クラウンアスリートの中古車の値引価格は？中古車の相場や200系と210系の違いを教えて！

トヨタクラウンの中でも人気のグレードである、クラウンアスリート。中古車の値引きはどれくらいなのか、中古価格と、相場について調べてみました。おすすめの年式と中古価格の参考にどうぞ。

クラウンアスリートの中古車の値引き価格はどれくらい？

引用：https://www.chiemax.com/carprice/toyotacar/sedan-t/7986

クラウンアスリートの中古価格ですが、あまり値崩れしないことで有名です。その理由は、競合が、日本車ではなく外車であることです。

このクラスの日本車において、新車時点でクラウンアスリートの競合車種がないということは、中古車においても、同クラスの競合車種を引き合いに出すことができないため、値段交渉は難しいと言えます。

引用：https://autoc-one.jp/hikaku/1583256/0003.html

さらに、クラウンアスリートは、クラウンのその他のグレードに比べて根強い人気があるグレードです。

何かクラウンを探しているという購買予定者よりも、クラウンアスリートを探しているというように、目的のある購買予定者の方が多いため、中古車販売業者もそのことを理解しているということもあり、値引きがなかなか難しいと言えます。

ただし、全く値引きがないということもないので、狙うとしたら10万円から20万円の間でしたら交渉の余地があると思われます。

これは、クラウンアスリートのグレードの違いでもそんなに変わりがありません。

クラウンアスリートには、2リッターのグレードと、2.5リッターのグレード、3.5リッターのグレードがあります。2リッターのグレードは、エンジンが4気筒で、2.5リッターと3.5リッターのグレードは6気筒です。

新車の時点でそんなに価格差がなく、購買予定者の好みで分かれるところを想定して車作りをしていると予測されるため、装備に大きな違いがあるというわけでもありません。

加速感などの乗り味や車内の静粛性には差がありますが、加速感はあくまでもエンジンの特性によるもので、車内の静粛性の差も同様にエンジンの種類によるものですので、クラウンアスリートの中古車の価格値引きが、高いグレードと低いグレードで大きく差があるということもありません。

もしも価格交渉で、競合他社の車を当てる場合は、基本的には外車のメーカーを引き合いに出しながら、最近はレクサスもスポーティーなセダンを複数出していますので、レクサスなどを交渉材料にすると良いでしょう。

クラウンアスリートはスポーツ志向のグレードですので、あくまでも交渉材料として出す場合は、スポーティ傾向のあるセダンを引き合いに出した方がより目的買いをアピールできるのでおすすめです。

引用：https://autoc-one.jp/hikaku/1381201/0004.html

クラウンアスリートの中古車の相場と価格はどれくらい？

引用：http://www.csauto.jp/shop_crown.php?CAR_NAME=%A5%AF%A5%E9%A5%A6%A5%F3%A5%A2%A5%B9%A5%EA%A1%BC%A5%C8

クラウンアスリートの中古の相場はどのような分布になっているのでしょうか。

クラウンアスリートはスポーティー志向の車ではありますが、購入者の年齢が比較的上の年代でもあることから、かなり走行距離が進んでいる中古車というものはあまり多くありません。

大事に乗られている方や、きちんとメンテナンスをしながら乗られている方が多いため、状態のいいクラウンアスリートが多く存在します。

ただ、中古車の相場は、新車の発表やマイナーチェンジの前後で大きく変動します。

この理由は、中古車の相場が車の純粋な価値に加え希少性も付加されることで、値段が決まってくるからです。

https://twitter.com/CustomCar_Aya/status/1089145982036729858

中古車の販売店はオークションで車を仕入れて店頭に並べるのですが、その仕入れ価格が高くなった低くなったりすることで、店頭表示価格も変わってきます。

ですから、新車の登場ニュース、もうすぐ新型が発表されるというタイミング、または新車が登場することで今まで乗っていた車を手放すなど、大量の中古車が動くタイミングでは平均的な中古車市場価格が崩れることがあるため注意が必要です。

一旦落ち着いてしまえば、元の中古相場価格へ戻りますので、変動の少ないタイミングで車を探されることをおすすめします。

さて、本題のクラウンアスリートの中古の相場ですが、この記事を書いている2019年2月のタイミングで新型のクラウンが登場しています。
https://twitter.com/kk9651CB/status/1091335077189931008

型式210系と呼ばれるクラウンアスリートが1つ前の世代となり現行型ではなくなりました。中古価格相場は、120万から600万円となっています。

走行距離が10万を超えて15万キロ程度までの中古車が150万円前後で店頭に並んでいます。この210系は、2012年に登場していますので、走行距離が進んでいるクラウンアスリートの年式は2013年と初期の頃のものが多く見られます。

そして、高い価格帯では、走行距離が2万キロ未満で、型落ちが1年から2年のものが多く存在しており、相場は、400万円前後です。さらに、走行距離が増え5万キロ前後になると、そこから約50万ほど安くなり、350万円前後で店頭に並んでいます。

クラウンアスリートの中古車相場は、年式よりも走行距離の方が価格に影響を与えますので、レザーを備えたりした特別なグレードを除けば、年式より走行距離で値段を見られることをおすすめします。

相場的に多いのは、2013年式の200万円から300万円、そして、高年式の2016年から2018年は370万以上のものが多く店頭に並んでいます。

あとは整備記録や年式と走行距離の関係（総走行距離を使用年数で割る）で車の状態がわかりますので、参考にしてみてください。

引用：https://www.webcg.net/articles/-/28378

クラウンアスリートの中古車の200系と210系の違いを教えて！。

クラウンアスリートの中古車価格を、走行距離と年式で見てきましたが、今度はクラウンアスリートの中古車市場の中で数の多い、2つの型式の違いを見ていきたいと思います。

クラウンにアスリートが常時設定されるようになったは、今から20年前の1999年に発売された、170系と呼ばれるクラウンからです。
https://twitter.com/ryuryuki0128/status/1092341175103610880

最初は、エンジン形式に直列6気筒のエンジンがありましたが、2003年にデビューした次期クラウンの180系から、スポーティー系のクラウンアスリートと、ラグジュアリー系のロイヤル共にV型エンジンに変わり、エンジン自体の差別化はなくなってしまいました。

しかし、180系が2005年にマイナーチェンジし、3.5リッターのエンジンがクラウンアスリートに追加され再び差別化が図られることになりました。

そして、2008年の200系が登場し、このクラウンシリーズには、3.5リッターのトップエンジングレードを載せたクラウンアスリートが設定されました。

https://www.carsensor.net/catalog/toyota/crown_athlete/F003/

この200系は、2008年2月に登場し、2012年11月まで新車販売されていました。2005年から、レクサスブランドが日本でも登場したことから、当時トヨタの最上級セダンであるセルシオがレクサスに移動したことにより、トヨタの最上級ラグジュアリーセダンをクラウンマジェスタとし、ラグジュアリー路線をレクサスに譲る

ことにより、高級セダンでありながら、スポーティーであるクラウンアスリートが、ブランディングとしても認知されるようになりました。

200系のクラウンアスリートの中古車相場は、70万から370万前後で店頭に並んでいます。燃費も、リッターあたり10から12キロとなっており、比較される競合車と比べても高い方です。

これまでのデザインと比べて丸みが取れてやや角ばった印象を与えるボディにより購買年齢層の若返りを図り始めたのもこの200系のクラウンからです。

そして、より角ばったスポーティーな印象を備えモデルチェンジしたのが、2012年12月に登場した、210系のクラウンです。2018年6月まで新車販売されていました。

引用：https://kakaku.com/item/70100110032/

210系は、キャッチコピーが、「CROWN Re BORN」で、そのキャッチコピーの通りにこれまでのクラウンとはデザインや中身が大幅に変わりました。

この210系のクラウンには、先代の200系でのハイブリッド専用グレードが廃止され、クラウンロイヤルとクラウンアスリート共に、ハイブリッドが設定されました。また、エンジンも2.5リッターのエンジンが2リッターのダウンサイジングターボ化されました。

これは、ヨーロッパで起こった排気量と気筒数を増やす方向から一転させ減少させながら、ターボ過給で補うという流れを受けたものです。

また、これまでのクラウンのイメージから最も変わったと思われるのは、そのカラーリングで、ピンク、若草色、空色と、特別色が設定されました。

引用：http://www2.toyota.co.jp/jp/news/13/08/nt13_047.html

デザインや、カラーリングなどを一新することで、これまでのクラウンのイメージを払拭した210系ですが、このトヨタの戦略により、ユーザー層が若いアスリートも、よりスポーティーなスポーツセダンへと昇華しました。

最高出力、最大トルク共に、2.5リッターV6エンジンよりアップし、パワーを手に入れました。

このラインナップにより、さらに上のクラスの3.5リッターV6モデルのクラウンアスリートが存在することで、クラウンと言えばラグジュアリーなセダンというイメージからスポーティセダンであることを明確に打ち出すことにも成功しています。

クラウンアスリートの中古車で今買い時のものは新型が登場したこのタイミングで値下がりしている200系がおすすめです。年式が少し前で

も走行距離が少ないものもありますので、狙ってみるとお買い得なクラウンアスリートが見つかるかもしれません。

現行クラウンが登場することで、現在価格が変動中の210系も、誰もが乗っていない個性的なカラーの中古車が狙えます。

個人的には、現行新型より210系のクラウンアスリートの方がスポーティーでカッコいいと思います。

お好みを発見しながら自分らしい1台を探してみてはいかがでしょうか？

アイキャッチ画像引用：https://www.webcg.net/articles/-/33534