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2017年にトヨタが18年ぶりにWRCに復活参戦し、翌2018年、見事に優勝を飾った快挙のニュース。
この背景には、WRCに参戦しているクルマの規制緩和も大きく影響していて、より軽量で、よりパワフルなホットハッチの登場が、注目と人気を集めるきっかけとなっています。
では本題の、ホットハッチ最速・最強ランキングの始まりです!
ホットハッチと最速・最強ランキングのルール
そもそものホットハッチの定義と、最速・最強ランキングを決めるためのルールについて、説明致します。
ホットハッチとは?
ホットハッチ(Hot Hatch)とは、①ハッチバック形状であること、②乗用車であること、③スポーツ性能を備えたトルクフル、かつパワフルな乗用車を指しますので、軽自動車やクーペ、セダンなどは含みません。
ホットハッチ最速・最強ランキングのルール
最強ランキングを決める上で、パワーとトルクはとても重要ですが、車重が重くては加速に影響してしまいます。
独自視点と独自調査で、パワーとトルクをそれぞれクルマの重さで割った、車重1kgあたりの①最高馬力と②最大トルク、そして加速力が試される③時速0-100㎞に到達するまでの時間データを決定打として、④市販車であることを条件としました。
それでは、ホットハッチ最速・最強ランキングBEST5をお楽しみください。
ホットハッチ第5位/ホンダ シビックTYPE R
引用:https://www.honda.co.jp/CIVICTYPE-R/
0-100km:5.6秒
車重:1,390kg
●排気量・エンジン:2.0L 直列4気筒VTECターボエンジン
●全長×全幅×全高:4,560mm✖1,875mm✖1,435mm
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5速MT
●税込み販売価格:450万360円~
ホットハッチの最速・最強ランキングBEST5に、国産で唯一ランクインしました!
時速0-100㎞到達まで、第3位からは1秒差がありますが、4WDやFRに比べて、スタートダッシュに不利なFF駆動方式であることが起因していると思います。
また、ヨーロッパのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)は、クラッチ構造でありながらもAT車のように変速できるので、人間が行う5MTの限界が見えてしまっているようですが、税込み価格450万円代でこのスペックと加速性能は、さすが技術のホンダです。
ホットハッチ第3位/BMW M140i Edition Shadow(同位)
引用:https://www.bmw.co.jp/ja/all-models/1-series/5-door/2017/m-performance.html
0-100km:4.6秒
車重:1,570kg
●排気量・エンジン:3.0L 直列6気筒ターボエンジン
●全長×全幅×全高:4,560mm✖1,875mm✖1,435mm
●駆動方式:FR
●トランスミッション:8速AT
●税込み販売価格:655万円~
3.0Lの直列6気筒ターボエンジンは、2019年にトヨタ・スープラの復活でも話題に昇っているエンジンです。
340馬力という絶対的なパワーもさることながら、500N・mのトルクは、ホットハッチBEST5では最もトルクフルなスペックです。
ホットハッチ第3位/VW ゴルフ R(同位)
引用:https://www.volkswagen.co.jp/ja/catalog/golfr.html
0-100km:4.6秒
車重:1,510kg
●排気量・エンジン:2.0L 直列4気筒ターボエンジン
●全長×全幅×全高:4,275mm✖1,800mm✖1,465mm
●駆動方式:4WD (4MOTION)
●トランスミッション:7速DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
●税込み販売価格:569万9,000円~
3.0Lよりも小さい2.0Lの直4エンジンでありながら、直6エンジンに匹敵するターボパワーは、ダウンサイジングターボの成せる技だと言えるでしょう。
結果0-100㎞の加速において、2.0L直4ターボエンジンを搭載した4WDのVW(フォルクスワーゲン)ゴルフRは、直6ターボエンジンのBMW M140i(FR)と同タイムを記録しています。
ホットハッチ第2位/メルセデスAMG A45 4MATIC
引用:https://yanase.jp/keyword/%EF%BD%81%EF%BD%8D%EF%BD%87%E3%80%80%EF%BD%81%EF%BC%94%EF%BC%95%E3%80%80%E8%AA%8D%E5%AE%9A%E4%B8%AD%E5%8F%A4%E8%BB%8A/
0-100km:4.2秒
車重:1,560kg
●排気量・エンジン:2.0L 直列4気筒ターボエンジン
●全長×全幅×全高:4,370mm✖1,780mm✖1,420mm
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)
●税込み販売価格:720万円~
メルセデスAMGが誇る、マイスターと呼ばれる職人が組み立てるガソリンエンジンは、2.0L直4ターボの同クラスエンジンでも、群を抜く381馬力を誇ります。
また、マイスターのチューニングエンジンは、最大トルクでさえも引き上げた475N・mの驚異的なスペックを誇ります。
マイスターの名が刻まれたAMG A45 4MATICが持つ0-100㎞到達時間4.2秒のスペックは、クラス最強のレベルに達しています。
ホットハッチ第1位/アウディRS3 スポーツバック
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a3/rs3_sportback.html
0-100km:4.1秒
車重:1,590kg
●排気量・エンジン:2.5L 直列5気筒ターボエンジン
●全長×全幅×全高:4,335mm✖1,800mm✖1,440mm
●駆動方式:4WD(quattro)
●トランスミッション:7速AT
●税込み販売価格:767万円~
アウディのRS3スポーツバックは、排気量を2.5L(直列5気筒)とすることで、メルセデスAMG A45 4MATICのチューニングスペックを超えました!
0-100㎞到達時間は、さらに0.1秒縮めた、驚異の4.1秒です。
アウディが誇るquattroシステムを搭載した、ホットハッチのRS3スポーツバックは、現在ランキングで最速・最強のレベルだと言えるでしょう。
ホットハッチ最速・最強ランキングBEST5まとめと、下剋上の予感?
現在のホットハッチ最速・最強ランキング上位は、ターボを搭載したガソリンエンジン型の、外国勢4WD車両がひしめき合っている状況で、第1位のアウディRS3と、第2位のメルセデスAMG A45 4MATICの0-100㎞の差は、わずかに0.1秒という僅差です。
また、単にハイパワーとハイトルクで、軽量なホットハッチが速いのか?と思えば、車重1kgあたりのポテンシャルが高い、シビックTYPE Rでさえ、何とか第5位にランクインという状況ですから、クルマの構造と速さという性能は、駆動方式を含めた様々な要素とバランスが影響していて、奥が深いという様子が伺えます。
しかしながら、ここ最近、ホットハッチ最速・最強ランキングに脅威となる存在が現れました。
その一例が、わずか1.2Lのエンジンを搭載した、日産のノートe-POWER NISMO Sの電気自動車型ハイブリッド車両です。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note/specifications/nismo.html
最大トルクは320N・mで、ガソリンエンジンのアウディRS3の480N・mにはまだほど遠いと思われるかも知れませんが、そんな単純な話ではないのです。
アウディRS3が最大トルクを発揮するエンジンの回転数域は、1,700回転から5,850回転とされていますが、ノートe-POWER NISMO Sは0回転から最大トルクを発揮します。
この特性は両社の構造の違いによるもので、ガソリンターボエンジンの場合は、アクセルオンからターボチャージャー(過給機)によって、酸素を含んだ空気が圧縮されて、イグニッションの点火によってはじめて強大なるターボパワーを発揮しますので、必ずターボラグを伴います。
電気モーターの場合はエネルギー変換効率がとても速く、回転数ゼロの停止状態のアクセルオンから、いきなり最大トルクを発揮することが可能です。
また、電気モーターはトルク制御も得意としていますから、路面状況によるスリップに対しても、直接的に、速く効率的に制御を行うことが可能ですから、ガソリンエンジンとLSDなどのメカ制御よりも、はるかに正確で、キめ細やかな制御が可能です。
今現在の技術では、ノートe-POWER NISMO Sの0-100㎞は、BEST5にはランクインできない6.7秒という実力ですが、2019年に日本で販売予定とされるテスラのモデル3は、遅くも0-100㎞で5.6秒の性能を誇り、バッテリー容量を増大することで4.5秒とも言われています。
米国ですでに販売されているテスラのEVロードスターは、0-100㎞で2.7秒という驚異のスペックも、実現しています。
引用:https://www.tesla.com/jp/model3
現在のホットハッチにとっては、幸運にもモデル3は4ドアクーペのフォルムですが、電動型ホットハッチの登場も、まんざら夢の世界とも言い切れません。
WRCにおいても、電動WRCカーのテストが行われているという話を耳にしたことがありますが、環境性能を考えれば、不思議に思う理由は見当たりません。
2019年は、スバルのホットハッチも噂されていますが、近い将来、電動ホットハッチの脅威が現れる可能性も十分にあり得ます。
環境問題への関心が高まるほど、ホットハッチ下剋上のクルマ業界へと突入するかも知れません。
ホットハッチが熱い2019年のクルマ業界!目が離せません。
アイキャッチ画像引用:https://toyotagazooracing.com/archive/gr/detail/80506/