新型フィアット 500の燃費情報！ 実燃費はどれぐらい？

フィアットの新型フィアット 500の燃費はどうでしょうか？

新型フィアット 500の燃費、実燃費などの情報をご紹介します。

新型フィアット500（チンクエチェント）の概要

非常にユニークで可愛らしい外観を持つ、大人気のフィアットの新型チンクエチェント。

イタリア車らしい風貌でとてもおしゃれなクルマです。

しかしながら可愛らしい外見とは裏腹に、クルマには癖があり、手なずけるのは容易ではない、じゃじゃ馬のようなクルマです。

でもファンにとってはこれがたまらないようで、上手く乗りこなせてこそ真のチンクエチェントのオーナーだと言えるようです。

パワートレインも非常にユニークで直列2気筒DOHCインタークーラーターボのTwinAirエンジンを搭載しており、2気筒エンジン独特の走り見せてくれるようです。

チンクエチェントがじゃじゃ馬と呼ばれる所以はトランスミッションにあります。

デュアロジックという5速ATが搭載されているのですが、このトランスミッションが曲者なのです。

非常に癖がありシフトショックががったんがったんと車内に伝わってきて、乗り心地を阻害するようです。

でもこのトランスミッションに一度慣れてしまえば、ドライバーのいうことを聞き、自分の手足のようになるということです。

チンクエチェントは乗り手を選ぶ車のようですね。

だからこそ熱烈なファンが多いのでしょう。

そんなチンクエチェントですが、コンパクトカーだけに燃費と言うのは非常に気になります。

国産の軽自動車やコンパクトカーに太刀打ちできるのでしょうか？

チンクエチェントの燃費情報についてお伝えしていきましょう。

美しいシルエットのリヤサイドビュー

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/gallery/

特徴的なフロントビュー

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/gallery/

夜の街に溶け込むチンクエチェント

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/gallery/

チンクエチェントのパワートレイン

チンクエチェントには2種類のエンジンが搭載されています。

一つは上位グレードのTwinAir PopとTwinAir Loungeの搭載されている直列2気筒875cc DOHCインタークーラーターボエンジンのTwinAirエンジンです。

そしてもう一つはエントリーモデルである1.2 Popに搭載されている直列4気筒1,240cc SOHC 8Vのエンジンです。

TwinAirエンジンはチンクエチェントではお馴染みのエンジンです。

2気筒の875ccというと非力な感じがしますが、最高出力63kW、最大トルク145N・mで、燃費が26km/L を上回る低燃費ですので、市街地走行では非力感も感じませんし経済的なエンジンです。

もう一つの8Vエンジンですが、チンクエチェントの中では、こちらの方が非力なエンジンになります。

最高出力51 kW（69 PS）、最大トルク102 N･mということですので街乗りには十分かもしれませんが、高速道路で飛ばすような車でないことは確かです。

それでも最高速度は160km/hということですから、非力とは言えそれなりの動力性能は持っているようです。

また燃費は19.4km/Lということですからこちらも十分な燃費性能を持ち合わせています。

TwinAirエンジン

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/performance/

1.2L 8Vエンジン

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/performance/

デュアロジック

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/performance/

1.2 Popの燃費

1,240ccの8Vエンジンを搭載しているのが1.2 Popです。

カタログ上の燃費は19.4km/Lということですので、コンパクトカーとしてはまずまずの性能です。

では実燃費はどうなのでしょうか？

「市街地走行でエアコンを入れていると10km/L、エアコンを切ると15km/L程度です。エアコンが結構燃費に影響しています」

「元気な走りをすると11～12km/L、おとなしく乗ると15km\/L程度です。乗り方によって燃費がかなり違います。」

1.2 Popの取扱説明書には、エアコンを使用すると燃費が20％悪化すると書かれているようです。

また走り方によっても燃費はかなり異なるようです。

チンクエチェントは乗りこなすのが大変という評判ですが、乗りこなしたとしても、乗り方によって燃費にはかなり差が出てしまうようです。

ここでも乗り手を選ぶ車だということが実証されました。

だからこそこのじゃじゃ馬を乗りこなしてみたいという方は意外と多いのではないでしょうか？

1.2 Pop

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/

TwinAir Popの燃費

このグレードにはTwinAirエンジンが搭載されています。

8Vエンジンよりも燃費性能が優れているということですから、燃費の良さを期待してしまいます。

カタログ燃費では26km/L以上ということですが、実燃費はどうなのでしょうか？

「街乗りで20km、高速で25kmオーバーなので凄まじい燃費性能。これでぶん回す楽しみがあるから欧米でも人気が高いのだろう。」

「小さいのでいいです。高速、バイパスなどは20km/L超えます。」

「バイパス主体の往復25ｋｍの通勤と週末の買い物に使って16～17ｋｍ/Ｌ、思ったより良いです。」

高速道路や流れの良い主要幹線道路ではほとんどカタログ値並みの燃費になっているようです。

街乗りでも16～20km/Lということですから、かなり燃費は良いです。

ただし、市街地走行ではばらつきが結構ありますので、1.2 Pop同様に乗り方によって燃費に差が出る車のようです。

チンクエチェントは乗りこなすことこそがステータスですので、やはり乗り手を選ぶ車なのかもしれません。

TwinAir Pop

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/

TwinAir Loungeの燃費

TwinAir Loungeは基本的なスペックはTwinAir Popと共通ですので、同一のパワートレインを搭載しています。

また車両重量もさほど変わらないので、燃費性能はTwinAir Popと同じです。

カタログ燃費は26km/L以上、実燃費は市街地走行で16～20km/L程度、高速道路で25km/L程度になります。

TwinAir Popと基本スペックが変わらないということは、このグレードも可愛いじゃじゃ馬ということになります。

手なずけるまでに時間はかかるかもしれませんが、一度手なずけてしまえば、かわいい愛娘。

愛おしさを感じるのではないでしょうか？

TwinAir Lounge

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/

⇒ 新型フィアット500（チンクエチェント）を値引きから更に50万円安く買う裏ワザ！

チンクエチェントの燃費まとめ

チンクエチェントでは、車両重量が増えるようなオプションはほとんどありませんので、ここまで述べてきた燃費はそのままどのクルマにも適用できるはずです。

国産の軽自動車やコンパクトカーは燃費性能を高めるためにハイブリッドを採用していますが、素のエンジンでここまでの性能を出せるというのはなかなかないと思います。

フィアットの技術力の高さを垣間見せてくれます。

チンクエチェントは乗り手を選ぶということにも何度か触れてきましたが、どのように運転すれば燃費が良くなるのか、それを探すのもこのクルマを乗りこなすための楽しみと言えるのではないでしょうか？

最初はじゃじゃ馬です。

でも一度手なずけてしまえば非常に愛おしく感じるクルマです。

長く愛し続けて長く乗ってもらいたい、チンクエチェントはそんなクルマです。

新旧500

引用：http://www.fiat-auto.co.jp/500/gallery/