福祉車両に車いすで乗るならスロープが良い!オススメの車はコレ!

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近年需要が高くなっている福祉車両。

各自動車メーカーも福祉車両に力を入れています。

そんな福祉車両にも色々種類がありますが、中には車いすごと乗車したいという人もいるのではないでしょうか?

今回はそんな車いすごと乗車できる車いす移動車の中でもオススメのスロープタイプを紹介します。

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【福祉車両・スロープ】スロープタイプとは?

車いす移動車には、スロープを使って乗車するスロープタイプとリフトを使って乗車するリフトタイプの2つがあります。

スロープタイプとは、その名の通りリアゲートからスロープ、つまり車いすが乗車する為の通り道が装備されている車いす移動車です。

スロープタイプのメリットは、車いす乗車のしやすさだと思います。

スロープも簡単に出せるように作られているので、

①スロープを出す
②乗車する
③車いすを固定する
④スロープをしまう

の流れでスムーズに乗車できます。

力に不安がある人でも、手間が増えてしまいますが、電動ウインチを使えば負担を減らすことができます。

力に不安が無ければ、電動ウインチを使わずそのまま乗車すればスムーズです。

電動ウインチは、その日の体調や疲労などいつもより力が出しにくい時もあると思うので、あると便利だと思います。

電動ウインチはメーカーオプションになっているなど、標準装備されていない場合もあるので、販売店でご確認ください。

車いす移動車の主流はスロープタイプで、ボディタイプはミニバンと軽自動車の2つに分かれています。

例外として日産のキューブがコンパクトカーながらスロープタイプの車いす移動車が用意されています。

次からはオススメしたいスロープタイプの車いす移動車をミニバンと軽自動車の2つに分けて紹介します。

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【福祉車両・スロープ】オススメスロープタイプ~ミニバン編~

まずオススメしたいミニバンがこちらです。

トヨタ シエンタ

 

引用:https://toyota.jp/pages/contents/sienta/002_p_003/image/welcab/w_chair_slope/carlineup_sienta_welcab_w_chair_slope_3_55_pc.png

シエンタにはタイプⅠ、タイプⅡ、タイプⅢの3つがあります。

各タイプを簡単に説明しますと、

  • タイプⅠ(定員4~5名)
    2列目に車いす乗車できるスタンダードなタイプです。
  • タイプⅡ(定員4名)
    1.5列目まで車いす乗車ができ、ストレッチャーでの乗車もできます。
  • タイプⅢ(定員4~5名)
    タイプⅠに加えて、助手席回転チルトシートが装備されています。

全タイプ共通として、車高調整ができて、スロープの角度が9.5度のスロープです。

スロープの角度は他メーカーだと10度~14.5度なので、一番なだらかなスロープです。

他のトヨタのスロープタイプの車いす移動車も同じく9.5度です。

各タイプこのような特徴がありますが、その中でオススメしたいのがタイプⅢです。

理由としては、助手席回転チルトシートがある事です。

短距離、短時間の移動ならそのまま車いす乗車でも問題ないと思います。

しかし、長距離、長時間の移動になる場合、ずっと車いす乗車を続けるのは負担が大きいと思います。

タイプⅢなら短距離移動はそのまま車いす乗車、長距離移動は助手席回転チルトシートと使い分けることができるので、遠出する時に便利ではないかと思います。

もちろんタイプⅠとタイプⅡでも、助手席に座れますが、座りやすさでは助手席回転チルトシートの方が上です。

このような理由でシエンタ タイプⅢをオススメします。

次にオススメしたいのがこちらです。

ホンダ フリード+

 

引用:https://www.honda.co.jp/welfare/common/image_common/car_list_fre_wheel.jpg

フリード+には、ガソリン車のGとハイブリッドのGがあります。

特徴としては、車いす乗車はもちろんの事、車いす乗員がいない時は車いす乗車スペースを荷室として使い易くしています。

フリード+をオススメしたい理由は、まさにこの荷室利用です。

他の福祉車両でも確かに車いす乗員がいなければスペースが空くので、荷室としても使えますが、フリード+はスロープを床として利用することで2段に分割して荷物を置くことができます。

さらにディーラーオプションになりますが、荷室用ユーティリティボードを使えば、さらに荷室を分割して使うことができます。

引用:https://www.honda.co.jp/welfare/freed/wheelchair/images/fre_wheel_point03.jpg

こうした日常使いも考えた仕組みが良いなと思いました。

確かに車いす移動車といっても、常に車いす乗員がいるとは限らないので、この荷室の仕組みは便利だと思います。

最後にオススメしたいのがこの車です。

日産 NV200バネット

引用:https://lv.nissan.co.jp/LVCAR/NV200/SLOPETYP/IMAGES/pfa_car_ph.jpg

NV200バネットには、車いす乗員1名の乗車定員6名タイプと車いす乗員2名の乗車定員6名タイプ、乗車定員7名のタイプの3つがあります。

オススメ理由の半分が車いす乗員が2名乗れるところです。

車いす移動車の車いす乗員は1名が定員のタイプが多いのですが、車いす乗員が1名とは限らないので、必要な人にとっては2名乗れるのはありがたいと思います。

とはいえ、車いす乗員2名乗れるというだけなら、他の車にもあります。

その中でNV200バネットをオススメするのが残り半分の理由です。

NV200バネットは日本一小さい車いす2名仕様の車いす移動車なのです。

なので運転のしやすさという点では他の2名仕様よりも上だと思います。

この車いす乗員が2名乗れるという点と2名仕様の中で一番小さいという点が、NV200バネットのオススメ理由です。

という事で、以上3車種がミニバンのスロープタイプの車いす移動車の中でのオススメです。

おさらいをすると

  • 長距離移動まで考えればシエンタ タイプⅢ
  • 日常使いを考えたらフリード+
  • 車いす乗員が2名乗れて扱いやすいサイズを考えたらNV200バネット

です。

特徴が違う3車種を選んだので特にどれがオススメという事はしませんが、御自身のニーズに合ったものを選んでいただけたらと思います。

次は軽自動車のスロープタイプを紹介します。

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【福祉車両・スロープ】オススメスロープタイプ~軽自動車編~

軽自動車で最初にオススメする車はこれです。

ホンダ N-BOX

引用:https://www.honda.co.jp/welfare/common/image_common/car_list_nbox_wheel.jpg

N-BOXにはG・スロープとCustom G・スロープLの2つがあります。

オススメ理由はフリード+と同じで車いす乗員の乗車スペースを荷室としても利用できる点です。

N-BOXには、フリード+にあった荷室用ユーティリティボードはありませんが、2段に分けて使えるので充分な利便性があります。

やはり日常使いでの利便性も大切だと思うのでオススメします。

またN-BOXはホンダ福祉車両の公式HPの中で唯一N-BOX開発責任者がスロープ仕様に込めたこだわりを語っています。

その中で

  • 車いす乗員の快適さはもちろん、介助する人にも我慢してほしくない
  • ニュートラルデザインにこだわったから、ぱっと見ると他のN-BOXとの違いがわからない
  • 車いす乗員の手すりや収納の位置に配慮した
  • リアシートの乗り心地にこだわった

など語っています。

興味がありましたらご覧ください。

このようにホンダとしても、N-BOXにはこだわりがあるのがうかがえます。

次にオススメしたいのがこちらです。

ダイハツ タント

引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/friend_tanto_s/img01_index/main01.png

タントにはL、L“SA Ⅲ”、X“SA Ⅲ”、カスタムX“SA Ⅲ”の4つがあります。

タントをオススメする理由はなんといってもミラクルオープンドアの開放感です。

車いすでの乗車自体は、リアからするので車いすで乗車する時には関係ないのですが、介助をする時にミラクルオープンドアの開放感があれば、閉塞感が無く介助しやすいと思います。

車いす乗員にとっても介助される時に開放感があるので、心理的なストレスが少ないと思います。

もちろん車いす乗員がいない時は4人乗車できるので、日常使いにも活用できます。

軽自動車のオススメスロープタイプは、以上の2つです。

どちらも福祉車両としてだけでなく、日常使いでも良い感じだと思います。

他の軽自動車のスロープタイプが日常使いがしにくいという訳ではありませんが、N-BOXの荷室の利便性とタントのミラクルオープンドアの開放感はオススメできると思いました。

ミニバンでは、特徴が違う3台だったので、特にこれがオススメという事はしなかったのですが、軽自動車に関してはどちらも日常使いで選んだので特にオススメしたい車があります。

それは

  • N-BOX

です。

公式HPにも「アイデア次第で、N-BOXのある生活がますます充実」とあったのですが、確かにアイデア次第で色々使えそうで楽しそうな感じがしました。

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【福祉車両・スロープ】まとめ

ここまでミニバンと軽車両のオススメスロープタイプを紹介しました。

今回は計5車種紹介しましたが、個人的な好みとしてはN-BOXが気になりました。

あの荷室利用が思ったよりも気に入っているようで、福祉車両ではあるものの単純に日常で使う車として選ぶのもアリではないかと思いました。

荷室利用に関してはフリード+も同じように使えるので、そう考えるとミニバンでのオススメはフリード+という事になるのかもしれません。

福祉車両としての特化を考えたらシエンタが良いと思います。

福祉車両に求めるものは人それぞれだと思いますが、今回の記事が満足のいく選択の一助になれば幸いです。

この記事を書いた人

りょー
都内在住。カレーとゲームと甘いものが好きです。



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