車に人工知能(AI)搭載した自動運転の現状と未来はどうなる?

人工知能を搭載した自動運転

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車に人工知能(AI)を搭載した自動運転が話題になっています。

どのような仕組みなのか、そもそも人工知能(AI)は何をしているのかといったことから、話題の人工知能(AI)を搭載した車についてもまとめました。

来るべき自動運転の未来、どうなっているのか考えてみましょう。

人工知能(AI)は車を『正しく』操作できるのか?

 

人工知能(AI)は、チェスや将棋などで、人間に勝ったとか、負けたとか話題になりますが、それだけではありません。

人間に代わって、物事を判断し、車の速度を調整したり、ハンドルを切ったり、さらには、最適なルートを考えて走行する未来が、そこまで来ています。

人工知能(AI)は、何をして車を運転できるのでしょうか?

もっとも基本的なところから見ておきましょう。

そもそも人工知能(AI)は何をしている?

人工知能

人工知能(AI)というと、人間よりも高速に判断し、すぐれた結論を出すように思っている人もいれば、計算機(コンピュータ)なのだから、決められたことしかできないと思っている人もいます。

どちらも違っていますし、どちらも正しいとも言えます。

人工知能(AI)といっても、コンピュータで動作するプログラムなので、確かに、そのプログラムに書かれていることしかできません。

ところが、ゲームソフトや、会計処理ソフトと違って、人間がすべての操作を設計して、インプットとアウトプットを決めているわけではありません。

学習する機能があり、学習する方向性を示すだけで、後は、自動的に学び、何が最適な答えなのかを延々、計算し続けます。

なぜ、そんな答えを導き出したのかは、人間には予測できないので、そういう意味では、人間以上の結論を出すこともあるのです。

言い換えれば、コンビニのスタッフで、マニュアル通りにしか仕事をしない人と、マニュアルに書かれた意図を理解して、自分で工夫していくスタッフの違いのようなもの。

これまでの車は、人間の指示通りに、車を動かし、方向を変えていました。

人工知能(AI)を搭載すると、人間の意図を理解し、学習して、どこへ行こうとしているのか、そのための最適なルートはどこか、そして、急発進や急ハンドルを避けるための運転を行ってくれます。

ただ、よくできるコンビニスタッフと同じで、『学習する』ことが重要になります。

最初は、思ったほどうまくいかないかもしれないのですが、学習データを積み上げていくことで、パターンを学習し、最適な答え(自動運転)を行うようになるのです。

もちろん、人間と違うのは、積み上げた学習結果は、他の人工知能(AI)にも共有することができるので、新車に乗っても、ベテラン(?)のように運転してくれますよ。

ここが、人工知能(AI)を搭載した車が、年々、格段に進歩している秘密なのです。

人工知能が搭載された自動運転には、大きく協調型と自立型の2つに分けられます。

これらの人工知能を利用した自動運転は、何が違うのか見てみましょう。

大きな集団の一部として動作する協調型人工知能(AI)搭載車

協調型人工知能搭載自動運転

自動運転を実現するのに、新しい通信技術である5Gが欠かせないという話を聞くことがあるでしょう。

自動運転の車がお互いに通信し、さらには、信号機やさまざまな情報をやりとりしながら自動運転を実現するためには、大量のデータを素早く送受信する必要があります。

そのために5Gが重要と言われるのですが、このようにお互いに、さまざまな通信をしつつ、どの車にとっても最適な動作ができるようにするのが協調型です。

車に搭載したカメラ映像や、ワイパーの動き、ライトのオン・オフ、走行スピードなどを送信し、それらを集めることで、どの道が混んでいるとか、工事で片側通行になっているとか、分かってきます。

また、個々の目的地を収集することで、お互いに異なるルートを取ることで、分散して混雑を回避するといったこともできるでしょう。

さらに進んでいけば、人工知能が、利用者の『好み』や『目的』を理解し、遊びに行くのだから、少し遠回りでも名物料理のお店に立ち寄るとか、打ち合わせに間に合うように時間が短縮できるルートを選ぶことだってできるようになります。

膨大な数のデータを集めることで、それぞれの人にとって快適なルートや走り方をするようになってきます。

また、災害時には、全体をコントロールし、最適な避難ルートを選び出すといったこともできるようになります。

場合によっては、人数の少ない車は、他の人を乗せて走るようなことだってできるでしょう。

なんだか、素晴らしい未来が待っているように見えますが、協調型のデメリットもあります。

最大のデメリットは、データ収集しやりとりをしている中央のシステムが故障した場合には、すべての車が動けなくなってしまいます。

いわば、空港の管制塔の電源が落ちてしまったら、飛行機は、離陸も着陸もできなくなるのと同じようなもの。

また、最初に書いたように5Gのような高速通信インフラが整う必要がありますし、信号機や駐車場のセンサーなど、データ収集する仕組みをいたるところに設定する必要があります。

これらを設置できるようになるための期間や、インフラ構築のコスト、その後の運用コストは誰が負担するのかも頭が痛い課題ですよね。

これらが、自動運転利用者負担になってくると、とんでもない高額の車になってしまうことに。

そう考えると、技術的には可能で、とても便利になるけれど、すぐに実現するとは思えない課題があるのが協調型自動運転になります。

1台で完結する自立型人工知能(AI)搭載車

自律型人工知能搭載自動運転

人間が運転する場合、飛行機のように管制塔から指示を受けるといったことはなく、自由気ままに運転しています。

だからこそ、運転するためには、運転のテクニックだけでなく、公道を走るためのルールを学び、一定の理解ができていないと、運転免許は手に入らないようになっているのです。

これと同じことを人工知能に行わせるのが、自立型自動運転。

つまり、道路標識の識別や、信号機の読み取り、そして、道路法規を人工知能に学習させて、そのルールに従って自動運転することになります。

人間が免許証の試験を受けるように、車に搭載する人工知能がテストを受けて、合格した車だけが公道を走るようになるでしょう。

自動運転の車が、試験を受けているなんて、想像しただけで、面白い光景が思い浮かびますよね(笑)。

自律型の人工知能を搭載する場合のとても大きなメリットは、人間のやっていることを、学習するので、現状のインフラがそのまま利用できます。

信号や交差点、道路標識なども、人間と同じように判断するので、何も変更が必要ありません。

もちろん、誘導員が旗などで合図するのも学習し、それに従って運転します。

また、人間と同じように運転するのですから、人間が運転する自動車と混在していても、問題なく運行できるのは、徐々に自動運転に移行することができることを意味しています。

協調型と違って、今のインフラが利用できるという点では、移行コストも抑えられるので、メリットが大きいのですが、もちろん、課題もあります。

大きな問題点は、渋滞の根本的な解決にはならないという点です。

協調型と違って、人間が運転するように個々の情報で動くので、渋滞を回避しても、人間と同じような迂回路を選択することになります。

また、交通事故に関しても、逆行で、信号機が見えにくければ、事故を起こす可能性が高いですし、災害時には、避難ルートなども、それぞれが勝手に動くと、結局、大渋滞になる可能性があります。

このように、協調型でも、自立型でも、一長一短があり、まだまだ、どのような人工知能を搭載した自動運転になるかは、定まっていません。

各メーカーの人工知能(AI)搭載車を紹介

では、現状で、どのような車種が人工知能を搭載した自動運転になっているのか、主なメーカーについて見てみましょう。

メルセデス・ベンツの自動運転

メルセデス・ベンツ

引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/a-class/a-class-hatchback/explore/mbux-W177.module.html

メルセデス・ベンツの新型A 180は、車間距離を自動調整したり、空きスペースに自動駐車したりするなど、操作の自動化だけでなく、人工知能に話しかけることもできます。

「ハイ、メルセデス」と呼びかけると、車が応え、「ちょっと暑いんだけど」と話しかけると、自動的にエアコンを調整してくれます。

他にも、ルート変更したり、プレイリストから音楽を選んで流したりすることができます。

まさに、車が相棒のようになるのです。

アウディの自動運転

アウディの自動運転

アウディの自動運転は、すでに高速道路など一定の条件下では、ハンドルから手を放すことができるレベルをクリアしています。

ただ、現状では、法律の問題があり、技術的にはクリアしていても、手を放すことはできません。

量産車に搭載されているのに、その機能をフルに使えないってもったいないですよね。

その先の完全自動運転に関しても、コンセプトカーを発表しており、1歩も2歩も先を行くのがアウディです。

トヨタの自動運転

トヨタの自動運転

引用:https://www.toyota.co.jp/jpn/tech/smart_mobility_society/concept-i/

日本メーカーのトヨタも負けてはいません。

こちらは、協調型の自動運転を開発しており、死角になるような交差点でも、安全に運転できるようなシステムを目指しています。

また、「TOYOTA Concept-愛i」シリーズ」では、人工知能が搭乗者の感情をも判別し、気分を盛り上げる曲をかけたり、リフレッシュするために窓を開けたりするといったことができるようになります。

まさに、「愛車」になる人工知能搭載の車が登場しようとしています。

Waymo(Google)の自動運転

GoogleのWaymo

Googleグループの自動運転開発部門が分社化したWaymo(ウェイモ)。

IT企業が開発する自動運転は、人工知能開発が専門とあって、自動車メーカーと開発方法が全く異なります。

いきなり完全自動運転の開発を進めており、熟練ドライバーの運転を人工知能に学習させて実現しています。

すでに自動運転で公道での実証実験を行っていて、累計800万キロも走行済み。

自動車メーカーが思いもしない方法で、開発しており、ひょっとしたら、人工知能を搭載した自動運転では、メインストリームになるかもしれません。

人工知能(AI)搭載車の課題

 

人工知能を搭載した自動運転車なら、疲れることもなく、よそ見をすることもなく、間違いなく交通事故は激減します。

ましてや、煽り運転といった、感情に押し流されて、危ない運転をするといことなどありません。

完全自動運転で、運転手が乗らなくてもよくなれば、新しいタイプの公共交通機関になるでしょう。

安全で、便利な人工知能搭載の自動運転車ですが、実は、まだまだ課題があります。

大きな課題を3つほど挙げてみました。

『便利な車』と『楽しい車』

楽しい車

車の未来を考えるときに、意見が分かれるポイントとして、『便利な車』なのか、『楽しい車』なのかがあります。

『便利な車』とは、今、自動運転が目指しているところで、目的地を示せば、後は、完全に自動運転任せ。

車内で寝ていようが、映画を見ていようが、渋滞を回避して、安全に目的地に届けてくれるというもの。

お抱え運転手付きの車みたいなもので、確かに、便利。

疲れることもないし、何度、目的地を変更したところで、不機嫌になることもない。

ただ、これ、運転が好きな人にとっては、まったく楽しくない車。

車好きな人は、自分で運転する楽しみというものがありますよね。

ユーノスロードスターのコンセプト『人馬一体』のように、乗りこなす楽しみ、自分の思い通りに車を運転する楽しみというものがあります。

便利だから、快適だからという理由からは、出てこない、もっと感情に直結する楽しさは、自動運転では得られないのですよね。

今後の車を考える中では、自動運転と、乗りこなす楽しみの車をどのように共存させていくのかが、自動車メーカーにとっては、大きな課題になってきます。

人工知能(AI)を作るのは、人間だからミスもする

人間だからミスする

人工知能といえども、コンピュータ上で動くプログラムです。

当たり前のことですが、コンピュータもプログラムも人間が設計し、作っています。

人間が作る以上、勘違いや、単純ミスは起きるもの。

数字の入力を一桁間違ってしまうなど、人間ならでは起きるミスで、そのミスに気が付かないまま、あるいは、テストをしても、問題が見つけられなければ、自動運転車として販売されます。

そして、特定の日付とか、5万キロ越えた時点とか、特定の条件になったときに、大きなトラブルになることだってありえます。

自動運転や人工知能に限らず、このようなことは起きるのですが、トラブルが起きると命に係わることだけに、どうやって、人間のミスを極力排除するかは、大きな課題です。

法律をどこまで対応させることができるか?

法律をまなぶロボット

自動運転という言葉が出てきてから、言われている問題です。

現在の法律では、運転免許を持った人が、運転席に座り、運転という業務を行うことができます。

そのため、交通事故などの責任は、運転手が問われることになっています。

しかし、自動運転が進んでくると、運転手が乗っているとしても、できることがだんだん少なくなっていきます。

ましてや、完全自動運転になると、そもそも、ハンドルやペダルがなくなってしまうので、運転手が乗っていても、何もできません。

自動運転の車同士で、衝突事故を起こしたら、誰にどんな責任があるのか、何をもって責任があると言えるのか、かなり難しい問題です。

また、完全自動運転の車が、誘拐といった犯罪に利用された場合には、その車は『共犯者』になるのか、ならないのか、誰かに責任はあるのか、この辺も難しい問題になってきます。

現状の法律では対処できないので、変更せざるを得ないのですが、どのようにすればいいのかは、まだ、明確な答えが出ていません。

人工知能(AI)を搭載された車は、『車』の概念を変える

未来の車

引用:https://www.toyota.co.jp/jpn/tech/smart_mobility_society/concept-i/

人工知能が劇的に進歩していて、これまでは、『コンピュータに任せるなんて、まだまだ先ですねー』と思われていたことが、日々、できるようになっています。

医学論文を読み込んで、医者にアドバイスするとか、問い合わせに応答して、簡単なことは回答するとか・・・。

車に関しては、人間に代わって、人工知能がすべてコントロールする、完全自動運転を目指している段階です。

つい、この前まで、信号機が故障して、人が誘導している場合は、どうすればいいのか?という課題があったのですが、今は、人のジェスチャーを理解して、止まったり、走ったりできるようになってきています。

日本政府も、自動運転が広がるということで、高速道路などで、一定条件をクリアすれば、ハンドルから手を離してもいいように検討を始めました。

これからは、保険会社も、自動運転と人間運転(?)では、保険料を変えるといったことも出てくるでしょう。

ただ、そこまでは、あくまでも、今の『車』の延長線でしかありません。

運転手が必要なくなり、トラックが自動運転で人が乗らずに、荷物だけが運ばれていくようになれば、物流も激変します。

仕事部屋そのものが移動する、会議室そのものが移動するといったことも可能です。

そうなってくると、もはや『車』ではなく、移動手段でもない、第三の生活空間が出てくるようなことになるでしょう。

ワクワクする未来、これから出てくる人工知能が運転する自動運転車、楽しみです!

キャッチ画像引用:http://www.intelligent-drive.jp/

この記事を書いた人

あき
初代日産エクストレイルに未だに乗っている。とにかく、めちゃくちゃ気に入っているので、徹底的に乗りこなすつもり。ただ、一方で、EVや自動運転、コネクテッドカーなどにも興味津々。よろしくお願いします。

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