下取りは必ず一括査定サイトを使うこと!
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ハイゼットカーゴ(ダイハツ)と言われてピンとこない方は、アトレーを想像してみて下さい。
アトレーは乗用車(自家用車)として販売されていますが、その対義語にあたるのが商用車であり、ハイゼットカーゴとなります。
昨年(2018年)12月にマイナーチェンジを経て新たに発売されましたが、果たしてどのように値引き交渉を勧めれば良いのか考えてみたいと思います。
ハイゼットカーゴの値引き目標
ハイゼットカーゴの歴史は古く、初代は1999年1月に販売されていますが、実はそれよりもさらに古い時期から生産されています。
1960年11月にハイゼットという名称で、トラックタイプとバンタイプのものが発売されましたが、バンタイプの車こそハイゼットカーゴの前身となります。
その後、何度もモデルチェンジをおこない、9代目にあたるフルモデルチェンジ以降からハイゼットカーゴと名乗るようになりました。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
商用軽自動車に関して、もう少し説明しますと大きく分けて3つのタイプに分類されます。
・軽バン
ワンボックスタイプのものを指しますが、ダイハツで例えるとハイゼットカーゴがこれにあたります。
・軽トラ
トラックタイプのものを指しますが、ダイハツで例えるとハイゼットトラックがこれにあたります。
・軽ボンバン
ボンネットバンタイプのものを指しますが、ダイハツで例えるとハイゼットキャディーがこれにあたります。
ちなみに、乗用車のウェイクをモデルにしていますが、荷室部分を大きく設計されていますので、後部座席は極端に狭くなっています。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/index.htm
ハイゼットカーゴはグレードが8つあり、それぞれに2WD/4WDの駆動方式と、4MT/5ATのトランスミッションを組み合わせて購入することができます。
価格帯は、およそ94万円~147万円と大きな開きがあり、エンジン性能や安全性能、室内空間(ハイルーフ)等により金額に差が出てきます。
値引き金額については3万円~5万円が相場で、かなり渋いのが現状と言えます。
これには理由があり、軽バンタイプの需要が少ないことが挙げられます。
都心を中心に小回りの利く小型の配達には向いていますが、郊外へ出ると荷物の積載量の問題から敬遠されてしまう傾向にあり、メーカーもあまり生産台数を増やすようなことはしません。
したがって、カーディーラーも販売に力を入れるようなことせず、結果、値引き交渉も中々前へ進みません。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
そのため、新車よりも新古車市場の方が活発となっており、高値で売りに出されることがよくあります。
需要が少ないとは言え、状態の良いものを手に入れたいというユーザーがいらっしゃるのは事実ですので、少しでも安いものを競い合うのは当然の流れと言えます。
かなり険しい道のりだと思いますが、それでもカーディーラーは、タイミング次第で値下げせざるを得ない状況になりますので、それまでにしっかりと値引き交渉するための準備をしておきましょう。
ハイゼットカーゴを値引きする方法
ハイゼットカーゴのライバル車にはどのようなものがあるのでしょうか。
需要が少ないとは言え、各自動車メーカーでは同等の車種を用意していますので、性能や価格帯を調べて比較しておくのは大切なことです。
以下にあげる車は、ハイゼットカーゴと比較されることがよくあります。
・エブリイ(スズキ)
価格帯:およそ93万円~147万円
緊急自動ブレーキ(レーダーサポート)を軽バンで初めて搭載した車で、荷室は軽バンの中でもトップクラスの広さを誇っています。
ハイゼットカーゴの一番のライバル車としてよく取り上げられています。
引用:http://www.suzuki.co.jp/car/every/detail/
・アクティバン(ホンダ)
価格帯:112万円~136万円
MR方式という構造を搭載しているのですが、キャブオーバー型にある運転席の下にエンジンを置くのとは違い、後方にエンジンを置くことで、空荷の状態でも安定した走行を実現しています。
路面状況によって2WDから4WDに自動で切り替わる機能が備わっているのも特徴の一つです。
引用:https://www.honda.co.jp/auto-archive/actyvan/2018/webcatalog/type/
・ミニキャブ・ミーブ(三菱)
価格帯:およそ177万万円~216万円
軽バンの中で唯一の電気自動車でとなります。
家庭では普通充電モード、外出先では全国に設置してある充電スタンドで急速充電モードに切り替えて充電する仕組みとなっています。
※急速充電:80%の充電状態を30分くらいの時間で対応します
引用:https://www.mi07tsubishi-motors.co.jp/lineup/minicab-miev/grade/gra_01.html
下取り車を用いた値引き交渉はどうでしょうか。
商用車を購入する場合、乗用車と違って値引き交渉に下取り車を条件に交渉しても、あまり意味はないと言われております。
カーディーラーでは商用車の中古車市場へもあまり積極的な活動を行っていないからで、人気のある乗用車を下取りにするのであれば十分に交渉する機会はありますが、商用車からの乗り換えであれば、むしろ安く下取りされてしまうことが考えられます。
引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/cargo/index.htm
一方で、全国には商用車に力を入れている中古車ディーラーがいます。
中古商用車の売買は即断即決が重要なのですが、故障等が原因ですぐに手に入れたいクライアント向けに販売をしており、状態が良ければ良いほど販売機会が増える独自のルートを持っています。
専門サイトやオークションサイトの価格帯を参考にして、少しでも高く引き取ってくれる中古車ディーラーと契約した方が、資金的にも有利となるのではないでしょうか。
引用:http://daihatsu-tokyo.co.jp/welcome/guide/
ハイゼットカーゴのオプション商品の値引きはどうでしょうか。
あまり数が出回っていないだけに専用の純正オプションは期待できませんが、カーナビなど他の車種も使っているものであればチャンスは広がっていきます。
ディーラーが保持するオプション類であれば、在庫処分をしたいと考えている場合がありますので、安く手に入れることで全体の値引きに繋がると思います。
ハイゼットカーゴの限界値引き額を予想
値引き限度額について現実的な数字を考えてみたいと思います。
先ほど説明したように本体価格の値下げに期待が持てないものの、オプション販売のほうは値引きに応じるケースがあると思いますので、必要なオプション類をどう組み合わせるか、ディーラーの担当の方とじっくりと話し合って見積もっていくようにしましょう。
話しの展開次第では数字の帳尻合わせをしていきますので、キリの良い数字を言葉に出すことも重要だと思います。
・値引き相場(オプション込み):5万円
・値引き限界額:10万円
・値引き範囲:0円~10万円
引用:http://daihatsu-tokyo.co.jp/welcome/guide/
こちらが考えられる限度予想となりますので、5万円~10万円の間で交渉できれば成功と考えて下さい。
最も値引き交渉がうまくいく時期は、乗用車同様に決算期前だと考えられます。
どのような企業にも言えることですが、決算期直前は次回資金繰りを決める大事な時期で、自動車メーカーも例外ではありません。
この時期の生産ライン稼働確保には相当の力が入りますので、カーディーラーへの販売圧力も高く、なるべくノルマを達成すべくキャンペーンを開催してきます。
時期的には、1月の初売りから2月いっぱいまでの総決算祭りが狙い時となります。
引用:http://daihatsu-tokyo.co.jp/welcome/guide/
値引き交渉に向けた流れをまとめていきます。
準備段階
・競合車のチェック
どの車と迷っているか相談しながら話すことになりますので、競合車を決めておいて下さい。
先ほどご紹介した車はどれも効果的だと思いますので、この中から選ぶのがいいでしょう。
・販売店のチェック
ハイゼットカーゴの販売店、ライバル車の販売店を念入りにチェックしておいて下さい。
特に、決算期前の動きは値引きに活発になってきますので要注意です。
・下取り車のチェック
基本的には新規購入の方がいいとは思いますが、担当者の様子を伺うことも大事なことですので、どういう流れで下取りを進めていくのか様子を見るようにしましょう。
引用:http://daihatsu-tokyo.co.jp/welcome/guide/
最終的な商談
想定していた値引き限度額の範囲に入っていれば、その時点で購入の手続きに入っても問題ありません。
もし、納得のいかない状況のようでしたら、OEMについて話してみてもいいかもしれません。
OEMとは、他社メーカーがハイゼットカーゴを自社ブランドで販売する仕組みなのですが、2011年にピクシスバン(トヨタ)、2012年にサンバーバン(スバル)として販売供給されています。
地域性によるものなのですが、事情によっては同じ地区の中で価格を比較することができるかもしれません。
引用:http://daihatsu-tokyo.co.jp/welcome/guide/
商用車の値引き交渉についてまとめてみましたが、メーカー側もかなりコストを抑えて低価格で販売しているだけに、新車値引きの難しさを理解していただいたのではないかと思っています。
生産台数が少なくともニーズに応えたい販売側と、少しでも安く手に入れたい購入側の駆け引きとなりますので、購入金額をしっかり決めて臨む姿勢が必要と言えます。
キャッチ画像:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/truck/index.htm