アルファード vs ベンツVクラス 徹底比較！どっちが買い？維持費・燃費・乗り心地は？

人気が続くミニバン。なかでもトヨタ  アルファード＆ヴェルファイアは圧倒的な存在感で憧れのクルマになっています。

ラージサイズミニバンで輸入車は？実はメルセデス・ベンツのVクラスが販売中。

いままでも商用バンとして販売されてきましたが、コックピットはSクラスそのままの形でデビュー。

アルファードとVクラスを徹底比較してみましょう！

アルファードとベンツ Vクラスとはどんなクルマ？

引用：https://autoc-one.jp/news/5001106/

引用：https://response.jp/article/2016/01/05/267259.html

スペックを比較しよう

アルファードは全長4,945~50mmのワンサイズ。

国内向けを考えると全長5m超は取り回しの悪さや駐車スペースで苦労することもあるでしょう。

燃料タンクの容量は2WDと4WDで異なります。

Vクラスは”標準ボディ”、”ロングボディ”、”エクストラロング”の3種類。

実際には”スポーツロング”(全長5,170mm)も存在します。

もともとが商用車として発展して来たクラスだけに、ボディサイズがいろいろあり、日本のようなファミリーカーやラグジュアリーカーとして使われているクルマではありません。

エンジンスペック比較

アルファードは”ハイブリッド”と”ガソリン”の3グレード。

パワーを求めるなら、やはり3.5Lになるでしょう。

ハイブリッドの優位性はやはり静粛性。

家族で使う、あるいは社用車として使う場合の静かな室内は非常に高い人気のハイブリッドです。

Vクラスはディーゼルがメイン。2.1LはCクラスと同じエンジンですが、2トン以上のボディをしっかり走らせます。

ただ、静粛性やビビリ音など細かい部分はアルファードには敵わないのも実情です。

↓ポップアップルーフを標準設定する”マルコポーロ ホライゾン”(846万円)。

引用：https://www.webcg.net/articles/gallery/38184#image-1

乗りやすいのはどちらだ？

引用：https://carinfo.click/alphard/miner-change-img

引用：https://www.webcg.net/articles/gallery/34016#image-2

サイドビューで確認。アルファードは4,945~50mmの全長で、ホイールベースは3,000mm。

標準ボディのVクラスは全長が4,905mmでホイールベースが3,200mm。

画像でも、Vクラスは200mm長いホイールベースで後席(3列目)への乗り降りしやすさがわかります。

ただ、後席のウインドウにも注意が必要。

実はVクラスの後席以下のウインドウは”はめ殺し”で開きません。

ですから、少し外気を入れたい…と思っても、できないデメリットがあります。

この辺りは、やはり商用バンの流れを引きずっていると思われます。

維持費を比べてみよう

燃費はどうか？

実燃費はカタログ値の60％で計算。アルファードは2.5Lハイブリッド、2.5Lと3.5Lの3グレード。

燃費ではハイブリッドがダントツで11km/L。

高速道ではこれ以上の燃費が稼げるレポートもあります。

Vクラスは商用車を得意とするダイムラー製ディーゼルエンジンが太いトルクで快適走行。

出だしがかなり重い…という指摘もありますが、車体を転がすと9km/Lもの好燃費が味わえます。

ただ、高速道をフル活用するとかなりいい燃費運転になります。

引用：https://toyota.jp/alphard/grade/

満タンでの走行距離は？

年間1万キロ走行の維持費

※ガソリン代は”ハイオク＝151円/ℓ”、”レギュラー＝140円/ℓ”、”軽油＝129円/ℓ”で計算

ここでは、年1〜2回で合計9,000円と算定。

オイル交換は走行具合やメンテパックなどで無料になる場合もあります。

オイル自体も、カー用品店でディーラーより安く調達する人も少なくありません。

Vクラスはエコカー減税の対象ではない？

ダイムラーのディーゼルエンジンには、エコカーとして認定されないものがあります。ご注意下さい。

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/v-class/interior/

ユーザーの口コミより

“みんカラ”より引用しています。

アルファード：337～737万円

↓アルファードのエグゼクティブラウンジシート。一度乗るとヤミツキになる！

引用：https://toyota.jp/alphard/interior/

●アルファードの2.5ガソリン車はパワーが格段にあってベタ踏みするシーンはない。LTA（レーントレーシングアシスト）はかなりのカーブでも自動でハンドルを切ってくれる。これは現在乗っている外車Bや前愛車だったH社のSワゴンよりも機敏に曲がる印象だった。

○スピーカーがJBLではないのに凄く良い。細かい音も拾うので、静粛性とスピーカーの良さで広い室内ながらも良い音響に仕上がっている。

●フロントシートの座面前端が高く、調整もできないため、全体的にシートを上げた調整を強いられる感があります。

引用：https://www.webcartop.jp/2018/04/229725

Vクラス：738万円

↓驚きは、広大なスペースと回転シートに変化するVクラス。ただ、シートの移動は力仕事！

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/v-class/

 ●パワー（163PS）は必要にして充分なレベルです。大きいし重いので、急のつく動作はする気がおきません。高速道路でのハンドリングはベンツらしい安定感があり、安心です。ただ大人７人乗っての登り坂加速はパワー不足を感じました。

○2列目のいわゆるキャプテンシートは電動ではないしリクライニングはあまりしません。2列目、3列目シートの前後スライドはかなり力が必要です。

乗り始めてから一年以上経過しましたが、両方のスライドドアから軋み音が出てきました。低速で道路から歩道を超えて敷地内に入る段差を超える時など、結構ギシギシいいます。

●大変安定性が高く、ボディーもしっかりしている。しかも、驚くぐらい荷物が積めるし、燃費も良い。駐車の際の鳥瞰表示や、フロント、リアの180度映像表示も便利。

引用：https://www.yanase.co.jp/mercedes-benz/v-class/exterior/

まとめ

アルファードとVクラスの比較をまとめました。

販売台数では圧倒的にアルファードが多いミニバン市場ですが、ベンツのミニバンに興味のある人は少なくないでしょう。

クルマとしての比較では、アルファードはファミリーユース＆VIPユース。

Vクラスはもともとが商用車なので、ベンツらしい豪華な内装はありません。

あくまでもクルマとしての安定性や剛性は高く、ロングボディでも駐車できるスペースがあれば、いい選択肢でしょう。

排ガス規制でエコカー減税とならないのが、Vクラスの残念なところですね！