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ホンダのシビックと言えば、ファミリーカーとしてとても有名ですが、そのラインナップに「タイプR」というモデルがあるのはご存知ですか?
これがファミリーカーだと思ったら大間違い!セミレーシングカーと言っても過言ではない過激モデルだったのです。
シビック タイプRとは?
シビック タイプRの歴史
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/
初代シビックは1972年にデビューしました。
それまで軽自動車のN360とライフがヒットする中でホンダが放ったモデルで、最初はSOHC 1.2リッター 60馬力のエンジンからのスタートでした。
厳しい排ガス規制や1973年の第一次オイルショックが勃発する中、排出ガス浄化技術である「CVCC」を搭載したシビックは世界的な大ヒット車となり、ホンダを自動車メーカーとしての成功に導いたのです。
そして、シビック タイプRは、6代目シビックのスポーツバージョンとして1997年にデビューしました。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9B%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%97R#/media/File:Honda_civic_ek9_typer_1_f.jpg
その時のエンジンは、1.6リッターDOHCで最高出力 185ps/8,200rpm、なんとリッター115psを越えるハイパワーを、8,200rpmという当時としては「超」高回転で発生するという驚きのスペックだったのです。
現行モデルのデビュー
そして現行モデルである5代目(FK8型)は2017年にデビューしました。
引用:https://www.honda.co.jp/design/civic10th/design-story/typer.html
これまでの最大の違いは、ノーマル車をベースに性能強化する方式ではなく、5代目は最初からタイプRを平行設計し、タイプRとして開発した点です。
限定販売された4代目から約1年半ぶりの登場となりました。
シビック タイプRのパフォーマンス
カタログデータが語る実力
引用:https://www.honda.co.jp/design/civic10th/design-story/typer.html
シビック タイプRは常に抜きん出た性能が与えられ、今日の最新モデルに至っています。
そして、それはカタログデータが如実に語っているといえるでしょう。
- エンジン 2.0リッター4気筒 DOHC VTECターボエンジン
- 最高出力 320ps/6,500rpm
- 最大トルク 40.8kgm/2,500-4,500rpm
- 車両重量 1,390kg
フロントサスはデュアルアクシス・ストラット式、リアはマルチリンク式(先代はなんとリジット!)へ変更されました。
最大の注目であるそのエンジンには、320psものパワーが与えられています。
もはや、FF車としては限界ともいえますね。
なおトランスミッションは6速マニュアルのみですが、5代目からレブマッチシステムを搭載し、シフトダウン時のエンジン回転数を自動的に合わせてくれますので、ヒール&トゥが不要となりました。
in ニュルブルクリンク
引用:https://i.ytimg.com/vi/4xe5yFg1Qho/maxresdefault.jpg
2017年4月にドイツのニュルブルクリンクでタイムアタックを敢行、7分43秒80を叩き出し、FF市販車の世界最速記録を樹立しました。
これは当時FF市販車最速だったフォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツSの7分47秒19を3秒以上も短縮する驚きの記録です。
そして2017年のニュルブルクリンク最速ラップタイムランキングでは歴代69位(FF車では世界最速)、なんと2003年のポルシェGT3 RS(7分43秒00)に肉薄するタイムなのです!
ライバルは?
イギリスの工場で生産される(そう、実は日本で作られているモデルではありません!)スペシャルモデルのタイプRですので、今回は海外の強豪ライバルと比較することにしました。
Audi S3 Sportback
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a3/s3_sportback.html
言わずと知れたアウディA3シリーズのスポーツモデル、Audi S3スポーツバックです。
2リッター4気筒DOHCターボエンジンは最高出力290ps/5,400-6,500rpm、38.8kgm/1,850-5,300rpm(日本仕様)を発生、デュアルクラッチのトランスミッションとクアトロシステム(フルタイム4輪駆動)を介して、0-100km/h加速をわずか4.8秒で走り抜けます。
※ ヨーロッパ仕様は310ps/400Nm
ミューの低い路面でもクアトロシステムが確実にそのパワーを路面に伝えますので、安心してアクセルを踏み込める1台です。
BMW M140i
引用:https://www.redbull.com/jp-ja/best-hot-hatches-uk
BMWのコンパクトクラスである1シリーズの旗艦モデル、BMW M140iです。
標準モデルにはない3.0リッター直6 DOHC ターボエンジンをBMW Mパフォーマンス社がチューニング、最高出力 340ps/5,500rpm、最大トルク 51.0kgm/1,520-4,500rpm というパワーによって、0-100km/hをわずか4.6秒(4輪駆動のx-Driveは4.4秒)で駆け抜けます。
後輪駆動モデルでは強大なトルクで簡単にホイールスピンが発生しますので、雨の日はトラクションコントロールをOFFにすべきではありません。
Renault Megane R.S.Trophy
引用:https://response.jp/article/2018/11/22/316471.html
シビック タイプRのライバル真打ちといえばこのモデルでしょう。
ルノーはこのメガーヌR.S.に対してさらにその性能を強化したメガーヌR.S.トロフィーというモデルを2018年12月に発表しました。
注目のエンジンは最高出力 300hp、最大トルク42.8kgm へと更にパワーアップされています。
サスペンションにはトルセンLSDが組み込まれ、フロントには専用の19インチホイールに、ブリヂストン製の高性能タイヤを組み合わせます。
そしてその目標とはずばり、ニュルブルクリンクでFF市販車最速のシビック タイプRのタイムを破ることだそうです。
シビック タイプRのお値段は?
引用:https://response.jp/article/img/2017/09/23/300145/1225921.html?from=inbody-img
シビック タイプRの価格は、2019年1月現在で約450万円となっています。
ライバル車種と比較すると、
- アウディ S3 スポーツバック 615万円
- BMW M140i 655万円
- ルノー メガーヌR.S. 440万円(トロフィーは日本未発売)
※ いずれも日本の正規ディーラーにおける車両本体価格
ドイツのプレミアムブランド2社はさすがに600万円越えとかなり高いと感じますが、ルノーメガーヌR.S.とはいい勝負ですね。
シビック タイプR 値引きの余地は?
さて、あまりに衝撃的なモデルなので前置きが長くなってしまいました。
シビック タイプRは値引きを語るようなタイプのモデルではないと思いますが、どうせ買うなら少しでも安い方がうれしいです。
と、いうことで、ちまたの情報からシビック タイプRの値引き可能額をチェックすると、、
わずか 15万円 。。。
ま、分かっちゃいたけど、けっこう渋いですね。
しかし、世界最速のFF車、イギリスで生産、20インチホイールにブレンボ製のキャリパー、スペシャルチューニングのエンジンなどなど、その内容を考えたら450万円という車両本体価格はある意味妥当なのかもしれません。
逆に、この手のモデルに乗るんだったら、これくらいの出費は覚悟しなくちゃね、ということなのかもしれませんね。
イギリスでしか生産されない「世界最速」のスペシャルなFFスポーツが450万円で手に入る、これをどう捉えるかはオーナーの考え方次第でしょう。