中古車のワンオーナーの意味とメリット・おすすめのワンオーナー車

中古車のワンオーナー車は掘り出し物なのか？「新車が買いたくてもなかなか価格的に手が出せない」とか「新車はいろいろとオプションで割高になっちゃうな」などの理由で、ワンオーナーの中古車は昔も今も人気です。。

でも、前にどんな人が乗っているのかかなり気になりますよね。

できればワンオーナー車があればいいのですが・・・そんな、ワンオーナー車に迫ってみます。

中古車のワンオーナーの意味

「ワンオーナー」とは字のごとく「一人のオーナー」という意味ですが、中古車でよく耳にする「ワンオーナー」とは一体どういうことなのか？と感じる人も少なくないでしょう。

中古車でいう「ワンオーナー」とは、例えば新型車が発売され、あなたがすぐにその車を購入したとしたら、その新型車のオーナーは当然あなたになりますよね。

そして、あなたが次の新型車の発売の時に今まで所有していた車を下取りなりに出しそれが中古市場に出た時、「ワンオーナー車」として展示されるのです。

つまり、あなたが乗っていた車を買おうとしている人から見て、その車はあなたしか乗っていない（所有していない）車になるわけです。

発売された車が、どこにも、誰にも登録されていない状態から初めて登録した人以外、誰も登録していない車のことを「ワンオーナー車」と言います。

ここでの新型車がワンオーナー車であり、そしてこのワンオーナーというのがあなたになるわけです。

ご理解いただけましたか？

ここで、一つ質問があります。

あなたから見て、新古車はワンオーナー車である。

◯かXかでお答えください。

引用：http://www.272.jp/?p=99895

正解は「◯」です。

あくまでもあなたから見ての話ですので、あなたがその車を売却する時は「ワンオーナー車」扱いにはならなくなりますが、あなたから見たら新古車はワンオーナー車になります。

新古車とは、販売ディーラーが販売ノルマ達成のためにディーラー会社で登録だけをして販売している車のことです。

新車で買うより２割程度プライスダウンしているので「お得感」が感じられ、非常に人気の高い車種なのですが、この新古車は軽自動車には非常に多いのですが、普通乗用車は非常に少ないようですね。

中古車販売店からしてもこの「ワンオーナー車」は下取り・買取の際には非常に喜ばれます。

当然に高値もつきやすいのですが、それは「ワンオーナー」というキーワード以外にも幾つかの条件があります。

その条件が揃っていれば買う側からしてもその条件は非常にメリットがあります。

中古のワンオーナー車のメリット

非常に人気の高い中古のワンオーナー車ですが、なぜこんなに人気がありのでしょうか？

当然買う人からすればメリットがあるからこそ人気があるのだと思います。

その辺りを探ってみます。

メリット１：ワンオーな車は精神的な安心感が考えられやすい。

これはどういうことかというと、新車で購入される方は経済的にも余裕があり、定期的なメンテナンスを購入したディーラーに任せている場合が非常に多く、ディーラーも純正品を使用してきちんと整備を行い、整備記録簿をつけています。

ディーラーにはその車のカルテが残っており、購入から直前の状態までもが把握されているケースが非常に多いようです。

オーナーも手洗いで洗車するなど、非常に大切にしている場合が多いようです。

このようなことから車のコンディションは良好な車が多いと判断されます。

そういう意味からも高値はつきやすいのでしょう。

メリット２：高年式の車が多い

新車で購入する人は経済的にも余裕がありますので、１回目の車検（3年以内）までに買い替える人が多いために、高年式の車が多く、あまり走行距離が多くない車が多いようです。

しかも、躯体系・駆動系のメーカー保証が残っている場合が多く、買った場合も非常に安心できます。

メリット３：装備が充実している

これは人それぞれに感じ方が違うかもしれませんが、新車購入時にはナビシステムはオプションの車がまだまだ多いですね。

また、サンルーフやエンジン遠隔操作システムなども工場出荷時のオプションで、それらをオプションで追加すると車両代金が非常に高額になるケースもあります。

しかし、中古車の場合には最低でもナビシステムは付いていますし、その他あなたにとって必要かどうかは別にして、いろいろなオプション装備が付いています。

これはワンオーナーでなくてもついていますが、ワンオーナーなら、なおいいですよね。

メーカーオプションは「あればいいなぁ～～」と思うものが多く、なくても不便はないし高額になるから新車購入時にはつけない人が多いのですが、中古の場合にはそれが大抵ついていますので本当にありがたいというものです。

中古のワンオーナー車のデメリット

これまでのように、メリットの多い中古の「ワンオーナー車」ですが、デメリットは何でしょうか？

これがまたあるんですね、ちょっと探ってみます。

デメリット１：「ワンオーナー車」と言うだけで車を疑わない

不思議なことに、上記のメリットを販売スタッフから言われるとほとんどの人は鵜呑みにして疑うことをしない・・・・不思議ですよねぇ～

本当に大丈夫なのかと疑うことをしてください。

「ワンオーナー車」は経済的に余裕のある人ばかりではないため、マイカーローンの支払いがいっぱいで、定期点検、整備をまともにやっていないケースも実はあります。

撫で、このデメリット１の対策法として、必ず整備記録簿を確認してくださいね。

その車の経歴ですから、ちゃんと残っていて記録されていれば問題ありませんが、整備記録簿がない場合にはその車の素性は判断できないので購入は控えましょう。

デメリット２：同年式・同車種に比べ販売価格が高い

これは「ワンオーナー車」のメリットの裏側になります。

手入れがいい、メンテナンスをちゃんとしている、メーカー保証も残っている、だから安心と言う部分が販売価格を押し上げる要因になっています。

ただ私の主観ですが、この「安心を買う」と言う意味から考えれば、たとえ数十万高くとも「あり」ではないかと思います。

例えば、差額が20万円あるとして、車検まで残1年ということは駆動系・躯体系メーカー保証は5年と言う箇所もありますので、20万円を残3年、36ヶ月で割ると月約5,600円、1日186円で安心を買えるなら安いもんです。

この差額が単純に２倍になっても、1日372円。

これをどう思うかはあなた次第です。

デメリット３：オーナー好みのカスタマイズ車が多い

これはメリット３の「裏側」になります。

あなたの好みかどうかは別にして、エアロパーツが付いていたり、高額なアルミホイールなどそのまま装着の状態で販売されているものもあり、「趣味が合わない」とかパーツ代の分価格が高くなっていることもありますね。

おすすめの「ワンオーナー車」

これまでのように、「ワンオーナー車」はメリットとデメリットが表裏一体だということがお分かりいただけたと思います。

私は、複数オーナー車が「ワンオーナー車」に比べ劣っているとは決して思っていません。

例えば、「ランエボ」と言われる三菱のランサーエボルーションと言う車は、マニアの中では名車で、このオーナーは１人や２人じゃあありません。

私が知っているだけでも４人のオーナーが所有した過去があるのは普通です。

複数のオーナーでも整備記録簿などがきちんと残っていて定期的に整備がしっかりされている車なら全く問題はないと思っています。

極端に言って欲しい車なら、オイル類・ベルト類・ブレーキパッドなどの足回りをきちんとマメに交換・整備した記録があれば私はあまり気にしません。

ただ、そうじゃない人もいます。

車種にはこだわらず、ワンオーナーに安心感を委ねる人や「スポーツカーなどじゃなく、セダンでいいんだよ」と言う人におすすめの車があります。

そういう方に限定でおすすめなのは、それは会社で運用していた役員用の車です。

出来れば「社長車」が理想です。

ワンオーナーで装備はフルオプションで付いており、定期整備もバッチリ行っていて、内外装ともに最高の状態です。

しかも、あまり走行距離が多くないんです。（運行年数にもよります）

そういった車を狙うのであれば中古販売店を数多く回り、その情報をもらえるように依頼しておけば必ずそういう車の情報が入ってきますよ。

これはまさに「掘り出し物」といっってもいいのではないでしょうか？

価格はやや高めですが、あなたの欲求を満足させてくれる１台であることは間違いありません。