レクサスRXvsハリアー徹底比較！どっち？維持費や燃費　乗り心地も

今回は、トヨタの人気ＳＵＶハリアーと、これまた人気のレクサスＲＸを比較して、エクステリアや維持費、燃費や乗り心地を紹介していきますね！

もともと、レクサスのＲＸとトヨタのハリアーは兄弟車とも言えるくらい共通の部分が多かったのですが、いまでは全く違う車両になっています。

その辺りを踏まえて少しづつご案内します。

レクサスRXvsハリアー　維持費は僅差でハリアー

ハリアーとレクサスでは車格が違うので、かかってくる税金などの維持費も含めメンテナンス費用と手間も全く変わってきます。
毎年の自動車税は
ハリアーのターボ・ガソリン車・・・39,500円
ハリアーのハイブリッド車・・・・・45,000円

ＲＸのターボ車・・・・・・・・・・39,500円
ＲＸのハイブリッド車・・・・・・・58,000円

となっており、ＲＸの方がハイブリッド車に関して少し高めになっています。

それ以上に変わってくる維持費が車検代や消耗品の交換費用でしょう。

特に車検時は要注意です。

ハリアーはどこの認証整備工場で受けてもトヨタの車両への保証が切れることはありませんが、ＲＸはレクサス独自の保証があり、正規のレクサスディーラーでの車検以外では保証が切れてしまいます。

車検費用に関しては、その時の車の状態によってかなり前後するのですが、

ＲＸハイブリッドの車検をレクサスディーラーで頼むと、保証の延長なども含めておおよそ30万円程度だそうです。

それを大手カー用品店の整備工場などでお願いすると、約15万円くらいと約半額ですみますが、保証は切れてしまいますし、何よりレクサスディーラーのような細かいメンテナンスはできないでしょう。
対してハリアーハイブリッドはというと、ディーラーで頼んでだいたい20万円弱（消耗部品交換、保証延長含む）。

他の整備工場で頼んだとしても保証が切れる事はありません。

ただし、ハリアー、ＲＸ共に保証の延長は正規ディーラーでしか受けられませんのでご注意ください。

上記のように、整備費用面で大きくＲＸの方が費用がかかるようになっています。

しかし、ただ高いというわけではもちろんありません。

レクサスには質の高いサービスが伴ってその料金設定となっていますので、その辺りは理解した上で選ぶ際の参考にしてみてください。

かかる維持費としては、全体的にハリアーの方が安く済みますね。

レクサスRXvsハリアー　燃費紹介

レクサスＲＸとトヨタハリアーでは燃費はどれくらい変わってくるのでしょうか。

ターボ車の４WD、ハリアーをリッターあたり12,8キロ、ＲＸをリッターあたり11,2キロで計算した場合、ガソリン価格ハイオク１５０円で年間走行距離１万キロだとすると。

ハリアーが、年間燃料費約117,000円。

ＲＸが、年間燃料費約133,000円です。
その差、約16,000円。

ハイブリッド車の４WD、ハリアーをリッターあたり21,4キロ、ＲＸ450hをリッターあたり18,2キロで計算した場合、ガソリン価格レギュラー１４０円、ハイオク１５０円で年間走行距離１万キロだとすると。

ハリアーが、年間燃料費約65,000円。
ＲＸが、年間燃料費約82,000円です。
その差、約17,000円となります。

これくらいの差だったらそんなに気にならないとお考えかも知れませんが、その他の自動車税などを総合的に考えると、排気量の大きい450hなどは思っている以上に維持費が変わってきそうですね。

それよりもレクサスのＲＸを選ぶ時点でその辺りは気にならないという方も多いかも知れませんが、参考にしてみてください。

レクサスRXvsハリアー　乗り心地はどう？

車両の大きさの差は乗り心地の差、といってもいいくらい車の長さやホイールベースの長さは大きく関係してきます。

上記の外寸のように、ハリアーの全長は4,725mmでホイールベースは2,660mmです。

対するＲＸは、全長4,890mmホイールベースは2,790mmです。
※450hlは全長が5,000mmになります。

この数値は大きければ大きいほど、路面からの前後の揺れが少なくなります。

それ以上に、フロントとリヤのサスペンションの構造の違いや静粛性、また後部座席の広さは全長からもわかる通り言うに及ばずＲＸに軍配があがります。

ここでいう乗り心地の良さというのが人によって好みが分かれる部分だと思いますが、静かで穏やかに走れるという点においてはハリアーがＲＸに勝る部分は少ないかと思います。

ですが、逆に、車両がキビキビとした反応でスポーティーに走らせたい、またはそういう感覚が好みという方はハリアーという選択肢もあるのではないでしょうか。

実際には試乗をしてみて、それぞれのグレードによっての違いもありますし、何と言ってもエンジンパワーも全く違いますから確認してもらうのが一番かと思います。

車両の体格の差が大きく、価格の差も大きい２台の車両なので、どっちがというと優劣つけ難いのですが、日本の道路事情にあった必要十分な車両という所と価格の部分でハリアーは販売台数を伸ばしていますね。

レクサスRXvsハリアー　エクステリア比較

https://lexus.jp/models/rx/gallery/

https://toyota.jp/harrier/exterior/?padid=ag341_from_harrier_navi_exterior

トヨタのハリアーと、レクサスのＲＸと言えば今でも同じ車両だと思っている方もおられるかもしれません。

それはまだレクサスが海外でトヨタのアッパーグレードとして販売していたとき、ハリアーの車両をベースにＲＸを販売していたことから、日本国内でもエンブレムをレクサス仕様にして乗られている方も多く見かける事があったくらいです。

今モデルからは特に車格からして全くの別物になっていますので、外寸なども併せてエクステリアからご紹介していきます。

＜外寸比較＞

＜エクステリア＞ハリアーよりもＲＸの方が大きく長いのがわかりますね。
全高もＲＸの方が高いので、もしかしたらギリギリのところで立体駐車場に入れるかどうかの差が出るかも知れませんね。

エクステリアの特徴は、トヨタとレクサスのそれぞれの今のデザインのトレンドをわかりやすく用いた表情の違う２台です。

https://toyota.jp/harrier/exterior/?padid=ag341_from_harrier_navi_exterior

ハリアーの方は、フロントはトヨタ最近の車種に多いキーンルックといって左右に広がりのある細く長くシャープな表情となっています。

https://toyota.jp/harrier/exterior/?padid=ag341_from_harrier_navi_exterior

後ろ姿もテールランプが左右に伸びて繋がりのある意匠となっていて、この辺りのデザインの始まりはトヨタ”SAI”あたりから注目されていますよね。

https://toyokeizai.net/articles/-/18558

はじめ左右に長いヘッドランプやテールは製造する方からしたらとても難しく敬遠されたとも聞きましたが、それも現代の技術が成せる技となってきたからこそ実現できたデザインなんでしょうね。

対してＲＸの方はというと、こちらも非常にわかりやすく、レクサスのスピンドルマークを大きく用いたフロント周りから、リアのバックドアのプレスラインを見てもレクサススピンドルが目に飛び込んできます。

https://lexus.jp/models/rx/gallery/

https://lexus.jp/models/rx/gallery/

今でこそ見た目ですぐにどこのメーカーかわかるようにデザインされていますが、昔の日本車はこうじゃなかったですよね。

どのメーカーもデザインで自社のブランドを主張することは少なかったと思います。

その影響は、欧州車のBMWやアウディなどのフロントマスクのデザインそのものが自社のブランドを主張出来ているようにされているところから日本車も変わってきたのではないでしょうか。

レクサスＲＸとハリアーの比較まとめ

今回比較した２台は、元は同じ骨格を持つ車両同士だったのに現在では性格も価格も車格も違う車同士になっているため、それぞれに良い部分があって迷ってしまいますね。

より上級で維持費を犠牲にしてもハイクラスなカーライフを求めるならＲＸで、価格も抑えつつオシャレで高級感もあるバランスのとれた車両ならハリアーといったところでしょうか。

ご自身の生活スタイルや好みに合う比較の仕方で選んでみては如何でしょうか？

以上、レクサスＲＸとトヨタハリアーの比較記事でした。

アイキャッチ画像URL：https://lexus.jp/models/rx/gallery/