BMW 2シリーズ 中古車情報！相場価格や販売状況は？

BMW 1シリーズから派生し、現在では独自路線を開拓しつつあるBMW 2シリーズ。

1シリーズにはないクーペボディとコンパクトな4ドアクーペ（日本未導入）は、アウディA3と真っ向から対立するライバルでもあります。

そんなBMW 2シリーズの魅力と、コンパクトとはいえ決してお安くはないモデルゆえの中古モデル選びのポイントについて追及してみましょう。

BMW 2シリーズとは？

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/1-series/5-door/2017/design.html

BMW 2シリーズは、ハッチバックの1シリーズとは異なるパーソナル感の強いコンパクトクーペとして、1シリーズのクーペモデルから独立して誕生しました。

実用性というよりはスタイリッシュなクーペボディの美しさを優先し、かつM2やM235/240といったハイパフォーマンスモデルも選べるBMWならではのDNAが詰まったモデルです。

その歴史について考えると、BMW 2シリーズは2019年現在のモデルが初代となりますが、その前身は1シリーズクーペであり、その後継モデルとして2013年に発表されたのが現在の2シリーズクーペです。

モデルバリエーション

日本で正規輸入車として購入できるBMW 2シリーズは、大きく3つのボディが選択できるようになっています。

2シリーズクーペ／カブリオレ

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/coupe/2017/design.html

これこそが、1シリーズクーペから派生したモデルといえます。

1シリーズ同様、縦置きのFRとなり、1.5リッター3気筒ターボエンジンから3.0リッター6気筒ターボエンジンを搭載します（3気筒ターボは日本未導入）。

ボディはクーペとカブリオレの2種類が日本へ導入されています。

2シリーズアクティブツアラー

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/activetourer/2018/at-a-glance.html

クーペ／カブリオレを追うように2014年に正式発表された、BMWブランドとしては初の横置きエンジン・FFモデルとなります。

FFのノウハウ自体はMINIで既に蓄積済みのBMWは、F55/56型MINIと同様のUKLプラットフォームを採用し、一方でFRのクーペ／カブリオレや1シリーズとの構造的な関連性はありません。

2シリーズグランツアラー

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/grantourer/2018/at-a-glance.html

こちらは2015年に発表された、アクティブツアラーをベースに全長を210mm、全高を95mm拡大、ホイールベースを110mm延長したモデルであり、X5と同様の3列シートを実現しました。

プラットフォームはアクティブツアラーと同じですが、より長くなったボディの恩恵は大きく、3列目のシートを倒すことでアクティブツアラーの645Lから一気に805Lという広大なラゲッジスペースを実現、さらに2列目を倒すことで実に1,820Lというスペースを確保できます。

スペック

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/grantourer/2018/images-videos.html

幅広いバリエーションを揃えるに至ったBMW 2シリーズのスペックを見てみましょう。

クーペ／カブリオレ

※ M235はM240へ統合

アクティブツアラー

グランツアラー

BMW 2シリーズ 中古モデルの選び方

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m2-coupe/2018/bmw-m2-competition-images-videos.html

BMW 2シリーズの新車時の価格帯は以下の通りです。

• クーペ／カブリオレ  518万円 ～ 540万円（M2、M240を除く）
• M240（クーペ）   701万円
• M2コンペティション（クーペ）   876万円 ～ 901万円
• アクティブツアラー   377万円 ～ 559万円
• グランツアラー  413万円 ～ 512万円

M2コンペティションとM240を別格とすれば、アクティブツアラーの300万円台から選ぶことができ、それぞれのトップグレードでも500万円台で購入できます。

しかしそこはBMW、絶対額としてみたら国産車のこの手のクーペ（ライバルはトヨタ86あたり？）や2ボックス車と比較するとどうしても高めに見えてしまいますね。トヨタのエスティマだと 331万円 ～ 492万円という感じなので、大きな差ではありませんが、ボディサイズを考えると2シリーズが高めに感じます。

クーペでいえばトヨタ86が 263万円 ～ 496万円といったところ。2シリーズクーペのほうがだいぶ高い感じです。

アウトバーンでの最高速度での利用を想定して設計されたドイツ車は非常に丈夫に作られていますので、質の良い中古車を選ぶのも、BMW 2シリーズを購入する賢い方法といえるでしょう。

中古モデル選びのポイント

BMW 2シリーズに限らず、今日のドイツ車は非常に高度なメカニズムとコンピューターシステムで出来上がっています。

いくら丈夫だとはいえ、BMWはその繊細な乗り味が最大の魅力ですので、バランスの良いモデルを厳選したいところですが、その違いはある程度乗ってみないと分かりません。

そこで、とても頼りになる中古車の選び方があります。

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/m-series/m2-coupe/2018/bmw-m2-competition-images-videos.html

それは、「認定中古車」を選ぶことです。

一般的な中古車ディーラーでももちろんBMW 2シリーズは購入できますが、購入前の理想的な整備や消耗品交換、購入後の保証を考えたら、認定中古車のほうが安心感は当然ながら高いといえるでしょう。

ただし、きちんと整備された状態で提供される分、通常の中古車価格よりもやや高めになりますが、安心を得るための出費と考えれば、あとあとのことを考えたら妥当といえます。

日本では、BMWジャパンやヤナセが認定中古車を販売していますので、ご紹介しましょう。

BMW認定中古車

BMWの認定中古車には「BMW Premium Selection」というのがあり、2年間走行距離無制限保証（主要部品）や、工賃が必要な作業費用も優遇されるプログラムです。

いくつか例を見てみましょう。実際に車両を選ぶ際はディーラーまで足を運んでくださいね。

BMW 218d アクティブツアラー Luxury（BMW Premium Selection）

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/used-automobiles/index.html#/bookmark=aHR0cHM6Ly9icHMuYm13LmNvbS9KUC9qYV9KUC9uc2MvJUU4JUJCJThBJUU0JUI4JUExL0JNVy8yJUUzJTgyJUI3JUUzJTgzJUFBJUUzJTgzJUJDJUUzJTgyJUJBLzIxOC8yMThELUFDVElWRS1UT1VSRVItUkhEL3AvMTEwMTc5OTU/cT06cmVsZXZhbmNlOnNlcmllczoy

• 登録年月：2018年3月
• 走行距離 ： 2,900km
• 車両価格 ： 275万円

BMW M235（BMW Approved Car）

引用：https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/used-automobiles/index.html#/bookmark=aHR0cHM6Ly9icHMuYm13LmNvbS9KUC9qYV9KUC9uc2MvJUU4JUJCJThBJUU0JUI4JUExL0JNVy8yJUUzJTgyJUI3JUUzJTgzJUFBJUUzJTgzJUJDJUUzJTgyJUJBLzIzNS9NMjM1SS1DT1VQRS1SSEQvcC8xMjAwMzEyNT9xPTpyZWxldmFuY2U6c2VyaWVzOjI=

• 登録年月：2015年10月
• 走行距離 ： 14,400km
• 車両価格 ： 348万円

ヤナセ認定中古車

メルセデスベンツやBMWの取り扱いで有名なヤナセにも認定中古車制度があります。

ヤナセと第三者検査専門機関による厳しい基準をクリアしたヤナセの認定中古車に対して、「最大80項目に及ぶ点検整備」と「24時間ツーリングサポート」、「全国サービスネットワーク」などのサポート体制が充実しています。

BMW 218i グランツアラー

引用：https://yanase.jp/car/id/338571/nagoya_midori_cc/grid=232/detail.html?param=YGConly

• 登録年月：2016年1月
• 走行距離 ： 24,000km
• 車両価格 ： 218万円

BMW 220i クーペ Ｍスポーツ

引用：https://yanase.jp/car/id/325288/urayasu/grid=232/detail.html?param=YGConly

BMW 2シリーズ 新車か 中古車か？

BMWは2シリーズに限らず、高度なメカニズムと電子制御で成り立っています。

そして、その装備もモデルごとに大幅に進化していますので、高機能さを重視するなら新車を選ぶほうが良いでしょう。

しかし2シリーズは現在が1代目であり、発表当初と現在のイヤーモデルに大きな差はありません。

ですので、整備の行き届いた認定中古車の中から選択するのが賢明かもしれませんね。

認定中古車には走行距離が数千キロしかない車両がかなり多く登録されていますので、新車とほぼ変わらないコンディションが格安で手に入ることになります。

BMW 2シリーズを選ぶ際には、一度認定中古車の登録車両もチェックしてみましょう。