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今回は、メルセデスベンツのCLAと、アウディのA4をご紹介します!
2台ともドイツが育んだ自動車産業を代表する自動車メーカーですが、それぞれに作る車はまた違う魅力を持った車両に仕上がっています。
その燃費や、維持費や乗り心地などを比較しながら皆様にご紹介していきますね!
ベンツCLA、アウディA4ってどんな車?
・ベンツCLA
CLAはメルセデスベンツが2013年から販売している同社の4ドアクーペです。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/explore/technology.module.html?csref=_sem_google_adws:clasw_1901&gclid=EAIaIQobChMIz_H95eHd4AIVj7aWCh25gAXFEAAYASAAEgK-TvD_BwE
一般的にクーペと呼ばれる車は2ドアのスポーツタイプを指す場合が多いですが、メルセデスベンツは、4ドアで一般的なセダンに近い形状であっても、その流線的なデザインとサッシュレスのハードトップの形状から、4ドアクーペという位置付けにしているようです。
確かに、CクラスにもEクラスにも無いその外観は独特で、ピラーの角度もボンネットやトランクと繋がりが自然でとてもステイリッシュなデザインになっています。
駆動方式はFFとAWDの設定で、全長は470センチ前後と取り回しのしやすいデザインになっています。
また、ワゴンタイプの「シューティングブレイク」というモデルも存在し、デザインと使い勝手を兼ね備えたキャラクターとなっています。
車両本体価格は412万円~。
・アウディA4
A4はアウディを代表する4ドアセダンです。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a4/a4.html#layer=/jp/web/ja/models/a4/a4/layer/multimedia-gallery.mediagallery_images_slides.contentleft.3.html&data-innerlayer=true
同社の基幹車種であり、アウディ80、アウディ90に代わって導入されたモデルです。
1994年から販売が開始され、当初はフォルクスワーゲンのパサートとプラットフォームを共有していたが、現在では自社の先進のボディ骨格を使用して作られています。
現在で5代目となるA4は手頃なサイズ感とデザイン、走りと様々な魅力を武器に世界市場で大変人気を得るモデルとなっており、最近のモデルでは中古車価格も安定していて、長くたくさんの人に愛されていく車両となってきています。
車両本体価格は658万円~。
今回の比較では、それぞれオススメ車両として、CLAは250シュポルト4マチックを、A4は45TFSIクワトロスポーツでご案内していきます。
ベンツCLA、アウディA4の燃費で比較、どっちがいいの?
それではまず、2台の燃費性能から比べてみたいと思います。
・CLA250シュポルト4マチック
燃費:13.8km/Lとなっています。
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/explore/technology.module.html?csref=_sem_google_adws:clasw_1901&gclid=EAIaIQobChMIz_H95eHd4AIVj7aWCh25gAXFEAAYASAAEgK-TvD_BwE
これを、年間走行距離が15,000kmで、ハイオク燃料が150円/Lだと仮定して計算をすると。
年間の燃料代は以下のようになります。
15,000km÷13.8km/L×150円/L=年間の燃料代約163,000円
・A4 45TFSIクワトロスポーツ
燃費:15.5km/Lとなっています。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a4/a4.html#layer=/jp/web/ja/models/a4/a4/layer/multimedia-gallery.mediagallery_images_slides.contentleft.3.html&data-innerlayer=true
これを、年間走行距離が15,000kmで、ハイオク燃料が150円/Lだと仮定して計算をすると。
年間の燃料代は以下のようになります。
15,000km÷15.5km/L×150円/L=年間の燃料代約145,000円となります。
年間の差額が、約18,000円になり、それくらいの金額大した事ないと思われる方もいるかも知れませんが、仮に5年間乗り続けたとすると、単純に×5になりますので、5年間で約90,000円の差にもなるのです。
90,000円あったら、車検の基本整備費用くらいは十分にまかなえますし、5年間分のオイル交換台くらいにはなりますよね?
もしくは簡単な旅行くらいは出来てしまうくらいです。
もしもどちらかで悩んでいて決定的な決め手がなく、走行距離をソコソコ走る人なら、アウディの方をオススメしますね!
CLA、A4の維持費で比較、どっちが安い?
それでは、今度は燃費や車両価格などを含めた維持費の面で計算してみたいと思います。
車両の維持費は、車両新車価格から5年後の査定予想金額を差し引き、1年毎の費用にしてみました。
CLA:(新車価格5,560,000円ー5年後1,390,000円)÷5年=年間834,000円
A4:(新車価格6,240,000円ー5年後1,872,000円)÷5年=年間873,600円
で、算出に含めていきます。
なお、現在の中古車市場価格からの予想金額になりますので、常に変動する数字であることを了承ください。
CLA | A4 | |
車両代 | 年間834,000円 | 年間873,600円 |
自動車税 | 39,500円 | 39,500円 |
重量税 | 10,000円 | 10,000円 |
車検代 | 50,000円 | 50,000円 |
その他整備費用 | 10,000円 | 10,000円 |
燃料代 | 163,000円 | 145,000円 |
年間合計 | 1,106,500円 | 1,146,100円 |
上記のように車両代も含めた維持費で計算すると、CLAの方が若干年間あたりの金額は少なくなりそうですね!
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/cla/cla-coupe/explore/technology.module.html?csref=_sem_google_adws:clasw_1901&gclid=EAIaIQobChMIz_H95eHd4AIVj7aWCh25gAXFEAAYASAAEgK-TvD_BwE
車両本体価格の5年後の査定予想額をA4よりもCLAを低めのパーセンテージに設定したのは、モデルチェンジ時期の予想と現状の市場での人気度合いから個人的に算出しましたのでご了承ください。
燃費こそA4の方が良いものの、やはり車両金額の差が大きいですね。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a4/a4.html#layer=/jp/web/ja/models/a4/a4/layer/multimedia-gallery.mediagallery_images_slides.contentleft.3.html&data-innerlayer=true
なお、CLAはもっと安い価格帯もラインナップがあるので、とにかく金額を安く抑えたいという人には良いのかも知れませんね。
現時点ではアウディのブランドイメージも好調なので、もしもこのまま人気が上がっていくような事があれば年間にかかる費用は逆転する可能性もあります。
CLA、A4のサイズを比較!
CLA | A4 | |
全長×全幅×全高 | 4670×1780×1430 | 4755×1840×1410 |
ホイールベース | 2700mm | 2825mm |
最小回転半径 | 5.3m | 5.5m |
車両重量 | 1590kg | 1610kg |
タイヤサイズ | 235/40R18 | 225/50R17 |
CLAに比べると、A4の方が一回り大きくなっていますね。
車両重量はそれほど変わりませんが、注目したいのはホイールベースの長さです。
全長も80mmほどA4の方が長いのですが、ホイールベースは125mmも長くなっているのです。
このホイールベースが長いと良い点が2つあります。
1つ目は、走行安定性(特に直進)が向上するということ。
前後のタイヤの感覚が離れているということは、操舵の影響や、道路からの凹凸などの車両側への入力を受けにくくなります。
また、前後方向への揺れに対してもホイール間の距離があるために揺れが少なくなります。
もちろんサスペンションなどによって乗り心地をよくすることで、かならずしもそうとは限りませんが、アウディA4の車両の完成度に加えて車両のサイズをみると優位性のある数字だと思います。
引用:https://www.audi.co.jp/jp/web/ja/models/a4/a4.html#layer=/jp/web/ja/models/a4/a4/layer/multimedia-gallery.mediagallery_images_slides.contentleft.3.html&data-innerlayer=true
2つ目は、ホイールの感覚があればあるほど、車内の居住空間を大きく取る事が出来ます。
逆に、ホイールベースが長いと最小回転半径が長くなり、それは小回りの悪さを意味します。
ホイールベースが短い分、最小回転半径は、CLAの方が小さくなっていますし、全長もA4より短いですし、幅も小さいため、取り回しという点ではCLAの方が良さそうですよ!
CLA、A4の乗り心地を比較!
それでは、両者の乗り心地の違いをご紹介していきましょう。
CLAの方はというと、モデルが出た当初はかなり足回りのバタつきもあり、メルセデス特有のどっしりとした乗り心地もなく、正直あまり良くない印象でしたが、改良が加わっている事もあるせいか、しっとりとした乗り心地で、4輪でしっかりと地面を捉えながら走行する安心感が味わえるようになっています。
しかし、後席に座った際にロードノイズが耳に届いてしまうのが残念な部分ですので、そろそろモデルチェンジも近そうなので次に期待したいと思います。
A4の乗り心地はというと、アウディ曰く、A8にも匹敵する乗り心地だそうですが、やはりA8にはかないません。
しかし、プレミアムセダンのセグメントの中で、おそらく他のメーカー全てがお手本としたいくらいにうまくまとまったサイジングと乗り心地と言ってもいいくらい、普段使いから高速走行、ワインディングロードと、どのシーンを切り抜いても車を操る感覚と乗車時の快適性は素晴らしいです。
安全予防装置も先進装備がしっかりと備わり、デザインと上手くマッチしているところからも、A4の方が断然おすすめですね。
CLA、A4の燃費、維持費、乗り心地比較のまとめ
いかがでしたでしょうか?
そもそもに外観やコンセプトが違う2台なので、はっきりと自分の好きな車両がわかっている方ならそこまで迷うことはないかも知れませんが、はじめての輸入車でどちらにしようかと迷っている人には、私はアウディA4をおススメします。
もちろん、車両本体価格にかなりの差がありますので、予算が少なければ、ベンツCLAも価格が安いグレードで試してみるのも良いかも知れませんが、車両の魅力で言うとA4をおススメしますよ!
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