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三菱が販売するekスペースと日産のデイズルークスは、自動車業界では珍しい三菱自動車と日産が共同出資した合弁企業であるNMKV社の設計第2弾になるモデルでこのNMKVは、日産と三菱の軽自動車の設計開発を担う会社として機能しています。
製造は三菱自動車で行われ、完成したモデルは三菱ブランドではekスペースとなり日産ではデイズルークスと呼ばれる姉妹モデルで基本は同一車両となります。
ekスペースもデイズルークスもインテリアやエクステリアに大きな違いはありませんがグレード体系で違いが見られ装備品も変わっています。
両車とも販売開始いらい多くの受注を受ける人気モデルとなりましたが、姉妹車であるekスペースとデイズルークスのどちらを購入するとお得なのか?燃費はや乗り心地に違いはあるのか比較検証をしてみたいと思います。
NMKV社とは
三菱自動車と日産自動車が自動車業界で初めて設立したジョイントベンチャーで、三菱と日産が長年に培ってきた自動車作りの価値を1つに融合させることで革新的なクルマの設計や、これまでにない新しいクルマの創造を目的として設立されました。
NMKV社の特徴としては、軽自動車の設計や企画を専門に行うプロジェクトで、日本独自規格となる軽自動車は、自動車業界を始めとして多くの人々のライフスタイルを変える高いポテンシャルを秘めており、NMKVが創造し設計したクルマは三菱自動車と日産自動車が持つ巨大な販売網を通じて市場で販売されます。
日本自動車業界で初めてのジョイントベンチャーとして、日産自動車と三菱自動車と言う2つの親会社を繋ぎ今までにない創造性を持った軽自動車の設計を担って行く事を目的とした合弁企業プロジェクト集団です。
ekスペースとデイズルークスは、NMKVの設計による第2弾モデルになります。
徹底比較検証
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_space/exterior/
日産自動車と三菱自動車の合弁企業であるNMKV社が設計した第2弾モデルとなる日産デイズルークスと三菱ekスペースが販売され、それぞれに大きな受注数を獲得していますが、姉妹モデルだけに大きな違いがないだけにどちらを購入するのがお得感があるのでしょうか。
車両サイズの違いは・・・
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayzroox.html
軽自動車の場合、自動車のサイズが法律によって決められており、ライバル車を含めて最大サイズで設計されますから決定的な違いが発生することはありません。
ekスペースもデイズルークスも公式発表されているボディーサイズは以下の通りです。
全長:3395mm 全幅:1475mm 全高:1775mm
両車とも同じ設計ですので車両サイズによる違いは全くありません、もちろん室内空間のサイズも同一サイズとなっています、車両のデザインも共通ですからサイズによる優劣はありません。
燃費比較
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_space/usp/performance.html
ekスペースとデイズルークスに搭載されるエンジンは共通で、3気筒660㏄の自然吸気エンジンと3気筒660㏄インタークーラーターボエンジンの2種類が用意されグレード別で搭載されています、製造は三菱自動車によるもので、性能も共通となっています。
・エンジン(NA):最高出力 49ps/6500rpm、最大トルク 6.0kgm/5000rpm
・エンジン(ターボ):最高出力 64ps/6000rpm、最大トルク 10.0kgm/3000rpm
となっており、ミッションはCVTを採用し、駆動方式もFFとフルタイム4WDが用意されユーザーの好みや使用環境によって選べるようになっています。
燃費性能
エコカー時代となる現代の自動車事情において、燃費は購入における最重要ファクターとなっており、各自動車メーカーも燃費向上に向けて日々、研究開発が進んでいますが、ekスペース/デイズルークスにおいてもエコカーとして燃費を向上させるべくボディー軽量化やエコ・システムを搭載しています。
ekスペース/デイズルークスは回生用バッテリーを利用した「バッテリーアシストシステム」を搭載して燃費貢献に備えますが、このシステムはブレーキ時などに回生モーターのよってバッテリーをチャージし、エアコンなどの発電負荷時において利用することでエンジンの発電機による負荷を軽減し燃費の向上を図るシステムです。
引用:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/lineup/ek_space/usp/environment.html
日産と三菱自動車がカタログ公式発表する燃費は、JC08モード計測値で下記のようになっています。
・自然吸気エンジンのFFモデルが「22.0㎞/L」でフルタイム4WDモデルが「20.6㎞/L」
・ターボエンジンのFFモデルが「22.2㎞/L」でフルタイム4Wdモデルが「20.4㎞/L」
改めて数値を見るとターボエンジンが自然吸気エンジンよりも僅かですが燃費が良いようですが、前述したようにJC08 モード計測値は燃費計測に特化したカタログでの訴求効果を高めるデーターですので、実際の実燃費は大きく数値が変わりますから参考程度で把握しておきましょう。
実燃費は、運転の方法や使用環境によって大きく変わって来ますから一概に言いにくい部分もありますが、ユーザーボイスから平均値を出すことで限りなく実燃費に近い数値が出ますので記載しておきます。
ekスペース/デイズルークスの実用燃費
・自然吸気エンジンのFFモデルが「15.11㎞/L」でフルタイム4WDが「10.89㎞/L」
・ターボエンジンのFFモデルが「14.14㎞/L」でフルタイム4WDが「10.66㎞/L」
このような実燃費となっています、ターボエンジンと自然吸気エンジンで大きな差はなくFFとフルタイム4WDで燃費の大きな差がありますね、また平均値によるデーターですので市街地走行と高速道路での使用も合算して燃費を出しています。
燃費は前述したように、運転の仕方や使用環境で大きく変わりますので購入後、実際の使用で上記の数値よりも良い場合や悪い場合がありますから、あくまで参考としてご理解頂きたいです。
フルタイム4WDの燃費が余り良く無いのは、4WDに伴う部品重量の増加と4輪駆動によるパワーロスに大きな影響を受けているからで、概ね4WDはFFなどよりも燃費は悪化する傾向にあります。
維持費の違いは・・・
ekスペースとデイズルークスのそれそれ購入後に掛かる維持費の違いはどうなのでしょうか、調べてみますと自動車の維持費は各種税金と保険費用、燃費やメンテナンス費用など維持費が掛かります。
姉妹モデルである両車とも軽自動車ですので、自動車税や重量税に違いは無く保険費用も大きな差額発生しうないでしょう、維持費で一番大きな費用となる燃費も両車で大きな違いがありませんから、維持費は殆ど同じと考えて問題ないと思います。
メンテナンス費用として2年ごとに受ける車検がありますが、日産と三菱自動車で車検費用が多少の違いがある程度と思われます。
維持費明細
・自動車税年額 10800円
・自動重量税 3300円
・自賠責保険 初年度39120円 次回車検毎27840円 (任意保険はユーザー別で相違がるので含めない)
・車検費用 平均で80000円前後
・燃費 年間走行距離×ガソリン単価
このような感じで、法定費用による差額は発生しませんから、燃費とメンテナンス費用での維持費の相違が発生する程度なの解りますね。
まとめ
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/dayzroox/exterior_interior.html
NMKV社が企画設計した三菱自動車のekスペースと日産デイズルークスは、姉妹車ですから基本的なコンポーネントが共通しており大きな違いが無いことが解りますが、違いとしては販売会社による利便性と価格面で各種グレード別に別けて販売され車両のコスト面以外では大きな維持費や燃費などの違いは発生しません。
グレードによ価格に付いては、予算面や内容で吟味して頂き、また別途オプションなどの装備を加えて購入を決めて頂ければと思います。
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