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ミニバンといえば「トヨタ」という印象がありますが、ここ数年で急成長をしている「ホンダ」も見逃すことはできませんよね?
両メーカーともにハイブリッド車や豊富なサイズも数多く、どの車種にしようか悩むところだと思います。
引用:kakaku.com
両メーカーの中でも今回は、「トヨタの中でも小型に入るシエンタ」と「ホンダの中ではミドルサイズになるジェイド」の2つの車の維持費や燃費、乗り心地について比較していこうと思います。
引用:autoc-one.com
サイズやデザイン、価格がまったく違う2車種の車ですが、比較してみて初めて気付く部分も多いはずです。それでは比較してみましょう。
シエンタとは?
シエンタ(SIENTA)とは、トヨタ自動車が生産・販売するミニバン型乗用車です。
引用:toyota.jp
2001年にデビューしたホンダ・モビリオと同じく2003年デビューの日産・キューブキュービックに続くコンパクトサイズのミニバンとなっています。
ボディサイズは小型だが3列シートを備え、7人乗車を可能。
後席に両側スライドドアを採用し、一部グレードでは助手席側が電動式になりました。
ジェイドとは?
ジェイドとは、2012年の北京モーターショーに出展された「Concept S」の量産車となる車種で、中国市場に主眼を置きつつも他地域への投入も視野に入れて開発されたグローバルカーです。
引用:kakaku.com
日本仕様車は3列シート車のみの設定で、パワートレインは販売開始当初、LEB型エンジンをベースにした「SPORT HYBRID i-DCD」を採用したハイブリッド専用車種として発売。
日本でのグレード体系は標準仕様の「HYBRID」と上級仕様の「HYBRID X」が用意されています。
シエンタとジェイドの燃費は?
2つの車の燃費はどうなのでしょうか?どちらの車も燃費性能は優れていると思いますが、ここでは2つの車の燃費について詳しくみていきたいと思います。
引用:honda.co.jp
シエンタの燃費
引用:p-yamaguchi.co.jp
シエンタの燃費は 20.2~20.6 km/L
シエンタ(ハイブリッド)27.2 km/L
となっています。
シエンタの燃費については他の同クラスのミニバンと比べても優秀な数値です。シエンタハイブリットの数値も予想を超えた素晴らしい数値になっています。
「さすがはトヨタのミニバン」といったところでしょうか。
ジェイドの燃費
引用:honda.co.jp
ジェイドの燃費は以下になります。
・ジェイド 17.6~18.0 km/L
・ジェイド(ハイブリッド)24.2 km/L
ジェイドの燃費ですが、意外と車重がある車なので、燃費は他の同クラスのと比べても大きく目立たない数値です。
ただハイブリッドでスポーティーワゴンの見た目は珍しいことなので存在感が強いです。
燃費に関してはシエンタに軍配が上がりました。
次は2つの車の維持費についてみていきましょう。
シエンタとジェイドの維持費の違いについて
シエンタとジェイドの維持費はどのくらい違ってくるのでしょうか?
引用:kakaku.com
2つの車についてまとめてみました。
シエンタの維持費の合計は37.7000円です。
ジェイドの維持費の合計は38.5000円です。
シエンタの方が維持費が安くなります。
自動車税
自動車税とは、自動車にかかる税金のことです。
自動車税の金額は排気量ごとに決まっています。
シエンタもジェイドも排気量は1500ccなので、その場合の自動車税の金額は3.45万円になります。
シエンタは燃費基準をクリアしたエコカー減税対象車なのですが、残念ながら自動車税の減税はありません。
重量税
重量税とは、車両重量にかかる税金のことです。
自動車重量税は車両重量ごとに決まっていて、0.5トンごとに4,100円ずつ増えていきます。
シエンタの車両重量は1310〜1360kgとなっていて、車両重量税はエコカー減税対象なら1年あたり7500円に、対象外なら1.23万円になります。
ジェイドの車両重量は1510kgとなっていて、車両重量税はエコカー減税対象なら1年あたり1万円に、対象外なら1.64万円になります。
自賠責保険(任意保険)
保険には加入が必須となる自賠責保険と、種類を自分で選べる任意保険があります。
自賠責保険については新車購入に3年分39,120円を、車検の度に2年分27,840円をまとめて払います。1年あたりにすると1〜3年目は13,040円、4年目以降は 13,920円となります。
任意保険は年齢制限や保障内容などにもよりますが、平均的には年間約6.5万円ほどです。
車検
車検とは2年に一回の回数で必ずやらなければいけない車の点検のことです。
車検については検査手数料の印紙代が1800円かかります。
あとは車検基本料がかかるのですが、この費用はディーラーや車検業者など、どこに頼むかによって金額が大きく変わってきます。
平均的には4万円程度なので、今回は車検基本料は4万円として計算してみます。
合計すると車検費用は
検査手数料 + 車検基本料 = 4.18万円
車検は2年に1回なので、年間のコストとしては半分の2.09万円です。
当たり前ですが新車購入時は車検は不要なので車検費用がかかるのは4年目以降となります。
ガソリン代
ガソリン代とは、車が走るために必要なガソリンを入れるときにかかる費用のことです。
シエンタのガソリン代
シエンタのカタログ燃費は19.6km/l・20.2km/l・20.6km/lで、実燃費だとそれぞれ13.7km/l・14.1km/l・14.4km/lくらいです。ガソリン価格については、リッター140円で計算します。
- カタログ燃費19.6km/l 1万km ÷ 実燃費 13.7km/l × 140円 =10.2000円
- カタログ燃費20.2km/l 1万km ÷ 実燃費 14.1km/l × 140円 =9,9000円
- カタログ燃費20.6km/l 1万km ÷ 実燃費 14.4km.l × 140円 =9,7000円
ジェイドのガソリン代
ジェイドのカタログ燃費は18.0km/lで、実燃費だと12.6km/lくらいになります。
ガソリン価格については、リッター140円で計算します。
この燃費でリッター140円で1万km走るとガソリン代は以下の数値です。
- カタログ燃費18.0km/l 1万km/l ÷ 実燃費12.6km/l × 140円 = 11,1000円
駐車場代
駐車場代とは、車を駐車するときにかかる費用のことです。
月極駐車場の賃料の全国平均は8000円なので、年間で計算してみると、
8000円 × (12ヶ月 + 更新料1ヶ月)=10.4万円になります。
シエンタとジェイドの乗り心地について?
ここまでシエンタとジェイドの燃費や維持費についてまとめてきました。
引用:honda.co.jp
ここからは2つの車の乗り心地について紹介していきます。2つの車には、
- シエンタ 前マクファーソン式ストラット 後トーションビーム式
- ジェイド 前マクファーソン式ストラット 後ダブルウィッシュボーン式
がつけられています。
前のサスペンションは同型ですが、後ろは違いがありますが、走るのに優れているかと言われると、「ダブルウィッシュボーン」の方が優れています。
ただし、トーションビーム式も「室内空間が広くとれる」というメリットがあります。
それゆえにシエンタの方が荷室が広いです。
ダブルウィッシュボーン式は乗り心地がいいのが大きなメリットですが、トーションビーム式より室内スペースが狭くなるデメリットがあります。
乗り心地をとれば「ジェイド」ですし、室内の空間をとれば「シエンタ」です。
まとめ
今回はシエンタとジェイドの燃費や維持費、乗り心地について紹介してきました。みなさんの感想はどうだったでしょうか?
引用:kakaku.com
私の意見は、安くて取り回しを良くしたいのならばシエンタ。
俊敏な走りを追求するならば「ジェイド」をおすすめします。
また、新車ならハイブリッドの方が乗り換えの際高く買い取ってくれる事が多いので「ハイブリッド」をお勧めします。
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