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可愛さが女性ドライバーの心を掴んでいる軽自動車「ラパン」ですが、そのラパンの中古車市場がどうなっているのか、気になるところですね。
ここでは、ラパンの中古車市場について概観してみたいと思います。
情報を参考にして、お気に入りのラパンにめぐり合う確率をあげましょう。
ラパンの中古車を検討する理由
車を購入する場合、新車を購入するか、それとも中古車を購入するかで悩みますね。
できれば、誰も手を付けていない新車に乗りたいのが本音だと思います。
ただ予算の関係もあり、安い方がいいとなると選択肢としては中古車ということになります。
また、ラパンは2015年にモデルチェンジしており、旧型モデルに加えちょうど手ごろな価格の現行モデルの中古車も数多く出回る時期にあります。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/styling/
ラパンはこのモデルチェンジにより、外観がかなり変わっています。
ユーザーによっては、一代前のラパンの方が好みという向きもあるかと思います。
引用: https://www.suzuki.co.jp/about/museum/2000s/
現在、新車よりも中古車を選ぶ理由が、モデルチェンジによって1つ増えたことになるでしょう。
一般的な中古車の市場について
中古車の場合、製造されてからの年数、走行距離、傷、汚れその他の各々(場合によっては事故歴)の中古車の特性及びその車種の人気度から1台ごとに価格が決定されます。
このため、20XX年式のA車種の場合、自動的にY万円ということにはなりませんが、一応の価格帯が存在しています。
傾向として言えることは、当然ですが低年式であればあるほど、価格帯は低下しているということです。
周知のことだと考えますが、古い年式のことを「低年式」といいます。
逆に、新しい年式のことは「高年式」といいます。
一車種の価格全体のうち、コアな部分、つまり、検討しているA車種のある年式で、その年式や走行距離において妥当であり、一番台数の多い価格(価格帯)があります。
また、その中古車ごとの事情により、コアな価格帯の上下の価格にもある程度は台数が存在しています。
コアな価格帯より低いの場合
・他店よりも低価格で販売する薄利多売型の店舗が存在する
・車的には走行距離が多い
・事故歴がある車
である場合などのケースが考えられます。
コアな価格帯よりも上の場合は
・同年式のものよりも走行距離が少なめである
・魅力的なカスタマイズがされている
など、高付加価値の車であることが考えられますね。
販売店に行く前に、価格の傾向を掴んでおきましょう。
ラパン中古車の市場について
引用:https://www.suzuki.co.jp/ucar/detail/971019022700720010004/index.html
それでは改めて、ラパン中古車の価格の傾向について見てみましょう。
まず比較の対象としてラパンの新車価格を確認すると、およそ120万~140万円となっています。
中古車の場合、この新車価格よりも価格が低くなります。
(1)新古車が多い
このことを踏まえたうえで、一番にお伝えしたいことは、2018年式の新古車の台数が圧倒的に多いということです。
この傾向は、ラパンに限らず軽自動車に一般的な傾向です。
軽自動車の場合、車庫証明を取得する必要のある普通車に比べて登録までの手間が少なく、また、新車価格と比較して20万円から30万円も安く購入することができるなど新古車独特のメリットがあります。
そして、この年式の価格は100万円前後から130万円台までの価格帯に集中しており、できれば新車に乗りたいけど、やはり少しでも安く手に入れたいというニーズに合っているということでしょう。
(2)高年式車
引用:https://www.suzuki.co.jp/ucar/detail/971019022200510559001/index.html
2017年式、2016年式の高年式のラパンの価格の傾向としては、80万円~130万円代が中心です。
モノによっては、80万円代も出ているため、2018年式よりも若干買いやすい価格となっているようです。
(3)モデルチェンジのあった2015年式、中古車として適した年式
2015年は、現行モデルが5月に登場し現行モデルと旧式モデルが併存していますが、どちらがどれだけ存在するかは不明です。
ただ、モデルチェンジ前後の台数からすると人気度もあまり違いがないように見受けられます。
まだ、100万円超の価格帯でも台数がありますが、70万円代でもまとまった台数が販売されています。
レンジがだいぶ広くなってきます。
引用:https://www.suzuki.co.jp/ucar/detail/971018122300400355001/index.html
2014年式、2013年式のラパンになると、さらに価格は下がり、70万円代が販売価格の中心となっています。
さらに安い価格では、50万円台もある程度台数が確認されます。
この年式そして価格となると、中古車としても納得の行く価格として認識されるのではないでしょうか。
ただ、状態の良いものやカスタムされた高付加価値のものであれば、依然として100万円前後の価格のものもありますね。
(4)低年式車、10年超のラパンも
2012年式から2008年式でみると50万円代が中心価格となります。
もちろん、年式がより新しければ若干高くなり、また、古くなると、30万円、あるいは20万円代でもまとまった台数が確認されます。
引用:https://www.suzuki.co.jp/ucar/detail/971018110200601500003/index.html
ラパンの場合、さらに古い年式のものもまだまだ、十分な市場が存在しています。
従来は、自動車の寿命としては10年(走行距離としては10万km)が目安になっていましたが、10年を超えても元気に頑張っているラパンが多いようです。
2008年以前になると、さらに一代古いモデルとなりますが、20万円代、10万円代の価格帯で台数も十分確保されています。10万円未満のものも多くの数が出ています。
どの年式においても数十万円程度の価格の幅があるため、中心的な価格を確認したうえで、購入しようとしているラパンになぜその価格が設定されているのか販売店に伺ってみるようにしたいものです。
低年式車の故障、部品について
目安として走行距離10万キロを超えると不具合が生じる箇所が増えてきます。
さらに、その不具合箇所に係る修理費用も万円単位となるものが多いため、修理工に負けないくらいの知識のある詳しいユーザーであれば対応可能でしょう。
一方で、あまり車のメカニズムに詳しくない方は手を出さない方が賢明ですね。
一応、10万キロ超の走行距離である場合に不具合が生じやすい箇所を挙げておきます。
・ブレーキホース
・ブレーキキャリパー
・ドライブシャフトダストブーツ(30,000円~)
・スプリング(40,000円~)
・ショックアブソーバー(40,000円~)
・Vベルト
・フューエルインジェクター
・フューエルフィルター
・オルタネーターブラシ(50,000円~)
・サーモスタット
・ラジエーターホース など。
主なもので、金額が高いといわれているものは大まかな価格を示していますが、もちろんその他の細かな修理も費用がかかります。
そのため、これらの修理が一度に必要となった場合は、どれだけラパン本体を低価格で購入できても、結局、”安物買いの銭失い”となりそうです。
そして、当然、走行中に急に不具合が生じ、事故につながる可能性も大きくなります。
購入金額を削ることにより、自分だけでなく、事故に巻き込まれた人の身体や命を危険に陥れる可能性もあるわけです。
というわけで、私の考えとしては、あまり安いからといって飛びつくことはお勧めしません。
やはり、その年式や走行距離に遭った適切な価格で購入することが望ましいといえます。
また、余談ですが、登録年度から13年経過すると軽自動車税も若干増加しますので注意が必要です。
ラパンの購入にあたって
これまでの情報をまとめてみると、ラパン中古車の購入にあたっては、
1. 登録年から数年経過しているラパンであること
2. 購入後、数年間乗ること
3. 価格的には、70万円代~あたり
以上のような状況のラパンなら納得というところでしょう。
もちろん、販売店によっては、もう少し安い価格でも十分良いものも購入できます。
1.登録後3年目までのラパンであること
2.価格的には、100万円~130万円程度
新車の代替品として検討するというところでしょう。
そもそものラパンのおさらい
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/styling/
ラパンの中古車情報をお伝えしていきましたが、念のため、ラパンについての情報を簡単にまとめて最後にお伝えしておきます。
軽自動車業界をリードするスズキが、女性をターゲットとして2002年に初めて市場に投入した軽自動車がラパンです。
軽自動車ということで、35.6km/L(JO08モード)という燃費の良さと最小回転半径4.4mと小回りの利く車両となっています。
グレードとしては、X,S,L,Gとありますが、Xグレードで約142万円、Lグレードで約124万円で販売されています(新車での車両本体価格)。
市場投入後、現在まで、メーカーの思惑どおり、若い女性に人気の根強い車種となっています。
ラパンという名称ですが、フランス語で「うさぎ」という意味なんだそうです。
2002年に登場して以来、2008年と2015年にモデルチェンジがあり、現行ラパンは3代目(ラパン三世、ラパン・ザ・サード???)となります。
特に2015年のモデルチェンジで登場した現行ラパンは、可愛らしさという点では旧型ラパンと変わらないものの、外観的にはかなり変わった印象を受けます。
現行ラパンはかなり丸くなった感じを受けます。
引用:https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/
現行・旧型いずれにも、フロントグリルには名称となっているラパン(うさぎ)のマークが中央に配置され、ホイールや給油口などその他の箇所にもデカール(ステッカー)でラパンマークを追加することができます。
スズキ系の新車ディーラーに確認したところ、このデカールのみでも購入可能とのことでした。
購入した中古車についていなくても、追加できるのですね。
ただ、実際に貼るということになると専門の業者に依頼したほうがよいでしょう。
ラパンの内装は、「わたしの部屋」をキーワードとしてデザインされています。
このコンセプトについては、現行のラパンも旧型のラパンも変わりません。
現行のラパンでは、さらに旅先をイメージしたオプションであるハンドルカバーやシートカバーにより雰囲気を変えてカスタムすることができます。
引用: https://www.suzuki.co.jp/accessory_car/lapin/lapin/HTML5/pc.html#/page/8
さらに、現行ラパンでは、エアコン作動時にナノイーという微粒子イオンを放出し、室内の空気環境を整え、菌やウイルスからユーザーを守ってくれます。
https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/comfort/?data=b
紫外線を99%カットしてくれるフロントガラスで日焼けも抑制してくれます。
また、女性らしく多くの小物を収納できる便利なスペースがいくつもあります。
引用: https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/luggage/
可愛いという評価が一般的なラパンですが、このように機能的な面もあり女性にとって完璧な車であると言えますね。
これからマイカーを手に入れようとする女性ユーザーにとって選択肢の第一候補として打って付けの車です。
ラパン中古車市場情報のまとめ
引用: https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/styling/
ラパンという車の特性上、見た目で選ぶという軽めの基準から価格帯での基準、そして、走行距離10万km超の場合の修繕箇所についてみてみました。
ラパンは人気車であることから、幅の広い選択が可能となっています。
このため、ユーザーとして、しっかりとした知識と選定基準をもって、一台一台のラパンを見極める必要があります。
購入資金の確保、今後の使用計画、乗り換え時期等を考え、自身にとってどのようなラパンが適切か見極めることにしましょう。
そうすることで、お気に入りの一台にめぐり合える確率がぐんと上がるでしょう。
ご参考になれば幸いです。
アイキャッチ画像引用:https://www.suzuki.co.jp/car/lapin/
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