新型マーチの試乗レビュー情報！

日産の新型マーチに試乗した方のレビューはどうなっているでしょうか？

新型マーチに試乗した感想などのレビューをご紹介します。

新型マーチの概要

日産のコンパクトカーの代表格であるマーチ。

かわいさを前面に打ち出したエクステリアにデザインされており、女性向けの顔立ちになっています。

セカンドカーやエントリーカーとして非常に使い勝手のいいクルマですので、主婦や若者からの人気を博しています。

日産マーチは、先代までは国内の追浜工場でオフラインされていましたが、現在はタイの工場（NPT）で生産されています。

そのおかげで低コスト生産ができていますので、車両価格に反映されています。

しかしながらその品質は非常に高く、安かろう悪かろうのクルマではありません。

そんなマーチですが、今回試乗を申し込んだところ、試乗することができましたので、その感想をレポートいたします。

マーチG

引用：http://www2.nissan.co.jp/MARCH/grade_outline.html

エクステリア

非常にコンパクトにまとまっていて、丸くてかわいらしい印象を与えてくれます。

ボディカラーもかわいらしい色が設定されているので、特に若い女性にはお薦めのクルマです。

エントリーカーとしては最適なのではないでしょうか？

特にイメージカラーのナデシコピンクはかわいらしさをアピールしてくれます。とても華やかにマーチを彩ってくれます。

エクステリア

インテリア

非常にコンパクトにまとまっており、余計なものが何もないのがマーチのコクピットです。

運転に専念できるのがありがたいですね。

体の大きい私（180cm 90kg）には若干窮屈でしたが、普通の体格の人なら問題ない広さだと思います。

マーチの内装はブラックをベースにしており、プラム/ブラック/ナチュラルグレーの3色からシートカラーが選べるので、落ち着いた雰囲気にも華やかな雰囲気にもアレンジできます。

こういった細かい気遣いも非常に気が利いています。

エクステリアやインテリアの出来は非常に良いので、もっと売れてもいいクルマだと思うのですが、ライバル車が多く購入する人が分散してしまうからなのでしょうか？

このクラスのパイが大きい割には売れていないのが残念ですが、決して不人気車ということではありません。

コクピット

インテリア

引用：http://www.nissan.co.jp/MARCH/interior.html

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パワートレイン

マーチの心臓部であるエンジンは直列3気筒1,200ccのHR12DEエンジンが搭載されています。

3気筒エンジンというと、バランスの悪さからどうしてもエンジンの振動が車内にまで伝わってくるものなのですが、マーチの場合はエンジンマウントに工夫が施されており、エンジンの振動はほとんど気になりません。

エクストロニックCVTとの相性も良く、JC08モード燃費は23.0km/Lです。

燃費はコンパクトカーの命とも言えますが、ハイブリッドではないノーマルのガソリン車で、このくらい走れば十分だと言えます。

また、車両重量が軽いことも相まって、発進・加速はスムーズです。

エンジンの非力さというのはみじんも感じられません。

市街地の試乗でしたが、エンジン音がうるさいということは全く無く、普段使いであれば何もストレスを感じないでしょう。

エンジンルーム

エクストロニックCVT

引用：http://www.nissan.co.jp/MARCH/performance.html

走行性能

シンプルなボディ構造を追求して新設計されたプラットフォームにより車両重量を軽減しています。

さらに、軽量ルーフパネルの採用や空気抵抗を抑えるなど、ボディ全体で低燃費に貢献しています。

またサスペンションはショックアブソーバーの作動領域を拡大して、柔らかめのセッティングになっているとのことでしたが、乗ってみると意外と硬めでしっかりとしていて、乗り心地はとても良かったです。

残念ながら高速でカーブを曲がるような場面には出くわしませんでしたが、市街地走行をする限り、ふわふわした不安定感は全く無く、どっしりと地面についているという感じがしました。

一方で路面の凹凸をソフトに吸収して、不快な振動やバウンド、ロードノイズを抑制してくれていましたので、なかなか優れものの足まわりです。

高剛性軽量プラットフォーム

引用：http://www.nissan.co.jp/MARCH/performance.html

サスペンション

引用：http://www.nissan.co.jp/MARCH/performance.html

操作性

マーチの特徴といえば小回りの良さです。

最小回転半径が4.5mですので、非常に取り回しが楽で、ドライバーにやさしいクルマになっています。

コクピットからの視認性が高く、車幅感覚をつかみやすくなっているのも取り回しの良さにつながっています。

車庫入れや縦列駐車も楽々お手のものですので、運転に不慣れな女性や若者にとってもとても優しいクルマだと言えます。

最小回転半径

引用：http://www.nissan.co.jp/MARCH/equip.html

居住性

コンパクトカーといえども、時には大人4人が乗ることもあります。

後席も含めた居住性というのは大変重要です。

さすがに後席に3人座ると横方向が狭くなってしまいますが、頭上の空間は意外とあります。

大人2人が乗っても、快適に座ることができる空間が確保されています。

試乗の際には家内に運転させて、自分は後席に乗ったのですが、体格の大きい私でも窮屈さは全く感じませんでした。

先代マーチではそのデザインから後席の頭上空間の狭さが課題となっていましたが、その点は改善されているようです。

また足元の空間も意外と広く、足が前席シートにくっつくということはありませんでした。

こちらも先代から改善されていました。

おそらく長距離走行でもあまり疲労は感じないと思います。

後席頭上空間

安全装備

コンパクトカーだからこそ、安全装備は必須のアイテムです。

衝突事故を起こしてしまった場合にエンジンルームが短いので、前席に衝撃が伝わりやすいく、衝突防止というのは非常に重要です。

VDC（ビークルダイナミクスコントロール）はクルマの挙動をおさえてくれて、衝突事故などを避けるのにはとても重要な機能です。

試乗時は晴れていたので、路面が滑るような環境ではなかったため、残念ながら作動する機会がなかったのですが、VDC（ビークルダイナミクスコントロール）は車の挙動を最適に制御してくれますので、いざという時の急ハンドル操作であったり、雪道での走行の時に効果を発揮します。

VDC（ビークルダイナミクスコントロール）

引用：http://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/vdc.html

NISMO

今回は試乗するチャンスが無かったのですが、走りを追求したいという方にはNISMO仕様がお薦めです。

かわいい感じのするノーマルのマーチとは打って変わって、とてもスポーティーな外観です。

非常に早そうで格好いいです。

エンジンも4気筒1.5Lとパワーのあるエンジンを搭載し、5速マニュアルトランスミッションを搭載していますので、走りを存分に堪能できるスペックになっています。

最近ではこんな走りを楽しめる車は減ってきていると思いますが、マーチにはNISMOのスピリッツが込められたスポーツコンパクトカーがあるのです。

こんな車だとツーリングが楽しくなりそうです。

ドライブを楽しみたいという方にはもってこいのクルマだと思います。

NISMO

引用：http://www2.nissan.co.jp/MARCH/grade_outline.html