば問題ないでしょう。

次に車高調の取付工賃ですが、約20,000円程度が相場となります。

ただし、足回りを交換するとアライメントが狂うので、アライメントの取り直しが必要となりますから、取り付け工賃とは別にアライメント調整料が発生することになります。

ダウンサスの取付にかかる金額

ダウンサスの取付にかかる費用は、一台分で平均約20,000円～となっています。

車高調と工賃が変わらないのは、分解する部分が同じだからですが、やはり足回りの分解をするので、アライメント調整が必要となり、調整料は10,000円程度が相場となります。

ムーブカスタム改造まとめ

ムーブカスタムの車高の改造についてお届けしてきましたが、車高を落とすパーツによりかかる金額も大きく変わってきます。

また、車高を調整できる車高調や調整不可のダウンサスがあるなど、ユーザーの好みで選ぶこともできます。

ムーブカスタムの車高の改造をするときには、自分がどのような使い方をするか、そして予算はどのくらいなのかを考えて選ぶようにしましょう。

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引用：https://www.daihatsu.co.jp/lineup/move_custom/index.htm