スバルXV新型は旧型とどう違う?年式別の特徴を調べてみた!

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プレーンなスタイルにして、本格的な走破性を誇るSUVスバル・XV

インプレッサのバリエーションとして追加された初代ですが、現行型で3代目となります。

歴代XVの旧型から新型への変化と進化を年式別にまとめてみました。

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スバル新型XV(C型)の特徴とは?

現行のXVはマイナーチェンジを行っているので、通称「C型」と呼ばれています。

この「C型」とはいったいどういう意味でしょうか?

「C型」とは

トヨタ・スプリンタートレノを「AE86」、マツダ・RX-7を「FD3S」と呼んだりしますが、それは車両型式の一部ことです。

車両型式は車検証に書いてありますが、フルモデルチェンジしたライフサイクルで通して使われるので、現行XVなら「GT3(1600cc)」「GT7(2000cc)」「GTE(ハイブリッド)」などと呼ばれます。

それに対して、スバルはマイナーチェンジごとに変更される型式を管理するためアプライドモデル」というものを設定しており、その中で変更されるアルファベットを取り出して「C型」と呼ばれているのです。

C型の特徴

フルモデルチェンジしておよそ1年半後のマイナーチェンジなので大きな変更はなく、アイサイトに「後退時自動ブレーキシステム」を追加設定し、「アイサイトセイフティプラス(視界拡張)」として「サイドビューモニター」をメーカーオプション設定、さらにオートビークルホールドを全車標準設定としています。

C型でのトピックスはハイブリッドモデルのAdvanceを設したことですね。

Advanceはハイブリッドシステムの採用以外に、専用の外装加飾とブルーの専用内装、専用外板色の「ラグーンブルー・パール」を設定しています。

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スバルXVの旧型との違いは?

現行のGT系は先代のGP系から主に以下のような点が変更されています。

外観

全長は+15mm、全幅は+20mm、全高は変更なしなので、パッケージングはほぼ一緒です。

重量は比較が難しいですが、最重量モデルで+50kgとなっており、各種装備の向上の影響でしょうか。

先代も現行もインプレッサ・スポーツをベースにSUV風味を加えていますが、筆者は個人的に現行インプレッサ・スポーツのデザインは武骨で好きになれません。

しかし、現行XV(GT系)は追加したプロテクターなどがその武骨なデザインにピタリとはまり、ギア(道具)感にあふれ、とても良いデザインだと思います。

先代(GP系)

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BBXV

現行(GT系)

引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%90%E3%83%AB%E3%83%BBXV

パワートレインの変更

2000cc部品の80%を新設計とし、直噴エンジンに変更して燃費の向上を図っています。

また、新たに1600ccモデルを追加していますが、1400kg台の重量にはパワー不足で、走りはもちろん、実燃費も2000ccより劣るケースが多いようで、廉価版という以外に選択する理由は乏しいです。

GP系からの大きな違いは「X-MODE」の採用です。

引用:https://www.subaru.jp

X-MODEはAWD(全輪駆動)に加えて、VDC(スリップ制御)を統合的に制御し、ぬかるみや雪道などの滑りやすい路面でも、4輪を独立してコントロールするため、走破性が大幅に向上しています。

引用:https://www.subaru.jp

また、下り坂では速度を自動的に一定に保つヒルディセントコントロール」により、ブレーキに注意を奪われることなく、安全に走行できます。

スバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)の採用

実は今回のフルモデルチェンジの目玉は、このSGPの採用ですね。

引用:https://www.subaru.jp

車の骨格にあたるのがプラットフォームで、見た目のスタイルの違いはこのプラットフォームの上に載っているボディの違いです(注:プラットフォームもボディの一部ですが、わかりやすく説明するため、プラットフォームはアンダー系を指すこととします)。

この新型プラットフォームは現行のインプレッサ・スポーツに初めて導入され、XVやフォレスター、海外向けのアセント(大型SUV)にも採用されており、2019年以降にモデルチェンジされるレガシィ、レヴォーグにも展開される予定です。

引用:https://www.subaru.jp

SGPはボディ剛性と衝突安全性を大幅に高めているのが特徴で、インプレッサ・スポーツの発表時に、設計担当者が「予想を大幅に上回る剛性が確保され、サスペンションが狙った通りきちんと動作するので、走りの質感が格段に向上した」という趣旨の発言をしているぐらい、具体的な効果があります。

また、衝突安全性は衝撃吸収力が大幅に向上しているので、SGP搭載車は世界トップレベルの安全性を確保しています

引用:https://www.subaru.jp

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スバルXVを年式で比較してみると?

現行XVは3代目になりますが、初代から年式で比較すると以下のようになります。

初代(GH系)

初代XVは「インプレッサXV」とされ、インプレッサのバリエーションのひとつでした。

AWDだけでなくFFもラインナップされ、1500ccと2000ccがあり、外装はプロテクターなどを追加、サスペンションも専用チューニングでしたが、最低地上高など走破性に関する変更はなく、ロール剛性の高いサスペンションでスポーティーな走りが特徴でした。正直、車両の性格がちぐはぐですね。

発売してからおよそ1年半後に生産中止となり、2代目が発売される2012年10月までおよそ半年間ほど姿を消します。

2代目(GP系)

2代目XVはプレスリリースなどでは「インプレッサXV」、TVCMなど営業展開ではXVと名乗り、事実上の単独モデルとして誕生しました。

初代GH系に比べると、最低地上高を200mmにアップして悪路走破性を向上させ、17インチホイールなども装着することで、明確にSUV寄りにシフトするとともに、スバル初のハイブリッドモデルも追加して、先進性をアピールしました。

3代目(GT系)

3代目は前述のようにX-MODEを備えることで、クラスNo.1の悪路走破性能を誇るようになりました。

また、日本では未発表であるものの、北米市場にはスバル初のプラグ・イン・ハイブリッド車(PHV)を導入し、近い将来の日本市場での発売が期待されています。

このように振り返ってみると、スバルにおけるXVの重要度はどんどん高まっており、特に北米市場では稼ぎ頭のフォレスター、上級グレードのレガシィ・アウトバック、そしてSUV入門編で先進技術のショールームがXVという役割になっています。

日本ではライバルの少ないクロスオーバータイプのSUVですが、世界市場には沢山のライバルがいるので、いつかライバルとの比較も分析したいと思います。

アイキャッチ画像引用:https://www.subaru.jp

この記事を書いた人

marukuma
娘たちとの食べ歩きや一人息子(?)の愛犬を乗せてのドライブを楽しみとしています。
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