福祉車両にどうやって車いすで乗りますか?リフトで乗るのはどうでしょう?

下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!

下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!

ディーラーでは30万円の下取りが、
買取業者では80万円になることも
多々あります。

一括査定サイトを使うことで、
大手下取り会社の最大10社が

あなたの車の買取価格を
競ってくれるので、
結果的に値段が吊り上るのです。

btn1-1

近年高まっている福祉車両の需要。

各自動車メーカーも、多くの福祉車両を製造しています。

そんな福祉車両には、車いすごと乗車できる車があり、その乗り方にはリフトタイプとスロープタイプがあります。

今回は車いす移動車のリフトタイプを見ていきましょう。

スポンサーリンク

【福祉車両・リフト】リフトタイプとは?

車いす移動車のリフトタイプとは、その名の通り車いすをリフトで持ち上げて乗車する事ができるタイプです。

リフトタイプのメリットとしては、

  • リフトで持ち上げる分、スロープタイプより力が要らない

事だと思います。

これによって、力に自信が無い人や少し体を痛めていて力を出しにくい人でも少ない負担で車いすごと乗車させることができます。

車いすの前輪をリフトに乗せる瞬間だけ少し力が必要かと思いますが、それでもスロープタイプの様に押し続けなくてはいけないわけでは無いので、負担は少ないと思います。

体にかかる負担というのは、長い目で考えると精神的にも負担になる可能性を考えるとやはり無視できないので、大きいメリットだと思います。

しかし同時にデメリットもあります。

  • 車両重量が増える
  • 乗車の手間が増える

まず、車両重量ですが、これはリフトを積んでいる分どうしても増えてしまいます。

燃費にも影響するので、これは充分デメリットといえると思います。

しかしながら、もう一つの乗車の手間が増えるの方が重量よりも大きなデメリットではないかと思います。

リフトタイプの乗車の手順は、大雑把に説明すると、

①リフトを降ろす
②車いす乗車者を乗せる
③車いすを固定する
④リフトを上げる

という流れになります。

リフトの上げ下ろしなどは電動でリモコン操作をするだけなので、力が必要なわけではありませんが、乗車するまでの手順が多く、時間が掛かるのはデメリットだと思います。

メリット、デメリットどちらもありますが、どちらを重視するかが判断基準の一つになります。

それでは次からリフトタイプの車いす移動車を見ていきますが、リフトタイプを用意しているメーカーが少なく、

  • トヨタ
  • 日産

の2メーカーのみが用意しています。

スポンサーリンク

【福祉車両・リフト】トヨタのリフトタイプにはどんなのがある?

トヨタのリフトタイプは、

  • ハイエース
  • レジアスエース

の2車種あります。

とはいうものの、実際はエンブレムと説明書が違うだけの同じ車なので、実質1車種と言っていいでしょう。

トヨタにはトヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店と4つの販売チャネルがあり、販売チャネルごとに取り扱い車種が違います。

ハイエースはトヨペット店、レジアスエースはネッツ店が扱っています。

ハイエース・レジアスエース

引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/welcab/w_chair/layout/carlineup_hiacevan_welcab_layout_3_01_pc.png

ハイエース、レジアスエースのグレードは、

  • ロング・標準ボディ
  • スーパーロング・ワイドボディ

の2つです。

シート位置などの車内レイアウトが、ロング・標準ボディで5タイプ、スーパーロング・ワイドボディで2タイプあり、そのレイアウトタイプによって乗車できる人数が変わります。

以下がタイプごとの乗車人数になります。

ロング・標準ボディ
Aタイプ

車いす1人
大型車いす2人
歩行者5人5人
ストレッチャー1人
合計人数7人7人

ASタイプ

車いす1人
大型車いす2人1人
歩行者5人7人5人7人
ストレッチャー1人1人
合計人数7人8人7人8人

Bタイプ

車いす2人
大型車いす
歩行者8人8人
ストレッチャー1人
合計人数10人9人

Fタイプ

車いす4人(2人移乗)2人
大型車いす
歩行者6人8人
ストレッチャー
合計人数10人10人

Cタイプ

車いす1人
大型車いす
歩行者9人
ストレッチャー
合計人数10人

大型車いすの目安は、ハンドルからフットレストの長さが1400㎜になります。

引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/welcab/w_chair/layout/carlineup_hiacevan_welcab_layout_2_23_pc.png

スーパーロング・ワイドボディ
Bタイプ

車いす2人
歩行者7人7人
ストレッチャー1人
合計9人8人

Dタイプ

車いす4人2人2人
歩行者4人7人4人7人
ストレッチャー1人1人
合計8人9人7人8人

スーパーロング・ワイドボディには、大型車いすは乗りません。

まずは、ざっと乗車人数を見ていきましたが、乗車人数を見てわかるようにこの人数が入るだけの大きさがある車です。

寸法も、

  • ロング・標準ボディ
    全長       4695㎜
    全幅       1695㎜
    全高       2225㎜
    リフト張り出し長 1800㎜
  • スーパーロング・ワイドボディ
    全長       5380㎜
    全幅       1880㎜
    全高       2260㎜
    リフト張り出し長 1800㎜

となっています。

最初にこの乗車人数を見た時に、この乗車人数が乗れる車って日常で使いにくいんじゃないかと思ったのですが、実際はトヨタのミニバンであるアルファードの方が全長と全幅があります。

全高こそハイエース、レジアスエースの方があるものの、アルファードより小さいと知って、少し大きくなっていたサイズ感のイメージが下方修正されました。

といっても、ロング・標準ボディがアルファードより小さいだけで、スーパーロング・ワイドボディはアルファードより大きいです。

引用:https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_017/image/welcab/w_chair/layout/carlineup_hiacevan_welcab_layout_3_09_pc.png

それではここでハイエース、レジアスエースの口コミを見てみましょう。

福祉車両の口コミは見つけられなかったので、通常タイプの口コミを紹介します。

  • 乗り心地はあまり良くない
  • 乗り心地に高級感は求められない
  • 重心が高いので、コーナリングが不安定
  • エンジンの力不足は仕方ない
  • 遮音性が悪い
  • 思った以上に燃費が悪い
  • 荷室が広い
  • 車庫入れ以外扱いやすい
  • 海でも山でもどんなところでも行ける
  • 見切りが良く、運転しやすい

乗り心地は良くなさそうですが、車内の広さが大きな利点になっている印象です。

走行性能が高いとは思いませんが、運転のしやすさはあるようなので悪くはないと思います。

あくまで通常タイプの口コミなので、そのまま福祉車両に当てはまるわけではありませんが、参考にはなると思います。

そんなハイエース、レジアスエースの価格は、シートレイアウトのタイプごとで分かれています。

  • ロング・標準ボディ
    Aタイプ  370万7000円~
    ASタイプ 382万7000円~
    Bタイプ  368万1000円~
    Cタイプ  365万5000円~
    Fタイプ  374万円~
  • スーパーロング・ワイドボディ
    Bタイプ  418万円~
    Dタイプ  425万7000円~

ハイエースとレジアスエースは名前、エンブレム、説明書以外は同じで、しいて違いを挙げるとすれば、ハイエースの方が知名度が高いという事くらいです。

なので知名度が高い方が良い人はハイエースを、マイナー感を楽しみたい人はレジアスエースを選ぶというのが良いと思います。

スポンサーリンク

【福祉車両・リフト】日産のリフトタイプにはどんなのがある?

日産のリフトタイプは、

  • セレナ
  • NV350キャラバン
  • シビリアン

の3車種があります。

日産はトヨタの様に名前が違う同じ車という事は無く、3車種共違う車です。

ただ、シビリアンは乗車人数が18人~24人と、一般家庭での需要は無いと思うので、ここでの紹介は割愛します。

セレナ

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/SERENA/LIFTER/IMAGES/pfa_car_ph.jpg

セレナのグレードは、

  • セレナ B
  • セレナ X

の2つで、それぞれに2WD、4WDがあります。

乗車人数は車いす乗員含め6人です。

乗車人数は馴染みのある感じで、なんだか安心します。

そんなセレナの寸法がこちらです。

全長      4690㎜
全幅      1695㎜
全高      1865㎜
リフター突出量 1670㎜

大きさはハイエース、レジアスエースと全高以外変わりません。

同じ寸法で乗車人数に差があるという事は、車内空間の使い方が違うという事ですね。

こういう違いは面白いです。

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/SERENA/LIFTER/IMAGES/point1_ph05.jpg

ではセレナにはどんな口コミがあるのでしょうか。

こちらも福祉車両の口コミが見つからなかったので、通常のセレナの口コミを紹介します。

  • ワンテンポ遅れて発進・加速する
  • 出だしがもっさりしている
  • ロールがかなり気になる
  • 腰高な車で、全体的にふらふらしている
  • 背高なミニバンと考えれば適度なロール
  • 突き上げ感が無く、少しフワッとしている
  • 静粛性は上々
  • 無理無茶をしなければ、充分静粛性を楽しめる

走行性能は高くはないようですが、乗り心地は良いようです。

安定感は感じ方にもよりますが、大きさを考えたら良い方ではないかと思います。

乗り心地は良いようなので、福祉車両になっても良いのではないかと思います。

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/SERENA/LIFTER/IMAGES/spec_section01_ph01.jpg

そんなセレナの価格はこうなっています。

  • セレナ B 2WD 295万4000円
  • セレナ B 4WD 313万3000円
  • セレナ X 2WD 311万4000円
  • セレナ X 4WD 325万3000円

セレナの乗車人数は6人という良い感じの乗車人数だと思います。

個人的には乗車人数が多くても、持て余してしまう気がするのでそれを考えると、選びやすくて乗りやすい車だと思います。

NV350キャラバン

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/NV350CARAVAN/CHAIRCAB/IMAGES/pfa_car_ph.jpg

NV350キャラバンには、2WD、4WDの駆動方式にそれぞれガソリンエンジン、ディーゼルエンジンがあります。

乗車人数は最大で10人ですが、車内レイアウトによって変わります。
車いす1+1名仕様

車いす1人2人
歩行者9人7人7人
ストレッチャー1人
合計10人9人8人

車いす2名仕様

車いす2人1人
歩行者8人6人8人
ストレッチャー1人1人
合計10人8人9人

車いす4名仕様

車いす4人2人2人3人3人(大型)
歩行者5人8人5人6人4人
ストレッチャー1人
合計9人10人8人9人7人

車いす乗員が4人乗れるのは驚異的です。

が、車いす乗員4人乗れるというのは想像しづらいです。

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/NV350CARAVAN/CHAIRCAB/IMAGES/grade_car_ph05.jpg

そんなNV350キャラバンの寸法は、

全長     5080㎜
全幅     1695㎜
全高     2285㎜
リフター長さ 1205㎜

リフター長さは、リフターの車いすが乗るスペースの長さです。

実際にリフターがどれくらい突出するかわからないのですが、セレナの長さから考えて1700㎜くらいはあるのではないかと思います。

車いす乗員4人が乗れるだけあってさすがの全長です。

2017年6月時点で5ナンバークラストップレベルの室内長なだけはあります。

全幅はセレナと同じなので、縦長な印象にはなりますが、大きいです。

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/NV350CARAVAN/CHAIRCAB/IMAGES/grade_car_ph07.jpg

それではNV350キャラバンの口コミはどうでしょうか。

例によって通常のNV350キャラバンの口コミです。

  • ハンドルが重い
  • 乗車位置が広いので、視界が広いが乗り降りしづらい
  • 加速は期待できない
  • もう少しパワーが欲しい
  • 商用車としてはそこそこしっかりした足回りだが、連続したショックが収まりにくい
  • 柔らかめなサスだが、腰砕けな感じではなくマイルドな感じ
  • この車に乗り心地を求めるのは野暮
  • 室内空間がかなり広い

走行性能や乗り心地は期待値低めで行くのが良さそうです。

しかし車内空間の広さはあるので、広さを求める人には最適な一台かもしれません。

そんなNV350キャラバンの価格は、こうなっています。

  • 車いす1+1名仕様
    2WD ガソリン車  373万7000円
    2WD ディーゼル車 430万9000円
    4WD ディーゼル車 459万5000円
  • 車いす2名仕様
    2WD ガソリン車  367万7000円
    2WD ディーゼル車 424万9000円
    4WD ディーゼル車 453万5000円
  • 車いす4名仕様
    2WD ガソリン車  419万7000円
    2WD ディーゼル車 466万8000円
    4WD ディーゼル車 493万5000円

NV350キャラバンは、車いす乗員4人分のスペースを作れる事や最大10人乗車できる事から、1世帯レベルでは使いにくいかと思いました。

ただ、それだけのスペースを作れるのであれば、荷物がたくさん積めるから車いすに乗った人でもアウトドアに行きやすいんじゃないか?

4名仕様を選べば車中泊のスペースも充分とれるんじゃないか?

と思いました。

あくまで想像で、実際にどうかはわからないので、オススメは出来ませんが、そんな可能性を感じました。

スポンサーリンク

【福祉車両・リフト】まとめ

ここまでリフタータイプの車いす移動車を見てきました。

車いす移動車はスロープタイプが主流なので、リフタータイプは数が少ないです。

そんな数少ないリフトタイプの中では、

  • セレナ

が、一番選びやすいし、使い易いかと思いました。

ただ、NV350キャラバンのところでも言いましたが、車中泊のスペースやアウトドアの荷物積みを求めた場合、セレナよりもハイエースやNV350キャラバンの方が向いているかもしれません。

車いすに乗っていると、アウトドアなどに行きにくいかもしれませんが、家族の思い出作りもとても大切な事なので、是非一度考えてみてください。

どの車も結構な価格のする車なので、簡単には決められないと思いますが、満足のいく選択をしていただきたいと思います。

この記事を書いた人

りょー
都内在住。カレーとゲームと甘いものが好きです。



下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!

下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!

ディーラーでは30万円の下取りが、
買取業者では80万円になることも
多々あります。

一括査定サイトを使うことで、
大手下取り会社の最大10社が

あなたの車の買取価格を
競ってくれるので、
結果的に値段が吊り上るのです。

btn1-1