アウディTT 中古車の価格相場やおすすめ装備は？

アウディTTはアウディの中でもピュアスポーツカーとして、位置されている車になります。

今での絶大な人気のある車で、中古車でも人気のある車です。

そんなアウディTTの中古車の相場や状態などを見ていきましょう。

アウディ TTはどのような車なのか

アウディ TTが販売されたのは1998年ですが、それまでアウディにはピュアスポーツカーと言えるものはなかったので、アウディにとってはかなり力の入れている車になります。

デザインはフリーマン・トーマスで、代表作として、このアウディ TTとフォルクスワーゲンのニュービートルになります。

またかつてフリーマン・トーマスはポルシェに在籍していたこともあるので、アウディ TTやニュービートルのような円を活かした丸っこいデザインを得意としています。

またアウディTTを皮切りにアウディは大きくデザインが変わったので、アウディの歴史の中ではかなり重要な車となっています。

豆知識ですが、アウディは一般の車とスポーツカーを分けている部分があり、それはボンネットにアウディのフォーリングスがあるかないかです。

また同じくアウディから販売されているアウディ R8も同じくボンネットにフォーリングスがあります。

なのでアウディの車種で、どのようなコンセプトなのかがここで見分けることができるわけです。

ちなみにそれ以外のモデルは全てグリルにフォーリングスがつきます。

今後このような差別化が行われるかはわかりませんが、アウディはこのような小さなことにまでこだわっているメーカーなのです。

アウディ TTの魅力

アウディ TTの魅力は何と言っても、コンパクトなサイズのスポーツカーなので、キビキビ自分の手足のように車を操ることができることです。

スポーツカーの楽しみ方としては、排気量のある車を運転する楽しみもありますが、アウディ TTのように小さな排気量のエンジンを高回転まで回して、運転する楽しみ方があります。

アウディ TTはもちろんこの後者になり、車の楽しさを知ることができる一台となっています。

またアウディ TTはコンパクトゆえに運転がしやすいのも魅力の一つです。

そして何より、毎日のれる性能とその延長線上の高い燃費性能の実現もしています。

近年の車に求められている性能として「毎日乗れる」という面で、どんなに高性能な車だとしても、日常的にも乗れるというのは必要最低限の性能となりました。

アウディ TTの兄貴分としてのアウディ R8も毎日乗れるほどの性能をしっかりと持っており、ただスポーティーな走りをするだけの車では、ニーズがないのです。

アウディ TTはもちろんこの性能をクリアしており、途轍もないパワーがあるわけではありませんが、毎日乗っても楽しい車で、ただの移動の乗り物ではなく、ちょっとした道のりでさえも走る楽しさを提供してくれる車なのです。

なので、アウディ TTは同サイズとして扱われるA3やQ3と同じように乗れて、かつスポーツカーとしての一面も持っているので、アスリートだけど、扱いやすい性能も持ち合わせている車が欲しい方にオススメの車です。

アウディ TTの中古車相場は？

では、アウディ TTの中古車の相場はどのようになっているのでしょうか。

そのあたりを落とし込んでみましょう。

アウディ TTの中古価格は？

アウディ TTの中古車価格は、¥200,000~¥6,000,000となっております。

年式や車の状態などを関係なしの価格を書きましたが、非常に幅広い価格帯となっております。

価格が高いのは最新式の年式で、走行距離が少ない、オプションが満載でついてる、人気カラーだからということが多いです。

例えばアウディ TTで人気なオプションはマトリクスLEDで、このライティングシステムが導入されていると、横に流れるウィンカーが装備され、またメーターなどがLEDのディスプレイになるヴァーチャルコックピットが搭載されるので、非常に人気のあるオプションになります。

またアウディ全体で白色はとても人気のある色で、白色のTTなどは価格が高い傾向があります。

走行距離は少なめ

アウディ TT平均するとだいたい、4~6万kmあたりになっています。

また走行距離が多いと、15万kmという数値になっております。

アウディのような車はセカンドカーとなることもあるので、新しいTTが出たら、乗り換えるということもあるので、そこまで走行距離がないものもあります。

また日本人は車を非常に大切に乗るため、走行距離が多くても非常に綺麗な状態の車であることが多いです。

日本は走行距離というのが非常に大切な指標となっており、走行距離が少ないほど良い車と考えられていますが、海外目線からいえば、走行距離はある方がいい、という考えがあります。

その理由は簡単で、「走ってきた実績がある」という考えで、逆に走行距離がないほうが信用できないという考え方をするからです。

ある程度古い車であれば、それなりの走行距離があると考えられていますが、その走行距離が少ないと、改ざんされているのではないかと、感がられてしまうので、海外の人は多少の古い車であれば走行距離がある方が信用されるというわけなのです。

狙い目のアウディ TTの装備は？

では、アウディ TTという車を最高に楽しむのであれば、どのTTを選べば良いのでしょうか。

最初に述べておきますが、結論から言えば、どの年代のアウディ TTも素晴らしい走りを提供してくれます。

しかし、それ以上にアウディという車を楽しむことができる、そしてTTをより楽しむことができるという観点から、中古でも存分に楽しめるオススメのアウディ TTの装備をご紹介していきます。

quattroは必須

引用：https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/brand/innovation/quatttro_special.html#

アウディの最大の魅力でもあるquattroというシステムはアウディ TTにも搭載されています。

アウディ TTにはquattroとFFの二つがラインナップされていますが、オススメするのはやはりquattroになります。

quattroとはアウディ独自のオールタイム式の四駆システムです。

このquattroの性能に関して言えば、それだけでも一つの記事が書けてしまうほどの実績や性能があるのですが、ここでは本当に重要な機能だけを説明していきます。

このquattroのマスコットキャラとして、ゲッコー、というキャラクターがいます。

ゲッコーはポルトガル語でヤモリという意味なのですが、quattroの性能はまさに地面に張り付いたような走りを体感できることです。

カーブはもちろん、直線での安定性は抜群で、FR車のような後ろから押されているような感覚ではなく、車全体が前にスイスイと車が進んでくれる感覚はこのquattroでしか味わえない走りです。

またquattroは路面の状況を常にコンピューターで感知しているので、天候の変化や路面の状況にも瞬時に対応できるので、常に安定した走行を提供してくれます。

この4WDの元祖はアウディ quattroという車で、この車はラリーで圧勝をした成績を残しております。

それまではパートタイム式の4WDで、悪路の時は4WDで、舗装された道では2WDと切り替えていましたが、quattroはどの道でも常に4WDと常識はずれな4WDを作り出したことで、世界中に衝撃を与えました。

そこから各メーカーフルタイム式の4WDを開発したと言われているほど、大きな影響を与えたので、中古車のTTを選ぶ際にはquattroが搭載されいるものを選ぶようにしましょう。

B&Oのオーディオも狙い目

引用：https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/brand/design_technology/bang_olufsen.html

またアウディの中で人気の装備がB&O(バング&オルフセン)のオーディオで、車内でオーディオルームで聞けるようなサウンドを提供してくれます。

このB&Oのオプションはアウディ TTのような車が非常にオススメで、TTはボディサイズが小さいので音をまとめやすく、サウンドメイクが非常にしやすいので、車内でとても上質な音質で音楽を聞くことができます。

B&Oのサウンドの特徴としましては、ヴォーカルなどの息づかいなどがしっかりと聞こえてくるほど繊細な音を出し、耳の奥まで音を優しく届けてくれる感じです。

雑に音を耳元に運んでくれるのとは違い、丁寧に一音一音明解にしくれて、優しく、そしてコンパクトボディのアウディ TTを忘れさせてくれるほど音の広がりを体感することができます。

なので、車の中で音質のいい音楽を聞きたい方はB&Oの付いているアウディ TTの中古車を探すことをオススメします。

アウディ TT RSの直5エンジンも狙い目

アウディ TTには直4エンジンやV6エンジンなどもありますが、アウディは伝統的に直5のエンジンというものがあります。

RSというのは、非常に高性能な仕上がりとなっているもので、通常のグレードとは全く違う性能に仕上がっているもので、その性能はサーキットなどで高い性能を発揮できるほどのものとなっています。

ちなみに直5のエンジンに乗ることが現行車はTT RSとRS3、RSQ3の三車種だけになります。

中古車でもTT RSはすでに出回っており、アウディのシンボルでもある直5に乗ることができます。

価格帯はだいたい300~500万円と少々お高いですが、買って乗る価値は非常にあります。

直4では少々かぼそいエンジン音ですし、V6ほど野太い音ではない、直5ならではのサウンドを聞かせてくれます。

オーケストラのチューバのような低音を聞かせるわけではなく、バスクラリネットのような低音だけど、高音の成分もしっかりと出しているエンジンサウンドで、TTの機敏な走りと相まって、この感覚はTT RSでしか味わえないものと仕上がっています。

新車でTTを買うよりも、直5が搭載されたTT RSを買う方がよりTTを楽しめることもあるので、オススメの購入選択肢です。

車の選択は、自分の好みを反映させるのが一番ですが、アウディの歴史を変えたTTというモデルに、RSでは直5エンジンを載せているという伝統の継承している車種でもあるので、アウディ TTという車種の中古車は非常に魅力が満天なのです。