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アテンザの魅力は、コスモから始まるマツダのフラッグシップモデルとしての系譜を守りつつ、昇華させているモデルです。
マツダ車らしく、運転手がドライブをする事の楽しさを追求している車だと思います。
今回は販売店で2,500ccのワゴンタイプ(LPackage)ガソリン車に試乗してきました。
その時の感想も交えながらパーツを一つづつご紹介し、アテンザの魅力に迫りたいと思います!
外装パーツ フロント
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/grade/
アテンザはフロントグリルの押し出し感が強くありますが、魂動による統一されたデザインにより、フェイス自体にはオリジナリティがあまりありません。
しかし、個人的にはフロントとリアのライト部分が気に入っています。
鋭い鷹の目を想起するような横に切れたデザインと、LEDで浮かび上がるライト。
これだけでもMAZDA車であることが一目瞭然です。
フォグランプ
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/design/
フォグランプは霧など、視界が悪い時に点灯させる補助灯ですが、プロアクティブ以上の車種になると標準搭載されています。
アテンザのフォグランプは、実はよく見ると、どこにあるかよく分からない感じになっています。
よく見ると、ヘッドランプと統一されたために隠されていました。
これはデザインだけではなくて、LEDにシフトした照明器具の小型化が功を奏していると言えるでしょう。
外装パーツ バック
アルミホイール
17インチのアルミホイールは、足回りの堅牢さを物語っています。
特に写真の車種はワゴンタイプであり、これ以上の18インチを履かせても余裕があるのはあきらかで、安定感が増すことを期待できると思います。
マフラー
マフラーカッター部分も純正となりますが、スポーク部分が2本となっており、バンパー部分との融合性も高くデザインの統一性も保たれています。
バックドア(リアハッチ)
バックドア(リアハッチ)の中央には、シルバーのワンポイントが入っており、アクセラとの差別化がされています。
スポイラーは大人しめになっていますが、視認性の良いハイマウントストップランプが搭載されており、風切り音なども発生すること無く、気持ちの良いツーリングが楽しめること間違い無しです。
内装パーツ
次はアテンザの内装パーツを見ていきます。
魂動による室内のインテリア各種におけるデザインも統一感があり、特にアテンザは嫌らしくない程度にシルバーが採用されています。
これは他社だと皮よりも目立ってしまうところを、引き締める程度で採用しているため、メタルの良さが際立っています。
シート
シート地はナッパレザー(本革)かクロス(モケット地)になります。
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/grade/
私の好みになりますが、ナッパレザー(本革)は座り心地が良いとは言えないでしょう。
おそらく一年くらいかけて自分のポジションが確定しないと、ホールド感が付いてこないのでは?
高級感からは遠ざかりますが、皮などはある程度の時間が経たないと滑る感じで、クロス(モケット地)はそれがありません。
走る喜びを感じたい方には、クロス(モケット地)をおすすめします。
インパネ
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/interior/
東レが最先端の技術で開発した上質な合成の皮とヌー本皮と、パネルは木(本杢)を採用し、高級感を存分に演出しています。
インパネ部分に採用されている素材を見てもマツダのこだわりが表現されていますね。
ハンドル
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/interior/functionality/
ハンドルには、液晶メーターパネルに表示される各種情報を操作するボタンが取り付けられており、操縦していても視線を移すこと無く必要な情報にアクセスできるようになっています。
ハンドル自体もプロアクティブ以上のグレードになると、皮で作られており、握ったときのフィット感が抜群に良くなります。
白点線の部分はヒーターを内蔵しており、真冬の手のかじかみが無くなり安全運転につながります。
ヒーターはLPackageなら標準装備、プロアクティブならオプションとなります。
液晶メーターパネル
液晶メーターパネルは三連式を採用しています。
左側からタコメーター、スピードメーター、水温計・ガソリンのタンク容量となっています。
このメーターで私が面白いなと思うところがあります。
それは、スピードメーターと水温計の間に縦型に配置されている航続可能距離です。
自分の運転技術が良ければ航続距離は当然長くなり、荒い運転なら短くなるので、今の自分の運転技術を確認させてくれます。
所詮どんなに良いエンジンを搭載していても、運転をする人間により燃費は変わるものです。
それが一目で分かるというのは、燃費が良い人は更に良くなり、悪い人には燃費を良くしようと努力させる効果が期待できるのではないでしょうか。
センターディスプレイ(8インチ)
標準装備のセンターディスプレイは、今まで7インチだった物が、8インチに変化しました。
主にナビゲーション、ハンズフリー通話、インターネットラジオ(世界の12万局以上から選べる)等の機能が使えます。
「マツダコネクト」とも呼ばれ、常に最新のサービスが利用できます。
ただし、ナビゲーションについては別売りの「ナビゲーション用SDカードプラス」48,600円(税込み)を購入しなければ利用できませんのでご注意ください。
高いか安いかの感覚は人それぞれでしょうが、3年間無料更新付なのと、ディスプレイは運転席側に傾いており、ナビ画面を確認するときに見やすいので、重宝するのは間違いないと思います。
アクセル・ブレーキホルダー部分
引用:https://www.mazda.co.jp/beadriver/cockpit/drivingposition/01/
ペダルはメタルのプレートで引き締まっており、純正パーツらしく寸法もしっかりしているため、靴を通して操作するフットワークにも、鋭敏さを与えています。
なお、ペダルはオルガン式を採用しており、吊り下げ式と違い、上部に邪魔な部材が無いところがポイントとなります。
シフトノブ
画像はガソリン車のため、エンジンの制御にノーマルモードとスポーツモードを搭載し、シフトノブ横にスイッチが付いています。
ガソリン車の場合は、燃費を良くするためのノーマルモードと、走りを体感するスポーツモードが用意されたためです。
ディーゼル車ではエンジン自体が低燃費に設計されていながら、その副産物として2ターボ仕様となっており、このスイッチ自体がありません。
蛇足になりますが、MAZDAのディーゼルは他社と根本的に考え方が違います。
1,800ccまでのディーゼルはシングルターボを採用しています。
このターボは燃えかすとなっている軽油を、再燃焼させるリーンバーン技術を生かすために搭載されており、高速走行を目指した物ではありません。
このおかげで尿素を使用しないでも、マフラーだけで排ガス規制をクリアーしている訳です。
では2,200CCのディーゼルはどうなのかというと、シングルターボ部分はそのままに、ツーターボ部分では加速感を出すためとダウンサイズされているエンジンの力不足を補うために搭載されています。
燃費向上はそのままに、パワーも追加されたため、あえてスイッチを付ける必要が無いと言うことです。
サイドシルアウタープレート
最後に、プチおしゃれなパーツを紹介しましょう。
ドアを開けると、オプションパーツのサイドシルアウタープレートが出迎えてくれていますが、ドアを閉めたら見えないパーツになります。
しかし、逆にドアを開けた瞬間、所有している人へ、充足感を与える重要なパーツとも言えます。
試乗される時はぜひ確認してみてください。
この他にも、スカッフプレートを取り付けることにより、前後のドアにATENZAと記載されたプレートがはめ込まれ、引き締まる感じが高まることでしょう。
アテンザパーツまとめ
試乗した時の感想と共にアテンザのパーツをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
魂動を基調としたデザインにより、シャープさとぬくもりの同居を成立させたアテンザは、フラッグシップモデルとして十分の完成度を有しています。
アテンザ車体のデザインは、リアフェンダーからフロントフェンダーに向かって、波のように造作されています。
これはマツダ社が例えとして語った、動物が獲物に向かって飛びつく瞬間をイメージされている物で、魂動最終形となっています。
次期モデルでは、おそらくですがこの波のようなデザインが刷新されてしまい、シャープさを追求した物になると思われます。
これらは新型CX-5・CX-8・CX-30に反映され、MAZDA3でも体現されています。
もしもこのデザインが良い!と言う方で新車がほしいという方は、2019年内に購入される方が良いと思われます。
SUVでないシリーズはMAZDAのフルモデルチェンジのタイミングとして、アクセラ(MAZDA3)からスタートして、DEMIOに行くパターンが通常です。
その後にアテンザが変更されることでしょう。
現行モデルは2019年モデルとして販売されていますから、ミニマイナーチェンジで安全装備が追加されていっても、デザインにテコ入れされるまでは、まだ時間があると思います。
私自身は試乗走行を楽しみましたが、道路の凸凹も足回りがしっかり吸収してくれており、非常に安定感が高く楽しめる物でした。
ガソリン車と言うことで、ターボが無かった分、パワー不足を感じるときもありましたが、MTモードに切り替えることにより不足分のパワーをシフトダウンでカバーすることが出来、高速道路走行・市街地走行など場面に合わせて楽しめました。
純正のエクステリアであるため、道路の起伏を心配せずに走行できたことも良かった点です。
どうしても格好良さを追求しすぎた社外パーツだと、起伏などで擦ってしまうなど困ることが起こりますが、純正パーツはそれらが無いため攻める楽しさなどもありました。
ぜひ、アテンザを購入検討される場合は、純正のエクステリア・インテリアを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
アイキャッチ画像引用:https://www.mazda.co.jp/cars/atenza/design/
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