レッカー移動の料金（費用）は？　駐車違反や車両トラブル時の依頼方法を知りたい

レッカー移動の料金（費用）や依頼方法を解説します。エンジントラブルで突然車が動かなくなったときは修理工場やディーラーまでレッカーでの移動が必要です。
任意保険に加入しているといいのですが、入っていない場合には自分で呼ぶ必要があります。

レッカー移動が必要な場合にどうすればいい？

せっかくのお休みに大好きな愛車でドライブを楽しんでいたつもりが、いきなりエンジンが止まってしまって困ったという経験はありませんか。

車を運転する際は乗る前にちゃんと点検をしてから乗りましょう！と教習所でも習ったことなのですが、車って通勤で使ったり仕事で使ったりと、その度に点検をすることは、タクシーや警察官、消防署、バスのドライバー以外はなかなかやることがありませんね。

それがいけないのはわかっているんですが、ついついサボオてしまいがちです。
そのせいで、せっかく楽しんでいるにもかかわらず車が故障してしまったり、事故にあったり・・・・

そんな時にはレッカー移動は本当に助かるアイテムです。

レッカー移動とは、自分の車がトス全事故にあったとか、エンジントラブルなどで自走（自力で走れないこと）できない場合に、レッカー車という特殊車両でディーラーや整備工場まであなたの車を運ぶことを言います。

この場合、一般的には任意に加入している自動車保険会社または、JAF（JAPAN AUTOMOBILE FEDERATION=一般社団法人・日本自動車連盟）に加入している場合にはそこへ連絡をすることで、レッカー車の手配をしてくれます。

「えっ！？、保険会社やJAFに加入していないとレッカーは使えないんだ？」

大丈夫です、JAFに連絡をすればレッカー車の手配はできます。

ただし、JAF会員ではないので割高にはなってしまいますが、そこは仕方がありませんね。

たいていの人は、任意で自動車保険に加入していると思いますので、その保険会社のサービスにレッカー移動はついていますが、気をつけないといけないのは、各会社ごとレッカー車での移動距離に「50kmまで」と言うよな上限が決められていますので、ご自身でしっかりと確認をしてください。

自動車保険会社は非常にたくさんあります。

あなたの車はどの保険会社に加入しているのかをまずはしっかりと確認をしていただきレッカー移動のサービスが付帯されているかをまず確認しましょう。

最後に保険会社ごとのリンクを貼っておきますので、この機会にぜひご確認ください。

レッカー移動の費用はいくらぐらい？

ここではレッカー移動にかかる費用について、JAFと保険会社でどれだけ金額が違うのかをお話ししますね。

任意保険に入っていれば、たいていの場合「レッカー移動」は付帯サービスでついていると思います。
ですから料金的にはそんなに心配する必要はありません。

例えば、アクサダイレクト（アクサ損害保険株式会社）の場合、ロードサービスが付帯サービスとして付いており、このロードサービスの中に「レッカー移動」があります。

このサービスの内容は、ロードサービスセンターが指定する事故または故障等の場所から見た最寄修理工場まで、距離の制限なく無料でレッカー移動してくれます。

また、最近テレビCMでよく耳にする「ソニー損保保険株式会社」のロードサービスも付帯サービスで、内容は以下のとおりです。

事故または故障等で自力走行不能 となった場合に、修理工場等まであなたの車をレッカー移動します。

なお、ソニー損保が指定する修理工場までなら距離の制限はありませんし、あなたが指定する修理工場までの場合のけん引距離は150kmまで無料となっています。

また、保険会社によっては、修理が完了したあなたの車を自宅まで陸送してくれるサービスや、その修理工場まで引き取りに行く際の交通費、また、ホテルでの宿泊費やレンターカー代まで出してくれるサービスもあります。

「えーー、そんなにたくさん付帯サービスが付いているんだ。
保険料がもったいないなと思っていたけど、いざという時のことを考えると、逆に安いかもしれないな」

そうですよね、このように、レッカーサービスは非常に手厚いサービス内容になっていますので、事故や故障などでレッカー移動が必要な場合にはこのサービスを使わない手はありませんね。

ただし、次のような場合にはレッカー移動の料金としてお金がかかります。

それは・・・・・・・

「駐車違反」でレッカー移動された場合です。
この時のレッカー移動の費用は当然駐車違反をしたあなたに請求され支払うこととなります。しかも・・・・・

レッカー移動した後にあなたの車を一時的に保管するのですが、その保管場所の保管料がレッカー移動の料金の他にかかります。

この保管料は自治体のより時間彫金になっている場合もありますから長時間保管された場合には結構な高額になります。

私の経験の場合ですが、駐車違反で何度もレッカー移動されましたが、かかった料金はレッカー移動料金18,000円、反則金10,000円、自動車保管料6,000円、保管場所までの交通費2,000円程度と、３万円以上の出費となりました。ご参考までに・・・・・。

次にJAFの場合ですが、会員と非会員で料金の差があります。

その違いを下図に示していますのでご確認してください。

画像引用：http://www.jaf.or.jp/rservice/price/result/index.php?id=8&time=daytime

レッカー移動の素朴な疑問と都市伝説？

私の経験ですが、駐車違反をして車をレッカー移動されました。
でも、そこで疑問が一つ湧きました。
それは、私が違法駐車する前から駐車していた車（高級車）なのですが、なぜか私の車だけレッカー移動されていました。

その高級車はフロントガラスに駐車違反のステッカーが貼られていただけで、レッカー移動までされていません。

納得のいかなかった私はすぐにこの矛盾の説明を受けるため管轄警察署に電話をしましたが、駐車違反の処理をした警察官がいないので「わからない」との一点張り。

時間がもったいなかったので、とりあえず車を保管場所まで引き取りに行き、その足で管轄警察に行き、改めてこの取り締まりの矛盾を問いただしに行きました。

そこで言われたのは「急迫した状況」と「運転者に動かす命令を行う余裕がない状況」にあったためレッカー移動したと言われました。

いろいろと説明をされましたが、何を言われても納得はできません。
しかし、警察は一歩も引くことはなく小一時間押し問答。

私も諦め帰途につきましたが、友人にこのことを話した時、「嘘か本当か」はわかりませんが、こんなことを言ってました。

「実はダッシュボードに蓋の開いた状態で飲みかけのジュースなどを置いておくとレッカー移動されないらしい」　というのです。

レッカー移動の作業をする際に、反動でそのジュースなどをこぼすと後々面倒なのが理由らしいです。
この話はずいぶん前の話です。
それこそバブル期以前の話ですから、最近の話として聞かないでください。
でも、実際に当時の友人はそれでレッカー移動されなかったとのこと。

私がまだ20代の出来事です。
当時のレッカーは油圧装置などまだなく、前をジャッキで持ち上げフックをバンパーの下に引っ掛けていましたので、その作業中に多少の揺れが発生していました。
最近のレッカー車は非常によくできていて油圧装置などで上下させるためほとんど揺れることがないそうです。
これも聞いた話ですが・・・

「信じるか信じないかはあなた次第です。」

レッカー移動に関するまとめ

今回は、レッカー移動の料金（費用）と駐車違反や車両トラブル時のレッカー車の依頼方法についてお話をしました。
レッカー移動をしてもらう機会はそんなにありませんが、「イザッ！」という時には非常に助かります。

私の経験ですが、私は大型のアメリカンバイクに乗っています。
バイクというやつは、非常に気分屋で、いきなりエンジンがかからなくなることがあります。
でも、レッカーサービスに入っているために、自宅からも整備工場に運んでくれます。
本当にこのサービスには救われます。

昔からこんな言葉がありますね。
「転ばぬ先の杖」
まさにこのことだと思います。

あなたも是非この機会に任意保険の確認をして、突然のトラブルにも対処できるようなカーライフを過ごしてくださいね。