プリウスとアクセラセダンを徹底比較!あなたならどっちを選ぶ?維持費や燃費は?

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元祖・ハイブリッド車として、トヨタの看板であるプリウスですが、現行の4台目は斬新なルックスが不評で、先代までの売れ行きに達していないようです。

プリウスはCセグメントの5ドア・ハッチバック車ですが、比較的年配のユーザーが多いので、通常の4ドア・セダンと比較検討される方も多いでしょう。

ここではやはり同じくCセグメントを代表するセダン、マツダ・アクセラセダンと比較して、それぞれの特徴を解剖していきたいと思います。

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プリウスとアクセラセダンの特徴を比較してみた!

プリウスの特徴

プリウスは1800㏄のガソリンエンジンにモーターを組み合わせた5ドアのハイブリッド車で、トヨタの次世代プラットフォーム「TNGA」を採用しており、先代に比べてシャシー性能が大幅に向上しました。

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引用:https://toyota.jp

また、燃費も究極に追及され、マイナーチェンジ前のモデルで、J08Cモードながら、40.8㎞/Lという驚異的な数値をたたき出しています。

降雪地区から要望の多かった4WD仕様も、後輪をモーターで駆動する「E-Four」のシステムが導入され、万全のラインナップになりました。

しかし、前述のように、トヨタとしてはかなり攻めたデザインを採用し(筆者はフランス車の影響の強いデザインだと思っています)、平凡になりつつあるハイブリッド車のイメージを先進的なものに取り戻そうとしたのでしょうか。

結果的には世界中で不評で、マイナーチェンジでヘッドライト周りを無難な仕上げに戻しています。

アクセラの特徴

一方、マツダ・アクセラはマツダの最量販車種で、世界中で販売されている、マツダのエース格です。

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引用:https://www.mazda.co.jp

4ドアセダンと5ドアハッチバックにガソリン、ディーゼル、そしてトヨタから供給されるハイブリッド車もラインナップされており、その組み合わせは多岐にわたります。

もちろん4WDもあり、プリウスの簡易的システムとは異なり、スバルのシステムに匹敵する本格的4WDです。

マツダのデザインテーマ「鼓動」に基づいたデザインは躍動感と美しさを両立しており、奇をてらってはいませんが、非凡なデザインだと思います。

どちらかといえば前席重視で、スタイルのためにやや後席を犠牲にしたきらいがありますが、一般的には十分な居住性でしょう。

内装も質感の高さが光り、本革シートの内装なら、アウディA4あたりと比較検討しても引けを取らないくらいです。

これから具体的に両車を比較していきますが、アクセラは非常にたくさんの種類があるため、セダンの1500㏄ディーゼル、AT、FFの「15XD L Package」を選び、プリウスはFFでアクセラと同じような価格の「S “ツーリングセレクション”」を選びます。

車両外寸と車両重量

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
全長4575mm4580mm
全幅1760mm1795mm
全高1470mm1455mm
ホイールベース2700mm2700mm
車両重量1390kg1360kg

アクセラが全幅で35mm広い以外は、驚くほどよく似たスペックです。

アクセラはディーゼルエンジンを積んでおり、通常のガソリンエンジンより90㎏ほど重くなっていますが、それでもプリウスはバッテリーやモーターなど多くのパーツを積んでいるのに、アクセラとあまり変わらない重量に抑えているのは立派です。

ディーゼル車はどうしてもフロントヘビーになり、ガソリン車に比べると動きが鈍重になりがちです。

しかし、ハイブリッド車は重量物を前後に分散し(例えばモーターは前、バッテリーは後ろ)、しかも床に近い低い位置に積むことができるため、重量配分でも大きく有利になります。

室内寸法

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
室内長2110mm1845mm
室内幅1490mm1505mm
室内高1195mm1170mm
座面高
(前席/後席)
不明950mm/930mm

 

・プリウス

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引用:https://toyota.jp

・アクセラ

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引用:https://www.mazda.co.jp

室内長は上の図を見ると、前端の位置が随分異なり、トヨタとマツダで測定法がちがうのかな?と思いますが、ホイールベースが同じなので、スペック上の室内長の差(265mm)ほどの差はなく、実質的にはほぼ同じでしょう。

室内幅、室内高もほぼ同じですが、プリウスの座席高のデーターが見当たらなかったので、上の側面図から推測することになりますが、前席はどちらも十分な高さを確保していると思います。

後席はプリウスの座面が高く、ルーフがアクセラより前方からなだらかに下がっているため、座席高は小さそうです。

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引用:https://toyota.jp

実際、プリウスの後席は見晴らしは良いものの、身長170㎝(日本人男性の平均身長並み)の筆者が座っても広々感はありません

日本より平均身長の高い北米市場で後席のヘッドルームに苦情が出ないのか心配です。

しかし、このサイズの車は日本のコンパクトカー並みに扱われるため、前席2人乗りのケースが多く、後席の居住性はあまり問題にならないのかもしれません。

パワーユニット

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
形式エンジン+モーターディーゼルターボ
排気量1800cc+モーター1500cc
馬力98馬力+72馬力(モーター)105馬力
トルク14.5kgf・m+16.6kg・m(モーター)27.5kgf・m

プリウスはハイブリッドなので、馬力やトルクの算出が難しいのですが、ここでは単純な足し算で計算すると、170馬力、31.1kgf・mとなり、馬力はガソリンエンジン自然吸気の2500㏄並、トルクは3000㏄並です。

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引用:https://toyota.jp

実際に走ると、プリウスは十分スポーティといえるパワーがあり、特にモーターの特徴である「瞬時に立ち上がるトルク」の優位性を生かして、パワーモードであればアクセルに対して実に機敏なレスポンス(反応)を示します。

もちろん、燃費を重視してエコモードを選び、穏やかな走りにすれば、その分燃費が向上しますが、モーターは高速では燃費改善の効果が少ないので、市街地燃費でその優位性を発揮します。

対するアクセラはディーゼルエンジンなので、馬力こそガソリンエンジン自然吸気の1500cc並ですが、トルクは2500㏄並で、トルクの強いディーゼルエンジンの特徴を表しています。

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引用:https://www.mazda.co.jp

アクセラは十分なトルクでグイグイと引っ張る感じで、たくましい走りです。

ただ、エンジンのレスポンスはディーゼルエンジンなので決して機敏ではなく、回転を上げ下げするような走りには向いていません。

アクセラの得意場面は郊外や高速道路で、豊かなトルクで余裕ある走りをするとともに、良好な高速燃費となります。

価格

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
価格
(税込)
2,732,400円2,689,200円
価格帯
(税込)
2,518,560〜3,284,2801,825,200~3,310,200円

ここではどちらもほぼ270万円(税込)になるモデルを選んで比較していますが、プリウスの「S」グレードは上級グレードの「A」に比べて

  • ブラインドスポットモニター
  • インテリジェントクリアランスソナー
  • シンプルインテリジェントパーキングアシスト

(これらの長ったらしい名前はどうにかならんのか!)が省略されており、パワーシートの調整機構も簡略化され、シート生地まで”イミテーション”レザー残念な感じです。

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引用:https://toyota.jp

それに対してアクセラは最上級グレードになるため、ほぼフル装備で、シートは上質な本革シートになります。

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引用:https://www.mazda.co.jp

そもそもプリウスは高級感を狙った内装ではなく、よく言えば実質主義、悪く言えば安普請で、アウディA4に迫る内装のアクセラと比べるのは厳しいかもしれません。

お買い得感はアクセラの圧勝でしょう。

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プリウスとアクセラセダンの維持費や燃費は?

どちらも燃費の良さから安い維持費を期待して選択されるケースが多いと思いますが、具体的な維持費に大きな影響を及ぼす税金、自賠責、エコカー減税について調べてみました。

税金と自賠責について

ここでは税金自賠責について調べてみます。

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
価格(税込)2,732,400円2,689,200円
自動車税(年)39,500円34,500円
自動車重量税(2年)15,000円15,000円
自賠責(2年)27,840円27,840円

自動車税は毎年春頃に支払い、重量税と自賠責は車検ごとに2年分をまとめて支払います

自動車税は排気量により決まるので、プリウスは1800㏄、アクセラは1500㏄なので、アクセラが年間5,000円ほど安くなります。

重量税新車購入時は後述のエコカー減税で免除されますが、3年目の車検以降は上記の金額になります。

車検時の金額は両車とも同じですね。

エコカー減税について

プリウスもアクセラ(ディーゼル)もエコカー減税の対象で、購入時にかかる自動車取得税、自動車重量税が免除されています。

さらにプリウスはグリーン化特例も適用され、平成31年3月末までに登録すれば、平成31年4月以降の自動車税が75%減税になります。

減税分をまとめてみると、以下のようになります(注:グレードにより減税額が異なるので、詳しくは各社のホームページで確認してください)。

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
自動車取得税68,300円67,200円
自動車重量税22,500円22,500円
自動車税
(翌年度分)
29,500円
減税額合計120,300円89,700円

燃費について

カタログ上の燃費はそれぞれ以下のようになります(J08Cモード)。

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
燃費(J08C)37.2km/L21.6km/L

燃費はグレードや駆動方式によって異なり、プリウスの「E」グレードは燃費対策を施しているのか、39.0km/Lになり40.0km/に迫る低燃費です。

実燃費は価格.comのユーザーレビューを参考にすると、概ね以下の通りです。

プリウスアクセラ
タイプFF、ハイブリッドFF、1500ccディーゼル
市街地22~25km/L13~15km/L
郊外25~30km/L17~20km/L

さすがにプリウスは燃費が良いです。

先代まではカタログ燃費と実燃費の差に批判が集まっていましたが、マイナーチェンジでややカタログ燃費を落としてきたのは、正直になったのでしょうか。

高速で30km/L超えの例も複数あり、課題だった高速燃費も大幅に改善しているのですね。大したものです。

アクセラもCセグメントのディーゼルターボ車としては十分に低燃費でしょう。

軽油の値段はガソリンより10~20%ほど安いので、燃料代でガソリン車に換算すると、市街地で15~18km/Lぐらい、郊外で20~24km/Lぐらいになるでしょうか。

どちらも世界トップレベルの燃費性能だと断言できます。

具体的に、市街地中心にプリウスは24㎞/L、アクセラは14㎞/L年間10,000㎞走ることとして、ガソリンが130円/L、軽油が110円/Lだとすると、年間のガソリン代(税込)は

  • プリウス・・・54,167円
  • アクセラ・・・78,571円

となり、およそ24,400円、月に2,000円ほどプリウスが有利です。

トータルではどちらが有利?

維持費、購入時の諸費用など、7年間(車検2回分)のトータルコストを計算しました。

プリウスアクセラ
グレードS “ツーリングセレクション”15XD L Package
価格(税込)2,732,400円2,689,200円
自動車税(7年)247,000円241,500円
自動車取得税0円0円
自動車重量税(4年)30,000円30,000円
自賠責(7年)88,440円88,440円
任意保険(7年)420,000円420,000円
ガソリン代(7年)379,169円549,997円
車検整備(2回)40,000円40,000円
タイヤ交換(1回)60,000円60,000円
バッテリー交換(1回)20,000円20,000円
オイル交換(12回)60,000円60,000円
その他整備50,000円50,000円
合計(7年間)4,127,009円4,249,137円

7年間で差額は122,128円で、年間17,447円月1,454円全体額で3%ほどプリウスが有利です。

個人的には購入費用と7年間の維持費でこのぐらいの価格差なら、全く同等と考えます。

それにしても車を所有するというのはなんとお金のかかることでしょう。

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プリウスとアクセラセダンの乗り心地の違いは?

プリウスは前述の通り、新世代プラットフォーム「TNGA」を採用し、リアサスペンションは新たにダブルウイッシュボーンを導入してきました。

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引用:https://toyota.jp

この足回りはカローラスポーツと共用ですが、このサスペンションはカーブで車体が傾いてもタイヤ面がしっかり路面に接地するというメリットがあり、乗り心地はもちろん、ハンドリングも向上します。

しかし、結果としてプリウスの乗り心地やハンドリングは「普通」です。

むしろ先代までが「ハイブリッドでいろいろ制約があるから仕方ないね」という感じだったので、普通のCセグメントセダン並になったということです。

それに対して、アクセラは「意のままに操ることを、ただひたすらに追い求めた」というホームページのコピーのように、世界基準でゴルフなどと戦うために、シャシー性能を磨いています。

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引用:https://www.mazda.co.jp

リアサスペンションはマルチリンク式で、マツダが1986年に当時の高級車「ルーチェ」に日本で初採用した、マツダを代表するサスペンション形式です。

軽快で安定したハンドリングは楽しく、さらに「Gベクタリングコントロール」というシステムで、ハンドルを切った際に自動で荷重の移動を行い、よりスムースなコーナーリングを実現しています。

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引用:https://www.mazda.co.jp

乗り心地は引き締まった印象ですが、決してゴツゴツすることはなく、高速でフラットになるタイプです。

乗り心地やハンドリングはやはりアクセラに軍配が上がります。

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プリウスとアクセラセダン、選ぶならどっち?

結論は現在ならプリウスです。

なぜならアクセラセダンは2019年の夏ごろにフルモデルチンジされ、名前も「mazda3」という海外向けの名前に変更される見込みです。

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引用:http://www2.mazda.com/ja/publicity/release/2018/201811/181128a.html

mazda3は2019年1月にアメリカで初の試乗会が行われましたが、北米仕様と欧州仕様しかなく、日本仕様や話題のSKYACTIVE-Xエンジンはなかったものの、外観、内装、ハンドリングと乗り心地、ブレーキは絶賛されています。

わたしの記憶の限り、このクラスの世界基準であるVWゴルフを凌駕し、メルセデスに迫るとまで絶賛された(しかも複数のジャーナリストによる)のは、日本車では記憶にありません。

そのぐらいのレベルの新型車が控えているのです。

何よりもmazda3の魅力は、そのスタイリングです。

サイドにプレスライン(折り目)がなく、怪しくうねりを見せるボディは、光の当たり加減で様々な表情を見せるので、街中で走れば目立つこと請け合いです。

デザインの怖いところは、このようなモデルが出現すると、それまでの車のデザインが一気に古臭く見えてしまうところです。

わたしにとって、CX-8もアテンザもロードスターも古いデザインになってしまいました。

それほどのインパクトのあるデザインです。

2019年1月現在、マツダのホームページではアクセラの注文がグレードによっては受付終了になっているとのアナウンスが出ており、ハッキリ言って現時点ではアクセラは買うべきではありません

買うならmazda3です。

プリウスは実用セダンとして荷室の広さは認めますが、後席はリアゲートが頭の上まで来るため快適ではなく、内装の質感も低いので、燃費以外に取り柄がありません

しかし、2車択一となればプリウスにせざるを得ません(苦笑)。

トヨタにお願いしたいのは、プリウスをベースにして、5ナンバーサイズのセダンを作ってもらいたいのです。発売して10年が経過した、プレミオ/アリオンの後継車です。

しっかりした質感の内外装をもち、5ナンバーで大人4人がきちんと快適に過ごせ、しかも実燃費が25km/Lであれば、十分需要があると思います。

mazda3に対しても別の訴求力を得られると思うのですが、どうでしょうか?

とにかく、燃費命の方、プリウスを乗り継いで来られて、次の車もプリウスに決定済みの方、「トヨタ以外は車ではない、パナソニック以外は冷蔵庫ではない」と家訓に書いてある方以外は、mazda3の国内発表を待ってください

必ずや”待つこと”に値する車になっていると思います。

アイキャッチ画像引用:https://toyota.jp & https://www.mazda.co.jp

この記事を書いた人

marukuma
娘たちとの食べ歩きや一人息子(?)の愛犬を乗せてのドライブを楽しみとしています。
どこに行くにも車の生活なので、家族1人に付き1台の車が必要な環境です。

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