新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターの エコカー減税やその他税金情報！

ポルシェの新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターのエコカー減税はどれぐらいでしょうか？

新型ポルシェ 718ケイマン/718ボクスターのエコカー減税に加え、自動車税などの税金の情報をご紹介します。

引用：https:/igexplorer.net/explore/tags/718%E3%83%9C%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC#

718ケイマン、ボクスターはエコカー減税対象か？

輸入車（外車）といえば、パワフルなスペックで燃費が悪いというイメージなのでエコカー減税とは無関係な感じがします。

ところが高級外車は車重が重い場合が多く、アウディ、BMW、メルセデスベンツと多くのクルマがエコカー減税対象車となっているのです。

そうです、日本の燃費基準では車重の重たいクルマが達成基準を満たすのに有利となっているのです。

そして718ケイマン、ボクスターは平均燃費を13km/Lとして車重1,335kgなので基準値15.8km/Lをクリアできずエコカー減税の対象外となってしまいました。

引用：http://www.motortrend.com/cars/porsche/718-boxster/2017/2017-porsche-718-boxster-first-drive-review/

ポルシェ718ケイマン、ボクスター燃費

■718ケイマン

・市街地走行……（9.9L/100Km)→10.1km/L

・高速道路走行……（6.0L/100Km)→16.7km/L

■718ケイマンS

・市街地走行……（10.7L/100Km)→9.3km/L

・高速道路走行……（6.5L/100Km)→15.4km/L

引用：http://www.motortrend.com/cars/porsche/

■718ボクスター

・市街地走行……（9.9L/100Km)→10.1km/L

・高速道路走行……（6.0L/100Km)→16.7km/L

■718ボクスターS

・市街地走行……（10.7L/100Km)→9.3km/L

・高速道路走行……（6.5L/100Km)→15.4km/L

引用：http://www.motortrend.com/cars/porsche/

エコカー減税の矛盾

エコカー減税に関しては、年々、基準を厳格化して、対象車を減らしていく方針が決まっています。

それにしても不思議なのはクルマの重量によって燃費基準が決められているということです。

そのため、およそエコカーとは言えないようなハイパワーマシーンがエコカー減税の対象となっています。

例えばメルセデスベンツ　E400 4MATIC EXCLUSIVEは56,900円の優遇を受けるエコカー減税対象車です。

引用：http://minkara.carview.co.jp/userid/2460121/blog/39153801/

このクルマのスペックは3.5L　V6ターボで333ps、燃費は11.3km/Lです。

実燃費はおよそ7km/Lくらいではないでしょうか。

お世辞にもエコカーとは言い難いですね。

ところが車重が1,920kgということで、燃費基準の達成は10.2km/Lでクリアなのです。

718ケイマン、ボクスターの2.0L車は平均燃費を13km/Lとしても1,360kgという軽い車重では燃費基準15.8km/Lをクリアできないとは、なんだかおかしいと思います。

E400よりは確実にCO2の排出量は少ないといえるのですが・・・。

このように車重によって条件が変わるため、同じ車種でもサンルーフやパワーシートなどのオプションをつけて車重を重たくすれば、たちまちエコカー減税の対象車になるのです。

車重と基準燃費については下の一覧でご確認ください。

そして2018年4月からは平成32年度燃費達成基準へと移行しさらに厳しくなってきます。

引用：http://www.porschegoldcoast.com.au/Label-Magazine-Ladies-Porsche-Drive-Day

平成27年度燃費達成基準

JC08モード

■～741kg未満……21.8km/L

■741kg以上～856kg未満……21.0km/L

■856kg以上～971kg未満……20.8km/L

■971kg以上～1081kg未満……20.5km/L

■1081kg以上～1196kg未満……18.7 km/L

■1196kg以上～1311kg未満……17.2km/L

■1311kg以上～1421kg未満……15.8km/L

■1421kg以上～1531kg未満……14.4km/L

■1531kg以上～1651kg未満……13.2km/L

■1651kg以上～1761kg未満……12.2km/L

■1761kg以上～1871kg未満……11.1km/L

■1871kg以上～1991kg未満……10.2km/L

■1991kg以上～2101kg未満……9.4km/L

■2101kg以上～2271kg未満……8.7km/L

■2271kg以上……7.4km/L

引用：http://www.porschegoldcoast.com.au/Label-Magazine-Ladies-Porsche-Drive-Day

平成32年度燃費基準値

JC08モード

■～741kg未満……24.6km/L

■741kg以上～856kg未満……24.5km/L

■856kg以上～971kg未満……23.7km/L

■971kg以上～1081kg未満……23.4km/L

■1081kg以上～1196kg未満……21.8km/L

■1196kg以上～1311kg未満……20.3km/L

■1311kg以上～1421kg未満……19.0km/L

■1421kg以上～1531kg未満……17.6km/L

■1531kg以上～1651kg未満……16.5km/L

■1651kg以上～1761kg未満……15.4km/L

■1761kg以上～1871kg未満……14.4km/L

■1871kg以上～1991kg未満……13.5km/L

■1991kg以上～2101kg未満……12.7km/L

■2101kg以上～2271kg未満……11.9km/L

■2271kg以上……10.6km/L

引用：http://www.porschegoldcoast.com.au/Label-Magazine-Ladies-Porsche-Drive-Day

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718ケイマン、ボクスターの自動車税

718ケイマンとボクスターはいずれも、ベースグレードと上位グレードのSとでは毎年の自動車税が変わってきます。

それは自動車税がそのクルマの総排気量で決められているからです。

ベースグレードは1,987ccなので39,500円。

Sは2,497ccですので45,000円となっています。

引用：http://liverary.tokyo/entry/detail.php?id=17107

【排気量と自動車税】

1000cc以下……29,500円

1000cc～1500cc……34,500円

1500cc～2000cc……39,500円

2000cc～2500cc……45,000円

2500cc～3000cc…..51,000円

3000cc～3500cc…..58,000円

3500cc～4000cc…..66,500円

4000cc～4500cc…..76,500円

4500cc～6000cc…..88,000円

引用：http://www.porschegoldcoast.com.au/Used-Porsche-Listing.aspx?active_page_id=508&usedOrDemo=&model=Boxster

ポルシェ 718ケイマン、ボクスターの エコカー減税まとめ

エンジン排気量を小さくし、燃費も向上したということで718ケイマン、ボクスターのエコカー減税には大いに期待したのですが、本当に残念な結果でした。

しかも、燃費基準が車重で決められてしまうという、なんとも納得いき難いものです。

エコカー減税って結局誰のための制度なの？と疑問に思ってしまいます。

まずは自動車メーカー、販売店、そしてエコカーの購入者。

そのエコカーの購入者に対しても、結局、高級車を購入する人が得をする仕組みになっているのです。

なぜなら、取得税が免税になるからです。

高いクルマを買えば買う程、免除される額が大きくなります。

引用：http://www.porsche.co.jp/718_premium_experience/vol2/

たとえばテスラ　モデル X P100D　1845万円。

このクルマを購入するとエコカー減税合計が約50万円。

そして補助金として60万円が支給されます。

合計で110万円もの費用が税金から支払われるわけです。

1845万円のクルマを購入する人にエコカー減税ってそれほど必要なのでしょうか。

その分を家計をやりくりする一般家庭にまわせないものかと、つくづく感じます。

平等のもとの不公平な税制、それがエコカー減税なのかもしれませんね。