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スズキの「エスクード 4WD」とトヨタの「C-HR ハイブリット 2WD G」はどちらもSUVの人気のモデルです。
今回は、維持費・乗り心地・燃費について、公式サイトのデータを元に比較検証をしていきます。
乗り心地の比較
比較対象モデルは、スズキの「エスクード 4WD(以下、エスクードと記載)」とトヨタの「C-HR ハイブリット 2WD G(以下、C-HRと記載)」です。
エスクードのボディサイズは、4175mm×1775mm×1610mm。
C-HRのボディサイズは4360mm×1795mm×1550mm。
サイズの比較は、全長と全幅がC-HRが大きく、全高は60㎜エスクードが逞しいボディです。
エクスードの乗り心地
初めに、エスクードの乗り心地を見ていきましょう。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/escudo/
逞しいボディフェイスを持つエスクードは、SUVらしいドライビングモード設定が特徴です。
モードは、「AUTO」「SPORT」「SNOW」「LOCK」の4タイプから路面状況に合わせて設定が可能。
ぬかるみやアイスバーンのような厳しい走行状況であっても、タイヤの回転数を自動調整し、安全な走行をサポートします。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/escudo/
車内空間はシンプルですが、無駄のないインテリアに、スタイリッシュなデザインのシートが特徴です。
質感は本革を使用しており、しっかりとした座り心地。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/escudo/
ワイルドな車内空間はSUVらしさが際立ち、アウトドアへ出かけたくなる雰囲気です。
C-HRの乗り心地
SUV販売台数の上位に入るC-HRの乗り心地について見ていきましょう。
C-HRのダウンサイジングターボエンジンは、アクセルの踏み込みを踏み応えあるSUVらしいパワフルさを感じさせ、新設計のペダルが搭載されたことにより、スムーズにドラーバーの動作に合わせて素早い反応を示します。
引用:https://toyota.jp/catalog/c-hr_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_chr_main_d#target/page_no=1
C-HRの中で最も人気のある、ハイブリットシステム搭載モデルは燃費の良い走行をすると共に、静粛性の高い車内空間が魅力。
ハイブリットバッテリーを軽量化したことで、ラゲッジスペースの広い空間を確保しています。
ラゲッジスペースの容量は通常の場合318L、後部座席を倒せば最大1,112Lの積載量まで広がります。
引用:https://toyota.jp/catalog/c-hr_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_chr_main_d#target/page_no=1
「もっといいクルマをつくろう」をコンセプトに、TNGA(トヨタ・グローバル・アーキテクチャー)によるドライバーの疲れを感じにくい新プラットフォームを搭載。
コーナーリング走行時や路面状況の衝撃が大きい場合でも、ステアリング動作には安定性をもたらし横揺れを制御します。
引用:https://toyota.jp/catalog/c-hr_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_chr_main_d#target/page_no=1
以上の事から、C-HRは逞しいボディを持つ一方で、安全性とハイブリット搭載による静粛性の高い乗り心地でした。
エクスードの車内空間はシンプルでしたが、路面状況に合わせた4種類のSUVらしい走行モードが特徴的。
それぞれ同じSUVであっても乗り心地が違うモデルです。
では次に、燃費と年間維持費について比較をしていきます。
燃費の比較
エクスードとハイブリット車のC-HRの燃費を比較します。
下記表は、公式サイトのモデルスペックの詳細を参照したデータです。
モデル名 | スズキ エスクード 4WD | トヨタC-HR ハイブリット 2WD G |
車両重量(kg) | 1,220 | 1,440 |
燃費(JC08 モード) | 16,0km/L | 30.2km/L |
エンジン種類 | 直列4気筒ターボエンジン | 直列4気筒 |
最高出力(kW(PS)/rpm) | 100(136)/5,500 | 72(98)/5,200 |
最大トルク(Nm(PS)/rpm) | 210(21,4)/2,100-4,000 | 142(14.5)/3,600 |
燃料タンク容量(L) | 47 | 43 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン | 無鉛レギュラーガソリン |
総排気量(cc) | 1,371 | 1,797 |
乗車定員数(名) | 5 | 5 |
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/escudo/detail/spec.html
引用:https://toyota.jp/catalog/c-hr_main/book/?padid=ag341_tjp_wcata_chr_main_d#target/page_no=50
最高出力と最大トルクの数値から、エクスードがよりパワフルでスピードのある走りです。
モデル間で差が大きく開いたのは、燃費項目。
1L当たりエスクードが16㎞の走行、C-HRは30.3kmと2倍近くの差があります。
使用燃料はどちらもレギュラーガソリンですので、エスクードが2倍近く高い燃費が予想されます。
2019年4月現在のレギュラーガソリン平均価格140円と仮定し、以下金額を表にしています。
100km | 1000km | 2500km | 5000km | |
スズキ エスクード 4WD | 875円 | 8,750円 | 21,875円 | 43,750円 |
トヨタC-HR ハイブリット 2WD G | 464円 | 4,636円 | 11,590円 | 23,180円 |
差額 | 411円 | 4,114円 | 10,285円 | 20,570円 |
概ね2倍以上の燃費の差が広がっていることが結果に表れています。
走行距離5000kmの時点で2万円以上の差があり、距離が長くなるほどモデル間の燃費は顕著に表れます。
維持費の比較項目
年間における維持費を「自動車税・自動車重量税」と「自賠責保険・任意保険・車検・印紙代」に分けて比較します。
今回は、車の消耗品、駐車場代、有料高速代などの個人差のが出やすい出費は、比較対象項目に含めません。
自動車税
各項目の基準は排気量で決まる自動車税は、ソニー損保公式サイトによると、エクスードは34,500円、C-Hは39,500円の価格に値します。
参考文献:https://www.sonysonpo.co.jp/auto/guide/agde093.html
エクスードはエコカー減税対象モデルではないため、割引なしの価格ですが、C-HRはグリーン化特例も適応されており、約29,500円の割引が適用。
引用:https://toyota.jp/c-hr/ecocar/
よって、自動車税額はエクスードは34,500円、C-HRは10,000円です。
自動車重量税
車両重量で確定する自動車重量税ですが、エクシードとC-HRは同じ重量枠に値します。
エクシードの納税額は割引のない通常価格が対象であり、自動車重量税の1回目が24,600円、2回目は16,400円です。
一方、C-HRはエコカー減税対象車であり、100%免税が適用されます。
C-HRにおける自動車重量税の金額は、国土交通省公式サイトによると初回、2回目どちらも0円と明記。
引用:http://www.jama.or.jp/tax/exemption201205/PDF/H29fy/rev_jyouyou_toyota.pdf
よって納税額は、エコカー減税対象車であるC-HRが納税額は0円、エスクードは割引なしの通常価格です。
自賠責保険・自動車任意保険
保険料金は項目は車の保険金額は加入期間や年齢などの被保険者の加入条件によって価格が変動します。
法律で加入が定められている自賠責保険の金額は概ね15,000円、加入を推奨されている自動車任意保険は60,000円~10,000円が概ねの平均価格です。
車のスペックは金額に関わりがない為、今回は同額として提示しています。
自動車点検・印紙代
自動車点検は、車の保存状態や車検を依頼する場所(ディーラーやガソリンスタンド、車検専門店等)、排気量、走行年式、走行距離によって価格が変わります。
車検の代行を行うSHINMEI公式サイトによると、車検における基本点検技術料、代行手数料、登録印紙代を合わせてエクスードとC-HRはどちらも同額の33,500円です。
引用:http://www.shinmei.co.jp/support/inspection/price.html
年間維持費の比較一覧表
エスクードとC-HRの年間維持費の各項目を一覧表にしています。
スズキ エスクード 4WD | トヨタ C-HR ハイブリット 2WD G | |
自動車税 | 34,500円 | 10,000円 |
自動車重量税 | 16,400円 | 0円 |
自賠責保険 | 15,000円 | 15,000円 |
任意保険 | 60,000円 | 60,000円 |
車検・印紙代 | 33,500円 | 33,500円 |
燃費(5000km) | 43,750円 | 23,180円 |
合計金額 | 203,150円 | 141,680円 |
モデル間における合計金額の差は年間で61,470円。
エコカー減税対象車の、C-HRが自動車税と自動車重量税において大幅にコスト削減が可能に。
C-HRはハイブリットによる燃費効率の良さもあり、5000km走行の場合エスクードよりも20.570円コストの削減に。
保険各種、車検については加入条件により変動するため同額としています。
新車購入時における車両本体価格はエスクードがより安い価格で購入することができますが、年間を通しての維持費はC-HRがコストを抑える結果となりました。
まとめ
比較対象モデルは、スズキの「エスクード 4WD」とトヨタの「C-HR ハイブリット 2WD G」です。
ボディサイズは、全長と全幅はエスクードが大きく、全高はC-HRが60㎜大きいモデルと比較的サイズは似ています。
エスクードは路面状況に合わせて4種類の走行モードを適応することができSUVらしい乗り心地です。
C-HRはハイブリット機能により静粛性のある車内空間であり、コーナーリングでも安定したステアリング操作が特徴です。
燃費・年間維持費はC-HRのエコカー減税対象割引と、ハイブリットによる燃費の良い走りから、概ね6万円以上安くなる結果に。
年間通して維持費を抑えたい時はC-HR、SUVらしいパワフルな走りを楽しみたい人はエスクードがおすすめです。
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