霊柩車にまつわるあれこれ！中古車は買える？英語では何という？夢占い！？

霊柩車といえば、お葬式での出棺の際に棺を運ぶ車になりますが、日本の車メーカーでは霊柩車そのものを製造している会社はありません。

霊柩車は元々ある車を改造して生産されており、日本全国で10社ほどの改造メーカーがあり、6000台お霊柩車が登録されています。

この記事では霊柩車にまつわるあれこれを紹介していきます。

霊柩車の製造メーカー

霊柩車の主な製造メーカーとしては以下の会社があります。

光岡自動車

https://mitsuoka-tokuhan.com/lineup/type5-cs-hearse

富山県に本社を構える創業50年を超える老舗のメーカーです。

霊柩車のことを「おくりぐるま」と呼んでおり、霊柩車の他にはクラシックカースタイルに改造して販売していることで有名な会社です。

霊柩車の製造は、ロール・スロイスやカローラをベースに改造されたリムジンタイプのものがあります。

セキュリコ

引用：http://www.securico.co.jp/

2013年にメルセデス・ベンツをベースにした霊柩車を発表しました。

日本向けの標準仕様車としては2人乗りで2000万円をこえる高級車になっています。

正規輸入車扱いになるので、メンテナンスは国内で行う事が可能です。

ジャパンネクスト

引用：http://japan-next.net/jirei_reikyusha/

福岡に拠点を置く会社で、全国に向けて納車を行っています。

洋型霊柩車やリムジンタイプのものなど、多様な車種を取り扱っているのが特徴です。

オーダーメイドでの制作も請け負っており、どの車種をベースにするか、装飾や加工もリクエストすることができます。

ティ・アール・ジィ

引用：http://trg-net.jp/new/

この会社ではリムジン型霊柩車、バン型霊柩車、軽霊柩車などの架装車両の販売を行っています。

新車の販売だけでなく中古車両の取り扱いもしており、中小企業ながらも一定のシェアを持っているようです。

販売だけでなくリメイクも請け負っており、架装やボディーカラーの変更、鈑金・修理までも行っています。

カワキタ

引用：https://www.kawakita-jp.com/serena

創業は2014年と業界の中では後発になりますが、代表取締役を務めるのは最大手の光岡自動車の副社長を務めた河村賢整氏です。

業界を知り尽くした人物の主導のもとで急成長を見せています。

定番タイプの車種を安価で提供する体制と、様々なオーダーに対応出来る高い技術力を持った会社です。

オートウィル

引用：http://autowill.info/about_aw/index.html

要望に応えるためにオーダーメイドで霊柩車を制作している会社です。

一台一台を丁寧に仕上げて提供しています。

基本は要望やリクエストなどを聞きながら、それに沿うような一台を作り上げることを心掛けているのが特徴です。

霊柩車の価格相場

霊柩車の価格は新車の場合で数百万円から高いものであれば2000万円を超えるものもあります。

車種などにより値段も大きく変わってくるようです。

車種ごとの大まかな価格は以下のようになります。

宮型霊柩車

豪華な装飾が施されているいわゆる「霊柩車というとこのイメージ」というタイプです。

装飾によって価格が変動しますが、安くて500万円程度になるようです。

これは装飾のみの価格になるためさらに車両価格が加算され、装飾などを豪華にしていくと1500万円を超える価格にもなります。

最近ではこのタイプの霊柩車は見かけることは少なくなっていますが、もともと地域によって偏りがあるものだった上に、時代の流れにより「ご近所への配慮」、あるいは「豪華な葬儀より静かに故人を送り出したい」といったニーズによってほかのタイプの霊柩車に置き換わっていっているようです。

洋型霊柩車

ベンツやリンカーンリムジンなど高級外車などをベース車に改造して作られ、車体価格と併せて400~1000万円の価格帯と、宮型霊柩車よりは手ごろな価格になっています。

カラーはブラックとホワイトの2種類です。

その他

ハイブリッド車やミニバンをベースにした霊柩車もあります。

ハイブリッド車は800万円、ミニバンの場合は1000万円程度からの価格です。

霊柩車のナンバー

霊柩車は一般貨物自動車運送事業になるため、緑ナンバーを付けることが義務付けられています。

これは法律によって定められているので、万が一白ナンバーで運用していた場合は取り締まりの対象になってしまうでしょう。

また、これらの霊柩車のナンバーは緑の8ナンバーでなければなりません。

これは霊柩車を業務で使用することが営利にあたるので、法令特定事業として定められているナンバーを取りつける必要があります。

霊柩車の運転免許

霊柩車の運転は普通運転免許で運転することが出来ます。

ただし、営利目的で霊柩車を使用する場合には、国土交通大臣の一般貨物自動車運送事業（霊柩限定）の認可を受けた事業者でなければいけません。

ただし、個人で遺体を搬送するために使用する場合には許可を取る必要はないです。

また遺体を搬送するだけでなく、搬送時に遺族を同乗させる場合にはタクシーと同様に一般旅客自動車運送事業とみなされるため、二種免許が必要になります。

霊柩車に中古車はあるのか

霊柩車は、新車での販売はもちろん中古車での販売もされています。

その場合、中古車を改造したものではなく、霊柩車として使用されていたものが販売されます。

これは霊柩運送の専門会社が徐々に少なくなってきていることにより、所有していた霊柩車が中古車市場に出回るようになったためです。

価格帯は車種によって様々で、安いものは40万円台から、高いものだと1500万円ほどで販売されており、普通車などと同じように状態によっても大きく変わってきます。

霊柩車は英語で何という

霊柩車は英語で「a hearse」、あるいは「funeral carriage」や「funeral car」というそうですが、一般的な単語として用いられているのは前者の「a hearse」だそうです。

前者は霊柩車そのものを指し、後者は葬式の車、葬儀の車という感じの訳になるわけですが、そんな単語は普通は知らないですよね・・・。

霊柩車はもともとイギリスで使われていた霊柩馬車に起源があるとされているので、英語での言い方も何となくそれを想起させるような言葉になっていると思うのは私だけでしょうか。

霊柩馬車の博物館
行ってみたいです pic.twitter.com/w8MmO8uZmm

— DaDa (@dance_w_skelton) 2018年10月16日

日本製霊柩車の海外の反応

日本の霊柩車は海外でも人気があるようで、現在では日本であまり見かけなくなった宮型霊柩車が注目されています。

ある時、日本を訪れたモンゴルの視察団が、当時日本で利用されていた宮型霊柩車を見て、あの車を譲ってほしいと頼んだそうです。

モンゴルでは葬式を盛大に行う習慣があり、宮型霊柩車の荘厳な装飾はうってつけでした。

走る寺とまで言われているようで、ほとんどの車両が現地の葬儀会社では、常に予約でいっぱいになっている状態です。

霊柩車の夢占い

霊柩車が夢に出てきたときに、おかれているその状況次第で占いをする「霊柩車占い」なんてものもあります。

悪いことの予兆ばかりを想像してしまいそうですが、その逆の場合もあるようです。

霊柩車を運転している

霊柩車を運転する夢は、自分の運気が低下していることを示していると言います。

自分を含めた身の回りの人に何か良くないことが起こる可能性があるようです。

自分が霊柩車に乗せられている

これは、自分が精神的に大きく成長する場面に直面していることを暗示しています。

大きな試練を経験して乗り越えることにより、より成長出来ることを示す逆夢となっているようです。

友人や知人が霊柩車に乗せられている

これも夢占いでは逆夢とされ、その人に良い運気が巡ってきて来ていることを暗示しています。

嫌いな人が霊柩車に乗せられている

その人に何らかの精神的変化があることを示しています。

それまで嫌いだったとしても、気持ちを新たにして接するようにしなさいという暗示でもあるようです。

トラブルなどがあった相手でも、それが解決に向かう事を示していることもあるので、自分も別の人と接する気持ちでいなさいということになります。

家の前に霊柩車が止まっている

これは運気が低下していることを暗示しています。

周りの人に対する自分の言動で、思わぬトラブルを招く可能性があるようです。

若しくは相手を気づかぬうちに傷つけているということもあるので、自分の行動を改める方が良いという事を示しています。

停まるはずの霊柩車が通過してしまう

これは自身の変えなくてはならない一面がまだ直っていないことを暗示しています。

白い霊柩車が来る

白の霊柩車は仕事や物事の区切りつけることを知らせていると言われています。

物事の転換期を暗示していると言い、白い霊柩車は自身の持っている感性に優れている面があることを意味しているようです。