ヴェルファイアのローンがきつい。払えない。どうすればいい？

憧れのヴェルファイア（トヨタ）を手に入れて満足したカーライフを送っている方もいれば、無理して購入したために支払いや生活に苦しむ方もいると思われます。

特にローンを組んだことで支払い年月が経つたびに、ボディーブローのようにジワリときつさを感じる方も少なくないのではないでしょうか。

原因と今後の対処方法について整理していくことで、何かしらの解決策を考えてみましょう。

ヴェルファイアのローンがきついネットの声まとめ

そもそも自動車ローンを組んでいる方は、金融機関（カーディーラー、銀行、保険会社など）の審査を通して返済能力に問題ないと判断されています。

それにもかかわらずローン返済がきつくなる原因とは何なのでしょうか。

・収入面での問題

務めている、もしくは経営している会社の業績不振などが理由となりますが、降格や解雇、倒産による予期せぬ収入減があった場合のことを指します。

・出費面での問題

天災による被害、病気による入院、身内の不幸、離婚など、通常ではあり得ない出費があった場合のことを指します。

・生活面での問題

子供の養育費増額、共稼ぎだった相手の減給や退職、他ローン返済の更新など、一定していた生活費に変動があった場合のことを指します。

引用：https://toyota.jp/vellfire/interior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_interior

ゆとりを持った返済計画をしていた方でも、収入面に変化が出てしまうと大きな痛手となり、ローン返済を危惧することになりかねませんので他人事ではないかと思われます。

出費を抑えたり、生活費を節約してローンを組んだりした方にとっては、多少の無理を承知でヴェルファイアを購入しただけにパニックに陥ってしまうかもしれません。

いくつか事例を上げておきます。

事例①

会社での仕事にも慣れ営業成績が安定してきたので、思い切ってヴェルファイアをローンで購入しました。

数か月後に会社の不祥事が発覚してしまい営業成績も落ち、歩合給が当てにできずローン支払いに苦しんでいます。

事例②

残価設定ローンを使ってワンランク上の車であるヴェルファイアを手に入れました。

頭金120万円で200万円を3年ローンで返済していたのですが、事故に巻き込まれてしまい残価対象外になってしまいました。

仕方なく乗り続けることにしたのでローンを組み直したとこころ、金利の変動もあって月々の返済額がかなり上がってしまいました。

引用：https://toyota.jp/request/howtobuy/

慌てず対処しなければならないのですが、支払いを滞納してしまった場合にどのようなことが起こるのか見ていきましょう。

1.支払日後日
督促状を郵便で送付

2.再支払日
電話と郵便で督促

3.再々支払日
電話で督促（車の没収や売却を説明）

4.翌月支払日
電話で督促（車の没収期日を取り決め）

5.最終期日前
車の没収

6.最終期日
車の売却（中古買取り査定）

最終期日までは1.5ヶ月間しかなく、翌月の支払い滞納が確認され次第すぐに車を没収されてしまいます。

没収後、2週間以内に返済計画を申し立てないと車を売却されてしまいますので、その後は買取り金額とローン残債の差額調整をして、さらに足りなければ新たな督促を受けることになります。

引用：https://toyota.jp/t-up/flow/?padid=ag009_t-up_other_head_flow

基本的には預金、収入の両面でローンを組むことになるのですが、もう一点、不測の事態に備えて資金繰りをどうやっておこなう事ができるのか準備しておくことも大切です。

その点を考慮しないと生活を脅かすような事態となってしまい、何年もかかる自動車ローンを払い続けることは難しくなってしまうようです。

ヴェルファイアのローンが払えない人の選択肢

実際に自動車ローンが払えなくなると、最終的にはローン会社によって車が没収されてしまうことが分かりましたので、そうなる前に自分でできる対策を考えてみましょう。

・ローンの見直し

自動車ローンを組む大抵の方は、大きく分けて最終的に自分が保有することになる一般ローン、買い替えを前提とした残価設定ローンの2つに分かれることになります。

前者はローン会社により異なりますが、カーディラーでは最長6年～8年、銀行や保険会社では最長7年～10年まで計画を建てることができますので、ローンの組み直しに応じてくれるケースがあります。

後者は残価対象となる時期までは一般ローンへの変更はできないことになっていますが、残価設定期間が3年と5年とあった場合、3年から5年へ変更する相談に乗ってくれることがあります。

もちろん、利息が上がったり、手数料が余計にかかったりしますので、ローン会社に相談しながら無理のない返済計画を相談するようにしましょう。

引用：https://www.toyota-finance.co.jp/

・売却（買取り）

ローン返済が全くできない事態に陥ってしまった場合は、素直にヴェルファイアを手放す決断をすることになります。

車を放棄することになるのですが、気を付けなければならないのが所有権は自分にはないという点です。

ローンを組んだ時点でローン会社の名義扱いとなってしまいますので、自分の都合だけで車を売却することはできず、まずはローン会社へ相談することになります。

ローン会社から返済金額を提示してもらい、その金額に見合った査定金額となるか比較する必要があります。

中古車市場は月単位で値落ちすると言われていますので、売却を決めたら一日も早く手続きを進めるようにしましょう。

残価設定ローンを組んだ場合も途中解約できることになるのですが、一般ローンと違って査定は契約したローン会社がおこないます。

そのため市場価格より低めの金額が出ることか多く、残債が発生するケースが殆どとなっているようです。

引用：https://toyota.jp/t-up/reason/?padid=ag009_t-up_top_head_reason

・買替（下取り）

ローンの返済金額を落とす方法として、ヴェルファイアよりもランクダウンさせて車を買い替えることも検討できます。

新車購入と同じ流れとなりますが、カーディラーを訪問して自分の乗りたい車を選び、見積もり～商談を進めることになるのですが、その際に手持ちのヴェルファイアを下取りに出すことになります。

カーディーラー側ではローンが完済されていない状態でも、一時的にローン会社への支払いをして名義変更をおこなうのですが、その際の手数料や差額分については正式な新車の見積もり金額に下取り査定と併せて組み合わせることになります。

その後、改めて月々のローン返済金額が出てきますので、どれくらい負担が減るか確認することができます。

なお、残価設定ローンを組んだ場合はそもそも契約違反となってしまいますので、途中での買い替えは考えないようにしましょう。

引用：https://toyota.jp/noah/exterior/?padid=ag341_from_noah_navi_exterior

同じトヨタ系列でミニバンタイプを選ぶとすると、エクスファイア、ノア、ヴォクシーとなるでしょうか。

コンパクトサイズでも問題ないようであればシエンタも候補に上げてもいいと思います。

ヴェルファイアのローンがきつい人、払えない人のとるべき行動

人気のあるグレードを見ると、ヴェルファイアを手にするのには購入時500万円、月々の維持費が2.5万円＋駐車料金、他にも車検費用やタイヤなどのパーツ交換費用が定期的に発生します。

引用：https://toyota.jp/vellfire/?padid=ag341_from_vellfire_navi_top

ローンを組んだ場合も最終的に支払う金額に変わりはなく、むしろ利息が10万円～15万円加算されることになります。

最初に考えなくてはいけないのは、ローン返済に問題が生じたとしてもこれらのお金を工面できることが可能かという点で、その方法を想定できないようではヴェルファイアを所有するなどを考えてはいけません。

タラレバでお金が入ってくることはそうそうあり得ませんので、自分や家族による収入と、生活するうえで必要な支出を計算し、最終的に車へ費やす支払いがどれくらいまでなら大丈夫なのか改めて検討して下さい。

引用：https://toyota.jp/t-up/reason/?padid=ag009_t-up_top_head_reason

ローン返済に困っている方はもちろんですが、今は大丈夫でもヴェルファイアの返済に将来不安がある方も、本当に自家用車を常備する必要があるかまずは考えてみましょう。

平日はほとんど使っておらず、たまの休日に出かける程度だとしたら少々不便かもしれませんが、思い切って手放すことをおすすめします。

その分、貯金ができるわけですから、次回購入時の頭金として一時的に蓄えておき、生活にゆとりを感じた頃に車の購入を検討することができるからです。

引用：https://gazoo.com/U-Car/detail?Id=042015073985

必ず車が必要と判断された方は、すぐにでも乗り換えをするようにしましょう。

状態の良い中古車選びに専念するのが得策だと言えます。

ヴェルファイアの中古車市場ですが、2008年モデルと2015年モデルの2つが主流となっています。

2008年モデルは車両価格が200万円～300万円、2015年モデルは350万円～450万円が相場となっており、5年落ちでもあまり値崩れしない傾向にあるようです。

中古車でも条件のよいローンを組むことが可能ですので、中古車販売店に足を運んでみてはいかがでしょうか。

引用：https://gazoo.com/U-Car/detail?Id=042015073985

憧れのヴェルファイアを新車で購入できた喜びは計り知れないほど嬉しいことかと思われますが、近くにいる身内の方々へ肩身の狭い想いをさせるのは考えものです。

生活にはバランスが必要ですので、どこかに無理が生じるとその跳ね返りが他のどこかへ伝わってしまいます。

車選びはその中では下位の中に含まれていることと考え、改善できることは今すぐに行動に移すようにしましょう。

ヴェルファイアのローン返済についてまとめてみましたが、必ずしも手放す（売却する）ことが最良だとは思っていません。

しかしながら、生活を不安視させるような原因であるならば見切りをつけるべきだと考えます。

残価設定やリース契約が現れたことで、車を購入し続ける時代から好きな時に車を購入する時代へと変化していると言われていますので、自動車ローンで困るようなことがあれば考え直すことも重要ではないでしょうか。

少しでも高く売却するには、一括査定サービスがおすすめです。

記事下に一括査定のリンクがあるので参考にどうぞ。

ヴェルファイア購入の年収や予算はどれくらい？ローンも計算してみた。

2019年4月26日

キャッチ画像：https://toyota.jp/vellfire/exterior/?padid=ag341_from_vellfire_navi_exterior