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新型RAV4が発売され購入を検討している方もいるでしょう。
今回のRAV4は、パワートレインにガソリンエンジンとハイブリッドシステムの2種類をラインナップしています。
ここで気になるのが「ガソリンとハイブリッドどっちが良いのか」ではないでしょうか?
異なるパワートレインがあるとなると、どっちにしたらいいのか迷ってしまいますね。
ここでは、新型RAV4のガソリンとハイブリッドを比較し、どっちが良いのか解説します。
買ってから後悔しないためにも、ぜひ参考にしてください。
新型RAV4のグレード・価格・主要スペック
引用:https://toyota.jp/rav4/
まずは、新型RAV4のグレード構成、価格、主要スペックを見てみましょう。
RAV4のグレードと価格
- 2Lガソリン車
グレード | 価格 |
X | 2WD:2,608,200円 4WD:2,835,000円 |
G | 3,202,200円(4WD) |
G“Z package” | 3,348,000円(4WD) |
Adventure | 3,137,400円(4WD) |
- 2.5Lハイブリッド車
HYBRID X | 2WD:3,202,200円 4WD:3,450,600円 |
HYBRID G | 3,817,800円(4WD) |
ガソリン車の排気量は2Lで、グレードは全4種類。
ハイブリッド車の排気量は2.5Lでグレードは全2種類のラインナップとなっています。
ガソリン車はエントリーモデルが260万円台からとなっており、上位モデルは334.8万円でグレード間の価格差は70万円以上と大きめですね。
一方、ハイブリッド車は320万円から購入可能で上位グレードは380万円とガソリン車ほど価格差は大きくないですがハイブリッド車はエントリーモデルでもやや高めなのがデメリットと言えます。
引用:https://toyota.jp/rav4/
単純に価格だけでどっちを購入するか決める人はいないと思いますが、安易に安いからという理由だけで購入を決めてしまわないように注意してください。
もちろん、購入負担は少ないほうが良いですがグレードによって装備や機能が異なっていたり、オプション装着の可否があったりするので、買ったあとで後悔しないためにも価格は購入の決め手の一つの目安程度にしておきましょう。
RAV主要スペック
新型RAV4の主要スペックは以下の通りです。
- 2Lガソリン車
ボディサイズ | |
全長×全幅×全高 | X,G:4,600×1,855×1,685mm G“Z package”:4,600×1,855×1,690m Adventure:4,610×1,865×1,690mm |
ホイールベース | 2,690mm |
最低地上高 | X,G:195mm G“Z package”、Adventure:200mm |
車両重量 | X(2WD):1,500kg X(4WD):1,570kg G:1,590kg G“Z package”:1,620kg Adventure:1,630kg |
エンジン | |
最高出力 | 126kW(171PS)/6,600rpm |
最大トルク | 207N・m(21.1kgf・m)/4,800rpm |
燃費(WLTCモード) | |
X(2WD) | 15.8km/L(総合) 11.9km/L(市街地) 16.1km/L(郊外) 18.1km/L(高速道路) |
X(4WD) G | 15.2km/L(総合) 11.5km/L(市街地) 15.5km/L(郊外) 17.4km/L(高速道路) |
G“Z package” Adventure | 15.2km/L(総合) 11.5km/L(市街地) 15.3km/L(郊外) 17.5km/L(高速道路) |
- 2.5Lハイブリッド車
ボディサイズ | |
全長×全幅×全高 | 4,600×1,855×1,685mm |
ホイールベース | 2,690mm |
最低地上高 | 190mm |
車両重量 | HYBRID X (2WD):1,620kg HYBRID X [(4WD):1,670kg HYBRID G:1,690kg |
エンジン | |
最高出力 | フロントモーター:88kW(120PS) リアモーター:40kW(54PS) |
最大トルク | フロントモーター:202N・m(20.6kgf・m) リアモーター:121N・m(12.3kgf・m) |
燃費 | |
HYBRID X (2WD) | 21.4km/L(総合) 19.4km/L(市街地) 23.4km/L(郊外) 21.1km/L(高速道路) |
HYBRID X (4WD) G | 20.6km/L(総合) 18.1km/L(市街地) 22.4km/L(郊外) 20.7km/L(高速道路) |
新型RAV4は、価格、ボディサイズなどを考えるとハリアーとCH-Rの中間に位置する兄弟車のように思えますが、オフロード志向が強いのでこの2車種とは性格が全く異なります。
新型RAV4のボディサイズは視界が良好とは言えませんが、ボンネットはきちんと視野に入りますし、左右は持ち上げたデザインなので車幅感覚や先端の位置はわかりやすいです。
また後方視界は、CH-Rのように見えにくい作りではないですし、側面には三角窓が備わっているので、割と後方視界はクリアな方です。
このあたりの造りはガソリンとハイブリッドで違いはありません。
引用:https://toyota.jp/rav4/
室内空間の全体的なサイズ感は同じで、シートサイズに余裕があり、頭上と足元の空間には十分な広さがありゆったりと座ることができます。
異なる点は、リアシートの座面の作りです。
ハイブリッド車は、後席下に駆動用電池を設置しているので座面の沈み込みはイマイチで、座ったときに膝が持ち上がるような感じになります。
そのため、後部席の座り心地や居住性はガソリン車のほうが上です。
この点は、試乗で確認するといいでしょう。
引用:https://toyota.jp/rav4/
2Lガソリンエンジンは、排気量が2Lですが直噴式採用ということもあり2.2L並みの駆動力を持ち合わせており、低回転域でも余裕を感じさせてくれます。
高回転域では速度の上昇が活発になりパワフル感はいまいちですが、車格を感じさせない軽快な走りができます。
更に、エンジンの回転が非常に滑らかで、多少アクセルペダルを踏み込んでもノイズや振動は抑えられており不快感を感じさせません。
引用:https://toyota.jp/rav4/
一方、ハイブリッド車はガソリンエンジンよりも動力性能は高く3Lガソリンエンジンにも必定するほとです。
モーターアシストのおかげもあり、アクセルペダルの踏み込みよりも早く高出力を発揮するので、パワフルな走りができます。
モーター駆動はレスポンスが早く、駆動力が瞬時に高まるので出だしもスムーズで街乗りでもストレスを感じることなく走行できます。
ハイブリッドカーは燃費性能が優れていることが多いですが、RAV4の場合は動力性能が優れているのが特徴です。
引用:https://toyota.jp/rav4/
RAV4のハイブリッド車は、カムリと同じハイブリッドシステムですが遮音性はイマイチで、走行中のノイズが気になるのがネックです。
ハイブリッドカー=静かというイメージを持たれている方も多いですが、新型RAV4はそのあたりの静粛性は今ひとつということは覚えておいたほうが良いでしょう。
新型RAV4のガソリン・ハイブリッドの燃費比較
引用:https://toyota.jp/rav4/
新型RAV4の燃費をガソリンとハイブリッドで比較してみましょう。
- ガソリン車:15.2~15.8km/L
- ハイブリッド車:20.6~21.4km/L
思いの外、両パワートレインの燃費性能に差はありません。
確かに、ハイブリッド車のほうが燃費性能は優れていますが、その分車両価格が高いということを忘れてはいけません。
引用:https://toyota.jp/rav4/
たとえば、互いのグレード「G」で比較してみると・・・
- ガソリン車:3,202,200円
- ハイブリッド車:3,817,800円
価格差は約60万円となります。
もっとも、ハイブリッド車は「自動車取得税」「重量税」「グリーン化特例」などの減税により実質の差額は45万円程度にまで縮まります。
では、45万円の差額を埋めるためにはどれだけ乗ればいいのか計算してみましょう。
ガソリン価格140円/Lで年間10000km走行すると仮定して比べてみましょう。
パワートレイン | 年間のガソリン代 |
ガソリン車 | 約95,000円 |
ハイブリッド車 | 約70,000円 |
年間10000km走っても差額はたったの25,000円程度です。
10万km走っても25万円ほどの差にしかならず、15万km以上乗らないと45万円の差は埋まりません。
まとめ
新型RAV4のガソリン車とハイブリッド車、どっちにしようか悩ましいところかもしれません。
乗りたい方に乗ればいいと言えばそれまでですが、価格やコスパ面を考えた場合RAV4をどの程度乗るかによって選択肢は変わってくるでしょう。
5年程度乗り換えることを考えているなら、ハイブリッド車を選ぶと約20万円ほど損する計算です。
ハイブリッド車はコスパが良いイメージを持たれる方も多く安易に考えがちですが、年間10000km走行で5年程度で手放すならガソリン車を購入するほうがお得です。
単に燃費が良いからという理由だけでハイブリッド車を選んでしまうと損する恐れもあるので、自分がRAV4をどのように使いどの程度乗り続けるのかも加味して決めるようにするといいですよ。
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