エクストレイルの中古車はこうして選べ！間違いのない中古車選び教えます

エクストレイルは日産が生産しているSUV型乗用車で、2000年から何度かのモデルチェンジやバージョンアップを繰り返して現在に至っています。

現在の最新モデルは3代目で、ルノーと共同開発したCMFというエンジニアリングアーキテクチャを採用したものです。

車体のイメージはオフロードスタイルを彷彿とさせますが、クロスカントリー4WDではなく、あくまで4輪駆動の乗用車となっています。

この記事では、そんな日産SUVの代表とも言えるエクストレイルの中古車選びについて紹介し、選ぶ際の基準や人気グレードについても解説していきます。

エクストレイル中古車の人気グレード

現在市場に出回っているエクストレイルの中古車は2代目と3代目が主流です。

・2代目エクストレイルの人気グレード

エクストレイルGT（2013年1月モデル）

引用：http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/exterior.html

環境に配慮したクリーンディーゼル車で、より購入しやすい価格帯になっています。

主なスペックは以下の通りです。

乗車人員：5名
駆動方式：フルタイム4WD
タイヤサイズ：（前）225/55R18（後）225/55R18
エンジンタイプ：M9R型　直列4気筒DOHCターボ （ディーゼル）
排気量：1995cc
最高出力：173ps(127kW)/3750rpm
最大トルク：36.7kg・m(360N・m)/2000rpm
使用燃料：軽油
JC08モード燃費：14.2km/L
車両重量：1660kg

気になる価格帯ですが、現在中古車市場では2019年4月時点で90~200万円で取引されています。

走行距離や装備されているオプション、モデルカラーなどによっても当然価格が異なるので、条件や車の状態を確認して取引するようにしたいところです。

状態が良く、高額なものでは200万円近くしますが、この年式で200万円という価格がつくのは、この車の人気の高さがうかがえますね。

この車種の人気の理由としては、パワフルな4WD機構と、6速マニュアルトランスミッションを駆使した走行性能にあります。

加えてアウトドアに強い機能性と実用性を備えた設計で、ロングドライブでもストレスを感じにくい快適性がウリです。

エクストレイル20Xエマージェンシーブレーキパッケージ（2013年12月）

引用：http://history.nissan.co.jp

エクストレイルの最新モデルで2代目からのフルモデルチェンジした車体です。

主なスペックは以下の通りです。

乗車人員：5名
駆動方式：フルタイム4WD
タイヤサイズ：（前）225/65R17（後）225/65R17
エンジンタイプ：MR20DD型　直列4気筒DOHC
排気量：1997cc
最高出力：147ps(108kW)/6000rpm
最大トルク：21.1kg・m(207N・m)/4400rpm
使用燃料：無鉛レギュラーガソリン
JC08モード燃費：16.0km/L
車両重量：1500kg

となっています。

安全性能を重視した装備しており、衝突を自動認識して止まるエマージェンシーブレーキや、スムーズなパーキングをアシストするパーキングアシスト機能を標準装備したモデルです。

もちろん、従来のアウトドア向けの機能やデザインも維持されており、ダイナミックな車体のわりに燃費性能も優れています。

中古車市場の価格帯ですが、150~250万円程度で取引されているようです。

エクストレイル中古車狙い目の年式

引用：https://www.nissan-fs.co.jp/

古いモデルの2代目でも、まだまだ中古市場価格がそれなりにするエクストレイルですが、年式などの条件によっては比較的安価で買えることもあります。

エクストレイルに限らず、一般的には最新グレードの車でも5～7年ほど経つと中古市場に出回るようになります。

それを踏まえると、狙い目の年式は5～7年落ちくらいの年式がいいでしょう。

走行距離は短すぎず長すぎず（5万km前後）であれば、それ以外の状態にもよりますが、ちょうどお手頃価格の中古車が見つかると思います。

また、比較的車を乗っている人が使った車であれば、6年もすると10万kmをこえることも珍しくないので、さらに安く買える条件を満たす車が多くなってきます。

エクストレイル中古車の価格相場

引用：https://www.goo-net.com/

エクストレイルの中古車価格には幅があり、100万円以下から新車とほとんど変わらない300万円近くのものまで様々です。

その価格に影響する要素は以下のようなものがあります。

カラー

車種によらず、ブラックやホワイトは人気が高く、なかなか値段が下がりませんが、それ以外のカラーの場合は多少値段が下がる傾向にあるようです。

具体的には平均的な中古車価格に対してブラックとホワイトは10~30万円ほど値段が高くなっています。

引用：http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html

走行距離

中古車の価格は走行距離によっても大きく変わってきます。

一般的には10万kmを超えると値段が大きく下がってくるのは、買う方としてもあまり長い期間乗れないという印象を持つからです。

しかし、最近のエンジンの耐久性能としては、おおよそ25万km程度までは乗ることが出来るので、10万kmはまだまだ半分も乗っていないことになります。

もちろん、適切なメンテナンスを行っていればですが、エンジンに負担がかからない乗り方をしていけば、30万km以上走ることも可能です。

具体的な例として、走行距離2万kmと10万kmの車とでは、販売価格に70万円ほどの差が出てきます。

そのため中古車を価格重視で安く買いたいと思うならば、走行距離が10万kmを超えているものをあえて選択するというのもアリです。

引用：http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/point_gallery.html

ただし、10万kmを超えている車は高年式である場合も多いです。

初年度登録から13年経つと自動車税が上がりますので、その点は注意しておきたいところです。（車両本体が安くても他の費用がかさむ場合があります）

2WDと４WD

中古車の価格は駆動システムの違いでも変わってきます。

新車の場合でも2WDよりも4WDの方が値段高くなっていますが、中古車になるとその価格差が広がってくるようです。

そのため、購入価格を抑えたいならば2WDを中心に選択すると良いでしょう。

シートの数

エクストレイルには2列と3列シートの物があります。

値段はもちろん3列の方が高くなっていますので、当然2列シートのタイプを選ぶ方がより安価で購入できる場合が多いです。

ただ、シートの数はどのようなシュチュエーション（家族構成や乗り方）かというところにも大きく左右されますので、ここはご自身の好みで選んでよいと思います。

引用：http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T31/1312/interior.html

修復歴の有無

事故による修復歴がある車は、査定額が大きく下がるため、当然中古車としての販売価格も下がります。

たとえ軽度の損傷によるものでも、同じ1回の修復歴とみなされますので、修復歴無しの車と比べて30~50万円ほど販売価格が下がるようです。

乗っても問題ない軽度の修復歴ならば、購入するのに差支えないので、整備士やディーラーに確認したり試乗するなどして乗り心地を確かめてみるとよいでしょう。

最も安い中古車の条件を満たしている場合、同じ年式でも100万円以上安く買えることもあります。

あまりに安すぎるのも考えてしまいますが、長く使うことを考えると、安くても120~150万程度が一般的な相場になるでしょう。

日産認定中古車とは

同じ中古車でも日産が販売している中古車には認定中古車というものがあります。

一般的な中古車と比べると、以下のようなメリットがあります。

引用：https://u-car.nissan.co.jp/

査定協会公認プロによる査定評価が付いている

認定中古車を査定するのは日本中古車査定協会が認定しているプロの査定士です。

これは、中古車が数多く市場に出回るようになってきたことによって設けられた資格で、技能試験に合格して協会に登録されることでプロとして仕事に就くことが出来ます。

高い査定の知識と技術を持った査定士が確かな目で見た評価付いているので安心です。

隅々まで行き渡った点検項目

認定中古車では最大104項目にも渡る検査項目を確認して、徹底した整備を行っています。

万が一、乗っていてすぐに不具合が出るようなことがないように充分配慮されています。

一年間の無料保証が付いている

認定中古車では、さらに購入から一年間の無料保証が付いています。

この保証は保証期間での走行距離の制限がないので、長距離を走る人でも安心して乗ることが出来るでしょう。

さらに、これは有料になりますが「ワイドプレミアム保証」の場合には、2年間の延長保証を受けることが出来ます。

エクストレイル中古車の選び方まとめ

引用：http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T32/1312/exterior.html

エクストレイルの中古車を選ぶ基準は、他の車種の中古車を選ぶときと基本的には同じ基準で選べばよいです。

自分が何に重点を置いて選ぶのかをはっきりさせておくとよいです。

価格なのか、グレードなのか、年式なのか・・・あなたが重要視する基準を持っておきましょう。

例えば、購入の値段をなるべく安くしたいのであれば、値段に関連する項目についてなるべく安い条件の車を選ぶことがポイントになります。

引用：http://history.nissan.co.jp/X-TRAIL/T32/1312/exterior.html

逆に、低年式だったり高いグレードの車ほど価格は上がりますが、新車価格と比べて年式やカラー、事故履歴などを確認して、適正な中古車価格であるかを見極めましょう。

また、日産の認定中古車を選ぶことで購入後の保証や安心感が増すので、できることなら日産の中古車販売店で購入するのがおすすめです。

日産の中古車は日産で！ということですね。

キャッチ画像引用：https://www3.nissan.co.jp/