キャリィ vs アクティ・トラック 徹底比較！どっちが買い？維持費・燃費・乗り心地は？

キャリィとアクティ・トラックをこの記事では比較しています。

維持費・燃費・乗り心地ではどっちが優れているのでしょうか。

【キャリィとアクティ・トラックを比較】どっちが維持費は安い？

まずは、キャリィとアクティ・トラックの維持費について、検証します。

キャリィの維持費は

引用：https://www.suzuki.co.jp/

キャリイは1961年にデビューしましたが、日本の一次産業に貢献し続けてきたクルマといっても過言ではありません。

主に農業や漁業などの、資材の運搬や収穫物を運ぶ場面で、利用される様子が多く見られます。

1971年から2009年まで39年連続で、軽・小型・普通を全て含めた、日本国内で販売されているトラックの車名別年間販売台数で、第1位となったモデルです。

さらに、2010年1月には、累計販売台数400万台を達成しています。

実用的で耐久性が高いことから、多くの方に支持され、車名通りに運ぶ力を高いレベルで表現しています。

キャリィは軽自動車の規格なので、維持費においてもかなり安く抑えられる点も魅力です。

定期的に発生する税金には、自動車税と自動車重量税が挙げられますが、キャリィには軽自動車の税率が適用されます。

キャリィの軽自動車税は10,800円、自動車重量税は1年あたり3,300円となります。

維持費を抑えたいからという理由で、普通車よりも軽自動車を検討する方も多いかと思います。

キャリィが長年支持を受けてきたのは、クルマの基本性能が高いことも挙げられますが、コストパフォーマンスの高さも支持されています。

アクティ・トラックの維持費は

引用：https://www.honda.co.jp/

働く人を支えたいというコンセプトのもとに開発されたアクティ・トラックは、乗り降りや運転が楽にできる仕様になっています。

軽トラックのジャンルでは、運転のしやすさはもちろんですが、荷物の積み下ろしのしやすさや、堅牢さにも高い実力が求められます。

アクティ・トラックは、その点においてモデルチェンジの度に使いやすさを充実させ、堅牢性を高めてきました。

アクティ・トラックの維持費をキャリィと比較すると、税金面では同じ軽自動車にカテゴライズされるため、差はありません。

ただし、近年ではエコカー減税が各車種に適用されています。

グレードごとに基準値をどのくらい達成しているかによって、減税率が変わってきますが、エコカー減税は単年度の制度となります。

どの時期に購入するかによって、適用される免税率や税額が異なる可能性がありますので、ディーラーにしっかり確認する必要があります。

【キャリィとアクティ・トラックを比較】どっちの燃費がいい？

続いてはキャリィとアクティ・トラックの燃費性能を比較します。

キャリィの燃費性能

引用：https://www.suzuki.co.jp/

キャリィには、パワフルさと低燃費を両立する吸気VVT（可変バルブタイミング）付きR06A型エンジンが搭載されています。

低中速域で安定したトルクが得られるとともに、スムーズな加速性能、たくましい登坂性能を発揮します。

そしてボディーの要となる部分には、軽くて丈夫な高張力鋼板や超高張力鋼板を効果的に使用しています。

衝突安全性や耐久性を高めながら軽量化を図ることで、燃費の向上も併せて実現しています。

狭い道や荒れた道まで幅広く対応できるよう、効率的なエンジンと綿密に設計されたボディーをベースに、安定感のある走りをすることで、低燃費化にも繋がっています。

そんなキャリィのカタログ燃費は、17.0km/L~20.2km/Lとなっています。

キャリィは5AGS・5MT・3ATと異なるトランスミッションを持ったグレード展開がされています。

力強い走破性能と優れた燃費性能に加え、ギヤの最適化で高い登坂性能を発揮します。

高速走行時は3ATと比べ、エンジン回転数を低く抑えることで、燃費だけではなく優れた静粛性能も実現しています。

アクティ・トラックの燃費性能

引用：https://www.honda.co.jp/

アクティ・トラックは、排出ガスも経費もできるだけ減らせるようにと、環境性も考慮したシステムの開発が行われています。

全グレードが、平成19年排出ガス規制（JC08モード）に適合し、排出ガス中の有害物質、NMHC（非メタン炭化水素）、NOx（窒素酸化物）、CO（一酸化炭素）の基準をそれぞれ達成しています。

また、全部品から六価クロム、カドミウムの使用を廃止し、水銀、鉛の使用量を大幅に削減しています。

この結果、日本自動車工業会が定める自主削減目標を達成しています。

低燃費へのアプローチとして、多くの場合はエンジンからの見直しを行いますが、アクティ・トラックはエンジン性能に加え、各パーツにも環境性の高さが伺えます。

アクティ・トラックのカタログ燃費は、15.6km/L~17.6km/Lとなっています。

昔の軽トラックと比較すると、燃費は大きく向上していますが、キャリィとアクティ・トラックでは、キャリィの燃費性能の方が優れていることが分かります。

カタログ燃費と実燃費では、使用環境が異なるために差が生じがちですが、ユーザーのレビューを参考にすると、キャリィはその差が少ないことでも評価されています。

商用利用する際には、走行距離も増えがちなため、燃費は重要になってきます。

そのような点を考えると、キャリィの実用性はやはり高く、コストパフォーマンスの高さが伺えます。

【キャリィとアクティ・トラックを比較】どっちの乗り心地がいい

最後にキャリィとアクティ・トラックの乗り心地について検証しました。

キャリィの乗り心地

引用：https://www.suzuki.co.jp/

キャリィは、運転しやすく乗り降りしやすい、スペース効率に優れたキャビンとなっています。

スペースにゆとりを持たせたドアの開口高や開放幅によって、乗り降りが楽にでき、足元の開口部も広いため、乗降時の足のすり抜けがスムーズに行なえます。

ヘッドレストからフロントガラスまでゆとりある空間を確保することで、頭部や膝まわりは圧迫感がなく快適そのものです。

広さを実感できる室内幅は、アームレスト付きの成型ドアトリムと相まって、ゆったりと運転することができます。

さらにタイヤハウスがシート下にあるレイアウトにより､ペダル操作がしやすい足元空間を実現しています。

さらに、室内前方のピラー部は右左折時の視認性が良く、安全運転に貢献します。

シートは乗降時の腰の移動がスムーズな形状で、座り心地の良い大型の座面とすることで着座時の安定性を高めています。

運転席は140mmのシートスライドが可能で、小柄な方から大柄な方まで、体格に合わせて最適な運転姿勢をとることができます。

アクティ・トラックの乗り心地

引用：https://www.honda.co.jp/

アクティ・トラックはキャビンの居住性の中でも、足元の広さが多くのシーンで利便性を高めています。

運転席と助手席の間の足元を広くとっているため、助手席側への移動がスムーズなので、運転席側から乗り降りしづらい時にも便利です。

また、乗り降りが楽にできるよう、ヒップポイントは高めに設定されています。

伸びあがらなくても乗り降りしやすい、適度なシート高です。

作業靴を履いていてもスムーズに操作できるよう、ペダルの配置も配慮されペダルの間隔にゆとりを持たせています。

アクティ・トラックは、開放的な空間づくりが行われ、狭い道幅も障害物も確認しやすいように、視認性の高い設計となっています。

さらに、文字表示もスイッチも大きく、使いやすい操作パネルも特徴です。

シートの生地は、グレードごとに、ファブリックとビニールレザーの２タイプが設定されています。

Honda独自のミッドシップ・リアドライブ方式により、安定した走りと静粛性を実現して、良質な乗り心地を提供してくれます。

【キャリィとアクティ・トラックを比較】比較まとめ

今回は、キャリィとアクティ・トラックを維持費・燃費・乗り心地で比較しました。

軽トラックは荷物をいかに楽に積めるかというポイントがこれまで重視されましたが、ニーズが多様化するにつれて、乗り心地や利便性も高いレベルが求められています。

キャリィとアクティ・トラックは、時代の変化とともに良い進化を図っていますので、ぜひその違いを体感してみてください。