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スバルの新型フォレスターの燃費性能についてまとめました!
フォレスターはアクセルのレスポンスが早く、低速でも高速でもスーッと走行できます。
それによって躍動感あるドライビングを楽しめる上に、安全対策がバッチリ行われたシステム作りでまさに「人馬一体」と呼ぶにふさわしいでしょう。
機能面を重点的に仕上げた車両ですが、燃費性能も問題はないのか見ていきたいと思います。
フォレスターの燃費
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
フォレスターの燃費性能を見ていきます。
カタログ燃費では、まだそこまで広がってない珍しい燃費データである「WLTCモード」が乗っているので、そちらにも必見です。
フォレスターAdvance「e-BOXER」エンジンの燃費性能はどれぐらい?
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
フォレスターのAdvanceのみに搭載されている「e-BOXER」エンジンの燃費性能をカタログのものから紹介していきます。
二つの燃費テストの結果が面白いですよ!
JC08モードの燃費性能!
比較的、車に余裕のある状態で燃費テストを行った数値です。
JC08モードでフォレスターのカタログ燃費は18.6km/Lとなっています。
WLTCモードの燃費性能! 平均14.0km/L
より実戦に近い、悪条件での燃費テストが「WLTCモード」で実燃費との差が少ないです。
このテストは3つのシーンで燃費テストを行っています。
・市街地 11.2km/L
・郊外 14.2km/L
・高速走行 16.0km/L
高速走行は停止せずに走り続けるのでエンジンにも負担はなく、ぶっちぎりで燃費がいいですね。
フォレスターはなぜ燃費が良いのか?エンジン「e-BOXER」の秘密に迫る!
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
フォレスターはSUV車両で4WDガソリン車なのになぜカタログ燃費16~18km/Lと低燃費なのでしょうか?
それはスバルの水平対向エンジンで車体が走行にバランスの良い比重を生んでいる事。
そして更に電子制御を加えることで、様々なシーンにおいて燃費向上へ一役買っているからです。
どういった場面で電子制御を行っているのかを見ていきます。
・EV走行
発進時などの低速回転時は、ガソリンを使用せずにモーターだけで車を動かすのでガソリンを無駄にしません。
・モーターアシスト
フォレスターはガソリン車ですが、どうしてもガソリン以外のパワーが必要な時はモーターの電力で走行力をパワーアップさせます。
電力を無駄なく使用したハイブリッドならではの機能、もちろんこの電力自体も「回生ブレーキ」と言う自家発電から作っているので素晴らしきエコ対策ですね!
・高速走行時
エンジンが程よく回転している時は、そのエネルギーを利用してモーターアシストに必要な電力を蓄積します。
フォレスターは元々ガソリンでの高速走行に向いているので、その際にモーターアシストは必要ありません。
優れたパワーをエネルギーに変えてしまおうという大変合理的なシステムですね。
・回生ブレーキ
アクセルを踏まずに、慣性だけで走行している時はタイヤの回転を利用してモーターに発電を促す機能です。
この時、発電の仕組みで少しだけ減速もします。
全く無駄のない発電システム!
・アイドリングストップ
停車時はエンジンを停止させることで燃費を抑えます。
長く停車する時は良いですが、早いスパンでストップアンドゴーをするなら逆にスイッチを切っておいた方が得策です。
2.5L直噴エンジン搭載のガソリン車グレードの燃費性能は?
「Touring」「Premium」「X-BREAK」のグレードには2.5L直噴エンジンが搭載されています。
こちらはAdvanceに搭載されているエンジンと違ってモーターアシストを使用しておらず、完全にエンジンのパワーだけで走行しますが、燃費性能や走行性能に違いは出るのでしょうか?
早速、カタログ燃費を見ていきましょう。
JC08モードの燃費性能 14.6km/L
やはりモーターを使用しなければe-BOXERと4.6km/Lも差が出てしまいますね。
しかし、次のWLTC燃費テストでは面白い効果がでますよ!
WLTCモードの燃費性能 平均13.2km/L
市街地 9.6km/L
郊外地 14.6km/L
高速走行 16.4km/L
市街地ではe-BOXERに劣りますが、郊外地と高速走行ではこちらの方が上です!
違いは排気量にあると思います。
e-BOXERは2.0Lに対し、ガソリン車は2.5Lと500ccも高いので、よりアクティブな走行をする際は排気量が上のガソリン車グレードに軍配が上がるようです!
特に「X-BREAK」は上位グレードですが、スポーティーさをコンセプトにした車両なのであえて2.5L直噴エンジンが採用さています。
フォレスターのカタログ燃費をまとめるとこんな感じになりましたね。
フォレスターの実燃費は?
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
フォレスター「e-BOXER」の実燃費は約11~15km/Lになります。
WLTCモードの様に色んな場面での実燃費結果が出ているのでみていきましょう!
ちなみにエアコン使用、気温30℃くらいです。
市街地 11.5km/L
郊外 15.7km/L
高速走行 18.2km/L
以上が「e-BOXER」エンジンのシーン別実燃費です。
平均実燃費は15km/L前後!
高速走行に関してはもはやカタログとなんにも変わりませんね。
最近のSUVは燃費が良いし長距離にも強いので本当に進化しています。
一昔前までは、SUVといえば燃費が悪くて趣味で乗る車だったんですが、そのイメージはどこにいったんでしょうね。
2.5L直噴エンジン搭載のガソリン車グレードの実燃費は?
ガソリンエンジンの実燃費もご参考ください。
市街地 8.2km/L
市街地 14.3km/L
高速走行 15.7km/L
さすがフォレスター!高速と市街地ではやっぱり素晴らしい記録を出しています。
しかしガソリン車だからシティドライブは燃費がかかるんじゃないの?と思いますよね。
確かに平均8km/L前後ですが、やはりスバルのガソリンエンジンと言うのは優れていて、信号待ちが少なければ街乗りでも10km/L以上の実燃費が出る事もざらだそうです!
旧型フォレスターよりも実燃費があがっている!
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
ちなみにモデルチェンジを行う前、旧型のカタログ燃費は新型と比較しても同じ燃費性能になります。
しかし実燃費ではどの場面でも現行機が上回っており、旧型の平均実燃費は13.7km/Lです。
1.5km/L以上も現行機の実燃費が上がっていることがわかりますね。
フォレスターの燃料費 遠出が多くても一年間の燃料費は安い!?
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
月の走行距離は1,000kmと見たいところですが、フォレスターは購入するという事はもちろんアウトドアの使いどころが多いと思うので、サマーシーズンやウィンタースポーツシーズンである8,9,12月を走行距離が大幅にますとしましょう。
そうすると一年間の走行距離は15,000kmぐらいになるはずです。
レギュラーガソリンの全国平均は142.9円とします。
走行距離15,000km ÷ 実燃費15km/L × レギュラー142.9円 =142,900円
月で換算しても11,908円程度なので、コンパクトカー以上・ミニバン以下の燃料費なのでファミリーカーとしては優秀ですね!
フォレスターの燃費をライバル車と比較
フォレスターの実燃費は、このクラスのSUV車としての位置づけはどのくらいなのでしょうか?
そこでほぼ同スペックの2台と燃費性能を比較してみました!
三菱アウトランダー
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/outlander_gasoline/
アウトランダーはフォレスターのボディサイズとほぼ同等のサイズ、ガソリン車での比較になります。
しかしフォレスターに比べてアウトランダーは席数が2つも多く、車重は500kgも重いです。
このスペックが燃費に関わってくるのでしょうか?
三菱アウトランダーの燃費性能と実燃費を比較
カタログ燃費 16.0km/L
アウトランダーの実燃費 9.53km/L
フォレスターの実燃費 15.0km/L
燃費の差は5.47km/Lも広がりました。
エンジンの差、重量の差でフォレスターの圧勝のようです。
ですがアウトランダーはPHEVも出しているので、低燃費の真骨頂はガソリン車よりそっちかもしれませんね!
マツダCX-5
引用:https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5/design/
マツダCX-5の車体サイズや重量はフォレスターと一切変わりがありません。
しかし、この車両はディーゼルエンジンを使用する事でフォレスターとは全く違うエンジンだという事がわかります。
燃費はどうなのでしょう?
マツダCX-5の燃費性能と実燃費を比較
カタログ燃費18.0km/L
CX-5の実燃費17.1km/L
フォレスターの実燃費 15.0km/L
燃費の差は2.1km/Lフォレスターの方が下回っていました。
スバルはエンジンシステムに乗り心地や安全性を重視した設計で、マツダは走行性や燃費に特化したエンジンシステムと使用燃料を選んでいるので、その設計の差がでていると思います。
フォレスターの燃費を向上させる方法
ライバル車との燃費比較でもわかる通り、フォレスターの燃費性能は良すぎないけど十分に優秀な燃費性能、しかも安全性に富んでいることがわかりましたね。
しかし、一工夫することでもっと燃費を向上させることが出来ます。
フォレスターの燃費を向上させるための走り方
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
フォレスターの燃費向上につながる走行の仕方をお届けします!
基本的なコツは、加速減速の前後は丁寧に、ゆっくり!です。
スタートはゆっくり
発進してまもない頃はエンジンも温まっておらず、トルクが回転もしていないので全てに対して余計なエネルギーを消費しまいがちです。
発進時はEVというモーターアシストをしてくれますが、踏み込みを間違えると結局ガソリンを使うこともあります。
できるだけ甘いアクセル操作によってモーターだけで発進し、燃費向上につなげましょう。
それと、発進前はエンジンを暖めておくのは鉄板ですよね!
速度はなるべく変えない
走行時はできるだけアクセルの踏み具合を急激に変えることはさけましょう。
特にシティドライブでは、ストップアンドゴーが多いのでなるべく発進はゆっくりと、停車前はブレーキをあまり踏み込まずに停車を心がけると、回生ブレーキも働いて燃費向上が更に進みます。
コツとしては常に浅いアクセル踏み込みだと速度の急激な変更がありません。
車種によってはエンジンを切る時に「低燃費運転スコア」がでますが、上のやり方でよく100点を取っています。
これは絶対使うべき!クルーズコントロールは燃費向上の良いお手本
クルーズコントロールとは、アクセルを踏まないのに、自動で加速してくれるシステムです。
スバルは追従システムと言う前方を走る車と上手く車間距離を取りつつ加速してくれるので、集中力を費やす高速道路などでは、ドライバーの足休めにもなり重宝します。
始めは自動加速に車を乗っ取られた感覚でハラハラするので使わない方も多いですが、コンピューターが自動で行う加速と言うのは大変効率的な方法を最優先にとっていくので勉強にもなります。
ためしに、エコドライブができているかどうかをモニターで確認しましょう。
ちなみにどんなに便利でもやはり機械は完全に信用するのは危険ですから、必ずブレーキをいつでも押せるようにしておいてください!
フォレスターの燃費まとめ
引用:https://sp.subaru.jp/forester/forester/design/interior.php
安全対策「アイサイト」、「e-BOXERエンジンシステム」にて乗り心地も安全性も高い車と言う事がわかりました。
先進機能も惜しげもなく取り入れていくので、燃費性能も周りと比べても低燃費設定です。
総合的に見ればこのクラスのSUVでは最高峰ではないでしょうか?
燃料費の計算では付き1万1千円くらいと出ましたが、仮にアウトドアをしなければもっと安く済みますから、税金の高いSUV車両の維持費に大いに役立つので、ファミリーカーとしてかなりお勧めの車です!
アイキャッチ画像URL:https://www.subaru.jp
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