シルフィのボディサイズと室内サイズをライバル車と比較

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シルフィ(ニッサン)は海外市場をターゲットにしていることから、国内市場を主流に販売されているライバル車とは少しコンセプトが違うと言われています。

同じセダンタイプでありながら、国内販売における有利性がどれくらいあるのかを知っておくことは重要だと思います。

購入を検討する前に具体的にどのような違いがあるのか、外観や室内のサイズを比較しながら確認していきましょう。

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シルフィのボディサイズをライバル車と比較

シルフィはブルーバードの後継車モデルとして2000年に発売を開始しましたが、当時のブルーバードは海外市場をメインに発売されていたこともあり、シルフィも「シルフィ ブルーバード」というネーミングになっていました。

ブルーバード同様に海外での人気が高まり、販売台数も好調になった時点で2度目のモデルチェンジに併せてシルフィのみのネーミングとなり現在に至っています。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/exterior_interior.html

グローバルスタンダードとなった3代目からは、外観を大きく変更したことで5ナンバーから3ナンバーとなり、外寸は全長4,615mm×全幅1,760mm×全高1,495mmとワイドボディーを強調するかのような大きさに生まれ変わっています。

静寂性が高く、安定した走りに加えてワイドボディーになったシルフィは、中国市場を中心に世界中で年間50万台を越える販売実績を持つようになりました。

 

続いてシルフィのライバル的な存在となる車と外観を比べてみましょう。

・プレミオ/アリオン(トヨタ)

外寸       4,595mm×1,695mm×1,475mm
排気量    1.5L、1.8L、2.0L
燃費       14.8km/L~19.2km/L(カタログ数値)
価格       プレミオ1,908,700円~/アリオン1,897,900円~

引用:https://toyota.jp/premio/style/3d/

同スペックとなっているこちらの2台は姉妹関係で、販売系列店が異なっておりプレミオはトヨペット店、アリオンはトヨタ店で販売されています。

特にプレミオの全身がコロナをベースに開発されていることから、当時のライバル関係にあったブルーバードを考えるとシルフィの最大のライバルと言っても過言ではありません。

シルフィの国内でのターゲットは、中高年層やファミリー層となっていますので、その点から見ても納得できるかと思われます。

全幅が1,700mmを越えていないので5ナンバーであることが特徴的です。

・アクセラセダン(マツダ)

外寸       4,580mm×1,795mm×1,455mm
排気量    1.5L、2.0Lディーゼル、2.2Lハイブリッド
燃費       17.8kn/L~30.8km/L(カタログ数値)
価格       1,825,200 円~

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/axela/design/

アクセラシリーズのセダンタイプとなりますが、シルフィとは少しコンセプトは異なってきますが、今後シルフィが国内販売に力を入れることになった場合、強力なライバル関係になりそうな車です。

外寸に関してはシルフィとほぼ同じ大きさとなっていますが、最大の魅力はクリーンディーゼル車、ハイブリッド車をラインナップに取り揃えており現代のニーズに併せた点です。

エコカー減税の対象外となっているシルフィにとっては脅威と言えそうです。

・インプレッサG4(スバル)

外寸       4,625mm×1,775mm×1,455mm
排気量    1.5L、2.0L
燃費       15.8~18.2km/L(カタログ数値)
価格       1,944,200円円~

引用:https://www.subaru.jp/impreza/g4/design/exterior.html

インプレッサと言えばハッチバックタイプをイメージされる方が多いと思いますが、こちらのG4はセダンタイプとして発売されており、若い世代を中心に人気のある車となっています。

外寸はシルフィより少々大きさを感じますが、排気量や燃費性、価格帯を比べるとシルフィと同じ目線で比較することができます。

スポーティーな外観と走破性に注目が集まっており、シルフィで言えばSツーリングのライバル車として見ていいと思います。

 

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シルフィの室内サイズをライバル車と比較

室内サイズにについて確認していきます。

シルフィの内寸は、室内長2,100mm×室内幅1,460mm×室内高1,195mmとなっており、セダンタイプとして申し分のないゆとり空間を演出しています。

一番の特徴は、このクラスでは最大級となる室内長で、高級セダンクラスと同じような長さを採用していることです。

海外市場をターゲットにしているだけあって、大きな体の人が座っても足を組んでリラックスできる様子が感じ取れます。

また、地上高も160mmありますので、乗降時に窮屈さを感じることなく楽に乗り降りできることでしょう。

ニッサンの車に共通して言えるのですが、長さ、幅、高さとバランスの良い設計をおこなう傾向にあり、他のメーカーの室内と比べると気になるような点が見当たらないのが面白いところでもあります。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/exterior_interior.html

 

続いてシルフィのライバル的な存在となる車と室内を比べてみましょう。

・プレミオ/アリオン(トヨタ)

内寸       2,055mm×1,450mm×1,205mm
地上高    160mm

引用:https://toyota.jp/premio/interior/seat/

プレミオ(アリオン)は、どことなく同社のクラウンを一回り小さくまとめた感じが外観、室内の両方からも伝わってきます。

室内空間に関して言えば、シートサイズもクラウンに似せたことから、重厚感を漂わせつつも足回りの狭さがかえって目立つようです。

後部座席に人を乗せた場合、前方座席のシート後ろ面に圧迫さを感じる方が少なくないと思われます。

シルフィとの室内長45mmの差はかなり大きいと言えるでしょう。

・アクセラセダン(マツダ)

内寸       1,845mm×1,505mm×1,170mm
地上高    155mm

引用:https://www.mazda.co.jp/cars/axela/interior/

マツダの特徴でもある長いフロントノーズは、美しいボディーデザインを魅了させてくれますが、その分、室内空間は狭いと言わざるを得ません。

アクセラセダンも例外ではなく、シルフィと室内長の差は155mmとなっており、大人4人で移動する場合、さすがに後方座席に気を遣うことになります。

3人で移動していたとき、助手席を使わず前方へ押しのけ、敢えて後方座席を広くして利用している方を街で見かけたことがありますが、なるほどと思わせる使い方だと思います。

・インプレッサG4(スバル)

内寸       2,085mm×1,520mm×1,200mm
地上高    130mm

引用:https://www.subaru.jp/impreza/g4/design/interior.html

インプレッサG4の室内空間が以外にも広いことが分かります。

室内長はシルフィに迫る勢いですし、室内幅と室内高に関してはむしろ上回っており、国内セダンの中でもトップ10入りを果たすほどです。

引用:https://www.subaru.jp/impreza/g4/design/interior.html

気になる点としては高さを生かすために地上高を低くしてあることで、国内の公道ではあまり気にならないと思いますが、海外の道路事情を考えると少し心配してしまいます。

 

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シルフィのサイズまとめとおすすめ情報

3ナンバーとなった新型シルフィですが、ワイドボディーに変更した理由は室内空間をより一層快適にすることが目的であるかのように思えます。

セダンタイプの海外戦略を考えると、静寂な走行性と広々とした室内は欠かすことはできません。

海外での利用はビジネスマンのステータスとして、平日は仕事での移動、休日は余暇を楽しむドライブとなっているケースが多く、それぞれを両立させる車にシルフィはピッタリと当てはまるようです。

先進国よりもアジア圏を中心とした新興国の方で、シルフィ人気が高いという理由からも納得できるのではないでしょうか。

引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/eco.html

先進国である日本ではどのような方におすすめできるか考えてみると、昔ながらのセダンタイプが好きな方が対象となってきそうです。

中高年層を中心としたドライブが好きな方、家族で移動することが多い方などには運転しやすく、広く快適な空間から気に入ってもらえるかと思われます。

もちろんシルフィに欠点がない訳ではありません。

日本市場においては、環境問題への配慮と安全運転への支援は欠かすことができず、シルフィにとっての最大の課題とも言えるものがあります。

低排出ガス車の認定を受けているものの、燃費性能の向上におけるエコカー減税対象になること、自動ブレーキや踏み間違い抑制、車線逸脱警報などを装備することでサポカー対象になることが挙げられます。

このような課題をクリアすることで、名実ともに日本での人気が高まってくるのではないでしょうか。

シルフィの大きさについてまとめていきましたが、海外市場に目を向けているだけあって、外観、室内共に広いことが分かったかと思われます。

しかしながら、国内では月間販売台数が400~500台と言われており、同タイプのセダンと比べるとマイナーと言わざるを得ません。

運転しやすい点もあることから中高年層を視野に入れているようですし、国内で人気が高まるモデルチェンジに期待したいところです。

キャッチ画像:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/sylphy/specifications.html

この記事を書いた人

にわとりぃ
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