アウトランダーPHEVvsティグアン徹底比較!どっちが買い?維持費・燃費・乗り心地は?

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SUVはどんな場面でも楽しめるオールラウンドに使える車として日本はもとより全世界で人気となっています。

今回比較するのは、国内で人気のSUVである三菱・アウトランダーPHEVとフォルクスワーゲンの新型SUVティグアンです。

アウトランダーPHEVとティグアンはどっちが買いなのか?について価格、グレード、維持費、燃費、乗り心地について徹底比較していきます。

アウトランダーPHEVvsティグアン比較!どっちが買い? 価格・グレード比較

さっそく両車の比較を始めます。

アウトランダーPHEVは、SUV車・アウトランダーをベースに三菱の先端技術を集結させた「自分で発電する電気自動車」です。

基本的には電気自動車で、サブでエンジン走行する仕組みとなっています。

アウトランダーPHEVはハイブリッド仕様で、排気量2.4L直列4気筒DOHC16バブルエンジンを搭載しています。

グレードは「G Limited Edition」、「G」、「G Plus Package」、「G premium Package」、「S Edition」の5種類ラインナップされています。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

◎アウトランダーPHEVの新車価格

・G Limited Edition:3,939,840円(税込)

・G:4,182,820円(税込)

・G Plus Package:4,479,840円(税込)

・G premium Package:4,793,040円(税込)

・S Edition:5,090,040円(税込)

価格帯は、3,939,840円~5,090,040円ということになります。

対するティグアンは、フォルクスワーゲンが製造・販売する車で、同社のゴルフをモデルに開発されたクロスオーバーSUVです。

ティグアンはガソリン車とディーゼル車の設定があります。

ガソリン車は排気量が1.4Lで直列4気筒DOHCターボエンジン、ディーゼル車は排気量が2.0Lで直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載しています。

グレードは「TSI Comfortline」、「TSI Highline」、「TSI R-Line」、「TDI 4MOTION Comfortline」、「TDI 4MOTION Highline」、「TDI 4MOTION R-Line」の6種類ラインナップされています。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

◎ティグアンの新車価格

・TSI Comfortline:3,699,000円

・TSI Highline:4,509,000円

・TSI R-Line:4,810,000円

・TDI 4MOTION Comfortline:4,179,000円

・TDI 4MOTION Highline:4,989,000円

・TDI 4MOTION R-Line:5,290,000円

価格帯は、3,699,000円~5,290,000円となっています。

両車の新車価格を比較したところ、価格帯はほぼ同じでした。

では性能面の違いはどうなんでしょうか。

この表はアウトランダーPHEVとティグアンのパワートレインの違いを示したものです。

排気量はアウトランダーPHEVが2.4Lで上回っていますが、出力・トルクについてはティグアンが勝っています。

アウトランダーPHEVの特徴の一つにトランスミッションがないことが挙げられます。

つまりエンジンは走行時は駆動系と直結しており、エンジンの最も美味しい回転数の場面でしか使われない設定で、具体的には高速走行時です。

モーターでは高速走行時の効率が悪いためこの設定になっているようで、EVの良さである、変速ショックのない滑らかな走りを実現し、重量も低減しています。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

ティグアンについては、排気量はアウトランダーPHEVに劣るものの、出力・トルクが数値が優れているため、馬力のあるパワフルな走行ができます。

また、ディーゼル使用の「TDI 4MOTION」もラインナップされているので、低燃費で長距離走行も安定しています。

以上より、両車のパワートレインは互角といえそうです。

続いて安全性能について比較してみます。

アウトランダーは三菱のセーフティ・サポートカーSワイド対象車となっており、安全かつ快適なドライブをサポートする先進技術を搭載しています。

先進技術には予防安全技術である「e-Assist」も搭載しています。

アウトランダーの安全装備として、 衝突被害軽減ブレーキシステム[FCM]、 誤発進抑制機能(前進&後退時)、車線逸脱警報システム[LDW]、オートマチックハイビーム[AHB]が全車標準装備されています。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

対するティグアンも安全装備は負けていません。

新しいフォルクスワーゲンの安全思想「Volkswagen オールイン・セーフティ」に基づき、「予防安全」、「衝突防止」、「二次被害防止」の3ステップで安全装備を備えています。

「予防安全」としてアクティブクルーズコントロール、レーンキープアシストシステム、ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)、「衝突防止」としてエアバック、ボディ剛性、「二次被害防止」としてポストコリジョンブレーキシステム、アクティブボンネット、エマージェンシーストップシグナル等が標準装備されています。

両車とも安全性能については万全の装備を備えています。

以上より両車の安全性能については互角といえそうです。

では広さや外観についても見てみましょう。

全長、全幅、全高、ホイールベースの数値はグレードにより若干異なりますが、ほぼ同じでした。

ゆえに車体の大きさも両車ほぼ同じということになります。

車両重量についてはアウトランダーPHEVが重いため重量感があります。

外観ついては、アウトランダーは三菱肝入りの「ダイナミックシールド」をフロントマークに採用し、スタイリッシュなSUVという印象があります。

ティグアンはフォルクスワーゲンの最新デザインを採用しており、迫力があり直線的で力強いデザインですが、意外とコンパクトで取り回しが楽なので、街乗りでもレジャーでも場面を問わず乗りこなせます。

好みの問題もありますが、ティグアンは国内でも人気の欧州車ということもあり、外観の雰囲気ではアウトランダーPEHVを凌駕しています。

ここまでの両車の比較では、価格、グレードとも互角となりました。

アウトランダーPHEVvsティグアン 維持費比較

車を買った後の維持費が気になる!という方も多いのではないでしょうか。

アウトランダーPHEVとティグアンでは、どっちが維持費安いのでしょうか?

何となく欧州車のティグアンのほうが高いイメージですが、実際はどうなんでしょうか。

アウトランダーPHEVとティグアンの主な維持費について、次の表で比較しました。

◎アウトランダーPHEVの主な維持費

◎ティグアンの主な維持費

両車の年間の主な維持費を比較すると、アウトランダーPHEVが5万円~11万円ほど安かったです。

予想通りティグアンの方が維持費が高いという結果になりました。

自動車税については、排気量の差でティグアンが安かったです。

燃費については、圧倒的にアウトランダーPHEVが安かったです。

アウトランダーPHEVがハイブリッド車であるので、低燃費の強みがもろに数字に出ています。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

ティグアンのディーゼル車でも太刀打ちできない差となっています。

車検代は新車購入したら3年後、それ以降は2年ごとにかかる費用です。

エコカー減税でも、アウトランダーPHEVはプラグインハイブリッドモデルなので、新車の購入時に自動車重量税が免税で自動車取得税は非課税で、最初の車検時の自動車重量税も免税になります。

一方、ティグアンについては、ディーゼル車の「TDI 4MOTION」はエコカー減税対象車でアウトランダーPHEVと同じ税金の優遇措置を受けられますが、「TSI」はエコカー減税対象車ではないので100%課税されます。

駐車場代は地域差や持ち家かどうか、ガソリン代は運転の仕方や走行距離によって変動がありますので、あくまで参考です。

任意保険や車検代についても年齢やオプション等で金額が変わりますので、こちらも参考です。

以上より、両車の維持費比較はアウトランダーPHEVの勝ちとなりました。

アウトランダーPHEVvsティグアン 燃費比較

燃費比較に入ります。

長距離ドライバーや毎日運転する方にとっては、やっぱり燃費が気になりますよね。

ではアウトランダーPHEVとティグアンの燃費を比較していきます。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

アウトランダーPHEVのカタログ燃費

・ハイブリッド燃費消費率:18.6km/L

・EV走行換算距離:65.0km

では実燃費はどうでしょう。

アウトランダーPHEVの実燃費

・ハイブリッド燃費消費率:13~15km/L

・EV走行換算距離:60km

こちらはなかなか燃費を表現するのが難しく、ドライバーの運転の仕方によって燃費にばらつきがあるからです。

1ヶ月の走行距離が60km未満の場合、EV走行だけで済むこともあるようで、充電をこまめに行えば、3ヶ月に1度の給油で良いようです。

ただ、EV走行のみの場合でもガソリンの給油が全くいらないということではなく、強制的に15Lを消費するように設定されているようです。

ネットでユーザーの燃費の口コミを見てみると、平均値をガソリンで換算すると35.0km/Lとなりました。

ハイブリッド車のアウトランダーPHEVですが、驚きの低燃費を実現しています。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

続いてティグアンの燃費を見ていきます。

◎ティグアンのカタログ燃費

・ガソリン車(TSI):13.0km/L

・ディーゼル車(TDI 4MOTION):17.2km/L

では実燃費はどうでしょう。

◎ティグアンの実燃費

・ガソリン車(TSI):10.1km/L

・ディーゼル車(TDI 4MOTION):14.0km/L

ティグアンの実燃費について、悪い数値ではありませんが、アウトランダーPHEVと比較すると劣って見えてしまいます。

また、ディーゼル車は燃料が軽油なので経済的ですが、ガソリン車の場合は外車のためハイオク仕様なので、国産車より割高感がありますね。

以上より、両車の燃費比較はアウトランダーPHEVの勝ちとなります。

アウトランダーPHEVvsティグアン 乗り心地比較

車を購入する際、乗り心地を最も重視するという人も多いのではないでしょうか。

車の乗り心地を左右するのは、タイヤやホイールのサイズなどの足回りです。

足回りのしっかりしている車ほど乗り心地が良くなります。

ではアウトランダーPHEVとティグアンの乗り心地はどうなんでしょうか。

今回、両車の乗り心地を比較するのあたって、ネットの乗り心地の口コミを集めてみました。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

◎アウトランダーPHEVの乗り心地の良い口コミ

・足回りが硬いが、路面からの突き上げも吸収できていて、良い乗り心地。

・重量が1.9tと重く、重心が低いため、重厚感のある乗り心地が楽しめる。

・高級感があり、ゆったりとしていて、ゆとりがある。

・ツインモーターのゼロ発進からの機敏性&トルク感、シームレスな走行感覚は素晴らしい。

・始動から加速までの走行やコーナリングがスムーズで快適。

・騒音がほぼなく無音で走行できるので、落ち着いた運転ができる。

・シートの性能が良く、全く疲労感がない。

・シートヒーターとステアリングヒーターで寒い時期も凌げる。

・車体に剛性があり、しっかり曲がり、しっかり止まるので、不快な揺れを感じない。

◎アウトランダーPHEVの乗り心地の悪い口コミ

・シートがやや硬く感じる。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

アウトランダーPHEVの乗り心地の口コミですが、総じて高評価で悪い口コミがほとんどありませんでした。

剛性、走行性、静粛性を兼ね備えており、最高の乗り心地を体感できるという意見が多数を占めていました。

続いて、ティグアンの乗り心地の口コミを見てみましょう。

◎ティグアンの乗り心地の良い口コミ

・足回りは,国産車に比べると硬いが、心地よく路面の凹凸を吸収してくれる。

・ドイツ車らしくガッシリしており、サスペンションはやや締まっているが嫌な感じはなくちょうど良い乗り心地。

・安定感たっぷりでハンドルも使いやすく快適で、高級感もある。

・ノーマルモードはもちろん高速走行も安定感が素晴らしく。

・ディーゼルでもエンジン音が静かで静粛性に優れている。

・トルクが高くエンジン性能が優れているので、急な坂道でも全く問題なく走行できる。

・国産車と同じ速度で運転していてもスピード感を感じることが非常に少ないので運転しやすい。

・ハンドリングがちょうど良い重量で、コーナリングもスムーズで快適。

◎ティグアンの乗り心地の悪い口コミ

・SUVボディのため仕方ないが、交差点で曲がる際に、乗員や荷物が大きく振られる感覚がある。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

ティグアンの乗り心地の口コミを見てきましたが、こちらも良い口コミが多数を占めていており、悪い口コミがほとんどありませんでした。

欧州車らしいしなやか走りやエンジン性能に優れていて、高級感があり乗り心地が良いという意見が多かったです。

乗り心地に関しては、両車のユーザーともほぼ満足しているということもあり、ほぼ良い口コミでした。

よって、両車の乗り心地比較は互角でした。

アウトランダーPHEVvsティグアン徹底比較まとめ

今回はアウトランダーPHEVとティグアンの価格、グレード、維持費、燃費、乗り心地にについて比較しました。

維持費、燃費はアウトランダーPHEVの勝ちでした。

価格、グレード、乗り心地では、両車互角でした。

維持費、乗り心地も互角でした。

以上の項目からアウトランダーPHEVとティグアンはどっちが買い?なのでしょうか。

走行性、安全性、エンジン性能に優れ、低燃費を実現するハイブリッド車のアウトランダーPHEV。

欧州車のしなやかな走行性やエンジン性能に優れ、高級感のある上質な外観も魅力的なティグアン。

引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_phev/

両車とも良い面がありますが、個人的にはアウトランダーPHEVを選びます。

理由は、エンジンや走行性、安全性等が総合的に優れていてバランスの良いSUV車であることと、何といっても燃費が圧倒的に良いことです。

ハイブリット車の利点を活かしたEV走行が楽しめます。

ただ、ティグアンの選択がまったくないというわけでもありません。

引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

エンジン性能に優れていて街乗りでもオフロードでもパワフルな走行ができますし、欧州車らしい国産車にはない上質さを兼ね備えています。

また、日本国内において販売台数がアウトランダーPHEVより圧倒的に少ないことから、「人と同じ車はイヤ!」という方にとってティグアンは、うってつけな車だと思います。

最終的には購入者の判断基準や優先順位で決めていただければと思いますが、今回の記事が少しでも車選びの参考になれば幸いです。

今回はアウトランダーPHEVとティグアンの比較記事でした。

アイキャッチ画像引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/models/tiguan.html#home&item=4&gallery=150665881866256325

この記事を書いた人

ナガクラヤマ
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