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運転のしやすさと静寂な室内空間に誰もが満足できるシルフィ(ニッサン)は、ブルーバードの後継モデルとして伝統と進化の両面を併せ持っています。
その一方で燃費性能については、セダンクラスとして申し分ない、先端技術を取り入れるべき、と賛否両論が上がっています。
カタログ数値と実燃費にどのような違いがあるのか詳しく見ていきましょう。
シルフィの燃費(カタログ数値)
シルフィの走行性能をまとめると次のようになります。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/exterior_interior.html
・パワートレイン
エンジンは1.8L水冷直列4気筒DOHC(MRA8DE)を積んでおり、ロングストローク化により吸排気効率と燃費効率の両面を向上させています。
さらにパワーバルブを備えていることから、高速回転時に伸びやかに加速する実感を得ることができます。
- 最高出力 96kW(131PS)/6000rpm
- 最大トルク 174N・m(17.7kgf・m)/3600rpm
駆動方式はFFとなっていますが、直進時の安定さと最小回転半径5.2mを実現しており、ハンドリング面での高度な技術が施されています。
トランスミッションはCVT(自動無段変速機)となっていますので、低速回転、中速回転、高速回転へと無駄な動力を使わずスムーズな加速を楽しむことができます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/performance.html
・ボディー
セダンタイプには珍しく、空気抵抗を少なくするよう考慮したボディー形状となっており、大きいサイズのフロントスポイラーは空気を横へ逃がし、足回りに装着されたタイヤディフレクターは空気を滞留させることなく下へと逃がしてくれます。
高速運転等による不安定さを解消してくれますので、ストレスのない安定走行を実現しています。
また、素材は高剛性ボディとなっていますので振動を抑制する働きがあり、遮音材や吸音材を随所に埋め込んでいることから、あらゆる場面で発生する社外音を気にするようなことはありません。
ゆとりある走りと静粛性の高さはまさにセダンタイプの特性と言えるのではないでしょうか。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/performance.html
このような走行性を持ったシルフィですが、燃費性能(カタログ数値:JC08モード)は15.6km/Lとなっています。
JC08モード燃費達成率は85.93%となりますので、なかなか良い数値をクリアしていることになります。
使用燃料は無鉛レギュラーガソリン、タンク容量は52Lですから、満タンの状態で811.2kmを走行する計算となります。
年間10,000kmの走行距離を想定すると、ガソリン代は96,154円(@150円)ですから経済的にも嬉しいのはないでしょうか。
シルフィの燃費は、主流となっているアイドリング抑制装置やハイブリッドシステムが搭載されていないことを考えれば、むしろ優秀と言っても過言ではありません。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy.html
ただし、こちらはあくまでカタログ数値となっていますので、実際の公道を走った場合では条件が異なることから、ここまでのコストパフォーマンスを出してくれるのか心配な面もあります。
次項では実燃費について考えていきますので、どれくらいの違いが出てくるのか確認してみましょう。
シルフィの燃費(実燃費)
まずは実燃費について、低速回転、中速回転、高速回転を多用するケースを考えて、目安となる定義をしておきたいと思います。
一般市街:街中など信号待ちや渋滞が発生しやすく、発進や停止、アイドリングでガソリンを消費しやすい状態
一般郊外:信号が少なく比較的安定した速度を保つことができ、中速回転を維持しやすい状態
高速道路:目的地までアクセルペダル操作を主体に運転することができ、高速回転を維持しやすい状態
一般市街では8.8km/L~10.4km/L、一般郊外では11.2kmL~13.9km/L、高速道路では14.6km/L~16.7km/Lとなっており、平均すると13.4km/Lが実燃費となります。
カタログ数値の30%減が実燃費(10.9km/L)とよく言われていますが、シルフィの場合はこちらを大幅に上回っていることになります。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/eco.html
季節によって燃費が変わるということもありますので、シルフィの燃費が一年を通してどのように変化していくのか見てきたいと思います。
- 1月(12.9m/L)
- 2月(12.8km/L)
- 3月(13.0km/L)
- 4月(13.9km/L)
- 5月(13.6km/L)
- 6月(12.7km/L)
- 7月(13.0km/L)
- 8月(12.8m/L)
- 9月(13.5km/L)
- 10月(13.8km/L)
- 11月(13.3km/L)
- 12月(13.1km/L)
エアコンを利用する夏場と冬場に燃費が落ちていることがよく分かります。
また、オートエアコンの特性として除湿をおこなう制御がありますので、湿気の多い梅雨の時期にも大きく数値が変わっていくようです。
これらの時期にはエアコン調整を小まめにおこない、なるべく燃費に負担をかけないよう注意が必要と言えます。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/function.html
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/function.html
実燃費の数値を見てきましたが、この他にも容量タンクの満タン時とそうでない時との誤差が少ないという声も寄せられています。
総合的にシルフィは実燃費に優れた車と言ってもいいと思います。
シルフィの燃費を向上させるコツは?
シルフィにはECOモードと呼ばれる機能が装備されているのですが、アクセルペダル操作によるエンジン及びCVT動力に対して、燃費を高める抑制が働く仕組みとなっています。
ECOモード状態にしておくと、一般市街や一般郊外での運転は飛躍的に向上することになり、一般郊外において上手に運転すれば、カタログ数値に近い燃費になると言う声も聞こえています。
インパネメーター中央にはエコ運転を示唆するエコペダルガイドが装備されていますので、ECOモードが有効になっているか運転しながら確認することができます。
アクセルワークに慣れるのには時間がかかるかと思われますが、コツさえ覚えてしまえば燃費を向上することができますので、是非練習してみて下さい。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/function.html
高速道路では、むしろECOモードを切って通常運転した方がいいと言われる方が多いようです。
高速回転でエンジンやトランスミッション(CVT)が稼働しており、ユニットの一部であるパワーバルブが最大限に活用されているため、安定した速度をもたらしてくれるのですが、ECOモード状態では減速しようとする制御がかかってしまい、かえってガソリンを無駄に消費してしまうようです。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/exterior_interior.html
タイヤの空気圧調整も忘れないようにして下さい。
空気圧が標準以下になってしまうと3%~5%くらい燃費が落ちると言われていますので、ガソリンを補充する際に点検してもらうことを心がけるようにしましょう。
一般市街、一般郊外ではECOモードを利用することでカタログ数値に近づける工夫をすること、高速道路ではパワートレインの優れた効率を利用してカタログ数値を上回る運転を維持することで、平均的な実燃費13.4km/Lをさらに越すことができるのではないでしょうか。
シルフィの燃費まとめ
シルフィの燃費性能についてまとめていきます。
カタログ燃費は15.6km/L、実燃費は平均13.4km/Lとなっており、一般市街や一般郊外でのECOモード活用や高速道路の速度維持を心がけることで、14.0km/L以上まで引き上げることが可能となります。
要因としては、パワートレイン全体が燃費性能に貢献しているためで、特に燃焼効率の高いエンジンとトランスミッション(CVT)の連動はかなり効率の良い動きをしていることが分かります。
安定性と静寂性を持つシルフィですが、燃費性でも満足でき、コンパクトセダンの中ではトップクラスに掲げられる車と言えそうです。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/performance.html
これだけの評価を受けCVTを搭載しているにも関わらず、エコカー減税に到達していない残念な点もあります。
シルフィの車両重量が1,230kgとなっていますので、カタログ燃費15.6km/Lでは数値が足りておらず対象外となっているのです。
時代遅れと言われても仕方なく、人気車種だけにかなりの痛手と言えそうです。
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/exterior_interior.html
アイドリング抑制装置や軽量化等、他のライバル車はエコカー減税を視野に入れて改良を重ねているだけに、シルフィにも何とか頑張ってほしく、次回のモデルチェンジに期待を寄せたいところです。
シルフィの燃費についてまとめていきましたが、実燃費に優れた車であることが分かりました。
それと同時に課題も見えてきましたので、メーカー側には改良をお願いしたく、エコカー減税の仲間入りを目指してエールを送りたいと思います。
キャッチ画像:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy.html