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「輸入車はバンバン壊れる」
「プジョー2008は電気系統が弱いんだよ」
「新車から3ヶ月なのにオイル漏れが激しい」
などなど、中にはウソっぽい情報もありますが、プジョー2008は本当に故障が多いのでしょうか。
実は、プジョー2008の製造では日本の部品も使われているし、一昔前よりも品質はかなり向上しています。
このページでは、プジョー2008は本当に故障率が高いのかどうかを、紹介していくことにします。
プジョー2008は実は故障しにくい!
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
プジョーを含めた全メーカーは故障率の詳細データを収集し、開発に活用をしています。
さらに、そのデータというのは、一般的にネットにも公開されていないのです。
ですが、自動車メーカー以外でも民間調査をしている会社があり、各メーカーの車の故障率のデータを収集して、一般公開していることもあります。
以下がそのデータとなります。
ランキング | メーカー名 | スコア |
1 | キア | 99 |
2 | ヒュンダイ | 105 |
3 | トヨタ | 109 |
4 | 三菱 | 113 |
5 | シュコダ | 114 |
6 | プジョー | 125 |
7 | 日産 | 129 |
7 | オペル | 129 |
9 | ホンダ | 132 |
10 | フォード | 137 |
11 | セアト | 138 |
12 | ルノー | 139 |
13 | フォルクス ワーゲン | 146 |
業界平均 | 151 | |
22 | シトロエン | 195 |
このデータを参考にすると欧州車だけではなく日本車や韓国の車など、各国のメーカーが入り乱れ激戦を繰り広げています。
プジョーは6位の順位に入っており、日産やホンダより上位に入っています。
スコアを見る限りでは、日本車と同じくらいの故障率と言えます。
プジョー2008に使用されている部品には日本製が多い
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
ネットで検索をしてみるとプジョー2008は、故障しやすいというネット情報がちらほらあります。
しかし、それらはもはや昔の話であり現在では、故障率がかなり減っているのです。
たとえば、旧型プジョー2008のトランスミッションは、変速でカックン!カックン!と不快な変速でしたが、現在は日本の企業が開発する第二世代型トルコンATに変わっています。
つまり、日本の道路事情にマッチしているので、プジョー2008は故障しにくくなったということになります。
そして、みんカラでの情報ですがプジョーの車に使われる、オルタネーターはDENSO製でセルは三菱製とのことです。
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
国産でもそうですが壊れるときは日本車でも、車を買って数ヶ月で壊れる場合もあります。
プジョー2008の故障で「オイル漏れ」や「センサー不良」など、いろいろと故障した話が出てきます。
しかし、故障したと言っている車の年式は、どれもこれも古くて、経年劣化でオイル漏れをしたとしか思えない車もあります。
プジョーの正規ディーラーで故障率について話をしたことがありますが、プジョーの部品は日本にも在庫があり「故障リスト」というものが、各ディーラーにあるそうです。
その部品データを基に故障しやすい部品は、日本に在庫として抱えているということなのです。
つまり、日本に在庫としてある部品は、思ったほど高くないケースが多いとのことでした。
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
次に、最近の「2008」を含めたプジョーの車は、アイシン製のトランスミッションを採用しているので、以前ほどトランスミッションの故障はないということも聞きました。
ただ、日本車と比較すれば故障率は、フランス車のほうが多いのは事実です。
日本車の場合は10年間オイル交換をしなくても、普通に走ることが出来るという実験もされているほど、壊れにくいので比較する車を間違えていると言えます。
欧州と日本の故障の考え方の違い
実はプジョーという車はドイツでは高い信頼性を持つメーカーですが、日本市場に話を移すと故障が多いメーカーに早変わりします。
これは、車のトラブルや故障に関して欧州と日本とでは考え方が全く異なる理由から故障が多いという風に変わってしまうのでしょう。
日本では故障しない車というのは1年間にメンテナンスをしなくても、正常に走行ができるという意味が多いです。
確かに、日本車の多くはメンテナンスを全くしなくても、正常に使えてしまうほどのクオリティがあります。
日本車の多くはメンテナンスと言えば、オイル交換や普段の定期点検程度のもので、車好きでない限りはほぼ放置状態が普通でしょう。
実は欧州で開発している車というのは、メンテナンスを頻繁にすることが前提であり、耐久性が失われた消耗品はガンガン交換していくことで、クオリティを維持することを目指します。
なので、軽度のトラブルは故障というよりも、消耗品の寿命という考え方をする人が多いです。
しかも、メンテナンスで修理できるレベルの場合は、トラブルでも故障でもないという考え方の人が多いようです。
プジョー2008もそうですが、消耗部品は日本車よりも早い場合があります。
ですが、それはメンテナンスの中での一つの過程なので、あくまで寿命が来た部品は交換すればよいということです。
プジョー2008を日本車と同じように考えるとダメ!
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
プジョー2008のようなメンテナンスありきの車を、日本車と同じように考えてメンテナンスをおろそかにすると、車の調子は一気に悪くなります。
走行距離や年数が増えてくるとトラブル増加傾向になるのは、それは仕方ないことだと考えられます。
ただ、それまでにちゃんとメンテナンスをしていたかどうかによっても、故障しやすいかどうかが分かれ目になると考えられます。
輸入車の大半は5年もしくは50,000kmを超えたくらいから、本格的なトラブルが増えると言われています。
5年もしくは50,000kmというくらいになると、プジョーはよりメンテナンスの重要性が増すことになるのです。
プジョー2008に長く乗っていても故障しない車も、実在するということなのでよっぽど運が悪くなければ、新車を買ってすぐに壊れるということはなさそうです。
極端に言えば、日本車は10年以上何もしないで使い続けても、何も気にしなければ走行自体はできます。
とはいえ、日本車でもオイル漏れが激しい車もありますし、年式が新しい車を買って半年以内に、エンジンが止まり動かなくなる車もあります。
日本の気候に合わないからフランス車は故障が多い?
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
一昔前の輸入車というのは、日本の気候に全く合わずゴム部品の劣化が激しかった時代もありました。
タイミングベルトなども日本車の半分の寿命で、すぐに交換というのも珍しくはなかったのです。
さらに、何も気が付かずに車を使い続けると、ゴム部品の劣化が原因で故障につながってしまいます。
また、足回りの部品もゴム系が多数使われていますが、そうした部品も日本の気候に合わず寿命がとても早かったのです。
しかし、ゴム系が日本の気候に合ないということが、今でも本当のことのようにネット上で言われ続けています。
しかし、2004年から輸入車の大半はゴム部品に関して改良をしているので、国産レベルに近いほどの品質となっています。
つまり、ゴム部品が弱いというのは十年前の話で、今では日本の気候にあったゴム部品が使われているので故障はしにくいと言えます。
まとめ
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/suv2008.html
プジョー2008は一昔前のような輸入車のように、故障が多いわけではありません。
トランスミッションもフランス車は不都合が出やすいとか、オイル漏れが激しいと言われますが、現在ではオイル漏れも減少傾向にあります。・
ただ、欧州車と日本車とでは考え方が全く違うので、そのへんも故障と言われる原因なのかもしれません。
たとえば、オイル漏れ一つにしても日本では「故障」と言われることがおおいですが、海外では消耗品の寿命という考え方になります。
一部の車好きもパッキンを交換すれば直るということを知っているので、そういう車好きからしても故障ではないと考えるでしょう。
つまり、プジョー2008を買うなら日本車と同じような考え方では駄目であり、メンテナンスを定期的に行うべきと言えるでしょう。
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