クラリティ Fuel cell 納車時期情報！

クラリティ Fuel cellは世界で初めて開発された「5人乗り」の燃料電池自動車です。

先進技術の粋を集めたまさにホンダの誇るエコカーと呼べるでしょう。

そんなクラリティ Fuel cellですが、発売当初はインフラの整備不足のためにリース車のみでした。

現在はユーザーが購入して納車が行えるのかを追求したいと思います。

クラリティ Fuel cellとはどんな車？現在は納車できるの？

引用：https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/

クラリティFuel cell（ヒューエルセル）は一体どんな車なの？発売当初はリースしかできないって一体どういうことなのでしょうか？

あまり街でも見かけず、一般ユーザーの情報も少ないクラリティFuel cellです。

その存在を知らない方もほとんどだと思うので、まずは基本情報から見ていきます。

クラリティFuel cellの基本情報

引用：https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/

車両価格：7,672,320円（税込）

一充填走行距離：750ｋｍ（参考の値です）

グレード：１種類のみ（FF車のみ）

室内カラー：プラチナムグレー、ブラックの２色

駆動用電池：リチウムイオン電池

リサイクル料金：8.950円

標準装備：リッド式外部給電サポート・Ｈｏｎｄａセンシング（安全機能）・ヘッドアップディスプレイ・18インチホイール・ＥＴＣ搭載のインターナビ付き・インラインタイプFull LEDヘッドライト（９灯式）

クラリティFuel cellの価格について

引用：https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/

クラリティFuel cellの価格は先に説明した通り、7,672,320円！

た・・高い！クラリティFuel cellって高級車じゃないですか！！と誰もが思うはずです。

日産リーフやフォルクスワーゲンのゴルフと値段が300万円以上も差があります。

それもそのはず、燃料電池自動車（FCV）を採用した車は環境にとても優しく、走行距離もほかの電気自動車とは一線を画します。

同様にライバル車であるトヨタ・ミライも同程度の価格です！

価格に関してですが、クラリティFuel cellのようなエコカーにはちゃんと国から補助金が2,000,000円ほど出るので多少はお求めやすい金額になるでしょう。（お住いの地域によっては更に補助金がおります。）

とはいえこの高価格、いったいFCVとはなんなのか？掘り下げてみます。

燃料電池自動車-FCVとは？

• Fuell＝燃料
• Cell＝電池
• Vehicle＝自動車

FCVとはクラリティFuel cellの名前の由来でもありますね。

ほかの電気自動車との違いはずばり、電気だけではなく水素と酸素を使っている点です。

この自動車の電気エネルギーは、水素と酸素の化学反応を利用した仕組みになっています。

燃料電池の中に内包した水素と酸素がぶつかりあって生まれたエネルギーで自動車のモーターを稼働させることで、ガソリン車と同じような感覚で操作ができる画期的な技術！

ホンダはこの技術確立のために１５年以上の歳月を経てきたのです。

そして、この技術で最もすごいところが「航続距離」

普通電気自動車は100kｍや200kｍなど、短い距離しか走行できないのが常識でした。

しかし、このFCVは航続距離や750kｍと比べ物になりません！

おまけに排出するのは水だけです。

一切環境を汚さない究極のクリーン車、みんながこれに乗れば地球は美しい星となるでしょう。

クラリティFuel cellは現在納車できるのか？

引用：https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/

クラリティFuel cellの魅力を一部紹介したところで、ぜひ購入したい！いつ納車できるのか？と思う方もいるかもしれません。

しかし、結論から言うとクラリティFuel cellは残念ながら現在も購入・納車はできない状態です。

乗車できないの！？ということでもありません。

現在もクラリティFuel cellは「リース専用車」となっています。

こんなにも魅力的な車なのに、購入できない訳が気になるところです。

リースするに関しても、この破格の値段を抑えるためにいろいろと手順があるので、事項それを説明していきます。

クラリティFuel cellはなぜ現在も納車できないの？

クラリティFuel cellはなぜ現在も「リースのみ」なのか？

その秘密はずばりFCVシステムに必要な水素ステーションにあります。

ガソリンスタンドみたいなものですが、とにかく扱いが難しくてなかなかインフラが整わない！

クラリティFuel cellが未だ販売に踏み切れないのははっきりといえますがこの水素ステーション問題です。

何故、クラリティFuel cellがリースのみなのか？水素ステーションの扱いにくさとは一体何なのか？見ていきましょう。

クラリティFuel cellの燃料充填所「水素ステーション」とは？

引用：https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/

水素ステーションとは、その名通り水素をFCV車に供給する場所になります。

普通のガソリン車がガソリンスタンドへ行くのと一緒で、クラリティFuel cellのようなFCVにはこの水素ステーションが必要なんですね。

カタログではこの水素ステーションでの救急を３分間行えば航続距離750キロの水素が充填されます。

従来の電気自動車は充填に何時間もかかるのでこれは素早い！

給電のためにかかる値段も、ガソリンがリッターあたり8円ほどなのに対して水素は約６円と少し安め、満タンまで入れればタンク量にもよるけど結構金額差が出そうですね。

素早く充填、値段もお安い、距離も長い！

いいことづくめの水素ステーション、これを一般的に使用したほうがよいのではないでしょうか！！

しかしこの水素ステーション、あんまり普及していないってご存知ですか？

クラリティFuel cellに必要な水素ステーションが普及しにくいわけ

引用：https://www.honda.co.jp/CLARITYFUELCELL/

水素ステーションは全国に90基ないし、100基以下しかまだ設置されていません。

東京や大阪などを中心とした関東・関西地域には普及しています。（それでも数はかなり少ないです。）

しかし、北海道・東北・九州・沖縄など日本の中心から少し離れたところには一切普及しておりません。

つまりその地域はクラリティFuel cellのリースすらしていないのです！

なぜここまで普及が滞っているのか？

実を言うと、水素ステーションには3つの弱点があります。

・コストが高い！

水素ステーション一台につき４億円以上の費用がかかっていまいます。

これはガソリンスタンド一カ所１億円に比べて４倍の高さです！

・水素の運輸がタンクローリーでしか運べない！

ガソリンは、海からの運輸や空からの輸送など様々な方法で運べます。

それに対し、製造した水素を運ぶには道路を走っていくしかありません。

他にもインサイト方式と言う水素ステーションが自力で水素を作る方法もあります。

例えば地震や大雨などで公共の水が一時的に使用できなくなったらもうお手上げです。

・可燃性が高い！？

水素はとても軽く、そのうえ拡散しやすい気体です。

万が一漏れる事があればあっという間にそこら中が燃焼エリアになってしまいます。

おまけに水素の性質は、火が近くにあると「燃える」というより、「爆発」に近いです。

その破壊力はガスの数倍ともいわれおり、扱いの難しさがわかりますよね。

これ以外にも、メンテナンスの難しさなどがあります。

以上をもって、クラリティFuel cellに必要な水素ステーションは全国への普及には時間がかかりそうです。

クラリティFuel cellのライバル車はどんな車があるの？

ここまで条件が厳しいとは・・・クラリティFuel cellはおろか、水素燃料を使った車はあきらめるしかないのか？

いえいえ、そんなことはありません！

FCVシステムの車はクラリティFuel cellのほかにもう一台だけ国内にあります！

「トヨタ・ミライ」です！

クラリティFuel cellと同じくFCVシステム搭載車両で、おまけにこちらは購入も可能です！

乗車人数は4人乗りとなりますが、FCV車を唯一この国で乗れるのはミライだけ。

クラリティFuel cellのライバル車「トヨタ・ミライ」とは？

引用：https://toyota.jp/mirai/

トヨタ・ミライの基本情報を見ていきます。

価格：6,736,000円

一充填航続距離：650kｍ

充填時間：3分

価格はクラリティFuel cellよりも1.000.000円もお求め安くなっています。

補助金で2.000.000円くらい差し引いて実際の購入額は4.000.000円ほどで手に入るでしょう。

住んでいる地域、地方自治体の補助金でさらにお安く済むかもしれません。

さて、納車についてです。

最先端技術を駆使した水素燃料自動車、かなり納車に時間がかかるんじゃないかと思われますがどうなんでしょうか？

納車は約２ヵ月から３ヵ月かかるといわれています。

値段もSUV車ほど、納車も３ヵ月くらいと、一般的な車両と同じように購入ができますね！

クラリティFuel cell 納車まとめ

クラリティFuel cellの機能性はFCVシステムによって大変素晴らしい環境性、走行性のある車だということがわかりました。

こんなにも素敵な車、水素ステーションがいまだ普及が少ないので、ホンダが販売に至っていないことは確かに納得です。

早くこの車がたくさんの人々が乗れる日が待ち遠しいですね！