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BMW 5シリーズのボディを身にまといながら、突出した動力性能を内に秘めるBMW M5。
そのパフォーマンスはもはやセダンではなくスーパースポーツの領域ですが、その割にはあまり過激なエクステリアではありませんね。
「羊の皮を被った狼」のイメージがぴったりですが、それに飽き足らないオーナーはオリジナルにM5を仕立てているようです。
さて、カスタムなBMW M5についていろいろと見てみましょう!
BMW M5とは?
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m5-sedan/2017/bmw-m5-competition.html
2019年現在のBMW M5は6代目、コードネームはF90となります。他の5シリーズはG30/G31なので、なぜか別コードが与えられていますね。
スペック
F90型BMW M5は最高出力600psの4.4リッターV8ツインターボエンジンが搭載されていますが、さらにパワーアップを図りスパルタンなセッティングが施されたM5コンペティションというグレードが追加されました。
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m5-sedan/2017/bmw-m5-competition.html
今回はその最強モデル、BMW M5コンペティションのスペックをチェックしましょう。
エンジン形式 | 4.4リッターV8DOHCツインターボエンジン |
最高出力 | 625ps / 6,000 rpm |
最大トルク | 76.5kgm / 1,800 – 5,860 rpm |
駆動方式 | 4輪駆動 (X-Drive) |
トランスミッション | 8速 Mステップトロニック |
そもそも標準のM5(標準、と言って良いかどうか)でさえ600psという怪力エンジンですが、それを更にパワーアップしています。
外観上はキドニーグリルやサイドミラー、サイドグリルがハイグロスブラック塗装、同様にリアスポイラーやエキゾーストパイプがブラック仕上げになるなどの違いなので、このモデル自体がM5のカスタム仕様と言っても良いかもしれません。
パフォーマンス
さて、25psのモアパワーを得たBMW M5 コンペティションのパフォーマンスです。
- 0-100km/h : 3.3秒(M5よりも0.1秒短縮)
- 最高速度 : 250km/h / 305km/h
オプションのMドライバーパッケージを選択すると305km/h出るそうですが、これもリミッターで制御されていますので、実際の最高速度はもっと上のところにあり、もはやスーパースポーツに勝てるレベル、それが全長5メートル近いサルーンであることに驚かされます。
ところで、600psと625psの違いを体感できるドライバーは、、やはりプロのレーシングドライバーしかいないでしょうね。
BMW M5のカスタム仕様いろいろ
さて、ノーマルでもクレイジーなパフォーマンスと迫力のアピアランスを放つBMW M5ですが、それをさらに恰好よくしてあげたいと思うのがオーナー心でしょう。
BMW M5のおススメカスタム情報をいろいろと取りそろえてみました。
カスタムなホイール
引用:https://minkara.carview.co.jp/userid/2895487/car/2611955/9618512/parts.aspx
日本に導入されているM5のホイールは20インチですが、ドイツ本国の標準装備は19インチなのだそうです。
19インチのほうが、ブレーキローターやキャリパーのでかさが目立ちますので、ブレーキのド迫力をアピールしたいオーナーにはお勧めです。
ちなみにこれはBMW純正品なので安心して装着できます。ドイツ本国仕様を満喫できます。
カスタムなマフラー
ノーマルでもド迫力のサウンドを放つBMW M5ですが、さらに磨きをかけたスペシャルサウンドがお好みのオーナーにはこちらがおススメでしょう。
Akrapovic アクラポビッチ チタニウムエキゾーストシステム
引用:http://bond-diary.jp/osaka2/2018/11/11/bmw/15847
エンド部分がカーボンテールのカッコいいエキゾーストシステムです。
この装着によって、最高出力11.3psアップと、サウンドだけではなく確実にパフォーマンスを上げてくれる魅力的なシステムですね。もちろん接近騒音も問題ナシです。
カスタムなエアロパーツ
ノーマル状態でも十分に魅力的で空力的にも計算しつくされたBMW M5ですが、オーナーの好みに応じてエアロパーツを交換することで、オリジナル性の強いカスタムなM5を仕上げることが出来るでしょう。
今日は3D Design 製のエアロパーツをご紹介します。
フロントリップスポイラー
引用:http://www.3ddesign.jp/product_aero_F90M5.htm
ドライカーボン製で圧倒的なフィット感ですね。形状からしてもより大きなフロントのダウンフォース効果が得られます。
このあとにご紹介するリア周りのエアロパーツとセットで装着することで、前後ダウンフォースの最適化を図るべきでしょう。
サイドスカート
引用:http://www.3ddesign.jp/product_aero_F90M5.htm
こちらもカーボン製のサイドスカートになります。ノーマル仕様をさらにシャープにするボディとの一体感も抜群のパーツですね。
リアディフューザー
引用:http://www.3ddesign.jp/product_aero_F90M5.htm
現代のハイパフォーマンスマシンにはほぼかならず装着されているパーツですが、こちらもカーボン製でフィット感の高い製品です。
カスタムというよりは確実にダウンフォースを得て接地性を向上させるという重要な空力パーツでもあります。
リアスポイラー
引用:http://www.3ddesign.jp/product_aero_F90M5.htm
ノーマルのM5にもトランクリッドスポイラーが装着されていますが、こちらは前述のフロントリップスポイラーとの空力バランスをとるためにもセットで装着したいパーツですね。
カスタムなモデル
M5がBMW本家が生み出すハイパフォーマンスモデルとすれば、BMW M5に匹敵するパフォーマンスを実現しつつ、独自のコンセプトや味付けがなされている数々のコンプリートカーチューナーが存在します。
厳密にはM5カスタムとは言えませんが、これらのモデルが生み出されるということは、いかにBMWというクルマの走りのポテンシャルが高いか、M5というモデルがコンプリートチューナーにとって格好のターゲットモデルとなる完成度の高さを持っているかを表していると言えるでしょう。
アルピナ、ハルトゲ、シュニッツァーなど、BMWファンなら聞いたことがあるチューナーのはずです。ここでは、現在も正規輸入されているアルピナの、G30をベースとした最新モデルをご紹介しましょう。
BMW APLINA B5 BITURBO
BMW 5シリーズをベースとした、BMW名門チューナー アルピナのB5 BiTurbo リムジンです。
アルピナのモデルは、BMWの良さを生かしつつも、それらを更に磨き上げるという方式でチューニングされています。
そのスペックはM5とも拮抗しますが、決してパワーの追求だけではなく、全体のバランスを最高レベルに引き上げるようなチューニングを得意としています。
- 最高出力 : 608ps / 5750 – 6250 rpm
- 最大トルク : 81.6kgm / 3000 – 5000 rpm
- 最高速度 : 330km/h (最高巡航速度)
- 加速性能 : 0-100km/h 3.5秒
最高出力、最大トルクともF90 M5を上回り、最高巡航速度で330km/hを実現しているところはさすがですね。
アルピナの各モデルは、単にパフォーマンスを上げるためのパワーアップをするというだけでなく、BMWというクルマの良さを最高レベルにまで引き上げるその完成度の高さが特徴です。
引用:http://alpina.co.jp/models/b5-biturbo/exterior-design/
アルピナには、他社への使用が許されていないボディーカラーがあり、こちらは限定ボディ・カラーのアルピナ・ブルー・メタリックとなります。
このデザインも、ラジエターへ効果的にエアを流す目的を持たせたものであり、決してデザイン性だけではありません。
そして、そのこだわりは室内のフィニッシュにも及び、M5をも上回るほどのクオリティでオーナーを満足させてくれます。
引用:http://alpina.co.jp/models/b5-biturbo/interior-design/
BMW M5の完成度の高さ
パフォーマンス、仕上げのクオリティなど、どの点を取っても非常に高い完成度を誇るBMW M5の魅力を更にアップさせるカスタムパーツと、代表的なBMWカスタムモデルを製作するアルピナをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
BMW M5はノーマルでも最高のモデルであることには間違いありませんが、他の人が乗っていない(そもそも街で見かけることが少ないモデルですが)自分オリジナルなM5に乗ることは、BMWファンにとっても最高の喜びですね。
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