NV350キャラバンの中古車選びのポイントは?中古価格の相場はどれくらい?

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商業用の1ボックスバンとして長い歴史を持つとキャラバン。

1973年登場のキャラバンは2012年から現行型となる5代目(E26型)にモデルチェンジし、「NV350キャラバン」として生まれ変わりました。

中古車市場でも活況を呈しているキャラバンの中古車選びのポイントや中古価格についてまとめてみました。

NV350キャラバンの中古車選びのポイントは?

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan/autech.html

貨物用のトランスポーターや送迎用のマイクロバスといった商業的なユース以外にも、オフロードバイクの運搬、サーフィンやアウトドアのギアとして使用されることが多く様々なシチュエーションで活躍してくれるがため、近年人気が上昇しています。

もちろん商用車としての耐久性も高く、中古車市場も大変な盛り上がりをみせています。

メーカーもそれを見越して、商用車としてのシンプルなグレードはもちろんありながら日常の足に使うユーザーを想定した装備充実の上級仕様が用意されているのも特徴です。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan.html

中古車選びの際に大切なのは、絶対に譲れないものを確定させることです。

中古車とは巡り合わせが大切になってくると思います。

その為、年式、走行距離、ボディカラー、装備内容など、細かい部分まで挙げたらキリがないですが、購入時にこだわるポイントがどこにあるか整理しておきましょう。

それでは判断基準のいくつかご紹介してきます。

年式 編

年式は新しいほうがよいけれど、スマホやPCなどと同じように、年によってバージョンアップの度合いが異なることもあります。

モデルチェンジ以外でも技術や装備が大きく変わることがあるので、こういった車の場合は使い勝手を大きく左右しかねないです。

ただ、特に問題がなければ、新しい技術や装備が入った年の車種を選んだほうがよいでしょう。

車検残 編

車検の残りは長いほうがでしょう。もちろんその分販売価格も高めになりますが。。。

車検整備付きと書かれている車両は、販売時に車検を取得するので残りは2年となります。

車検切れの車両も販売店に相談すれば、金額を上乗せすることで車検整備付きの状態で渡してくれることがほとんどです。

総走行距離 編

距離については、短ければ短いほどよいとは断言できません。

商用車はもともと普通車に比べると過走行車が多い傾向にあります。

ですがその耐久性が売りの一つですので、過剰に走っていなければそこまで大きく気にする必要もないでしょう。

年式とのバランスが大切です。

グレード編

シンプルに人気グレード別のポイントを押さえていきます。

DX
まずはDXグレード。インテリア、エクステリア共にシンプルな仕様になっています。

“道具”として扱いやすいのはこのグレードです。

プレミアムGX
スマートキーやプッシュボタン式エンジンスターターなど充実した実用的な装備を採用しています。

座面、シートバックともにクッション厚があり、乗用に耐えるものとなっています。

また、DXとプレムアムGXには特別仕様車の「Rider」も用意されています。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan.html

さいごに一番肝心!?かもしれない修復歴に関してですが、こちらは後述で詳しくご説明いたします。

これら以外に、前のオーナーがどの程度点検整備に出していたかでも、コンディションは変わってきます。

とにかく中古車は、数字の大小や装備の多少だけで優劣を付けられる世界ではないのでデータも重要だけれど、買う人の直感と経験も重視されます。

NV350キャラバンの中古価格相場について

先述のDXとプレミアムGXの2つのグレードでかつ、ロングボディの標準ルーフの比較をしていきます。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan.html

それでは新車価格から見ていきましょう

新車

DX 218.5万円~
プレミアムGX 291万円~

最低乗り出し価格だと約70万円の差があります。

一方、中古市場では

DX 中古

低価格-走行多 100万円~
状態良好 150万円~

DXで低価格帯では多走行や「修復歴」への不安もあるので100万円が平均価格となっております。

状態の良い個体は、約150万円台以上で選択肢は多くなっていきます。

プレミアムGX中古

低価格-走行多 150万円~
状態良好 200万円~

プレミアムGXは低価格帯では150万円、状態の良い個体は200万前後からとなっております。

この価格帯であればDXの新車とも比較できますが、中古車にはグレードやボディカラー等の組み合わせとめぐり合わせがありますから、どちらが正解というには無いでしょうね。

NV350キャラバンの中古車、「修理歴」有無の基準は?

先述の中古車の状態判断として「修復歴」という文言を使用しました。

「修復歴」の有無は、中古車を購入するときの大事な判断基準の一つです。

この「修理歴」の有無で買うか買わないかを判断する人も多いのではないでしょうか。

しかし一言で「修復歴」と言っても、どこをどのくらい修理していたら「修復歴あり」となるのでしょうか?

修復歴に該当するのはクルマの骨格にあたる部分を修理した場合で、一般財団法人日本自動車査定協会が示す修復歴判断基準によると、

引用:http://www.jaai.com/sateidojo/expert/08.htm

(1) フレーム(サイドメンバー)
(2) クロスメンバー
(3) インサイドパネル
(4) ピラー
(5) ダッシュパネル
(6) ルーフパネル
(7) フロア
(8) トランクフロア

以上の8カ所の骨格部位に損傷があるもの、または修復、交換されているものが「修復歴あり」となります。

ただし、骨格は溶接接合されている部分のみとし、ネジ止め部分は骨格部分に該当しません。

つまり、走行に影響を与えるクルマの骨格部分にダメージが及び修復したクルマを「修復歴あり」とするわけです。

ただし、修復の程度によっては該当しない部分もあり、この場合は骨格に影響なしと判断されます。

ですから、よくやりがちなちょっとバンパーをこすって修理したとか、ドアをへこませてしまって交換した、という場合は「修復歴あり」とはなりません。

 

では、「修復歴あり」ってダメなの?

修理をしたこと自体に関する問題点はあるのでしょうか?

大きな事故による修理だとしても、普通に使用する分に問題になることはあまりありません。

以前であれば、フレームに修理が及んでしまうと車体が歪んでしまって、通常の使用にも耐えかねるということも少なくありませんでした。

しかし現在は修理の技術は進んでいます。

とはいえ修理歴ありの場合、その分価格は下がります。

そのため、上のグレードのクルマが狙える場合もあります。

修復歴の有無だけで判断するのでなく、しっかり販売店とコミュニケーションとった上で信用できる固体を購入することをお勧めします。

まとめ 中古のNV350を購入した後の維持費は?

最後に、中古車としてNV350を購入した場合、維持費はどのくらいかかるのでしょうか。

参考までに載せておきます。

普通車(サイズ的に3ナンバー登録車)に場合2年に一度の車検があります。

それに比べて商用登録(1or4ナンバー)のNV350は毎年車検があります。

ただ、車検代や自動車税が大幅に変わっていきますので、比較してみましょう。

スーパーロングボディ・標準幅・ハイルーフを未選択の場合
4ナンバー登録となります。
車検費用
年/約35,000円
自動車税
年/16,000円
2年間でおよそ10万円です。

スーパーロングボディ・標準幅・ハイルーフを選択すると
1ナンバー登録になりますので2年でかかる費用は
車検費用
年/約45,000円
自動車税
年/16,000円
2年間でおよそ12万円掛かります。

それらに比べて、3ナンバー登録車は
車検費用
2年/約75,000円
自動車税
年/51,000円 2000ccだと32,000円
2年間で少なくとも140,000円以上は掛かってしまいます。

4万円近くも差が発生しますね。

ただ毎年車検があるためカスタムされる方や荷物を降ろさなくてはいけない整備が必要な場合、デメリットに感じる型もいらっしゃるでしょう。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan.html

こういった見方からも、働くクルマの中のイメージが強いNV350のような商用車ですが、最近は乗用車感覚で使う人も増えてきています。

人気の秘密は、華美で豪華になり過ぎたミニバンに対して、シンプルでスクエアなボディ、キャブオーバータイプを活かした広大な室内スペース、そしてアレンジ次第で様々な用途に使えるフレキシブル性などなど、まさに“アクティブライフ”の強い味方なのです。

中古車として数多く出回っているNV350の中古車ですが、しっかりと品定めをしてお気に入りの一台を選びたいですね。

アイキャッチ画像引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/nv350caravan.html

この記事を書いた人

マッチャマン
車好きなアラフィフのおっさんです。
若かりし頃はS13シルビアで峠を攻めていましたが、
子供ができてからは専らファミリーカーで大人しくしていました。
子育ても終盤に差し掛かり、スポーツカーへの返り咲きを
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