アクアとヴェゼルを比較！維持費や燃費はどっちがいい？乗り心地は？

トヨタアクアは、2003年のプリウス初のモデルチェンジ以来、8年ぶりに復活したコンパクト乗用ハイブリッド車になります。

通称「プリウスファミリー」の一員として世界中で販売されている人気車種になります。

一方のヴェゼルは、2013年に発売されたコンパクトサイズのSUV車になります。

ホンダヴェゼルは元々3代目フィットをベースに作られており、SUV車のパワー・クーペの使いやすさ・ミニバンの乗りやすさと言った総合的なバランスが取れている優秀な車種になります。

今回は、そんな「アクア」と「ヴェゼル」を維持費・燃費・乗り心地の面から比較してみたいと思います。

アクアとヴェゼルを比較！維持費はどっちが安い？

アクアはハイブリッド車のみの販売なので、今回は「アクア」と同じハイブリッド車の「ヴェゼルハイブリッド車」で比較してみたいと思います。

維持費として比較するのは、自動車税・重量税・自賠責保険・任意保険・車検費用・駐車場代の6つの他に、月々のローンも含めてみますので、参考にされてください。

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_navi_exterior

まず初めに、2019年4月までに新車を購入していた場合エコカー減税が適応されていたのですが、現在は2019年10月の消費税増税に伴いエコカー減税が環境性能税に変更される可能性があります。

ですので、この環境性能税に変更になった場合エコカー減税が適応されない可能性があるため、今回はエコカー減税無しの維持費で計算をしています。

それでは、それぞれの車種別に見ていきましょう。

まずは自動車税です。

自動車税に関しては、アクアもヴェゼルハイブリッドも排気量が1,500㏄なので両車種とも34,500円になります。

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/

次に重量税です。

重量税は車両重量により金額が変わります。

アクアの車両重量は1,050㎏～1,090㎏なので、重量税は12,300円となります。

一方のヴェゼルハイブリッドの車両重量も1,270㎏～1,320㎏なので、重量税は12,300円になります。

3つ目が自賠責保険です。

自賠責保険に関しては、アクアもヴェゼルハイブリッドも同じです。

新車購入時に3年分の39,120円を支払い、4年目以降は2年ごとに27,840円を支払います。

ですので、1年ごとに割ると「1年目～3年目：13,040円」・「4年目以降～：13,920円」の自賠責保険を支払う必要があります。

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_navi_exterior

4つ目は任意保険料です。

ただし、任意保険料に関しては年齢制限や加入している保険内容によって金額が大きく変わるため一概に比較するのが難しいです。

しかし、アクアやヴェゼルハイブリッドの場合大体平均で年間65,000円程の任意保険料が掛かると思って頂ければ大丈夫だと思います。

5つ目は車検費用です。

車検を受ける場合、どの車種であっても必ず検査手数料として1,800円掛かります。

その他に必要になってくるのが車検基本料ですが、車検を依頼する業者やディーラーなどによって金額が変わってきます。

しかし、アクアもヴェゼルハイブリッドも平均で4～5万円前後の車検費用が掛かってくると思って頂ければ大丈夫だと思います。

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/

最後は駐車場代です。

土地を所有している方は駐車場代は必要ありませんが、賃貸やマンションに住んでいる場合、駐車場代は都心部か地方によって大きく変わってくると思います。

ですので、都心部と地方でそれぞれの駐車場代の平均金額を元に計算していきます。

・都心部：1か月＝30,000円～50,000円・1年＝360,000円～600,000円

・地方：1か月＝10,000円～20,000円・1年＝120,000円～240,000円

以上の駐車場代が掛かってくると思って頂ければ大丈夫だと思います。

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_navi_exterior

更にローンを組んでいる方は、月々のローンの支払いも必要になってきます。

ただし頭金をいくら入れるか、また金利やローンの残高によっても月々の支払金額は変わってくると思います。

そこでまずは、「アクア 特別仕様車 Crossover“Glam”」を例にして計算してみたいと思います。

• 車両合計金額：2,123,280円(オプション無し)
• 3年ローン
• 5年ローン
• 頭金：1,000,000円
• ボーナス無し
• 残価設定型ローン

で計算してみますと以下のようになります。

(2019年7月時点)

という結果になりました。

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

次に「ヴェゼル HYBRID・Honda SENSING」を例にして計算してみたいと思います。

• 車両合計金額：2,460,000円(オプション無し)
• 3年ローン
• 5年ローン
• 頭金：1,000,000円
• ボーナス無し
• 残価設定型ローン

(2019年7月時点)

という結果になりました。

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_navi_exterior

以上の結果を踏まえますと、アクアとヴェゼルハイブリッドの維持費はほとんど変わらないという結果になりました。

ですので、どのグレードの車種を購入するか・月々のローンをいくらにするかによって維持費は変わってくると思います。

また、ホンダは現在金利キャンペーン中の為金利が安くなっていますが、キャンペーンが終了するとローンの金額が上がってしまいます。

キャンペーンの期間は公表していない為、いつ終わるか解りません。

ですので、購入するなら金利の安い今が買い時です。

また、次でご紹介する燃費によっても維持費は変わってくると思います。

アクアとヴェゼルを比較！燃費はどっちがいい？

ここでは、アクアとヴェゼルの燃費を比較してみたいと思います。

まずは、アクアの実際の口コミによる実燃費をご紹介します。

では、トヨタの公式で発表されているカタログ燃費はどうなっているのでしょう。

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_navi_exterior

実燃費と同じように街中・郊外・高速で比較してみたかったのですが、残念ながらメーカー非公開となっていました。

ですので、参考までにグレード別のカタログ燃費をまとめておきます。

【アクア】

• L：38.0㎞/ℓ～
• S：34.4㎞/ℓ～
• 特別仕様車 S“Style Black”：34.4㎞/ℓ～
• G／G“ソフトレザーセレクション”：34.4㎞/ℓ～
• Crossover：34.4㎞/ℓ～
• 特別仕様車 Crossover“Glam”：34.4㎞/ℓ～
• G“GR SPORT”：34.4㎞/ℓ～
• G“GR SPORT・17インチパッケージ”：34.4㎞/ℓ～

実際には、公式の燃費のようにはいかないものです。

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

続いてヴェゼルの実際の口コミによる実燃費です。

と言う結果でした。

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

ヴェゼルも実燃費と同じように街中・郊外・高速で比較してみたかったのですが、こちらも残念ながらメーカー非公開となっていました。

ですので、参考までにグレード別のカタログ燃費をまとめておきます。

【ガソリン車】

• G・Honda SENSING：2WD＝21.2㎞/ℓ～・4WD＝19.6㎞/ℓ～
• X・Honda SENSING：2WD＝21.2㎞/ℓ～・4WD＝19.6㎞/ℓ～
• RS・Honda SENSING：2WD＝20.2㎞/ℓ～
• TOURING・Honda SENSING：2WD＝17.6㎞/ℓ～

【ハイブリッド車】

• Honda SENSING：2WD＝27.0㎞/ℓ～・4WD＝23.2㎞/ℓ～
• X・Honda SENSING：2WD＝26.0㎞/ℓ～・4WD＝23.2㎞/ℓ～
•  Z・Honda SENSING：2WD＝23.4㎞/ℓ～・4WD＝21.6㎞/ℓ～
• RS・Honda SENSING：2WD＝25.6㎞/ℓ～

以上の結果から、燃費に関してはアクアの方が低燃費なので維持費を安く抑えることが出来ると思います。

アクアとヴェゼルを比較！乗り心地はどっちがいい？

最後は、アクアとヴェゼルハイブリッドの乗り心地を3つの判断材料を元に比較してみたいと思います。

• 乗り心地と内装(内寸)
• 外寸と静粛性
• 運転性能と安全システム

乗り心地と内装(内寸)

引用：https://toyota.jp/aqua/exterior/?padid=ag341_from_aqua_navi_exterior

まずアクアの乗り心地ですが、まず特徴として挙げられるのが見た目以上に広く感じる室内空間の広さだと思います。

後部座席もゆったりと座れるようにしたデザインとシンプルながらも、統一感のあるインパネは完成度がかなり高いと思います。

そして、アクアを購入した方の多くが選んでいるオプションが意外かもしれませんがフロアマットです。

フロアマットは社外品も安く購入することが出来ますが、ピッタリとハマらなかったり形が合わなかったりと言ったトラブルがよくあります。

そして、サイズが合わなかったがためにアクセルやブレーキのペダル部分に引っ掛かって事故が起きることもあるので、より安全に運転するためにも選んでおいて損はないと思います。

一方のヴェゼルはSUV車なので、アクアに比べると乗り心地は少し固く感じると思います。

しかし、アクアと同じように座席スペースはかなりゆとりを持って作られているため、ストレスない乗り心地だと思います。

また、アクアとヴェゼルハイブリッドの内寸は次のようになります。

室内長はアクアの方が長いですが、室内幅と室内高はヴェゼルハイブリッドの方が広いため、見た目以上に車内が広く感じるのではないかと思います。

外寸と静粛性

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

アクアとヴェゼルハイブリッドの外寸は以下のようになります。

外寸を比較してみると、アクアよりもヴェゼルハイブリッドの方が一回り大きいといった結果になりました。

静粛性に関しては、アクアもヴェゼルハイブリッドもハイブリッド車なのでガソリン車に比べると圧倒的に静粛性に優れていると思います。

他にも、ヴェゼルハイブリッドを購入した方の多くが選んでいるオプションが「ドアバイザー」です。

必要ないと思う方もいるかもしれませんが、雨や車内に入る虫を防いでくれたりしてくれるので意外と重宝します。

ですので、取り付けても損はないと思います。

運転性能と安全システム

引用：https://toyota.jp/aqua/performance/?padid=ag341_from_aqua_navi_performance

アクアは、高速や峠道でも安定のある走りを体感出来る運転性能を備えています。

また、長時間の運転を楽にしてくれるクルーズコントロールをはじめ、政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているセーフティ・サポートカー（サポカー）搭載車になります。

ですので、運転性能と安全システムはかなり充実していると思います。

一方のヴェゼルも、SUV車にも関わらず「振幅感応型ダンパー」を採用しているため多少の悪い路面やカーブの運転も安定した走りを実現しています。

また安全システムにおいても、HONDA SENSINGを全グレードに装備しています。

ですので、ヴェゼルはSUV車でありながら快適さと十分な安全装備を備えている車だと思います。

引用：https://www.honda.co.jp/VEZEL/webcatalog/styling/design/

以上の結果から、乗り心地に関してはアクアの方が良いと思いますが運転性能や安全システムに関しては、アクアもヴェゼルも十分な装備を備えていると言えます。

静粛性に関しては、両車種ともハイブリッド車なので申し分ないと思います。

アクアとヴェゼルを比較！のまとめ

今回は、アクアとヴェゼルの維持費や燃費・乗り心地などを比較してきました。

先に紹介した、維持費にガソリン代を含めた合計をまとめると以下のようになりました。

・アクア：318,863円～

・ヴェゼルハイブリッド：316,609円～

以上の金額は、あくまでも今回の条件を元に算出した維持費になります。

しかし、ガソリン代や月々のローンの金額や駐車場代によって維持費は大きく変わると思います。

ですので、あくまでも参考程度で考えておいた方が良いと思います。

引用：https://toyota.jp/aqua/performance/?padid=ag341_from_aqua_navi_performance

アクアとヴェゼルを比較していく中で、個人的にはアクアの方が維持費も安く燃費も良い印象でした。

しかし、ヴェゼルもSUV車でありながら室内空間の広さや操縦安定性などは抜群に良く、静粛性に関しても十分だと思います。

ですので、もっと詳しく維持費などを知りたい方はご自身でディーラーや販売店で詳細な見積もりを出してもらうことをおすすめします。

アイキャッチ引用上段：https://toyota.jp/aqua/
アイキャッチ引用下段：https://www.honda.co.jp/VEZEL/