CR-VとCX-8を比較！どっちの維持費・燃費・乗り心地がイイ？

大人気のSUVに、最近は7人乗りなど多人数が乗れる車種が増えてきました。

たくさん人が乗れる車といったら、今まではミニバンでしたが、SUVの方がカッコ良く運転も楽しいので、人気なのも頷けますね。

7人乗りが出来るSUVは、ホンダのCR-VとマツダのCX-8が代表的です。

この2台を、維持費・燃費・乗り心地を中心に比較してみましょう。

CR-VとCX-8を燃費で比較！

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/

CR-Vはハイブリッド車もあるのですが、5人乗りしか設定されていません。

CR-Vは1.5Lガソリンターボ車のEX・Masterpiece（FF/車両価格3,814,560円）。

CX-8は2.2Lクリーンディーゼル車のXD PROACTIVE（FF/車両価格3,693,600円）。

このグレードで比較してみたいと思います。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/design/

実際に車を所有するときに、気になるのは燃費ですよね。

まずはカタログ燃費を見ていきましょう。

数字上では互角ですが、両者の測定している燃費モードがそれぞれ違っています。

困ったことに、CR-Vのガソリン車にはJC08モードしか表記されておらず、CX-8のディーゼル車にはWLTCモードしか表記されていません。

ならば実燃費で比べるのが良さそうですね。

有名燃費サイト、ネットの口コミを参考にして算出した結果がコレです。

マツダのクリーンディーゼルは、モード燃費と実燃費の差が少ないと評判ですが、まさにその通りになりました。

というわけで、燃費の比較はCX-8の勝利になりました。

CX-8のクリーンディーゼルに対してCR-Vのガソリンターボは分が悪かったようです。

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/

しかしながらCR-Vも、ガソリンターボのSUVにしては健闘しているのではないでしょうか。

ひと昔前のSUVではありえない燃費の良さです。
CR-Vの7人乗りにハイブリッドがあったら、CR-Vの方が燃費では勝っていたでしょう。

ハイブリッドのシステムを組み込むには、やはりスペース的に厳しいものがあるのでしょうね。

CR-VとCX-8を維持費で比較！

CR-VとCX-8の維持費を紹介

車を持つにあたって、特に家族持ちの人が気になるのは維持費です。

CR-VとCX-8の、購入してから次の車検までの維持費を、年割りで表にまとめてみました。

自動車税は毎年納める税金で、総排気量で額が決まります。

1.5LのCR-Vと2.2LのCX-8とでは差が生じましたね。

車検費用は、車を購入してから3年後、それからは2年ごとに車検を受ける必要があるので、そのつどかかります。

法定費用の自賠責保険は同じ自家用乗用自動車ということで両者違いはありません。

自動車重量税もCR-Vが1,630kgでCX-8が1,890kg
、どちらも1.5～2tで違いはありません。

その他印紙代や検査料・代行手数料を、法定費用と合わせました。

任意保険は、30代20等級の相場で52,000円。

駐車場代は、全国平均の月10,000円の12ヶ月分で年に120,000円（持ち家の駐車場がある場合はこの限りではありません）。

諸費用は、エンジンオイルの交換代など、消耗品費を合わせた額です。

ただクリーンディーゼルであるCX-8は、専用のオイルを使用したり、オイル交換も多めにするであろうこともあり、高めになっています。

そして3年ごとの交換を推奨されている、タイヤの費用も年割りで表記しています。

燃料代は、1年間の平均走行距離といわれる10,000kmを実燃費で割り、ガソリン価格を130円、ディーゼルエンジンに使われる軽油の価格を110円として計算して出しました。

その結果、CX-8の方がCR-Vより僅差で維持費が抑えられています。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

CR-VとCX-8の維持費、エコカー減税でどう変わるか？

エコカー減税に照らし合わせたら、維持費はどう変わってくるのでしょうか。

グリーン税制にて購入した翌年の自動車税と、車検時の法定費用である自動車重量税が減税対象です。

2019年2月時点でのエコカー減税

自動車税はCR-Vのガソリン車は対象外、CX-8は概ね75％の33,750円が減税されます。

自動車重量税に関してはCR-Vのガソリン車は対象外、CX-8は免税対象です。

CX-8は30,000円が減税され、年割りで10,000円を差し引き、車検費用が年22,000円。

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/

しかも2年目に関しては、自動車税の減税も合わせて338,000円とCX-8の方が、より維持費を抑えられています。

維持費の比較はCX-8の勝利となりました。

CR-VとCX-8を乗り心地で比較！

車はコストパフォーマンスだけでなく、乗り心地も重要です。

CR-VとCX-8の乗り心地を、サイトの評判や口コミから比較・検証したいと思います。

加速性能

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/performance/driving/

CR-V

• ガソリンモデルは1.5Lということもあり、もう少しパワーが欲しいところ。
• 1.5ターボは、必要十分なトルクとパワーで、普通に走る分には全く不足感はなかったです。

CX-8

• CX-8のディーゼルはとても力強いですね。
• トルクも分厚いのでフル乗車でもストレスなく走るのではないでしょうか。
• 出足がもっさりという人がいますが、アクセル踏めば出足から物凄いスピードが出ます。

CX-8はディーゼルエンジンだけあって、低速からのトルクが好評のようです。

CR-Vはターボ付きとはいえ、1.5Lと2.2Lの排気量を比べるのは酷な気がしますね。

それでも1630kgの比較的軽量なボディのおかげで、スムーズに加速していきます。

走り出してからの乗り心地

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/driving/

CR-V

• 後ろも跳ねないし、特に不満ない乗り心地です。
• コーナーを曲がる時も、操舵に対する反応の鈍さを感じさせず運転しやすい。

CX-8

• 優雅に運転したくなるような乗り心地で、良い乗り心地です。
• Gベクタリングコントロールのおかげなのか、車酔いが酷いうちの奥さんが全く酔わないし、横揺れも縦揺れも少ない気がします。

口コミには触れていませんでしたが、両者SUVにしては足回りは硬めにしてあります。

特に低速域に硬さを感じやすく、細かなギャップを伝えやすいです。

ホイールベースが短めなCR-Vは、どちらかというと軽快で機敏な乗り心地。

ホイールベースが長めなCX-8は、どちらかというと優雅でマイルドな乗り心地です。

静粛性

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/

CR-V

• とても高い静粛性で、耳についたのはタイヤがアスファルトに接触してる音だけです。
• 遮音性は高いほうだが、「ゴー」というロードノイズが聞こえることもあります。

CX-8

• ディーゼルとは思えないくらい静かです。
• 静粛性の高さにびっくりです。３列目の子供と、普通の声量でお話できます。

どちらも、静粛性の高さは素晴らしいようで、好評を得ています。

CR-Vはロードノイズ、CX-8はエンジン音が気になる人がいるみたいですが、感じ方は人それぞれだと思います。

乗り心地の比較は、どちらも引き分けという結果になりました。

CR-VとCX-8の室内の広さ・3列目シートは？

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/interior/

大人数で車に乗るならば、室内の広さや3列目シートが気になるところです。

CR-VとCX-8の室内長のスペック（mm）

室内長はCX-8の方がCR-Vに比べて、長さで170mm・幅と高さでそれぞれ20mm大きいですね。

CR-VとCX-8共に2列目シートは、膝前に余裕があり、シートそのものがサポート性に優れているので非常に快適です。

では3列目シートはどうなのでしょうか。

やはりどちらの車種も、緊急用と割り切った方が良さそうです。

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/cabin/

そもそも膝前のスペースがかなり狭いです。

車体が高めに置かれてるSUVなので、3列目シートは床面と座面の間隔が少なく、ひざを立てたような姿勢で座らなくてはなりません。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/interior/functionality/

大人だと、長距離の移動はきつそうですね。

小さいお子さんがやっとでしょうか。

室内の広さは、ミニバンには到底かないません。

ただCR-VとCX-8共に、2列目シートにスライド機能が付いているので、そこを前にスライドさせれば、その分3列目にスペースが広がります。

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/interior/cabin/

比較なのだから、CR-VとCX-8どちらか選べというと、CX-8の3列目シートの方が快適です。

床面と座面の間隔、膝前のスペースとも、CX-8の方が余裕があります。

CX-8の方が室内が広いのは全長が4,900mmと、CR-Vの全長4,605mmに比べて300mmも長いのだから当然といえば当然なのですがね。

取り回しが気にならなければ、CX-8の室内が快適でしょう。

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-8/

CR-VとCX-8を比較してのまとめ

CR-VとCX-8の7人乗りを比較してきました。

結果は、乗り心地が引き分け。

燃費・維持費・室内の広さは、CX-8の勝利でした。

何やら凄く差が付いてしまった比較になってしまいましたね。

引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/

ただ今回の比較は7人乗り限定。

CR-Vの5人乗りハイブリッドなら、特に燃費などの結果は変わっていたでしょう。

しかし多人数乗りSUVを考えている人に、5人乗りを紹介してもしょうがないと思い、7人乗りのみの比較にしました。

2列シートもラインナップしているCR-Vと、3列シートのみで勝負しているCX-8の差が出たということでしょうか。

キャッチ画像引用:https://www.honda.co.jp/CR-V/webcatalog/styling/design/