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2018年11月プジョー508がフルモデルチェンジにより新しく生まれ変わりました。
Dセグメントに位置しプジョーのフラッグシップモデルともいえるプジョー508の車両スペックや燃費性能、維持費や乗り心地はどの程度のものなのか気になるところです。
今回は1957年の発売から10数回のモデルチェンジを経ていまだに人気の衰えない日産を代表するラグジュアリーセダン「スカイライン」と比較した場合どっちが優れているのか検証してみたいと思います。
引用:https://web.peugeot.co.jp/new508/?lcdv16=1PR8A5A5#_ga=2.249163911.1879555102.1552268639-361109235.1552268639
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline.html
プジョー508GTブルーHDiディーゼルターボのスペック
フルモデルチェンジしたプジョー508はアリュール、GTライン、GTブルーHDiディーゼルターボと3つのグレードが通常モデルとして設定されています。
今回の比較ではその中でも最高クラスに位置するプジョー508GTブルーHDiディーゼルターボを比較対象と設定したいと思います。
引用:https://web.peugeot.co.jp/new508/?lcdv16=1PR8A5A5#_ga=2.249163911.1879555102.1552268639-361109235.1552268639
エンジン直列4気筒DOHC 過給機ターボ 総排気量1997㏄ 仕様燃料軽油 最高出力177㎰ 最大トルク40.8㎏・ⅿ 駆動方式前輪駆動 トランスミッション8AT
全長×全幅×全高4.750×1.847×1.404㎜ ホイールベース2793㎜ 車両重量掲載無し カタログ燃費掲載無し 販売価格4.920.000円
3つのグレードで大きな違いはやはりGTブルーHDiがディーゼル車となった事、2つのグレードよりも総排気量が大きく設定されている事です。(ほかのグレードは仕様燃料ハイオクガソリン総排気量
1598㏄)
また最高出力には3つのグレードに差はありませんが最大トルクが大幅に大きくなっています。(他2グレードでは最大トルク25.5㎏・ⅿ)
車両重量とカタログ燃費に関しては掲載が無かったので燃費についての項目で実燃費を紹介いたします。
日産スカイライン3.5 350GT FOURハイブリッドSPのスペック
2017年マイナーチェンジで9つのグレードを展開しているスカイラインですがそれぞれ駆動方式、エンジン区分、最高出力など各グレードごとに異なります。
今回の比較ではその中でも最高グレードに位置する日産スカイライン3.5 350GT FOUR ハイブリッドタイプSPを比較対象車にしたいと思います。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline/exterior_interior.html
エンジンV型6気筒DOHC エンジン区分ハイブリッド 過給機なし 総排気量3498㏄ 仕様燃料ハイオク 最高出力306㎰ 最大トルク35.7kg・ⅿ 駆動方式4WD トランスミッション7AT
全長×全幅×全高4815×1820×1450㎜ ホイールベース2850㎜ 車両重量1890kg カタログ燃費リッター16.8㎞ 販売価格5.840.40円
最高グレードとなるためそのスペックも十分すぎる印象がありますが全グレードの中で唯一駆動方式が4WDに設定されています。
その為他グレードより燃費性能に関してはハイブリッドエンジンの割には物足りない数値となっています。(他グレードハイブリッドエンジンではリッター17.8㎞~17.0㎞)
同じ時期に発売された2つのメーカーのミドルセダンとして共にDセグメントに属する両車両の最高グレード車種ですがどの様な違いが出るのか以下に解説していきたいと思います。
燃費性能での比較
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/508.html?lcdv16=1PR8A5A5#_ga=2.80804759.1879555102.1552268639-361109235.1552268639
プジョー508GTブルーHDiディーゼルターボ実燃費
カタログ燃費について正確な記載が確認できなかった2018年モデルですが一つ前のモデルでは同じスペックでリッター18.0㎞の燃費を掲載しています。
実燃費などオーナー様の声から確認したところ一番低い燃費でリッター10.0㎞程度、一番高い燃費でリッター16.5㎞という報告が確認されています。
上記の数値から平均的な燃費はリッター13.0㎞~14.0㎞が実燃費といったところだと推測できると思います。
日産スカイライン3.5 350GT FOURハイブリッドSPの実燃費
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline/exterior_interior.html
カタログ燃費ではリッター16.8㎞と記載があるもののこちらも実燃費に関してはオナー様からの声などをもとに調べてみました。
多くの声がある中で街乗りではリッター9.0㎞~10.0㎞程度高速道路ではリッター16.0㎞程度という声が大変多く寄せられていました。
ハイブリッド車となる今回のエンジンでは走行環境に大きく燃費が作用される側面があり実燃費の幅も大きいですが平均的な数値として12.0㎞~13.0㎞の範囲で収まるようです。
燃費性能の数値だけで考えた場合プジョー508がリッター1.0㎞ほど燃費性能が良い結果となりましたが排気量の多いスカイライン3.5 350GTの燃費性能で
リッター13.0㎞を不満に感じる意見はあまり目立たずむしろ優秀な燃費だと評価される意見が多かったことが印象的でした。
年間維持費での比較
年間でかかる維持費には自動車税、自動車重量税、自賠責保険、任意保険、車検代、ガソリン代が挙げられます。
プジョー508GTブルーHDiディーゼルターボの年間維持費
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/508.html?lcdv16=1PR8A5A5#_ga=2.80804759.1879555102.1552268639-361109235.1552268639
自動車税39.500円 重量税10.000円 自賠責保険13.920円 任意保険(年間走行距離9.000㎞以下、30歳以上、6等級、ゴールド免許などの場合)61.000円 車検代20000円
ガソリン代(軽油1リッター115円、年間走行距離9000㎞、実燃費13.0㎞の場合)79.615円
上記合計でプジョー508の年間維持費は224.035円となりました。
日産スカイライン3.5 350GT FOURハイブリッドSPの年間維持費
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline/performance.html
自動車税58.000円 重量税2.500円(エコカー減税対象)自賠責保険13.040円 任意保険(年間走行距離9.000㎞以下、30歳以上、6等級、ゴールド免許などの場合)61.000円 車検代20000円
ガソリン代(ハイオクガソリンリッター145円、年間走行距離9.000㎞、実燃費13.0㎞の場合)100.384円
上記合計で日産スカイライン3.5 350GT FOURハイブリッドSPの年間維持費は254.924円となりました。
税金関係では自動車税でスカイラインがプジョー508よりも+18.500円高額になった点と燃費性能に大きな違いがないながらも仕様燃料の違いからここでもスカイラインが+20.769円と高額になったことで合計で30.889円ほどスカイラインの方が年間維持費がかかるという結果になりました。
乗り心地での比較
プジョー508GTブルーHDiディーゼルターボ
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/508.html?lcdv16=1PR8A5A5#_ga=2.80804759.1879555102.1552268639-361109235.1552268639
引用:https://www.peugeot.co.jp/models/car-selector/508/design.html
走行性能に関しては1.6リットルをはるかに凌駕する2.0リッターディーゼルターボエンジンと好評で速度域を問わずに力強く、ディーゼルとは思えない伸びやかな加速性能など評価の高い内容となっています。
反対に室内の静粛性能に関しては下位モデルと比較してそれほど大きな違いは見られず低速域での加速時などはディーゼルエンジン特有の音も確認できるという報告もあります。
シートに関してはフロントリア共に評価は上々ですがステアリングに違和感があり運転しづらいという意見もあり全体的な乗り心地は残念ながら良い評価とはなりませんでした。
一番の問題点にディーゼルエンジンのノイズを気にする方が多くこの部分に関しては今後の課題となっていくのではないでしょうか。
スカイライン 350GT FOURハイブリッドタイプSP
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline/exterior_interior.html
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline/exterior_interior.html
走行性能に関してはそのハイスペックな内容をいかんなく発揮して一様に好意的な意見が見られハイブリッド車としては最高クラスの加速性能という意見も多数見られました。
室内の乗り心地ではハイブリッドを生かして静かに走れば室内の静粛性能はとても高いという意見が多くみられました。
一方でシートが柔すぎるが足回りが固めといった意見もありこの辺りはオーナー様の好みが分かれた結果となっていました。
概ね乗り心地に関しては良い意見ばかりでしたがウェークポイントとして意見が多かったのがリアシートが倒れないことを上げている方が大変多かったです。
乗り心地に関しては完全にスカイラインの一択という結果になってしまいました。
走行性能に関しては上々だったプジョー508のディーゼルエンジンですがディーゼルエンジン特有のエンジンノイズにより評価を落とす結果となってしまいました。
まとめ
引用:https://pixabay.com/ja/photos/ワーク-ショップ-ペン-1746275/
同じクラスに属する今回比較した両車両ですがエンジンの種類や駆動方式など全く違う車種の比較となってしまいました。
結果からみると維持費では日産スカイラインがやや高くなってしまうものの走り自体の性能と室内の静粛性能と乗り心地の快適性で圧倒的にプジョー508をリードしている印象です。
車両価格を含めての差と考えればプジョー508も性能の高さを証明したといえる部分も大いにあるとは思いますがそれでも乗り心地の悪さなどが逆に目立つ部分があるように思います。
日産のスポーツセダンのノウハウがつめこまれているスカイラインのレベルの高さを思い知る結果となったといえるでしょう。
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