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この記事では日産スカイラインのフルモデルチェンジに関する情報をご紹介していきたいと思います。
日産スカイラインは1957年に日産の主力ミドルクラスモデルとして登場した初代「プリンス・スカイライン」から数えて、現在13代目となる60年以上の長い歴史をもつ車です。
その日産スカイラインですが、最近巷でフルモデルチェンジの噂が出ています。
では14代目となるフルモデルチェンジした日産スカイラインは一体どのような車なのか、探ってみたいと思います。
日産スカイライン フルモデルチェンジは2021年??
早速日産スカイラインのフルモデルチェンジについて調べてみたところ、まず最初に目につくのが登場・販売時期に関する情報です。時期は多少のばらつきはありますが、だいたい2020年以降~や2021年といった情報が多く見られます。
理由は大雑把に見てふたつで、
- インフィニティが2021年以降に販売する新型車に電動パワートレインを搭載すると発表していることなどニューテクノロジーとのタイミング。
- 過去のモデルチェンジのスパンから見たタイミング。
このふたつの理由から2021年あたりになるのでは?予想とされているようです。
ひとつ目の理由は次項の日産スカイラインの特徴でご紹介しますので、二つ目の過去のモデルチェンジのスパンで見たタイミングについてご説明します。
日産スカイラインは初代のプリンス・スカイラインが登場した1957年からの約60年間で、12回のフルモデルチェンジを行ってきました。単純に平均すると5年に1回のタイミングでフルモデルチェンジを行っていたという計算になります。
そして12代目の誕生から13代目の誕生までが約7年ほどでした。
13代目の誕生する前に2009年の「Essence」2011年の「ETHEREA」という日産スカイラインを思わせるコンセプトカーも登場しています。
引用:https://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/INFINITI/DESIGNWORKS/CONCEPTCAR/ESSENCE/
「Essence」
なのでだいたい5~7年ほどのスパンでフルモデルチェンジがくると仮定すると、現行の13代目の登場が2014年でしたから、次のフルモデルチェンジは2021年あたりになるのではないか?となるわけです。
インフィニティは2018年の北米自動車ショーで「Q Inspiration Concept」を発表しており、そのデザインは日産スカイラインを期待させます。
引用:https://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/INFINITI/DESIGNWORKS/CONCEPTCAR/QINSPIRATION/
では逆にむしろ早まることはあるのか?2019年や2020年というのは考えられないのかとも思いますが、おそらくそれは難しいでしょう。
なぜなら日産の公式サイトで日産スカイラインのページを見ていただくとわかるのですが、2019年秋に現行13代目のスカイラインのマイナーチェンジが発表されています。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline.html
このように「ProPILOT 2.0」を搭載した新しいスカイラインが2019年秋に控えています。
なので少なくとも1年以上は日産スカイラインのフルモデルチェンジは来ないのではないかと思われます。
早くても2020年後半などになるのではないでしょうか。
日産スカイライン フルモデルチェンジでの特徴は??
前項では日産スカイラインのフルモデルチェンジの時期について、過去のスカイラインのモデルチェンジの流れという点で見てご紹介しました。
ここでは前項で出した理由のひとつ目「インフィニティが2021年以降に販売する新型車に電動パワートレインを搭載すると発表していることなどニューテクノロジーとのタイミング」を日産スカイラインのフルモデルチェンジでの特徴としてご紹介していきたいと思います。
引用:https://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/INFINITI/DESIGNWORKS/CONCEPTCAR/QINSPIRATION/
日産スカイラインのフルモデルチェンジでの特徴としてご紹介するのは、
・VCターボ
・ProPILOT 3.0
こちらの2つの点です。
ではそれぞれ見ていきたいと思います。
「VCターボ」
VCターボとは2016年8月のパリモーターショー2016で初めて公開されたエンジンで、日産が20年以上の月日をかけて開発を行ってきた新型4気筒2リッターターボエンジンです。このVCターボは世界初の量産型可変圧縮比エンジンで、運転状況に応じて最適な圧縮比を先端技術によって自動選択し、高いレベルでの環境性能・安定走行・静粛性を実現します。
さらに燃費に関しても大幅に改善されており、従来のVQ型エンジンより、2WD・AWDモデル双方約30%も向上しています。
引用:https://www.infinitiusa.com/crossover/qx50/
この新型エンジンはSUVであるインフィニティQX50で初めての搭載となり、今後も登場していくインフィニティの車に搭載されていく見通しです。
当然日産スカイラインのフルモデルチェンジの際も搭載されるでしょう。
こちらがそのVCターボを初搭載したQX50です。
引用:https://www.infinitiusa.com/crossover/qx50/
「ProPILOT 3.0」
VCターボの次は、ProPILOT 3.0についてご紹介します。
ProPILOTとは高速道路でのドライバーの運転操作の支援を行う日産の自動運転技術です。2016年8月に発売した「セレナ」が初搭載です。先進の画像処理ソフトウェアを搭載したカメラにより、前方車両や白線を把握、それをもとにアクセルやブレーキ、ステアリングを制御することで、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時のドライバーの負担を軽減します。
自動運転はシステムがどれだけの運転タスクを実施するかによって0~5までレベル分けがされています。
現在は基本的にレベル2までが市販レベルとして販売されている状況です。
レベル2はシステムが前後・左右両方の車両制御に係る運転操作の一部を行うといった感じで、運転の主体はあくまでドライバーで、システムは「支援」という位置づけです。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/skyline/safe.html
そして日産は自動運転レベル3となるProPILOT3.0を2020年に実現することを目指しています。
レベル3は、限定された条件のもとシステムがすべての運転タスクを実施し、緊急時などにドライバーが操作を行うというものです。
運転の主体がドライバーだったレベル2と違い、レベル3では主体はドライバーとシステムの混在といった感じです。
さらに現在の技術では高速道路での利用に留まっていますが、このProPILOT3.0では交差点を含む一般道での自動運転も目指しています。
引用:http://www2.nissan.co.jp/SP/SKYLINE/PROPILOT2/?rstid=20140314rst000001001
以上が日産スカイラインのフルモデルチェンジでの特徴です。
2019年ついに登場したVCターボ、2020年の実現を目指すProPILOT3.0、これらを背負って日産の新世代フラグシップカーとして日産スカイラインが出てくるのではないかと思われます。
2020年の日本はオリンピックイヤーであり、日本の技術力を世界へとアピールしたいと政府も自動運転の普及を後押ししていますし、2020年後半あたりも十分ありそうですね。
日産スカイライン フルモデルチェンジでの販売価格は??
次に日産スカイラインのフルモデルチェンジ後の販売価格についてです。
まず現行の日産スカイラインのラインナップから、価格を見てみたいと思います。
ガソリンエンジン
200GT-t(2WD):4,164,480円
200GT-t Type P(2WD)4,433,400円
200GT-t Type SP(2WD)4,713,120円
ハイブリッド
350GT HYBRID(2WD):4,955,040円
350GT HYBRID Type P(2WD):5,223,960円
350GT HYBRID Type SP(2WD):5,559,840円
350GT FOUR HYBRID(4WD):5,235,840円
350GT FOUR HYBRID Type P(4WD):5,504,760円
350GT FOUR HYBRID Type SP(4WD):5,840,640円
現在の日産スカイラインのグレード毎の価格はこのようになっています。
日産スカイラインのフルモデルチェンジでの価格はまだ予想することしかできませんが、新しいパワートレインの搭載や装備機能の充実が行われることから、価格は現行のモデルより高くなると思われます。
なので430万円~あたりになるのではないでしょうか。
さらにフルモデルチェンジ後は三菱のEV技術を導入したプラグインハイブリッドモデルが設定されるとみられており、その価格は600万円前後になるのではと思われます。
引用:https://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/INFINITI/DESIGNWORKS/CONCEPTCAR/QINSPIRATION/
日産スカイライン フルモデルチェンジ まとめ
今回の記事では日産スカイラインのフルモデルチェンジについてご紹介しました。
マイナーチェンジを今秋に控えているにも関わらず、すでにもうその先のフルモデルチェンジによる新世代フラグシップカーとしての登場に関する情報を多くの人が待ち望んでおり、この日産スカイラインへの期待感をうかがうことができます。
引用:https://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/INFINITI/DESIGNWORKS/CONCEPTCAR/QINSPIRATION/
日産スカイラインのフルモデルチェンジで搭載されるとみられる新装備のなかでもProPILOT3.0は個人的に注目したいところです。
日本の自動運転に関する道交法の改正案の中には、自動運転レベル3稼働時は「人が運転を後退できる」という前提のもと、スマホなどの利用や読書を認めるといった内容があるようで、もしこれが認められれば、ProPILOT3.0を備えるとみられるフルモデルチェンジ後の日産スカイラインはまさにこれまでの運転の概念を壊すような“新世代感”を体感することができるクルマと言えるでしょう。
まさに「やっちゃえ日産」という思いで、このクルマの登場を心待ちにしたいと思います。
では最後までお読みいただきありがとうございました。
アイキャッチ引用:https://www.nissan-global.com/JP/DESIGN/INFINITI/DESIGNWORKS/CONCEPTCAR/QINSPIRATION/
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