クラウンをライバル車と比較！価格や燃費、外装・内装は優れてるのか？

クラウンと言えば高級セダン車であり、「豪華な、贅沢な」の意味である「luxury(ラグジュアリー)」 と位置づけされている日本で最も人気の車種と言っても過言ではありません。

そして、2018年に新たな新型クラウンが発売され、更なる人気も相まって高級セダン車としての確固たる地位を築いています。

そんなクラウンの購入を考える際は、他のセダン車とどのような違いがあるかを比較して購入を決める方は多いと思います。

そこで、今回はクラウンを購入する際に比較した方が良い車種も合わせて、クラウンがどのように優れているかをご紹介したいと思います。

クラウンをライバル車と比較！ライバル車はこれだ！

トヨタ クラウンの購入を検討する際に、比較対象となる車は数あるでしょう。

その中でも次の2車種がライバル車と言えるでしょう。

・日産　フーガ

・ホンダ　レジェンド

共に、クラウンと同じEセグメントの高級セダン車として位置付けられているため、比較対象となることが多いです。

引用：https://toyota.jp/crown/

まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。

クラウンはどのような車か？

クラウンの歴史は長く、初代クラウンは1955年に登場しており、現在まで絶版になることもなく脈々と受け繋がれている点からしても、クラウンがいかに人気の車種なのかが分かります。

そんなクラウンの基本的なスペックは以下のようになっています。

引用：https://toyota.jp/crown/

フーガはどのような車か？

次に「日産フーガ」ですが、位置づけとしては「日産セドリック・グローリア」の後継車として位置づけられている車種です。

現在は2代目フーガが現行型として販売されています。

主なスペックは以下の通りです。

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/fuga.html

レジェンドはどのような車か？

最後は「ホンダ レジェンド」ですが、クラウンと同様に歴史は長く初代は1985年に登場しています。

2009年に一度生産を終了していましたが、2015年に「HONDA SENSING」を採用したフルモデルチェンジを得て再生産に至っています。

引用：https://www.honda.co.jp/LEGEND/webcatalog/styling/design/

いずれも「4ドアセダン・乗車定員5名」ですが、売られているグレードの種類は全く異なります。

・クラウン：19種類

・フーガ：7種類

・レジェンド：1種類

圧倒的にクラウンがグレードの種類は豊富です。

そして、レジェンドにはハイブリッド車の1種類のみ販売されています。

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

エンジンの排気量こそフーガやレジェンドのような大容量のグレードは販売されていないクラウンですが、排気量が大きすぎても性能を持て余すことだってあると思います。

以上の点を踏まえた上で、運転のしやすさや選べるグレードの種類において、クラウンは日本人の好みに合わせた設計がされていると思います。

次からは、クラウンとフーガ・レジェンドの「価格・燃費」や「外装・内装」などを項目ごとに分けて比較していきますので、是非参考にされてみてください。

クラウンをライバル車と比較！価格・燃費は優れてるのか？

ここでは、「クラウン・フーガ・レジェンド」の価格や燃費について比較しています。

クラウン・フーガ・レジェンドの価格・グレードを比較

クラウンとライバル車に位置づけられている、フーガ・レジェンドそれぞれの価格を表にしてまとめみました。

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

次にグレード別になりますが、「クラウン・フーガ・レジェンド」共に排気量毎に分けて比較してみたいと思います。

【排気量：2.0ℓ(2,000㏄)】

排気量が2.0ℓのグレードは「クラウン・フーガ・レジェンド」の3車種の中でクラウンのみになります。

特徴としては、セダン車の中では比較的排気量が少ないためパワーの物足りなさは感じると思います。

しかし、排気量が少ない分税金も安くなるメリットはあります。

①：2.0 B(ガソリン車)＝4,606,200円～

②：2.0 S(ガソリン車)＝4,746,600円〜

③：2.0 S“C package”(ガソリン車)＝4,941,000円〜

④：2.0 G(ガソリン車)＝5,416,200円〜

⑤：2.0 RS-B(ハイブリッド車)＝5,000,400円～

⑥：2.0 RS(ハイブリッド車)＝5,184,000円〜

⑦：2.0 RS Advance(ハイブリッド車)＝5,594,400円〜

引用：https://toyota.jp/crown/grade/?padid=ag341_from_crown_navi_grade

【排気量：2.5ℓ(2,500㏄)】

排気量が2.5ℓまたは2,500㏄のグレードは、クラウンとフーガがあります。

2.5ℓ(2,500㏄)クラスになると、パワーもトルクも上がるので長距離運転をしても疲れにくかったりします。

クラウンの2.5ℓグレードは大きく分けて「Sシリーズ・Gシリーズ・RSシリーズ(ハイブリッド)」の3つに分かれています。

一方フーガは「GT・VIP」の2種類があります。

・クラウン：Sシリーズ＝4,978,800円〜5,373,000円

・クラウン：Gシリーズ＝5,621,400円〜6,323,400円

・クラウン：RSシリーズ(ハイブリッド)＝5,416,200円〜6,015,600円

・フーガ：GT＝4,800,600円～

・フーガ：VIP＝5,221,389円～

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

【排気量：3.5ℓ(3,500㏄)】

排気量が3.5ℓまたは3,500㏄のグレードは「クラウン・フーガ・レジェンド」の3車種とも販売されています。

3.5ℓ(3,500㏄)のグレードになると、圧倒的なパワーと加速を体感出来ると思います。

ただし、パワーが大きすぎるため街中走行などでは逆にポテンシャルを発揮できないと思います。

・クラウン：3.5 S＝6,237,000円〜

・クラウン：3.5 G-Executive＝7,187,400円〜

・クラウン：3.5 RS Advance(ハイブリッド)＝6,906,600円〜

・フーガ：HYBRID＝6,295,320円～

・フーガ：HYBRID VIP＝6,964,509円～

・レジェンド：Hybrid EX＝7,074,000円～

引用：https://toyota.jp/crown/customize/?padid=ag341_from_crown_navi_customize

他には、フーガのみ排気量が3.7ℓ(3,700㏄)のグレードが販売されています。

・370GT＝5,113,800円～

・370GT FOUR(4WD)＝5,329,800円～

・370GT Type S＝5,712,120円～

・370VIP＝6,143,709円～

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/fuga/exterior_interior.html

以上が「クラウン・フーガ・レジェンド」の価格とグレードの比較ですが、他にも比較できる点はあります。

ですので、次は燃費の面から比較していきたいと思います。

クラウン・フーガ・レジェンドの燃費を比較

次は、「クラウン・フーガ・レジェンド」の燃費を比較してみたいと思います。

まず、クラウンのカタログ燃費です。

次が、フーガのカタログ燃費です。

・250シリーズ：11.2㎞/ℓ～

・370シリーズ：8.9㎞/ℓ～9.4㎞/ℓ

・ハイブリッド:18.0㎞/ℓ～

そして、レジェンドのカタログ燃費は「16.4㎞/ℓ～」となっています。

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

以上の点をまとめると、まず価格については「クラウン＜フーガ＜レジェンド」の順で金額が高くなっています。

燃費に関しては、「フーガ＜レジェンド＜クラウン」の順に総合的に燃費が良くなっていると思います。

つまり、価格はライバル車の「フーガ・レジェンド」よりも安く、燃費は「フーガ・レジェンド」よりも良いのがクラウンだということです。

そして、グレードの種類が豊富に揃っている点も他のライバル車に比べて優れていると言えるでしょう。

クラウンをライバル車と比較！外装・内装は優れてるのか？

ここでは、「クラウン・フーガ・レジェンド」の外装と内装を比較してみたいと思います。

外装

まず車体サイズから比較してみたいと思います。

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

車体サイズは「クラウン・フーガ・レジェンド」共にあまり大差はない印象でした。

走行性能に関しては、乗り心地と静粛性を求めるならフーガが良いかと思います。

一方走りを楽しみたい方はレジェンドがおすすめです。

ハンドリングと足回りの柔軟性・乗り心地などのバランスが良いのがクラウンだと思います。

次にボディカラーですが、「クラウン：13色」・「フーガ：7色」・「レジェンド：8色」のラインナップとなっています。

【クラウン(標準色)】

引用：https://toyota.jp/crown/

・ホワイトパールクリスタルシャイン

・シルバーメタリック

・プレシャスシルバー

・プレシャスガレナ

・ブラック

・プレシャスブラックパール

・ダークブルーマイカ

【クラウン(ジャパンカラーセレクションパッケージ)】

引用：https://toyota.jp/crown/

・夜霞（ヨガスミ）ボルドーマイカメタリック

・紅（クレナイ）リッチレッドクリスタルシャインガラスフレーク

・茜色（アカネイロ）オレンジメタリック

・翡翠（ヒスイ）アルミナジェイドメタリック

・碧瑠璃（ヘキルリ）ダークブルーマイカメタリック

・天空（ソラ）ピュアブルーメタリック

【フーガ】

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/fuga/exterior_interior.html

・プレミアムブラウン

・ダークメタルグレー

・ブリリアントシルバー

・ブリリアントホワイトパール

・ダークブルー

・ガーネットブラック

・スーパーブラック

【レジェンド】

引用：https://www.honda.co.jp/LEGEND/webcatalog/styling/design/

・マジェスティックブラックパール

・プレミアムクリスタルレッド・メタリック

・プラチナホワイトパール

・スーパープラチナ・メタリック

・ギルデッドピューター・メタリック

・プレミアムディープロッソ・パール

・モダンスティール・メタリック

・オブシダンブルー・パール

それぞれの車種のカラーバリエーションをご紹介しましたが、圧倒的にクラウンのボディーカラーは種類が豊富なのが分かります。

内装

次は内装について比較してみたいと思います。

高級セダン車の内装と言えば、シートの素材や乗り心地や座り心地などを比較することが多いと思います。

【クラウンの内装】

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

クラウンの内装の特徴は「運転での疲れを軽減させる作りと重量バランス・座り心地・質感の良さ」などバランスの良さだと思います。

それから、内装のデザインの統一感やユーザーに心地良い触感を与える設計など、ユーザーファーストで考えられています。

【フーガの内装】

引用：https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/fuga/exterior_interior.html

フーガの内装の特徴は、シート素材への追及やパネルなどに木目調を使い高級セダン車のイメージを崩さないデザインになっていると思います。

また座り心地は、かなりこだわって作られていて足回りに遮音材・吸音材、制振材を加えているためクラウンやレジェンドと比較しても別格の座り心地になっています。

【レジェンドの内装】

引用：https://www.honda.co.jp/LEGEND/webcatalog/interior/cabin/

レジェンドの内装に関しては、シートの質感やデザインの良さはもちろんですが、一番の特徴はシートの縫い目(ステッチ)を手作業で縫い合わせている点だと思います。

職人さんが一台一台手作業で仕上げるのは、ホンダがこだわりを持っているからこそだと思うし、クラウンやフーガでは出来ない工程でもあると思います。

ですので、一台一台オリジナルのレジェンドが作られるのは、内装にこだわりたい方にとってはかなりポイントが高いと思います。

引用：https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design

以上の点を踏まえた上で、内装を比較してみて分かったことをまとめると以下のようになります。

・クラウン：内装の総合的バランスが良く完成度が高い

・フーガ：足回りに遮音材・吸音材、制振材を加えているため、乗り心地が抜群

・レジェンド：職人さんの手作業で作られていてこだわりが凄く、世界に一台のオリジナルレジェンドが手に入る

3車種とも高級セダン車なので、乗り心地や静粛性などは元々の基準が高いとは思います。

しかし、+αをこだわる場合はどの点を重要視するかで購入する車が変わってくると思います。

クラウンをライバル車と比較！のまとめ

今回は、高級セダン車のクラウンをメインにライバル車の「フーガ・レジェンド」を比較してみました。

3車種とも高級セダン車なので、それぞれ贅沢な作りやこだわりが感じられました。

どうしてもこだわりたいという部分があるなら、どの車種でもとことんお金を掛けてこだわって良いと思います。

しかし、総合的なバランスで見るとやはりクラウンが最も完成度が高く、昔から日本人の好みに合わせた作りになっていると思います。

もちろん、フーガやレジェンドもそれぞれメーカーのこだわりがあって完成度も高いと思いますが、やはり「THE 王道」と言える車種はクラウンかなと感じました。

高級セダンのクラウンの購入をご検討の方は、今回ご紹介したしたライバル車との比較をご参考にされ、ご紹介した以外の部分もしっかりと確認されて決められてください。

アイキャッチ画像引用：https://toyota.jp/crown/