ヴィッツのタイヤサイズは?サイズ変更のメリット・デメリット、交換方法などを紹介

トヨタが販売するヴィッツは、様々なシーンで活躍する車です。

そんなヴィッツだけに、タイヤを交換する場面も多いでしょう。

そこでヴィッツのタイヤ交換について詳しく解説します。

タイヤ交換と一口にいっても、インチを変更するなどでカスタムする人も少なくありません。

ヴィッツのタイヤ交換をする前の基礎知識

ヴィッツのタイヤを交換する前に基礎的な知識を知っておきましょう。

実はタイヤにはサイズがあって、そのサイズで様々な違いがでます。

グレードや型式名などでも異なりますが、標準的なヴィッツのタイヤサイズは14インチから16インチです。

このタイヤサイズに合わせて、交換をしなくてはいけません。

タイヤのサイズの見方を知ろう

引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/

タイヤにはしっかりとサイズが決まっています。

例えばヴィッツでいちばん人気の1.5ハイブリッドFの場合は、175/70R14というタイヤサイズになるのです。

ただ175/70R14と表記されても意味がわからない人も多いでしょう。

★175はタイヤの接地面積を表す

★70は扁平率を表す

★Rはラジアル構造

★ホイールのインチサイズ

という形です。

この175/70R14の後ろに数字がつくケースもあります。

その場合はロードインデックスを示します。

接地面積とはタイヤの幅で、扁平率とはタイヤのゴム部分の高さです。

一般的にタイヤサイズで14インチというのは、ホイールのサイズを示すものだと覚えておきましょう。

ちなみに全体的なタイヤサイズは、簡単な計算で算出できます。

タイヤ幅×扁平率×2+インチ数×25.4というものです。

175/70R14を例にとってみます。

175×70％×2+14×25.4という計算式です。

扁平率が×2となっているのは、タイヤのゴム部分の高さだからです。

タイヤサイズは、ホイールの上部分と下部分を足す必要があるので、2倍しています。

最後の25.4という数字は1インチが約25.4センチだからです。

計算をすると約600mmという数字になります。

この数字がヴィッツハイブリッド1.5Fのタイヤサイズです。

仮にヴィッツのタイヤサイズを交換するのであれば、このタイヤサイズとなるべく近いものを選ぶ必要があります。

サイズが大きく異なると、交換することができません。

ヴィッツのタイヤ交換の目安は？

引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/

ではヴィッツのタイヤを、交換する時の目安も確認します。

ポイントは大きくわけて3つです。

★スリップサインを見る

★使用後5年以上経過している

★ひび割れや損傷している

この3つのうち、いずれかに当てはまるのなら交換した方がいいです。

ヴィッツに限らず、タイヤとは消耗品になります。

車に乗れば乗るほど消耗していきますし、乗っていなくても経年で劣化していくからです。

そこで1つの目安になるのがスリップサインです。

スリップサインとはタイヤの溝の奥にある、盛り上がった箇所を意味します。

これが露出して見えるようになると、タイヤの交換をしなくてはいけません。

またひび割れや損傷、変形などのある場合は、タイヤがパンクする可能性が高くなるため早めに交換した方がいいでしょう。

ヴィッツのタイヤサイズを変えるメリットとデメリット

ヴィッツのタイヤサイズは交換をする時に変更ができます。

先にも軽く触れましたが、タイヤサイズを正確に理解していればインチを変更できるからです。

ちなみにタイヤサイズの変更といっても、大きく変わるのは大きくしたり小さくすることはできません。

全体的なサイズはそのままにして、中のホイール部分の大きさを変えるという形になります。

ではヴィッツのタイヤサイズを変える、メリットとデメリットを解説していきましょう。

ヴィッツのタイヤサイズを大きくするメリットとデメリット

引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/

ヴィッツのタイヤサイズは標準的に14インチか15インチのものが多いですが、これらのサイズをアップするメリットから紹介します。

★ホイールと扁平率が大きくなることで見た目に影響がある

★タイヤの接地面積が広がることで、ずれることが少なくなる

★走行性能がアップする

というものが主なメリットです。

特に標準のタイヤと比較するとホイールが目立つため、かなり見た目に大きく影響します。

ヴィッツに限らず車のカスタムが好きな人は、ほぼ必ずタイヤを交換していると言っていいでしょう。

さらにタイヤの接地面積が増えるため、走行性能がアップするのも大きな魅力です。

引用:https://toyota.jp/vitz/exterior/

では次にデメリットを紹介します。

★タイヤの価格が高くなる

★乗り心地が悪くなる

★滑りやすい路面だと影響を受けやすくなる

★車体重量が大きくなり、燃費も悪くなる

タイヤの価格はサイズで左右されるものです。

そのためヴィッツのタイヤサイズを大きいものにすると、価格が高くなってしまいます。

さらに車体重量も重くなりますし、タイヤサイズが大きくなるため燃費が悪くなるのです。

また扁平率が下がるため、クッション性能もどうしても下がってしまいます。

結果として路面の状況がダイレクトに伝わることになり、乗り心地が悪くなるのです。

見栄えが良くなり、走行性能もアップしますが、デメリットも大きいものだと考えてください。

ヴィッツのタイヤを交換する方法は？

では最後にヴィッツのタイヤサイズや、タイヤそのものを交換する方法を解説しておきます。

★ディーラー

★カー用品店

★整備工場やタイヤ専門店

★ガソリンスタンド

★自分で交換する

などがタイヤを交換できる場所です。

どこを選んでもいいですが、やはりディーラーは高くつきます。

ちなみに業者に依頼をする場合は、持ち込みに対応していないケースも多いです。

そのためタイヤ持ち込みで交換をしたいのなら、事前に確認をしておきましょう。

ヴィッツのタイヤの交換費用はどのくらい

ではヴィッツのタイヤ交換にかかる費用を考えます。

どのタイヤサイズを選ぶかでも変わってきますが、およそ3万円強から5万円弱程度が相場です。

こには廃タイヤの処理費なども含めた価格になります。

さらに有名なブランドのタイヤなどメーカーにこだわると、値段は高くなってくるでしょう。

ただタイヤのみの購入だと、かなり安くつくことが多いです。

1本あたり5000円程度が相場ですので、4本で2万円程度になります。

自分でヴィッツのタイヤを交換すれば、工賃を浮かすことができるでしょう。

ヴィッツのタイヤを自分で交換する方法は？

最後にヴィッツのタイヤサイズに関係なく、交換する方法を紹介しておきましょう。

★ジャッキを使って少し車を持ち上げる

★ホイールナットを緩める

★タイヤを取り外す

★新しいタイヤを取り付ける

以上が手順となります。

ジャッキとレンチがあれば、素人でもできる作業です。

ただジャッキを使う時は正しいポイントで、車を持ち上げてください。

作業中に外れると、怪我をする可能性があるからです。

ホイールナットを緩める時には、対角線上に行うといいでしょう。

またタイヤを外す時は、斜めにするのではなく水平に引き出すのがポイントになります。

特に難しい工程はありませんが、機具などがない場合は業者に依頼した方がいいでしょう。

ヴィッツのタイヤサイズまとめ

ヴィッツのタイヤサイズや交換方法を紹介しました。

ヴィッツの場合、タイヤサイズを変更するとしても16インチ程度までにとどめておくべきです。

タイヤサイズを変更することでメリットとデメリットがありますので、その点を考慮した上で行うようにしてください。

特に自分でヴィッツのタイヤサイズを変更する時は、怪我をしないように注意しましょう。

キャッチ画像引用:https://toyota.jp/vitz/performance/