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スバル・BRZは、2012年に発売されたスポーツカーで、共同開発されたトヨタ・86と共に、現在も高い人気を誇る国産スポーツカーです。
初代BRZは2020年に販売終了となりましたが、2021年4月に新型BRZ(国内仕様)が発表されました。
日本国内での発売は2021年夏の予定で、正確な日付は4月5日現在では非公表です。
86・BRZは国産スポーツカーとしては比較的低価格な車種ということもあり、新型BRZの登場を心待ちにしている方も多いと思います。
引用:https://www.subaru.jp/brz/brz/?_ga=2.102905280.1751048268.1617595432-1587278023.1617595432
ところで、スポーツカーを買うなら、やはり自分好みにカスタムしてみたいという方も多いのではないでしょうか?
今回は、BRZ STIスポーツのサスペンションについて調査してみました。
新型BRZのSTIスポーツは情報がまだ公開されていませんが、予想の材料になると思います。
また、車高を変更するメリット・デメリットと、費用について紹介していきます。
引用: https://www.subaru.jp/brz/brz/?_ga=2.102905280.1751048268.1617595432-1587278023.1617595432
スバルの一部車種では、STIによる監修・カスタムを行った「STIスポーツ」という最上位グレードが設定されます。
まだ発表はされていませんが、新型BRZでもSTIスポーツの設定はあると見て間違いはないでしょう。
現時点では諸元は不明ですが、旧型を踏襲する場合、車高はそのままで乗り味の変化に重点が置かれたカスタムが施される可能性が高いと思われます。
BRZ STIスポーツの車高を変更するメリット・デメリットとは?
※写真は旧型BRZ STIスポーツ用引用: https://www.subaru.jp/brz/stisport/
世間では、車高を下げると安定が良いとか、コーナーが良くなるとか悪くなるとか、いろいろな説がありますが、実際のところどうなのでしょうか?
車高を下げることで車に生じる変化について、以下にまとめました。
BRZ STIスポーツの車高を変更するメリットとは?
車高を下げることで車には様々な変化が生じます。
その中でもメリットとしてよく挙げられるのが、見た目・コーナリング・操作感の変化です。
それぞれ1つずつ解説していきます。
BRZ STIスポーツの車高の変化1:見た目の変化
一般的には車高が低いとカッコいいと考えられています。
さらにホイールをインチアップし、ツラを合わせるまでが定番と呼ばれるカスタムですね。
見た目の好みは人それぞれなので、どこまで下げるかという指標はありませんが、度を越えて車高を下げすぎると走行性能に悪影響が出てくることには注意です。
なお、日本の保安基準では9cm以上(ゴム製品や樹脂製バンパーなどは5cm )の最低地上高を確保する必要があります。
BRZ STIスポーツの車高の変化2:コーナリング性能の変化
車高を下げるとコーナリングが良くなる、いやいや悪くなる。
いろいろな説がありますが、なぜ人によって言うことが違うのでしょうか。
それは、車種や車高の下げ度合い、手法によって結果が変わってくるからです。
基本的には、重心が低いほうが自動車の安定性は増します。
上の模式図を見ても、直感的に安定感に差がありそうなのは感じられるでしょう。
人間も、揺れる船の上などでは、足を開いて体勢を低くし安定した姿勢になります。
新型BRZの開発を指揮した井上PGMによれば、ルーフやフェンダーなどに軽量なアルミ素材を使用したことで、比較して重心を約5mm下げることに成功したと述べています。
高コストなアルミを採用することからも、低重心化がどれほど重要か読み取れますね。
車高を下げ、より低重心化することで安定性・運動性の向上が期待できます。
しかし、サスペンション交換によって車高を下げると、一緒にロールセンターが変わってしまい、別の問題を引き起こす場合があるため、注意が必要です。
詳しくは、後ほどデメリットの項目で解説します。
BRZ STIスポーツの車高の変化3:操作感・乗り心地の変化
サスペンションのスプリングは、路面の凹凸やコーナーでの荷重移動を吸収し、滑らかに走れるように補助する役目があります。
一般的には、純正のスプリングは柔らかめに設定されており、振動や衝撃を吸収して柔らかい乗り心地になるようなセッティングになっています。
しかし、運転好きなドライバーには、路面の状況や振動、車体の荷重移動などを感じながら走りたいという方が多いため、足回りは硬めのほうが好まれる傾向があります。
車高を下げる場合には、たいてい純正より短く硬いスプリングを入れることになります。
そのため、車高を下げた車は足回りが硬くなって運転が楽しくなったと言われる事が多いのです。
ただし、酔いやすい人が同乗している場合などは運転に気を遣う必要があるかもしれませんね。
スプリング交換の際にはダンパーとスプリング両方の適切なセッティングが重要です。
硬いスプリングは跳ねやすくなりますが、それを抑え込むのがダンパーの役割です。
適切なセッティングが出ている車は乗ればすぐに分かるほど違います。
硬いけれど跳ねない、しなやかによく動くけれど振り返さずスッと戻る感覚は感動的です。
こういった点では、メーカー系のパーツは圧倒的に有利で、よく設計されています。
初代BRZのSTIスポーツ専用サスペンションでは、かなり硬めの乗り心地に設定されていたとの評価が多いため、新型BRZでも似たような特性のセッティングが施される可能性が高いと考えられます。
BRZ STIスポーツの車高を変更するデメリットとは?
車高を下げるカスタムは格好良くて人気ですが、デメリットも存在します。
しかし、少し車高を下げる程度であれば、ほとんど問題にはなりません。
大幅に車高を下げて、いわゆる”ベタベタ”の状態などになると、何らかの対策が必要になってくるでしょう。
まずは、コーナリング性能の項目で紹介した、ロールセンターについてです。
コーナーを曲がるときは、遠心力によって車体がコーナーの外側に向けて傾こうとします。
この傾きのことをロールと呼び、ロールの回転軸のことをロールセンターと呼びます。
通常、ロールセンターは重心より低い位置にあり、ロールセンターから重心までの距離が大きいほどロールも大きくなります。
車高を下げると確かに重心も下がりますが、大抵の場合はロールセンターのほうがより大きく下がり、ロールする量は大きくなってしまいます。
実は、車の限界コーナリング速度は物理的に計算でき、ロール量は小さいほど限界速度が上がることがわかっています。
ですから、単に車高を下げただけでは、コーナリング性能はむしろ下がってしまうと言えます。
では、ロールの量はそのままに、重心だけ下げられないでしょうか?
方法としては2通りあります。
1つは、スプリングを硬いものに変更して、バネの力でロールを抑え込むことです。
とはいえ、たいていは車高を下げるためにローダウンサスや車高調整式スプリングダンパーを使うので、普通はこうなります。
しかし、ロールセンターの位置がズレていることの根本的な解決にはなっていません。
もう1つは、ロールセンターアジャスターを取り付けることで、アームの角度を修正しロールセンターを適正な位置に戻すこと。
問題を根本的に解決できるため、基本的には最もおすすめできる方法ですが、追加の部品購入、作業が必要でコストはかかります。
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また、段差・積雪に弱くなるという点があります。
世の中の多くの道路や建造物は、少なくとも12cmくらいの最低地上高がある車を想定して作られている場合がほとんどです。
例えば、駐車場にあるパーキングブロック(車止め)を製造しているメーカーでは、ほとんどの場合12cmが標準サイズとなっているのです。
ちなみに、低床車対応タイプでも10cmです。
店や歩道の出入り口等にある段差やスロープなども、通過できない場合が出てきます。
また、積雪にも極端に弱くなるため、降雪地域の車好きは夏冬でわざわざ車高を変えている人もいるほどです。
なお、新型BRZは、純正状態での最低地上高は130mmです。
BRZ STIスポーツの車高の取付工賃は?
旧型BRZに設定されていたSTIスポーツでは、専用サスペンションが組み込まれた状態で納車となるため、別途工賃がかかることはありませんでした。
これはインプレッサ等の他のSTIスポーツでも同様です。
新型BRZでも、グレードとしてのSTIスポーツを購入される場合には、工賃がかかることはないでしょう。
ちなみに、一般的なサスペンションの交換工賃はどれくらいでしょうか?
ディーラーで交換する場合ですが、部品代抜きでだいたい3万円くらい見ておけば足りる場合が多いようです。
基本的に自動車整備は時間で計算するため、車種や取り付ける部品によって変わってきます。
また、ネット通販やオークションなどで購入したパーツを、店に持ち込んで付ける場合は持ち込み手数料が必要となる場合があります。
持ち込み手数料は、ディーラーに限らず一般の車屋やガソリンスタンドでもよくある制度なので、気をつけましょう。
持ち込み自体が断られる車屋も多く存在しているので、事前に作業先を確認しておきましょう。
BRZ STIスポーツの車高についてのまとめ
引用: https://www.subaru.com/2022-brz
今回は、新型が発表されたBRZを例として、車高を下げることで車にどんな変化が生じるかをまとめました。
今回は、車に生じる変化について解説しましたが、実際に車高を変更しようと思うとメカ的な知識も必要になってきます。
筆者の個人的なイメージではありますが……ほとんどの人は見た目のために車高を下げていると思います。
よくわからんけど中古のダウンサス買ってきて取り付けた!でも乗り心地があまりにも悪くなって困ったぞ……という話はよく聞きます。
部品交換するだけならさほど難しくはないのですが、適切なセッティングを出すには、熟練工の勘や経験や振動工学の知識などが必要となります。
そういった意味では、STIスポーツのように自動車メーカー自身が設計・開発したサスペンションは非常に信頼できます。
純正よりはスポーティーでありながら、高いレベルでバランスが取れているので、ひとまずはこういったグレードを購入し、それを基準として自分にあったチューニングを施すのがよいでしょう。
この記事が皆様のカスタムの参考になれば幸いです。
アイキャッチ画像引用:https://www.subaru.jp/brz/brz/?_ga=2.102905280.1751048268.1617595432-1587278023.1617595432