BMW M2 オプション情報！初期装備状態や後付けは可能？

BMWのハイパフォーマンスモデルを手掛けるBMW・M社が設計したモデルには「M」の称号が与えられるのはご存知のとおりですが、M社がコンパクト・スポーツカー・クーペとして新たに設計開発したモデルが2016年に日本でも販売が始まったBMW・M2 コンペティションクーペです。

BMW・M2コンペティションクーペは最もコンパクトなMシリーズですが、決してエントリーモデルではなくそのパフォーマンスは上位モデルと全く遜色の無い性能を有している反面で、Mシリーズで唯一の1000万円を切る価格で販売されるモデルとして人気があります。

軽量ボディーにハイパワーエンジンを搭載した高性能スポーツ・クーペであるM2には別途に豊富な純正オプションが用意されており、それぞれを装備することでラグジュアリー性の向上やパフォーマンスの向上を期待することができますが、今回は、BMW・M2のオプションについて、迫ってみたいと思います。

BMW・M2コンペティション・クーペの解説

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m2-coupe/2018/bmw-m2-competition-at-a-glance.html

BMWの2シリーズをベースにBMW・M社が手掛けたハイパフォーマンスモデルとなるBMW・M2コンペティションクーペは、2016年に日本に上陸し販売が始まったBMWのコンパクト・スポーツクーペで卓越したハンドリングと高い運動性能にスポーティーなデザインを持った人気の高いモデルです。

Mシリーズの中では、一番イニシャルコストが安く900万円を切った車両価格で、Mシリーズのエントリーモデルと揶揄されることもあるようですが、決してそんなことは無く上位モデルに全くを持って劣らないパフォーマンス性能を発揮します。

例えば、公表されているデータでは、０-100㎞/ｈ加速性能を比較するとM2コンペティションクーペは4.3secとなっていますが、その数字はM5と同じタイムとなっており、その性能の高さが伺えるところで、全長で4475mmのコンパクトな軽量ボディーにMAX410PSのハイパワーエンジンを搭載したM2コンペティションクーペの実力はそのスペックの高さは想像に難しくないでしょう。

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m2-coupe/2018/bmw-m2-competition-images-videos.html

Mシリーズを手掛けるBMW・M社は、BMWのモータースポーツ部門の開発事業部としてスタートした歴史があり、社名が変わった今でもそれは継続しておりモータースポーツで培った様々な技術がフィードバックされたのがMシリーズなのです、Mの称号を持つモデルはサーキットスペックを与えられて公だけに限らずサーキット走行を可能にするスペックを持ってます。

もう少し「M2コンペティションクーペ」のスペックの話をしましょう、BMWの標準モデルとなる２シリーズ・クーペも2ドアセダンを持つスポーツクーペで、そのポテンシャルは決して低いものではありませんが、M2コンペティションクーペと比較するとその差は歴然としています。

エンジン型式は同じ３L直6DOHCを搭載していますが、エンジン出力で340PS、M2コンペティションが410PSとか70PSの差があり、またボディーサイズも全長や全高は同じですが、全幅で80mm拡大されているM2コンペティションはフロント245/35R19、リア265/35R19のワイドタイヤを装着し、その持つエンジンパワーを余すことなく路面に伝えます。

駆動形式は両車とも同じくFRを採用していますが、M2コンペティションは重量配分は前後で50：50と理想的な配分を誇るなど全ての面でチューニングされたスペシャルモデルなのです。

M2・エンジン

もう少しエンジンを詳しく見てみましょう、M2コンペティションクーペのエンジンは、設計の段階からサーキット走行を見越した設計となっているのが特徴で、直列6気筒DOHC3000㏄ツインターボエンジンを搭載し最高出力は410PSで最大トルクは550Nm 〔56.1kgm〕/2,350rpm を発揮するハイパフォーマンスエンジンです。

サーキットスペックと言われる所以は、スポーツ走行によるハードな走りを長時間行っても耐えられるよう各部の強化を行っており、特に冷却システムとオイルシステムはエンジンの要ですが、高効率のラジエターを搭載しているほか、激しい走行によるオイルの偏りを防止するオイルサンプカバーと強力なオイルポンプなど、レーシングテクノロジーを余すことなくフィードバックしています。

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m2-coupe/2018/bmw-m2-competition-images-videos.html

アクセルの踏み込みによる開度や、エンジンの回転数に応じて吸気と排気バルブのタイミングを無段階に調整するダブルVANOSや電子制御によって無段階にバルブリフトを可変させるバルブトロニックをエンジンに組み込むことで、低回転域から高回転域まで力強い加速と鋭いレスポンスをも手に入れています。

M2コンペティションクーペ純正オプション

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/topics/service-and-accessory/accessories/bmw-m-performance-parts/m-performance-parts-special/index.html

Mシリーズは、BMW標準モデルをM社が手掛けて制作したモデルですから、考えとしては既に誕生した瞬間からオプション装着の特別仕様車と言う位置づけで、既に多くのオプションや専用装備が施され、後付けする装備が殆ど無い状態と言えるでしょう。

それでもM2コンペティションクーペには豊富な純正オプションが用意されており、BMW M Performance Parts で販売されBMWディーラーで購入し取付装着することができます、そのエクステリアパーツとインテリアパーツが多種多様にありますが、どれもがこだわりの1品で機能性の高いパーツとなっています。

M2コンペティションクーペは前述するように、サーキットスペックを持つスポーツクーペなので用意されるオプションパーツを見ても走りに振った内容で、エクステリアはカーボンを使用したエアロパーツなど軽量化に関するパーツとレーシングステッカーなどドレスアップパーツが中心となっています。

筆者個人的には車高調整機能のあるスポーツサスペンションを装備してみたいと思いました、かなり製作にあたりテストを繰り返して設計されており、乗り心地は多少、犠牲になると思いますがシャープなハンドリングとコーナーでの安定性がさらに高まります。

インテリアに目をやると、ドレスアップ系のパーツ目立ちますが、カーボンを多用したインテリアパーツは軽量化はもちろんですが、スポーツ走行を得意とするM2コンペティションクーペのイメージにピッタリですね。

まとめ

BMWは欧州を代表する自動車メーカーで、その長い歴史においてモータースポーツは大きなウエイトを持っています、それはモータースポーツで優秀な成績を残すクルマが売れるのですからメーカーも真剣に取り組み数々の新しい記録が生み出されて来ました。

それはライバルメーカーも同じですから、想像を超える熾烈な開発競争であったことは間違いないでしょう、BMWのM社はモータースポーツ部門として常に最前線でBMWを走らせ、そして勝利してきた歴史を持っています。

そのM社が開発するMモデルは特別でなくはならないのです、それだけに販売されるオプションも単純なものではユーザーが納得しないでしょう。

純正でハイパフォーマンスなMモデルに装備して、さらにパフォーマンスが上がるパーツでなくてはならないBMW M Performance Parts の姿勢は本物のみをラインナップしユーザーに夢を与え続ける使命を持っているのです。