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日本で一番売れている車と言っても過言ではない人気車種のプリウスは、世界初の量産型ハイブリッド車として発売され現行型は4代目となります。
一方のクラウンは、歴史が古く初代は1955年に発売され、現在も国産高級車として不動の人気を誇っている車種です。
どちらも同じトヨタから発売されていますが、それぞれの維持費はどのくらい掛かるのか気になる方も多いと思います。
そこで今回は、プリウスとクラウンの維持費や燃費・乗り心地などについて比較してみたいと思います。
プリウスとクラウンを比較!維持費はどっちが安い?
まず、プリウスとクラウンの維持費を比較してみたいと思います。
維持費としては「自動車税・重量税・自賠責保険・任意・車検費用・駐車場代」の6つを比較してみます。
また、ローンを組んで購入する方は月々のローン代も必要になってくると思います。
ガソリン代に関しては、次の燃費のところで実燃費やカタログ燃費を比較しながら詳しくご紹介していきたいと思います。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
まず、自動車税です。
自動車税は排気量ごとに決まっています。
プリウスは排気量が1,800㏄なので、自動車税は39,500円になります。
一方のクラウンの排気量は2,000㏄・2,500㏄・3,000㏄の3種類あります。
ですので、自動車税は次のようになります。
- 2,000㏄~:39,500円
- 2,500㏄~:45,000円
- 3,000㏄~:58,000円
次は重量税です。
重量税は、自動車の車両重量で決まっています。
プリウスの車両重量は1,310㎏~1,390㎏なので、重量税は12,300円となります。
一方のクラウンの車両重量は1,450㎏~1,830㎏なので、「1,500㎏以下=12,300円・2,000㎏以下=16,400円」の重量税が掛かります。
引用:https://toyota.jp/crown/?padid=ag341_from_crown_navi_top
3つ目は自賠責保険です。
自賠責保険は、強制加入保険なので必ず必要になります。
プリウスもクラウンも新車購入時に3年分の39,120円を支払います。
その後車検ごとに2年分の27,840円を支払います。
1年辺りで計算すると「1年~3年:13,040円・4年目以降:13,920円」の自賠責保険料が必要になります。
4つ目は任意保険です。
任意保険に関しては、等級及び年齢制限や保険会社の内容によって支払う金額は変わってきます。
ですので、一概に金額の比較が難しいのですがプリウスもクラウンも、平均的に年間65,000円程掛かると考えて頂ければ大丈夫だと思います。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
5つ目は車検費用になります。
車検費用は、車検基本料金と車検手数料の2種類になっています。
また車検は、ディーラーや車検業者などによっても金額は変わってきます。
しかし、車検手数料は一律で1,800円になります。
そして、車検基本料は大体40,000円~60,000円ほどになると考えて頂ければ大丈夫だと思います。
ですので、プリウスもクラウンも車検費用は平均41,800円~くらいになると思います。
引用:https://toyota.jp/crown/?padid=ag341_from_crown_navi_top
最後は駐車場代です。
駐車場代は土地を所有している方には必要ありません。
しかし、賃貸やマンションに住んでいる方は必ず必要となります。
また、都心部か地方によって金額は大きく変わってくると思います。
ですので、都心部と地方でそれぞれの駐車場代の平均金額から計算していきます。
・都心部:30,000円~50,000円/月・年間:360,000円~600,000円
・地方:10,000円~20,000円/月・年間:120,000円~240,000円
以上の駐車場代が掛かると考えて頂ければ大丈夫だと思います。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
更にローンを組んで購入する方は、月々のローン代も必要になってきます。
ただし、頭金をいくら入れるか・金利やローンの残高によって月々の金額も変わってきます。
また、プリウスとクラウンはそれぞれの価格設定もだいぶ異なります。
そのため、一概にローン費用の比較が難しいのですが、今回は「プリウス Aプレミアム“ツーリングセレクション”」と「クラウン 2.0 B」で比較してみたいと思います。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
まず「プリウス Aプレミアム“ツーリングセレクション”」を以下の条件で計算してみます。
- 車両合計金額:3,284,280円(オプション無し)
- 3年ローン
- 5年ローン
- 頭金:1,000,000円
- ボーナス無し
- 残価設定型ローン
グレード | 3年ローン | 5年ローン | 金利 |
プリウス Aプレミアム“ツーリングセレクション” | 37,897円 | 26,191円 | 3.9% |
という結果になりました。
引用:https://toyota.jp/crown/?padid=ag341_from_crown_navi_top
次に「クラウン 2.0 B」を以下の条件で計算してみたいと思います。
- 車両合計金額:4,606,200円(オプション無し)
- 3年ローン
- 5年ローン
- 頭金:1,000,000円
- ボーナス無し
- 残価設定型ローン
グレード | 3年ローン | 5年ローン | 金利 |
クラウン 2.0 B | 42,309円 | 30,554円 | 3.9% |
という結果になりました。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
ここまでの維持費をまとめると次のようになりました。
プリウス | クラウン | |
自動車税 | 39,500円 | 2,000㏄:39,500円 |
2,500㏄:45,000円 | ||
3,000㏄:58,000円 | ||
重量税 | 12,300円 | 12,300円 or 16,400円 |
自賠責保険 | 13,040円~ | 13,040円~ |
任意保険 | 65,000円~ | 65,000円~ |
車検費用 | 41,800円~ | 41,800円~ |
駐車場代 | 120,000円~(年間) | 120,000円~(年間) |
ローン費用 | 26,191円~ | 30,554円~ |
以上の結果から、やはり高級車と言われているクラウンの方がプリウスよりは維持費は掛かると思います。
車体自体の価格設定もクラウンの方が高額なので、同じトヨタの残価設定型ローンを組んでも月々の支払い金額は、クラウンの方が高くなります。
引用:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design
ですので、維持費を抑えたいならプリウスを選んだ方が良いと思います。
しかし、維持費は先に紹介した6つ以外にもガソリン代が必要になってきます。
そこで次は、プリウスとクラウンの燃費を比較してみたいと思います。
プリウスとクラウンを比較!燃費はどっちがいい?
ここでは、プリウスとクラウンの燃費を比較してみたいと思います。
まず、プリウスの実際の口コミによる実燃費をご紹介します。
市街地 | 郊外 | 高速 | |
プリウス(2WD) | 28.6㎞/ℓ~ | 31.1㎞/ℓ~ | 29.0㎞/ℓ~ |
プリウス(4WD) | 25.4㎞/ℓ~ | 27.9㎞/ℓ~ | 25.8㎞/ℓ~ |
プリウス(E) | 30.4㎞/ℓ~ | 32.9㎞/ℓ~ | 30.8㎞/ℓ~ |
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
ハイブリッド車であるプリウスは、市街地や郊外の燃費はかなり低燃費を記録しています。
しかし、高速道路ではハイブリッド車ならではの高回転が苦手なエンジンな上に、バッテリーの重量の影響でどうしても燃費が伸びない結果となりました。
では、トヨタの公式で発表されているカタログ燃費はどうなっているでしょう。
実燃費と同じように街中・郊外・高速と並べて比較したいところですが、残念ながらメーカー非公開となっていました。
ですので、グレード別のカタログ燃費になります。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
【4WD】
- Aプレミアム“ツーリングセレクション”(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
- Aプレミアム(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
- A“ツーリングセレクション”(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
- A(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
- S“ツーリングセレクション”(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
- S(E‒Four)=34.0㎞/ℓ
【2WD】
- Aプレミアム“ツーリングセレクション”=37.2㎞/ℓ
- Aプレミアム=37.2㎞/ℓ
- A“ツーリングセレクション”=37.2㎞/ℓ
- A=37.2㎞/ℓ
- S“ツーリングセレクション”=37.2㎞/ℓ
- S=37.2㎞/ℓ
- E=39.0㎞/ℓ
引用:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design
次にクラウンの口コミによる実燃費をご紹介します。
街中 | 郊外 | 高速 | |
ガソリン車 | 7.9㎞/ℓ~ | 11.8㎞/ℓ~ | 15.0㎞/ℓ~ |
ハイブリッド車 | 16.9㎞/ℓ~ | 21.7㎞/ℓ~ | 22.3㎞/ℓ~ |
そして、次がクラウンのグレード別のカタログ燃費になります。(WLCTモード参考)
【ハイブリッド車】
街中 | 郊外 | 高速 | |
3.5 RS Advance | 12.7㎞/ℓ~ | 16.4㎞/ℓ~ | 17.7㎞/ℓ~ |
3.5 G-Executive | |||
3.5 S |
2.5 RS Advance | 17.2㎞/ℓ~ | 20.8㎞/ℓ~ | 20.9㎞/ℓ~ |
2.5 RS | |||
2.5 G | |||
2.5 S“C package” | |||
2.5 S |
2.5 RS Advance Four | 14.9㎞/ℓ~ | 19.2㎞/ℓ~ | 19.4㎞/ℓ~ |
2.5 RS Four | |||
2.5 G-Executive Four | |||
2.5 G Four | |||
2.5 S Four“C package” | |||
2.5 S Four |
【ガソリン車】
2.0 RS Advance | 8.7㎞/ℓ~ | 12.6㎞/ℓ~ | 15.1㎞/ℓ~ |
2.0 RS | |||
2.0 RS-B | |||
2.0 G | |||
2.0 S“C package” | |||
2.0 S | |||
2.0 B |
引用:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design
以上の結果から、燃費に関してもプリウスの方が低燃費であることが分かります。
クラウンもハイブリッド車を販売していますが、車両重量と排気量の関係もあってかプリウスに比べるとどうしても燃費が悪くなっています。
燃費が悪いとその分ガソリン代も必要になるので、維持費を抑えたいのであればやはりプリウスの方がおすすめだと思います。
プリウスとクラウンを比較!乗り心地はどっちがいい?
最後にプリウスとクラウンの乗り心地を3つの判断材料を元に比較してみたいと思います。
・乗り心地と内装
・外寸と静粛性
・運転性能と安全システム
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
【乗り心地と内装】
まず乗り心地ですが、以前のプリウスは正直あまり乗り心地が良いという評判はありませんでした。
しかし、2018年のマイナーチェンジ時にTNGA(トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)というプラットフォームを採用したため、乗り心地はかなり改善されたと言われています。
一方のクラウンは、元々高級車として販売されているので乗り心地に関しては、シートも柔らかく内装も本革を使用しているため高級感があります。
ですので、プリウスより乗り心地も車内空間も勝っていると言えるでしょう。
ちなみに、プリウスとクラウンの内寸は次のようになっています。
(単位:㎜) | プリウス | クラウン |
室内長 | 2,110 | 1,975 |
室内幅 | 1,490 | 1,510 |
室内高 | 1,195 | 1,190 |
プリウスはマイナーチェンジを得て、荷室容量が増えた分室内長が長くなっています。
ただ実際に乗ってみるとそこまで広さの違いは感じないと思います。
引用:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design
【外寸と静粛性】
続いて、プリウスとクラウンの外寸は次のようになります。
(単位:㎜) | プリウス | クラウン |
全長 | 4,575 | 4,910 |
全幅 | 1,760 | 1,800 |
全高 | 1,470~1,475 | 1,455~1,465 |
全高のみプリウスの方が高いですが、全長と全幅はクラウンの方が若干大きい結果となっています。
静粛性に関しては、プリウスはハイブリッド車なのでエンジン音がほとんどせず静粛性に優れていると言えます。
一方のクラウンもガソリン車・ハイブリッド車に関わらず高級車ということもあり、静粛性には力を入れています。
ですので、静粛性に関してはプリウスもクラウンも甲乙つけがたいくらいユーザーが満足のいく静粛性になっていると思います。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
【運転性能と安全システム】
プリウスの運転性能と安全システムは、とても完成度が高く口コミも高評価が多かったです。
特に、発進時のスムーズな加速や走行時のショックを抑制するためのサスペンションなどは軒並み好評でハイブリッド車としての運転性能は十分に備わっていると言えます。
一方のクラウンも運転性能は、排気量もあるためアクセルを軽く踏むだけで十分加速してくれますし、セダン車なので安定性にも優れています。
またプリウスもクラウンも、セーフティ・サポートカーS<ワイド>(サポカーS<ワイド>)、セーフティ・サポートカー(サポカー)という政府が交通事故防止対策の一環として普及啓発しているサポートシステムを取り入れています。
ですので、安全システムも充実しているため安心して乗れる車だと思います。
引用:https://toyota.jp/crown/design/?padid=ag341_from_crown_navi_design
以上の結果から、乗り心地に関してはやはり高級車であるクラウンの方が良いと思います。
しかし、静粛性に関してはプリウスもクラウンもエンジン音が聞こえないくらい静かなので、静粛性にこだわる方はどちらを選んでも満足できると思います。
運転性能や安全システムに関しては、同じトヨタから発売されているため優劣を付け難いですが、価格設定が高い分クラウンの方が運転性能には優れていると思います。
しかし、安全システムはプリウスもクラウンも充実した装備が備わっていると思います。
プリウスとクラウンを比較!のまとめ
今回は、プリウスとクラウンの維持費や燃費・乗り心地について比較してきました。
引用:https://toyota.jp/prius/design/?padid=ag341_from_prius_navi_design
先に紹介した、維持費にガソリン代を含めた合計をまとめると次のようになりました。
・プリウス:367,831円~
・クラウン:402,197円~
以上の金額はあくまでも今回の比較内容を元に割り出した維持費になります。
やはり、車体販売価格がクラウンの方が高額なのでどうしてもローン費用が高くなる分維持費も高くなると思います。
しかし、クラウンが高いとは言っても年間維持費は実は数万円の差なんです。
高級車であるクラウンでも、こうしてみますと手が届く範囲ですので、検討してみるのも有りだと思います。
魅力的な高級車クラウンに乗っている自分を想像するとワクワクしますね。
プリウスとクラウンのどちらを選んだとしても、税金など既に決まった金額は節約することは出来ませんが、ガソリン代や駐車場代などを節約することは可能だと思います。
今回算出した維持費はあくまでも参考程度に考えてください。
いずれにせよ、詳細な維持費や見積もりを知りたい場合は、販売店などに直接足を運ぶことをおすすめします。
アイキャッチ画像引用上段:https://toyota.jp/prius/
アイキャッチ画像引用下段:https://toyota.jp/crown/
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