キャデラックCTS 故障事例や原因、対処法は?

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「アメ車は故障が多い」

これは昔から本当によく言われている事です。

実際に、国産車と比べると故障が多いのは事実で、アメリカンドリームの象徴である、あのキャデラックCTSにも様々な故障があります。

一体どんな故障があり、その修理費用はどのくらい掛かるのでしょうか。

様々な観点から詳しく見て行きましょう!

キャデラックの代表的な故障事例!

欧州車のBMWや、メルセデス・ベンツにも故障が多いと言われています。

中でも電装関係の故障は後を絶たないようで、一難去ってまた一難という状態で故障が続きます。

先日もキャデラックの運転中、急に車が止まってしまい、燃料のメーターは半分以上を指しているのにガス欠を起こしました。

これは燃料感知が故障を起こし、ガソリンは空っぽなのに、メーターの針が途中で止まってしまうという、日本車では考えられないような故障が起きたのです。

このような故障が非常に多いのが、キャデラックや外車の特徴でもあります。

それではここから、実際にキャデラックで起きた故障事例を見て行きましょう!

スピーカーから音が出ない

突如、ドアスピーカーから音が出なくなる事があります。

これはドアを何回も開閉しているうちに、経年劣化による断線が原因で、このように音が出なくなります。

こうなってしまうと、断線箇所を探すためにドアの内張りを剥がし、カプラーを外して交換といった作業が必要になりますので、工賃込みでも1万5000円くらいは掛かります。

引用:https://minkara.carview.co.jp/userid/286886/car/1407578/2485582/note.aspx

イグニッションコイルの故障による点火不良

エンジンをかけると、突如車体が大きく振動して揺れ始め、明らかに異様な揺れを体に感じます。

「トラクションコントロール異常」というエラーメッセージまで表示されます。

最初にこの故障に直面するとかなり焦りますが、これはイグニッションコイルが故障してプラグが失火している可能性が高いのです。

点火不良が多いのも外車の特徴で、経年劣化によって故障するリスクはとても高く、その費用も5万~8万円程は必要なため、とても痛い出費に。

https://minkara.carview.co.jp/userid/286886/car/1407578/2885181/4/note.aspx#title

オイル漏れ

こちらも外車では非常に多い故障個所の1つとなっている、オイル漏れです。

国産車でもオイル漏れはありますが、10万キロを超えても、まず、その心配は無用。

しかし、これがアメ車になると国産車の半分の5万キロ~7万キロで症状が出て来ます。

年式でみると5年落ちくらいのキャデラックだと、オイル漏れの心配があるので、点検してもらった方がよさそうです。

中でもパワステオイルやエンジンオイルが漏れる事が多く、その原因は、ホースの結合部分が劣化してしまうこと。

ホースの交換工賃や新しいオイルの補充など、すべて込みで約5万5000円程の修理費用となってしまいます。

できるだけ早い段階で見つけることが重要で、日頃から車の下に漏れた跡が無いか、焼けるような異臭はしないかなど、こまめに確認した方がいいでしょう。

引用:https://minkara.carview.co.jp/userid/286886/car/1407578/2522590/2/note.aspx#title

また、オイル漏れは車の性能自体を低下させるだけでなく、路面が漏れた雨の日などに走行していると、こぼれたオイルで道路面は非常に滑りやすくなります。

二輪車がこの漏れたオイルを踏んでスピンして事故を起こしてしまう、という事例もありますので、自分自身が事故を起こすだけでなく、他人にまで事故に巻き込まないためにもオイル漏れがあった時は、速やかに早急に修理をしてください。

ウォーターポンプの破損・漏れ

こちらもかなり代表的な故障です。

欧州車にもよく見られますが、ウォーターポンプが故障して、エンジン内を冷やす事が出来ず、最悪オーバーヒートを起こします。

日本は冬はとても寒く、夏は非常に暑い、1年間の気温差が大きい国です。

この気温差に耐えられず、ポンプやホースが破損しやすいとも言われています。

そしてこのウォーターポンプが故障すると、修理代は非常に高額です。

部品代と工賃を合わせると13万~15万円ほどは覚悟しておかないといけません。

さらに、早めに手を打たないと、エンジン内でオーバーヒートを起こして、より高額な修理代が必要になってしまうので、日頃から焼けるような臭いは無いか、水温系は適正位置を指しているかといった確認が大切です。

引用:http://stg-inc.jugem.jp/?eid=2078

このように、キャデラックCTSにも様々な故障がたくさんあります。

なかなか車の知識が無い人や、外車に慣れてない人だとパニックになるような大きな故障も頻繁に起きるし、その修理費用もオーナーにとっては痛い費用負担となります。

そのためには、日頃からメンテナンスをしっかりと行い、常に車の状態をいつも気にしてあげる事が大切なのです。

ディーラー保証をしっかり確認

ここまで見ると、キャデラックに乗るのを躊躇してしまいますが、諦める必要はありません。

こういった故障に対してディーラーも万全の体制を整えてくれています。

それはディーラーから新車や中古車を購入すると、対象の部品であればすべて無料で交換してくれるサービスがあるのです。

Cadillac Warranty Pluという新車購入のみのサービスですが、車両全般に関する故障は、この保証で賄うことが出来ます。

エンジン関係や、サスペンション、触媒、電気系統まで幅広い保証内容で、キャデラックの故障の強い味方です。

新車のうちは故障も少ないかもしれませんが、その保証期間を延長する事も可能なので安心ですね。

引用:https://www.yanase.co.jp/cadillac/after/owners/warranty-plus.php

壊れて当たり前という感覚も大切?

そもそも『外車やアメ車はすぐに壊れる、修理費で次の車が買える!』と言った主張は、私たちが日本人であるからこそ持つ意見です。

何故なら、例えば部品の結合部分には日本車は金属を使用して、しっかりと固定されて10年乗っても壊れないモノ作りがなされています。

ところが、外車はその結合部分をプラスチックやゴムで固定しているだけなので、その樹脂製品の品質も低く、だからすぐ壊れる。

そういう作り方をしてきたのが外車です。

海外のオーナー達も「壊れたら直せばいいや」くらいの感覚で乗っているというわけです。

つまり、日本車と同じ感覚では乗れないという事です。

国産車で新車からすぐに致命的な故障が起きようものなら大問題であり、現代であればSNSに拡散されて、悪い情報だけが独り歩きするでしょう。

しかし海外では壊れる事なんて当たり前、「そういうもの」という認識が定着しているため、何も問題は起きないのです。

この価値観のギャップのせいで、「外車はすぐに壊れる」というマイナスイメージが私たち日本人に定着してしまったのです。

ある程度、購入前の段階でこのような事を理解しておけば、後々自分自身のキャデラックライフが華やかになる事は間違いありません。

引用:https://minkara.carview.co.jp/car/cadillac/cts_sedan/

近年のキャデラックは壊れない?

ここまでずっとキャデラックは故障が多いという話をしてきましたが、時代が進むにつれてキャデラックも進化してきました。

それは、近年のキャデラックは故障が少ないという事です。

CTS以外のモデルだと、2000年代の初期頃までのキャデラックは故障がとても多く、日本人を始め海外ユーザーからの評価はイマイチでした。

そこで、キャデラック側も部品の品質を向上させたり、冷却性能を高めたりと改良を進めて来ました。

足回りのサスペンションも、かつてのゴツゴツした乗り心地は改善されています。

決してフワフワした印象では無いですが、スポーティーでBMWのような、しなやかな走りをしてくれるのです。

CTSに関しても、2003年から生産されている初代型だと故障がかなり気になりますが、2013年から販売が始まった現行モデルに関しては非常に故障が少なく、日本車に近い位置付けになっています。

引用:https://wedrive.online/13088miles

CTSはキャデラックの中でも新しい部類のモデルに分類されるため、ボディ剛性も高く、センサー類の作りもしっかりしているので安心して走る事が出来ます。

その最大の要因は、「2010年自動車信頼性調査」において、CTSはエントリープレミアムセダンとして、最も信頼性の高いセダンとして評価を受けました。

近年ではアメ車よりも欧州車のほうが壊れやすく、アウディなどは致命的とも言える、ミッションが壊れて高額な修理費が掛かると言われているくらいです。

こういった事から、もう昔のようなすぐに壊れるキャデラックは存在しないと言えるのではないでしょうか。

まとめ

ここまでキャデラックCTSを元に、故障について見て来ました。

確かに昔のキャデラックはすぐに壊れて、道路で止まってしまうということはありました。

しかし現行型をはじめ、2010年以降のキャデラックCTSは非常に品質が良く故障の心配は、昔に比べて大きく減少しました。

とは言え、日本国内でのシェア率はまだまだドイツ車には敵いません。

何故なら、やはりキャデラックはアメリカ人向けに作られているという事が背景にあるからです。

キャデラックCTSは、日本で言えばクラウンのような存在。

クラウンと言えば日本で長い歴史を持つ、日本人向けに作られた車で、今でも多くの国内ユーザーに愛されていますが、海外人気はそこまで高いとは言えません。

キャデラックCTSもそれと同じで、アメリカ国内では人気を誇りますが、どうしても日本人はアメ車に対するマイナスイメージが先行してしまうため、あまり売れないのです。

ですが、そういったイメージを払拭することが出来れば、日本国内でのシェア率も上がりますし、欧州車市場に肉薄するには十分なスペックを持ち合わせています。

日本車がさらに性能を上げるために私たち日本人も、そろそろ「アメ車のスゴさ」に気付かないといけない時代がやってきたのかもしれません。

引用:https://www.cadillacjapan.com/cts/model-overview.html

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